人も組織も成長する「本」活用の秘訣とは?
辻庸介グループCEOから現場まで、社員2900人に根づく「読書文化」を徹底取材
ビジネス書の名著続々 本書に登場するブックリスト付き
組織づくりからスキルアップまで 急成長のカギは「本」だった
・創業13年で売上高400億、社員数2900人に成長
・「読書」が経営層から現場まで組織全体に浸透
・読書を基盤にしたリーダー研修「LFP」で必読の2冊
・教材2冊が支える日常のマネジメント「1on1研修」
・経営陣が講師役の「読書セッション」で問いと対話を深める
・「知る」を「実行する」につなげる“書く読書法”
・現場が育む読書文化 「すごい読書会」がもたらすもの
ほか
■本書第1章より抜粋・再構成
クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド」や家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を中心に、金融の領域を横断しながら成長を遂げてきたマネーフォワード。同社は、2024年11月期に売上高約404億円(前年比33%増)を記録し、2012年の創業からわずか13年で、社員数は約2900人、世に送り出したサービスは60超、連結子会社数は22社にのぼるまでに急成長を遂げている。
このような成長の背景には、当然ながら緻密な事業戦略と、それを支える優秀な人材がいる。
戦略と人材。企業成長のエンジンとも言えるこの2大要因を支えている秘密――マネーフォワードという企業を語るうえで欠かせない要素がある。それは、創業者である辻庸介グループCEOをはじめとする経営陣、そして社員たちに共通して根づいている「読書」の文化である。