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小説・実用書
吉田修一と『国宝』の世界
1巻配信中

吉田修一と『国宝』の世界

1,800pt/1,980円(税込)

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540pt/594円(税込)

作品内容

2025年、小説&映画ともに大きな話題となった吉田修一の『国宝』。

デビュー『最後の息子』から吉田作品を追ってきた同郷の評論家が、
『国宝』を中心に、『パレード』『パークライフ』『悪人』といった代表作から
最新作『ミスサンシャイン』まで、その魅力を論じる徹底ガイド。

【目次】
はじめに 吉田修一の小説
 
第一章 『国宝』の特徴と歌舞伎の歴史 
1 『国宝』が描く歌舞伎の魅力 
2 歌舞伎の歴史と『国宝』 
3 『国宝』の喜久雄と『悪人』の祐一の類似 
4 立花喜久雄のモデルは? 
5 谷崎潤一郎の『刺青』と吉田修一の『国宝』 

第二章 『国宝』が描く人間国宝と人間天皇 
1 人間国宝と人間天皇 
2 『国宝』と『ねじまき鳥クロニクル』 
3 歌舞伎役者の苦難、大衆芸能のルーツに戻る旅 
4 女形と歌舞伎座の歴史 
5 歌舞伎座を設立した福地源一郎と座紋「鳳凰丸」 
6 料亭「花丸」と長崎の史跡料亭「花月」 
7 原子爆弾による被害と「鷺娘」の悲しみ 

第三章 デビュー作「最後の息子」と初期作品群 
1 段ボールの机の上で書いたデビュー作 
2 初期作品の主人公――「夜の世之介」と「若い悪人」 
3 「最後の息子」にみる後期作品への広がり 

第四章 純文学とエンターテインメントを超える 
1 『悪人』の原型――山本周五郎賞受賞作『パレード』 
2 ウェブ上のコミュニケーションを先取る 
3 『パレード』の若者たちの「成熟と喪失」
4 アメリカ同時多発テロ事件への応答――芥川賞受賞作「パーク・ライフ」 
5 都会のエアポケットとしての「日比谷公園」 
6 平凡で「かけがえのない場所」が破壊されることへの静かな抗議

第五章 『悪人』が描いた平成の原風景 
1 祐一と依子の「奇妙な」母子関係 
2 母親から受け継いだ「不器用さ」 
3 就職氷河期を象徴する現代文学 
4 非正規雇用の二人にスポットライトを当てる 

第六章 逃亡劇から恋愛劇へ 
1 祐一と光代にとっての長崎と佐賀 
2 祐一の乗る白いスカイラインとは? 
3 不器用な恋愛劇を美しい物語に昇華 

第七章 『悪人』以降の展開 
1 男女別の秩序に生じる「悪」の重層性 
2 『さよなら渓谷』と島崎藤村『破戒』における「告白」 
3 「悪」の布石としての偏執的な「愛」 
4 「救いのないしがらみ」と「感情の訛り」 
5 『太陽は動かない』が描くアジアの風景 

第八章 二つの社会派ミステリ 
1 『犯罪小説集』における日常の中の「タナトス=死の欲動」 
2 裕福な専業主婦が抱える「テロリスト」のような攻撃性 
3 日常と紙一重のところに潜む「危うさ」 
4 映画「楽園」が炙り出す『犯罪小説集』のカタルシス 
5 不器用な「悪人」たちの「逃亡劇」――『逃亡小説集』 

第九章 戦後史の闇へ 
1 『アンジュと頭獅王』の「理不尽な暴力」と民間信仰 
2 近代史の闇に切り込む社会派ミステリ『湖の女たち』 
3 『湖の女たち』と川端康成の『みずうみ』 
4 松本清張『砂の器』への挑戦状――『ミス・サンシャイン』と『罪名、一万年愛す』 

第十章 映画「国宝」の風土と到達点 
1 映画「国宝」の風土 
2 吉田作品を彩る役者たち 
3 社会現象としての到達点 

あとがき

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  • 吉田修一と『国宝』の世界

    1,800pt/1,980円(税込)

    2025年、小説&映画ともに大きな話題となった吉田修一の『国宝』。

    デビュー『最後の息子』から吉田作品を追ってきた同郷の評論家が、
    『国宝』を中心に、『パレード』『パークライフ』『悪人』といった代表作から
    最新作『ミスサンシャイン』まで、その魅力を論じる徹底ガイド。

    【目次】
    はじめに 吉田修一の小説
     
    第一章 『国宝』の特徴と歌舞伎の歴史 
    1 『国宝』が描く歌舞伎の魅力 
    2 歌舞伎の歴史と『国宝』 
    3 『国宝』の喜久雄と『悪人』の祐一の類似 
    4 立花喜久雄のモデルは? 
    5 谷崎潤一郎の『刺青』と吉田修一の『国宝』 

    第二章 『国宝』が描く人間国宝と人間天皇 
    1 人間国宝と人間天皇 
    2 『国宝』と『ねじまき鳥クロニクル』 
    3 歌舞伎役者の苦難、大衆芸能のルーツに戻る旅 
    4 女形と歌舞伎座の歴史 
    5 歌舞伎座を設立した福地源一郎と座紋「鳳凰丸」 
    6 料亭「花丸」と長崎の史跡料亭「花月」 
    7 原子爆弾による被害と「鷺娘」の悲しみ 

    第三章 デビュー作「最後の息子」と初期作品群 
    1 段ボールの机の上で書いたデビュー作 
    2 初期作品の主人公――「夜の世之介」と「若い悪人」 
    3 「最後の息子」にみる後期作品への広がり 

    第四章 純文学とエンターテインメントを超える 
    1 『悪人』の原型――山本周五郎賞受賞作『パレード』 
    2 ウェブ上のコミュニケーションを先取る 
    3 『パレード』の若者たちの「成熟と喪失」
    4 アメリカ同時多発テロ事件への応答――芥川賞受賞作「パーク・ライフ」 
    5 都会のエアポケットとしての「日比谷公園」 
    6 平凡で「かけがえのない場所」が破壊されることへの静かな抗議

    第五章 『悪人』が描いた平成の原風景 
    1 祐一と依子の「奇妙な」母子関係 
    2 母親から受け継いだ「不器用さ」 
    3 就職氷河期を象徴する現代文学 
    4 非正規雇用の二人にスポットライトを当てる 

    第六章 逃亡劇から恋愛劇へ 
    1 祐一と光代にとっての長崎と佐賀 
    2 祐一の乗る白いスカイラインとは? 
    3 不器用な恋愛劇を美しい物語に昇華 

    第七章 『悪人』以降の展開 
    1 男女別の秩序に生じる「悪」の重層性 
    2 『さよなら渓谷』と島崎藤村『破戒』における「告白」 
    3 「悪」の布石としての偏執的な「愛」 
    4 「救いのないしがらみ」と「感情の訛り」 
    5 『太陽は動かない』が描くアジアの風景 

    第八章 二つの社会派ミステリ 
    1 『犯罪小説集』における日常の中の「タナトス=死の欲動」 
    2 裕福な専業主婦が抱える「テロリスト」のような攻撃性 
    3 日常と紙一重のところに潜む「危うさ」 
    4 映画「楽園」が炙り出す『犯罪小説集』のカタルシス 
    5 不器用な「悪人」たちの「逃亡劇」――『逃亡小説集』 

    第九章 戦後史の闇へ 
    1 『アンジュと頭獅王』の「理不尽な暴力」と民間信仰 
    2 近代史の闇に切り込む社会派ミステリ『湖の女たち』 
    3 『湖の女たち』と川端康成の『みずうみ』 
    4 松本清張『砂の器』への挑戦状――『ミス・サンシャイン』と『罪名、一万年愛す』 

    第十章 映画「国宝」の風土と到達点 
    1 映画「国宝」の風土 
    2 吉田作品を彩る役者たち 
    3 社会現象としての到達点 

    あとがき

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