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フェミニズムを学ぶ人のために
1巻配信中

フェミニズムを学ぶ人のために

3,000pt/3,300円(税込)

作品内容

知の定説に挑み続けるフェミニズム。
何が見えなくされてきたのか? 誰が負担し、誰が利益を得るのか? フェミニズムは名前のない不正義を明らかにし、交差的に作用する権力構造を喝破する。いまを問い直し、未来を変えていく冒険を、この一冊から始めよう。

【「はじめに」より】
 フェミニズムの歴史は一世紀を超えるが、その必要性は現在においてむしろ高まっている。二一世紀初頭、世界各地でフェミニズムが広がる一方、日本では早くからジェンダー・バックラッシュが台頭し、政策や教育が後退を余儀なくされた。ポストフェミニズムは「平等は達成済み」と語り、新自由主義は「個人の努力」で成功できると説く。しかし、「#MeToo」が可視化した日常的なジェンダー暴力や、オンライン空間におけるトランスジェンダーおよび諸マイノリティへの攻撃が示すのは、ジェンダーという秩序(そしてそれを構成する複数の差別軸)がいまなお人々の生を規定し、不正義を生み出し続けている現実である。影響は賃金や雇用の機会、ケア負担の偏在、政治代表や司法救済へのアクセス、医療・教育の現場、さらにはメディア表象やアルゴリズムの偏りにまで及ぶ。しかもその深刻度は、階級・国籍・人種・障害・セクシュアリティなどの交差によって不均等に増幅される。いま、人々は再びフェミニズムに、この状況を読み解く言葉と変革の力を求めている。

【目次】
はじめに 〔申 琪榮〕

Ⅰ 理論と方法の現在──知・主体・身体
第1章 表 象──美術史から考えるフェミニズム(天野知香)
第2章 フェミニスト現象学──経験について考える(中澤 瞳)
第3章 フェミニスト認識論──認識的不正義を中心に(飯塚理恵)
第4章 フェミニズムとクィア──緊張と分断とをどう乗り越えるのか(清水晶子)
第5章  フェミニスト・ペダゴジー──権力を問い、新たな関係性を創造する(虎岩朋加)
コラム① イランの社会運動とフェミニズム〔山岸智子〕

Ⅱ 生活世界の再生産──ケア・貧困・労働
第6章  フェミニスト障害学──複合差別の経験から身体と規範を問い直す(稲原美苗)
第7章 ケ ア──近代社会におけるケア・ペナルティとジェンダー(山根純佳)
第8章 再生産・生殖──リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、リプロダクティブ・ジャスティス(飯田祐子)
第9章 貧 困──「貧困の女性化」アプローチを超えて(藤原千沙)
第10章 労 働──働く人の連帯をうながすフェミニズム(金井 郁)
第11章 セックスワーク──周縁からの挑戦(青山 薫)
コラム② 中絶の権利運動とSRHR〔福田和子〕

Ⅲ 周辺から問う権力──暴力・植民地主義・国境
第12章 インターセクショナリティ──交差的抑圧に抗うための批判的探究と実践(徐 阿貴)
第13章 ポストコロニアル・フェミニズム──交錯する歴史と身体(趙 慶喜)
第14章 沖縄と暴力──二つの占領の狭間を生きる性/生のポリティクス(洪玧伸)
第15章 トランスナショナリズム──グローバル時代における女性の国際移住を問い直す(申 知燕)
第16章 親密な関係における暴力──被害者からサバイバーへ(山本千晶)
コラム③ フェミニスト・ストライキ──ラテンアメリカからの新展開〔伊田久美子〕

Ⅳ 統治の再編と地球的公共圏──政治・技術・エコロジー
第17章 政治代表性──プレゼンス・政策・象徴のプロセスから読みとく(申 琪榮)
第18 章 平和・安全保障──力による安全を問い直す(本山央子)
第19章  新しいメディアとAI――変わる技術・変わらない社会(田中東子)
第20章 科学・技術とフェミニズム──終わらない葛藤とともにある変革(隠岐さや香)
第21章 エコロジー・環境──生きる場をつくる(福永真弓)
コラム④ フェミニズムとSNS──個人の力が世界をつなぐ〔井口裕紀子〕

 おわりに 〔青山 薫〕

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  • フェミニズムを学ぶ人のために

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    知の定説に挑み続けるフェミニズム。
    何が見えなくされてきたのか? 誰が負担し、誰が利益を得るのか? フェミニズムは名前のない不正義を明らかにし、交差的に作用する権力構造を喝破する。いまを問い直し、未来を変えていく冒険を、この一冊から始めよう。

    【「はじめに」より】
     フェミニズムの歴史は一世紀を超えるが、その必要性は現在においてむしろ高まっている。二一世紀初頭、世界各地でフェミニズムが広がる一方、日本では早くからジェンダー・バックラッシュが台頭し、政策や教育が後退を余儀なくされた。ポストフェミニズムは「平等は達成済み」と語り、新自由主義は「個人の努力」で成功できると説く。しかし、「#MeToo」が可視化した日常的なジェンダー暴力や、オンライン空間におけるトランスジェンダーおよび諸マイノリティへの攻撃が示すのは、ジェンダーという秩序(そしてそれを構成する複数の差別軸)がいまなお人々の生を規定し、不正義を生み出し続けている現実である。影響は賃金や雇用の機会、ケア負担の偏在、政治代表や司法救済へのアクセス、医療・教育の現場、さらにはメディア表象やアルゴリズムの偏りにまで及ぶ。しかもその深刻度は、階級・国籍・人種・障害・セクシュアリティなどの交差によって不均等に増幅される。いま、人々は再びフェミニズムに、この状況を読み解く言葉と変革の力を求めている。

    【目次】
    はじめに 〔申 琪榮〕

    Ⅰ 理論と方法の現在──知・主体・身体
    第1章 表 象──美術史から考えるフェミニズム(天野知香)
    第2章 フェミニスト現象学──経験について考える(中澤 瞳)
    第3章 フェミニスト認識論──認識的不正義を中心に(飯塚理恵)
    第4章 フェミニズムとクィア──緊張と分断とをどう乗り越えるのか(清水晶子)
    第5章  フェミニスト・ペダゴジー──権力を問い、新たな関係性を創造する(虎岩朋加)
    コラム① イランの社会運動とフェミニズム〔山岸智子〕

    Ⅱ 生活世界の再生産──ケア・貧困・労働
    第6章  フェミニスト障害学──複合差別の経験から身体と規範を問い直す(稲原美苗)
    第7章 ケ ア──近代社会におけるケア・ペナルティとジェンダー(山根純佳)
    第8章 再生産・生殖──リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、リプロダクティブ・ジャスティス(飯田祐子)
    第9章 貧 困──「貧困の女性化」アプローチを超えて(藤原千沙)
    第10章 労 働──働く人の連帯をうながすフェミニズム(金井 郁)
    第11章 セックスワーク──周縁からの挑戦(青山 薫)
    コラム② 中絶の権利運動とSRHR〔福田和子〕

    Ⅲ 周辺から問う権力──暴力・植民地主義・国境
    第12章 インターセクショナリティ──交差的抑圧に抗うための批判的探究と実践(徐 阿貴)
    第13章 ポストコロニアル・フェミニズム──交錯する歴史と身体(趙 慶喜)
    第14章 沖縄と暴力──二つの占領の狭間を生きる性/生のポリティクス(洪玧伸)
    第15章 トランスナショナリズム──グローバル時代における女性の国際移住を問い直す(申 知燕)
    第16章 親密な関係における暴力──被害者からサバイバーへ(山本千晶)
    コラム③ フェミニスト・ストライキ──ラテンアメリカからの新展開〔伊田久美子〕

    Ⅳ 統治の再編と地球的公共圏──政治・技術・エコロジー
    第17章 政治代表性──プレゼンス・政策・象徴のプロセスから読みとく(申 琪榮)
    第18 章 平和・安全保障──力による安全を問い直す(本山央子)
    第19章  新しいメディアとAI――変わる技術・変わらない社会(田中東子)
    第20章 科学・技術とフェミニズム──終わらない葛藤とともにある変革(隠岐さや香)
    第21章 エコロジー・環境──生きる場をつくる(福永真弓)
    コラム④ フェミニズムとSNS──個人の力が世界をつなぐ〔井口裕紀子〕

     おわりに 〔青山 薫〕

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