「美しい和音」に隠された、驚くべき洗脳の歴史とその正体とは――。
認知科学者・苫米地英人が、音楽と脳をめぐる衝撃の真実を解き明かします。
私たちは日々、音楽に癒やされ、励まされ、感情を動かされています。
しかし音楽は、単なる娯楽にとどまりません。扱い方を誤れば、きわめて強力な「洗脳装置」にもなり得るのです。
あなたが信じる「美しさ」は、作られたものかもしれない
多くの人が美しいと感じる、ピアノの「ド・ミ・ソ」の和音。
ところが、現代の標準である「平均律」においては、この和音は数学的に完全な協和ではなく、わずかな濁りを含んでいます。
それでもなお、私たちはなぜそれを美しいと感じるのでしょうか。
そこには、歴史の中で形づくられてきた宗教的背景や、教育を通じて長年刷り込まれてきた価値観が深く関わっています。
音楽は「脳」を支配する
音楽は耳から入り、脳幹、視床、大脳辺縁系といった脳の深部に直接働きかけ、情動を大きく揺さぶります。
本書では、ヒット曲に共通するコード進行の秘密から、アフリカの太鼓がもたらすトランス状態のメカニズムまで、音がどのように人間の意識や能力に作用するのかを、認知科学の視点から詳しく解説します。
音楽の歴史、宗教、脳科学、そして未来。
本書は、「聴く」という体験そのものを根底から見つめ直し、音の力によって自己の可能性を解き放つための一冊です。
※本書の内容は、紙版の書籍が発売された当初の内容を収録したものとなります。時事情勢・制度等は現在の状況と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。