伯爵令嬢・シュリエルは、華やかな容姿ゆえに派手な印象を持たれがち。婚約者を立てようと、あえて地味な装いを続けてきたものの、それが原因で『可愛げがない』と婚約者は腹違いの妹へ心変わり。一方的に婚約を破棄されてしまう。失意のなか独り立ちを決意したシュリエルは、後ろ盾のない辺境伯・エルディオから持ちかけられた契約結婚を受け入れることに。最初は必要最低限の業務的なやり取りしかなかった二人だったが、共に暮らすうちエルディオを年の離れた弟のように感じ、心を通わせていく。そして迎えた契約満了日。結婚生活を振り返りながら二人でお酒を飲んでいるうちに、つい飲みすぎてしまい、ふたりは一線を越えてしまって…!?契約は終わり、夫婦ではない。それでも一夜をきっかけにシェリルはエルディオを異性として意識するようになり――。そんな矢先、シュリエルは“見知った人物”に誘拐されてしまって…!?「だめ、隠さないで。まだじっくり見てないから」