「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、三領で焼かれる草を量り直したら、毒草目録が焼けと命じた白根が火傷の薬でした(灰崎いつき )の注意事項

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漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモアTOPライトノベルライトノベルRealize出版C-Trap LIGHT量り薬師リョウ「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、三領で焼かれる草を量り直したら、毒草目録が焼けと命じた白根が火傷の薬でした
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「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、三領で焼かれる草を量り直したら、毒草目録が焼けと命じた白根が火傷の薬でした 発売予定

900pt/990円(税込)

8/12(水)発売予定

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作品内容

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辺境伯の名で、毒草目録の触れが三領の高札場に立つ。目録に載る草は、生えているものごと刈って焼く——草の名は五十二並んでいるのに、どれだけ生えていれば焼くのかという量の欄が、一つもない。
焼き改め役カジが領を回り、三町ぶんの草地を根ごと焼いていく。焼かれる草のなかには、湯坂領で三十年、火傷と血止めに使われてきた白根もあった。医官頭トバは去年の夏に三領で二十二人が草で死んだ数を並べ、「生えているうちに焼くのがいちばん確かだ」と言い切り、リョウの名を触れに挙げる。
だが、二十二人の内訳を写せば、十七人は一度に大量に煎じたもので、五人は目録に載っていない草だった。四年前に榛尾でリョウが毒師と呼ばれたときの数え方も、同じ書き方で作られていた。サヨは三領の十一の村を回りきり、どの草がどの村で何に使われてきたかを並べる。
村では湯を浴びた子の火傷に白根を塗って効きを見せ、焼き場の前では、焼かれる山から同じ白根を量り分ける。
「──それは毒です。ちょうど、あなたの決めた量では」
目録に量の欄が足されて刷り直され、焼き改めは草地を焼く役から、量の書かれていない品を改めて書かせる役へ変わる。
本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第4巻(全7巻・完結)。

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作品ラインナップ 

  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、ソガ宿場で量り直したら、肝煎が毒と偽って捨てた粉が子どもの薬でした
    8/12(水)発売予定

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    900pt/990円(税込)

    庄屋の倅の死の濡れ衣を着せられ、「毒師」の一語を背に投げつけられて、リョウは榛尾の町を追われた。持って出られたのは、師から継いだ「薬」の一字だけを彫った判ひとつ。三日歩いて辿り着いたのが、川沿いのソガ宿場だった。
    この宿場では、肝煎トガシが薬礼を握っている。払える者には薬が渡り、払えぬ者には渡らない。井戸の水はかすかに臭い、産後の女は薬をもらえずに弱っていく。リョウは弟子のサヨ、渡し守のダイキ、元産婆のオトセとともに、匙のざっとではなく天秤で量り分ける薬師の仕事を始める。
    やがて分かる。肝煎が「毒」として蔵の裏の穴へ捨てさせてきた白い粉は、米粒ほどで子どもの膿んだ足を乾かす薬だった。桶ごと流せば井戸を濁らせ、ひとつまみなら薬になる。変わったのは粉ではない。量と、扱いだけだ。
    寄合の場で、リョウはその粉を量り分けてこう告げる。
    「──それは毒です。ちょうど、あなたの決めた量では」
    死んだ者の名で立てられていた薬礼の帳面の不正が暴かれ、帳面は寄合の預かりになる。そして宿場の女たちは、初めて自分の手で薬の量を量ることを覚える。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第1巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、川筋の宿場で泥を量り直したら、船問屋が毒と呼んで川へ落とす赤泥が血の薬でした
    8/12(水)発売予定

    900pt/990円(税込)

    ソガに落ち着いて一年。今度は川筋そのものを差配する船問屋・網代屋が、リョウの前に立つ。
    秋の浚え日、網代屋は赤沢の堰に溜まった赤い泥を一度に川へ落とす。人足の頭数は触れに書いてあるのに、落とす泥の量はどこにも書かれていない。三日のうちに川下の三宿場で人が腹をやり、沼田では乳飲み子が一人死ぬ。網代屋は「赤い水は毒だから汲むな」と触れを回し、リョウを毒を扱う薬師として川筋一帯へ触れ、三宿場の者が薬を受け取ることを禁じる。
    だが、番頭トクベエが覚えていた。赤沢の泥は、三十年前まで血の薬として柳瀬の宿で売られていたものだと。堰の泥を上と中と底から抜いて別々に量れば、鉄気の濃さは層で違う。サヨは自分の秤だけで三宿場の水の目方を三月ぶん量り並べ、堰の上と下で倍以上違うことを出す。
    川会所の場で、リョウは網代屋が捨てさせてきた泥を量り分け、産後の女へ米粒二つぶんの血の薬として渡す。
    「──それは毒だ。あんたの決めた、その量ではな」
    浚え日は年二度の一度落としから、三宿場が少しずつ引き取る形へ改まる。そして三つの宿場の井戸端に、同じ見本と同じ包みが並ぶ朝が来る。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第2巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、郡の村で没収薬を量り直したら、御定めが毒と決めた炭の粉が腹の薬でした
    8/12(水)発売予定

    900pt/990円(税込)

    郡代の薬事方オガタの名で、薬改めの触れが高札場に立つ。村々と宿場の常備薬を、晦日までに郡蔵へ納めよ——納める品の名も期日も書いてあるのに、返す日はどこにも書かれていない。
    改め役タジマが村へ入り、常備の甕に封紙を貼って荷車で運び出す。目録の品の欄は「一甕一包」としか書かれず、目方の欄が一つもない。久瀬村の炭窯の底の粉——腹の薬として三十年使われてきたもの——は、禁制の品の三十七番目に入れられていた。オガタは六年ぶんの病死の数を並べ、「一切を禁じるのがいちばん人が死なぬ」と言い切る。
    サヨは一人で六つの村を回りきり、村ごとの薬の目方と使った回数を聞き取って並べる。郡蔵に納められた甕は三割が湿って使い物にならなくなっている。そして去年、隣郡で薬を分けられた子が七人死んだ一件——常備の三十倍の量が一度に渡っていた——が、この薬改めのもとだったと分かる。
    郡蔵の前で、リョウは封を免れた炭の粉を焼き直して量り分け、腹をやった子へ匙の先ほどを渡す。
    「──毒です。あなたが、量りもせず決めた量では」
    触れは改められ、預り札に目方の欄が足されて甕が村へ戻る。栗尾村のタエは、蔵の前で自分の手で量を決めて包み、二十人へ渡す。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第3巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、三領で焼かれる草を量り直したら、毒草目録が焼けと命じた白根が火傷の薬でした
    8/12(水)発売予定

    900pt/990円(税込)

    辺境伯の名で、毒草目録の触れが三領の高札場に立つ。目録に載る草は、生えているものごと刈って焼く——草の名は五十二並んでいるのに、どれだけ生えていれば焼くのかという量の欄が、一つもない。
    焼き改め役カジが領を回り、三町ぶんの草地を根ごと焼いていく。焼かれる草のなかには、湯坂領で三十年、火傷と血止めに使われてきた白根もあった。医官頭トバは去年の夏に三領で二十二人が草で死んだ数を並べ、「生えているうちに焼くのがいちばん確かだ」と言い切り、リョウの名を触れに挙げる。
    だが、二十二人の内訳を写せば、十七人は一度に大量に煎じたもので、五人は目録に載っていない草だった。四年前に榛尾でリョウが毒師と呼ばれたときの数え方も、同じ書き方で作られていた。サヨは三領の十一の村を回りきり、どの草がどの村で何に使われてきたかを並べる。
    村では湯を浴びた子の火傷に白根を塗って効きを見せ、焼き場の前では、焼かれる山から同じ白根を量り分ける。
    「──それは毒です。ちょうど、あなたの決めた量では」
    目録に量の欄が足されて刷り直され、焼き改めは草地を焼く役から、量の書かれていない品を改めて書かせる役へ変わる。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第4巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、王都の裏店で量り直したら、会所が毒として川へ流す一覧外の薬種が本物の薬でした
    8/13(木)発売予定

    900pt/990円(税込)

    リョウは王都へ入る。南木戸で荷を改められ、井戸端の見本の包み十九のうち十一が「一覧に無い品」として取り上げられる。一覧の外の品は会所の蔵へ入り、月の晦日にまとめて川へ流される——載る品は百二十、そのどれにも量目が書かれていない。
    会所の頭スワは「会所は一覧に載らぬものを扱わぬ」と言い渡す。振り売りのウメは一覧の外の品を売ったとして株を取り上げられ、王都では秤座の極印のない分銅で量を決められないため、サヨの分銅六つが使えなくなる。晦日の流しでは、蔵から出された品が量られないまま川へ落とされていく。サヨが流された品の名を五十七数えると、そのうち十四が三領で量の欄の埋まった品と同じものだった。
    二十年前、会所の帳から量目の欄は消されていた。量を書けば書いた者が咎めを負うため、負う者が出ないように欄ごと消されていたのだ。去年王都で死んだ三十一人のうち、二十六人は一覧に載っている品の飲みすぎだった。
    株持ち八十三人の寄りの場で、リョウは流される前の品を量り分ける。
    「──それは毒に変わる。あなたの、決めた量のぶんでは」
    一覧は一字も変わらない。だがその外の品の量目だけを別の帳へ立てることが、五十一対三十二で決まる。会所の手代ソウジは、一覧の外の品を自分の手で量って客へ渡すようになる。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第5巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、御触れの余白に量を書き添えたら、公儀が毒と禁じた薬が国じゅうで薬に戻りました
    8/13(木)発売予定

    900pt/990円(税込)

    公儀の薬務方ヌマタが、国じゅうの禁制を一枚の触書に固定した。同じ文面が国じゅうの宿場と会所へ貼り出され、載った百六十品はすべて禁制になる——どれにも量は書かれていない。
    触書には「量を書き添えた者は公儀が呼び出す」と添え書きがあり、下役タダが書き添えを消して宿を回る。だがヌマタは触書を破って正すのではない。リョウたちは触書そのものには一字も触れず、その空いた余白へ、量を書ける品から書き入れていく。ヤナギが最初に量を書き添え、宿場のトヨは咎めを負ってなお自分の手で余白へ量を書く。
    サヨは三領の宿場と村を八百戸ぶん聞き取って並べる。触書のもとになった綴りは、毒を分けるためでなく公儀の株と運上を守るために作られていた。三年前にも国じゅうの禁制を一枚にまとめる試みがあったが、量を書くと書いた者が負うため、量の欄ごと落とされていた。去年死んだ者の多くは、触書に載っている品の飲みすぎだった。
    ヌマタの前で、リョウは焼き残りを量り分ける。
    「──毒になります。あんたが量を見ずに、決めた量では」
    ヌマタは書き添えを国じゅうで削れと命じる。だが余白の量は触書の写しに百四十を超えて広がり、削る先が数えきれない。ヌマタは命じる手を止める。触書はそのまま、余白の量だけが、宿ごとに別の手で残っていく。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第6巻(全7巻・完結)。
  • 「毒師」と罵られ町を追われた薬師ですが、国境の井戸端で塩を量り直したら、関所が毒と封じた塩湯が渇き病を止める薬でした
    8/13(木)発売予定

    900pt/990円(税込)

    国境の向こうから、渇き病が越えてくる。人は下して水と塩を失い、いくら水を飲んでも乾いて死ぬ。恐れた国境の関所頭トガミは、病地から来る水と塩、国境の井戸を一律に毒と決めて封じる御触れを両国の境に貼る——どれだけの塩をどれだけの湯に溶いて何度に分けて飲ませれば乾きが止まるかは、一字も書かれていない。
    トガミは宿場のトヨの常備の塩壺を毒として井戸へ捨てさせ、拾おうとしたトヨの手を足で退ける。だがトガミは運上のためではなく、病を恐れて締めている。恐れは、詫びでは消えない。動かせるのは、畳の上の数だけだ。
    ヤナギが御触れの余白に最初の塩湯の量を書き添え、トヨも咎めを負ってなお書く。川向こうの岸では、ヨナがリョウより一年も早く、自分で塩湯の量を量り始めていた。両の岸で、別々に同じ手つきが起きていた。三十一年前、国境の井戸を封じた年、病で死んだ六十一人より、水を汲めずに死んだ百四十二人のほうが多かった。去年も、水は飲めたのに塩を失って乾き死んだ者が百二人いた。
    関所の前で、リョウは捨てられた塩を量り分け、重湯に溶いて塩湯として出し直す。
    「──それは毒になる。あんたが、量りもせずに決めた、そのぶんではな」
    トガミは書き添えを削れと命じるが、量は両の岸に二百四十を超えて散り、越えられぬ国境の向こうにまである。削る手は届かない。トガミは手を止める。
    だが、トガミが折れても病は止まらない。その日も、乾いた者が門前に倒れ込む。違うのは——両の岸に二百六十の量る手があること。ある秋の朝、誰も毒と言わぬまま、二百六十人が各々の井戸と病者と塩梅の量を量りに、めいめいの持ち場へ散っていく。毒師と罵られたあの朝から、七年。判の字は、一つのまま動かない。
    本作は「量り薬師リョウ」シリーズ第7巻(全7巻・完結)。

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