王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、兵站頭が「員数で十分だ」と迫る三領の武具を一本ずつ寸法で突き返したら、兵站の書役が員数より先に寸法の欄を書きはじめた(鷹取そら )の注意事項

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漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモアTOPライトノベルライトノベルRealize出版C-Trap LIGHT追放鍛冶コウガ王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、兵站頭が「員数で十分だ」と迫る三領の武具を一本ずつ寸法で突き返したら、兵站の書役が員数より先に寸法の欄を書きはじめた
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王都の鍛冶座を追われた鍛冶ですが、兵站頭が「員数で十分だ」と迫る三領の武具を一本ずつ寸法で突き返したら、兵站の書役が員数より先に寸法の欄を書きはじめた 発売予定

900pt/990円(税込)

8/13(木)発売予定

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作品内容

【この作品は生成AIを使用しています】

辺境伯の兵站頭ゲンザの触れが、谷で読み上げられる。「三領の武具を員数で揃えて辺境の砦へ納めよ。寸法は問わぬ」。コウガは折れ口を一つ見せ、こう突いた。「員数では、武具は数えられる。だが、刃は数えられない」。
山方・里方・浜方の三領。去年、里方の普請場で員数合わせの鶴嘴の柄が折れ、坑夫が一人、腕を潰した。それでもゲンザは「帳簿では員数が足りていた」と処理し、損じを員数の欄へ丸めていた。砦の損じ物の倉で折れた槍と柄を並べれば、折れの多くが、員数合わせで急いだ継ぎ目で割れている。ゲンザは折れを前にしてなお「員数は足りた」と言い、損じの数をまた員数の欄へ書かせる。
「──これは、通ります。ただ、あんたの言う『十分』では、通らない」
三領で食い違う指金を、コウガは一本の母尺に揃える。鉄を止められても、炭と屑鉄を三領で融通し合う。そしてゲンザと対座し、員数でなく一本ずつの寸法で突き返した。十四年前、隘路の砦で寸法の合わぬ槍が折れて兵が死んだ夜を、ゲンザが数に丸めて埋めた事実まで並べて突く。
責めを負わされ員数の外へ弾かれかけた書役サコは、丸められた去年の損じを、自分の手で寸法の欄に写し直しはじめた。武具を納める朝、サコは員数の欄と寸法の欄を両方開き、「員数は足り、寸法も一本として定めより危ういものは無い」と読み上げ、員数だけで丸めろというゲンザの指図を、自分の口で断った。
初春、三領の武具帳が書き換わる。員数の欄の前に、一本ずつの寸法の欄を置く決まりが載った。書役が員数より先に寸法の欄を書いた朝である。里方の若い手マキが谷で弟子になり、八本目の槌を受け取る。兵站の帳の綴じ紐に挟まった書付には、王都の鍛冶座の座主の名が一度だけ記されていた。
本作は「追放鍛冶コウガ」シリーズ第4巻(全6巻・完結)。

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