二度と人を止めまいと衛兵をやめた渡し守ですが、霧河の渡し場に常夜灯を灯し続けたら、常連が名を彫った通いの札を持ってきました(小春日和 )の注意事項

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二度と人を止めまいと衛兵をやめた渡し守ですが、霧河の渡し場に常夜灯を灯し続けたら、常連が名を彫った通いの札を持ってきました 発売予定

900pt/990円(税込)

8/21(金)発売予定

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作品内容

【この作品は生成AIを使用しています】

六年前、検問所で足止めした避難民の一家を増水で流し、止められなかった。——トールは衛兵をやめ、「二度と人を止めまい」と霧河の渡し場を継いで四年になる。
擦り切れた舫い綱を、常連の機織りアネッサが工房の端糸をより合わせて継いでくれた朝。トールは暗いままだった桟橋の入口に、古い提灯をひとつ灯した。薪が湿れば猟師のガイが枝を分け、渡し板が反れば老船大工のドンが端材をくれる。足りないと分かるたび、常夜灯は二つ、三つと増えていった。
検問所跡を通りかかった冬、トールは初めて、衛兵をやめた本当の理由をアネッサに打ち明ける。川止めの晩には足止め客を小屋に泊め、灯りはやがて桟橋の端から端まで五つ並んだ。
初春、アネッサが名を彫った「通いの札」を差し出す。トールは五つの灯りを端から数えて、四年の渡し守の日々が、灯りの数だけ積み上がっていたことに気づく。
本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。

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作品ラインナップ 

  • 二度と人を止めまいと衛兵をやめた渡し守ですが、霧河の渡し場に常夜灯を灯し続けたら、常連が名を彫った通いの札を持ってきました
    8/21(金)発売予定

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    900pt/990円(税込)

    六年前、検問所で足止めした避難民の一家を増水で流し、止められなかった。——トールは衛兵をやめ、「二度と人を止めまい」と霧河の渡し場を継いで四年になる。
    擦り切れた舫い綱を、常連の機織りアネッサが工房の端糸をより合わせて継いでくれた朝。トールは暗いままだった桟橋の入口に、古い提灯をひとつ灯した。薪が湿れば猟師のガイが枝を分け、渡し板が反れば老船大工のドンが端材をくれる。足りないと分かるたび、常夜灯は二つ、三つと増えていった。
    検問所跡を通りかかった冬、トールは初めて、衛兵をやめた本当の理由をアネッサに打ち明ける。川止めの晩には足止め客を小屋に泊め、灯りはやがて桟橋の端から端まで五つ並んだ。
    初春、アネッサが名を彫った「通いの札」を差し出す。トールは五つの灯りを端から数えて、四年の渡し守の日々が、灯りの数だけ積み上がっていたことに気づく。
    本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。
  • 病人を救えず薬師をやめた湯屋の主ですが、小春の湯に薬湯壺を仕込み続けたら、常連の猟師が名を刻んだ木札を柱に掛けました
    8/21(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    七年前、薬礼を払えぬ病人を十分に診てやれず、亡くした。——薬師をやめたリンドウは、廃業寸前だった湯屋「小春の湯」を継いで五年になる。
    焚き口の薪が湿って火が回らぬ日、猟師のヒカゲが猟から持ち帰った乾いた枝を分けてくれた。その枝で沸かした湯を、リンドウは一つ目の壺に満たして取っておく。薬草はまだ何も仕込めなかったが、それが薬湯壺を一つずつ増やしていく、始まりの一壺になった。下足棚が壊れれば手伝いのソラが打ち直し、薬草棚が切れれば洗濯女のおトネが野に自生する薬草の在処を教える。壺は一つ、また一つと棚に並んでいった。
    薬種問屋の跡を通りかかった晩、リンドウは湯屋を継いだ本当の理由をヒカゲに初めて明かす。雪の下から皆で薬草の根を掘り出し、七つ目の壺がようやく揃う。
    晩冬、ヒカゲが「来年も通う」と名を刻んだ木札を柱に掛ける。リンドウは並んだ薬湯壺を端から数えて、五年の湯屋の日々が、壺の数だけ積み上がっていたことに気づく。
    本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。
  • 状を継ぎ遅れた悔いで飛脚をやめた継所の主ですが、峠下の軒に鈴を吊るし続けたら、常連の継飛脚が定飛脚となって自分の振鈴を掛けました
    8/21(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    七年前、急ぎの状を継ぎ遅れ、届いた時には宛先の相手が亡くなっていた。——飛脚をやめたクガは、廃れかけた峠下の継所を継いで五年になる。
    軒の呼び鈴の舌が落ち、霧の朝に継飛脚が継所を見落として行き過ぎると気づいた日。継飛脚のハヤトが、予備の振鈴を一つ軒へ譲ってくれた。状箱の掛け金が錆びれば馬方のゴンザが古い蹄鉄の鉄で打ち直し、替え草鞋が尽きれば娘のチドが軒下に売り置く。鈴は一つ、また一つと軒に増えていった。
    昔いた宿場跡を通りかかった冬、クガは飛脚をやめた本当の理由をハヤトに初めて打ち明ける。大雪の晩には足止めの継飛脚を初めて泊め、鈴はやがて軒の端から端まで並んだ。
    初春、ハヤトがこの街道筋の定飛脚として、自分の振鈴を継所の軒に掛ける。クガは軒の鈴を端から鳴らして数えて、五年の継所の日々が、鈴の数だけ積み上がっていたことに気づく。
    本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。
  • 相方を死なせた悔いで木こりをやめた山守ですが、楢の山の杣道に水呑場を湧かし続けたら、常連の木こりが山付きとなり自分の水場を開きました
    8/21(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    七年前、夏の取り込みで水も休みも取らせず下りを急がせ、若い相方が沢の崩れ縁から足を踏み外して落ちて死んだ。——木こりをやめたカシは、荒れかけた楢の山の山守になって五年になる。
    杣道の下の水呑場の竹樋が朽ちて水が涸れた日、木こりのタケが背負子の鉈で竹を割り、新しい竹樋を渡してくれた。水口が落ち葉で埋まれば炭焼きのトチが石を組み直し、湧き口が分からねば娘のヨモが在処を教える。湧き水を引いた水呑場は一つ、また一つと杣道に増えていった。
    伐り場跡の崩れ縁を通りかかった冬、カシは山守になった本当の理由をタケに初めて明かす。吹雪の日には足止めの木こりを小屋に泊め、水場はやがて杣道の下から尾根まで並んだ。
    初春、タケがこの山付きの木こりとなり、尾根に自分の手で六つ目の水呑場を開く。カシは下から尾根まで登り、六つの水場でひと口ずつ水を飲んで数えて、五年の山守の日々が、水場の数だけ積み上がっていたことに気づく。
    本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。
  • 急ぎ打った鎌で人を死なせ刀鍛冶をやめた野鍛冶ですが、火床で貸し農具を打ち続けたら、常連の若い百姓が自ら鎚を握り農具を掛けました
    8/21(金)発売予定

    900pt/990円(税込)

    七年前、貧しい百姓の鎌を安く粗く急いで打ち、その鎌が刈り入れの最中に根元から折れて、使っていた若い百姓が深手を負い、傷がもとで死んだ。——刀鍛冶をやめたナギは、主のいなくなった村はずれの鍛冶場を継ぎ、百姓の農具だけを打つ野鍛冶になって五年になる。
    刈り入れで村の衆の鎌が折れて替えがない日。若い百姓のツゲが、自分の折れた古鎌の鉄を地金にと持ち込み、火床で力を貸してくれた。打ち直した一挺を、誰でも借りていける貸し鎌として掛け木に掛ける。古老のシイが良い鉄を分け、娘のスミレが樫の柄を削り、貸し鍬、貸し鋤と農具は一挺、また一挺と掛け木に増えていった。
    峠道を通りかかった冬、ナギは刀鍛冶をやめた本当の理由をツゲに初めて明かす。大雪の晩には足止めの百姓を泊め、貸し農具はやがて掛け木の端から端まで並んだ。
    初春、ツゲがこの村付きの百姓となり、自ら鎚を握って七挺目を打って掛ける。ナギは並んだ貸し農具を端から一挺ずつ数えて、五年の鍛冶場の日々が、農具の数だけ積み上がっていたことに気づく。
    本作は小春日和の「常連の札が掛かる店」シリーズ。一話完結・どこからでも。

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