アニメを見て、こちらで速攻まとめ買いしました。
最初ばらかもん?と関係ある?と思ったんですが、違う作者さんでした。
京都の和菓子屋さんの一人息子 和 が家を離れて音楽活動を10年続けてきたけれど、バンドの限界と解散、そして父親の入院をき
っかけに実家に戻ると伝えたところ振られてしまった彼女、それらを契機に和は実家に戻って職人として修業を始めます。
なぜか家を離れているうちにあずかることになり、跡取りとして扱われているしっかりものの小学生の一果は、何をやってもいまいちぴりっとしていない和に敵意むき出しですが、和の底ぬけのやさしさ、明るさ、そして少しずつ分かる和菓子への半端ない愛情が一果の心もほぐしていきます。
和の底抜けのやさしさ、明るさそれを育んできた両親、祖父母、ご近所さん、京都の風土。
和の回想から見えてくる、自分の過去とも通じる祖父母がいる家や近所づきあいの残る少し古い日本の景色が懐かしくて、アルバムをめくるように何度も読み返しています。
細かく差し込まれる笑いもツボ。
和と一果を取り巻く一人一人が魅力的で、緑松の美しい和菓子とともに、ずっと読んでいたい作品に会えて本当にうれしい!紙でも揃えたいなー
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