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Cl 1 / 菜園モノクローム
1巻配信中

Cl 1 / 菜園モノクローム

722pt/794円(税込)

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作品内容

漫画雑誌「1月と7月」連載作、全ページ2色で描かれた「Cl」1-5話に加え、水谷氏の最高傑作と言えるであろう読み切り作品「菜園モノクローム」を併録いたしました。

水谷氏は台詞と台詞のあいだの「間」を上手く使い、無声映画のようにその場の空気感を描くことに非常に長けています。その強みが最大限生きる鉛筆描きにて執筆をお願いした作品群になります。

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レビュー

Clのレビュー

平均評価:4.6 29件のレビューをみる

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高評価レビュー

@読み放題 記憶のスケッチ、BLではない
※※雑誌「1月と7月」(読み放題アリ)の6号に、単行本の続きがあるのでぜひ!※※
全編鉛筆描き。表題作、同時収録の中篇ともに、あまり作為なく描かれた作品のようで、鉛筆描きの風合いもあり、記憶のスケッチを思わされます。
BLにジャンル分けされてますが、いわゆるBLではありません(特に表題作)。
表題作は、黄緑の髪を持つ保志くんとその友達の三田くんとの、高校生活の断片。明るい先輩とちょっと変わった女子も良い味です。髪と目を黄緑で印刷した画面のインパクトは、黄緑の髪の人が居た場合に私達が実際に受けるインパクトそのものです。目を引かれるし、見るなって方が無理。徐々に近付く二人の距離、周囲からの視線、変な清涼飲料、難病としての仄暗さ、それらが三田くんの記憶として降り積もるような。多くを語らない手探りの友情がすてきです。特に、三田くんが保志くんを追いかけるシーン、保志くんが保志くんとして生まれてきて良かった、そんな気分になる良いシーンでした。
また、この単行本には5話までの収録ですが、雑誌「1月と7月」の6号に6話目が収録されており、1話目と重なる冒頭のお話で、仕組みとしては最終回にふさわしくなってます。
・「菜園モノクローム」いつかどこかの、近代ヨーロッパ風。いつまでこの箱庭での生活が続けられるかはわからないけれど、少年二人の閉じた世界の美しさと残酷さが素晴らしい。いわゆるスミベタではなく、鉛筆画ならではの「塗り込めた黒」が効果的です。
〜〜〜
同作者さんの作品はちょろちょろ目にしてはいたのですが、他作品に比べてこの両作品はカメラ位置が少し引いた場所にあるように感じ、セリフ量も多過ぎず、ダントツに好みの作品でした。別路線が人気出ちゃってるから難しそうですが、こっちの路線をもっと見たい。
いいね
3件
2022年5月28日
世の中捨てたもんじゃないよと思わせる名作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みホから。BL味ほぼありません。
こんな名作が読み放題に埋まっているんですね!
フォローさま方のレビューのおかげで出会えました。

まず、帯の文言だけで想像がパァーッと広がります。
そのように生まれてきた子どもがどのような目で見られ、どのように扱われ、どのように育つのだろう?と。
鉛筆書きに2色刷りの黄緑色が、切なく、悲しく、美しいのです。
それは、寄り添う友人(変味の飲み物ばかり買う友だちのために自分は毎回お茶を買うような子)のさりげない優しさと。
「物珍しさ」を自然に自分のテリトリーに加えて、明るく楽しげな先輩と。
「特殊」の壁を超えて真っ直ぐに好いてくれる女子と。
欠落して残った記憶の中は、たくさんの楽しい事で満たされているといいのに。
ここでは描かれていないけれど、絶対有るはずの辛いことは残らなければいいのに。
美しくて悲しくて切なくて、涙で読む目がぼやけてしまいました。
私が望むように、作中のモブ(他人)の中にも、きっと彼の悲しみを思い幸せを願う人が何人もいるでしょう。
目を引いてしまうのは仕方のないこと。
初めて見たわけでなくとも、毎朝一緒の電車に乗り合わせたとしても、絶対見てしまうに違いありません。
けれど蔑んだり憐れんだりする表現は一切ないので、彼らの心中は「どうか普通の日常が続きますように」と見守っているかのように見えます。
表紙には色が付いていないのが哀しくも優しい皆の気持ちを代弁しているようです。
行間の多い、むしろ行間を読ませる作品なので、読者の経験値によって感動の大きさが左右されるお話だと思います。

同時収録の短編は、ほのぼの系と見せかけて怖さがピリリと効いた、こちらも秀作です。
いいね
19件
2022年6月5日
鉛筆書きを初体験
フォロー様の『全編鉛筆書き』のタイトルを見て、興味深いと思いました。そしてレビューの内容も思慮深くて、おぉ~と感嘆するばかりです。読んで良かったです。いつも素敵なレビューありがとうございます。ぎゅう~っと心を抱きしめてます。

鉛筆書きの作品を読むのは、初めての事ですが、鉛筆だからこその温もりある作品を堪能出来ました。
そこに一色だけカラーを入れ込んだインパクトは、強烈に残像として浮かび上がります。
難病として黄緑色の髪をした保志くん。不躾に好奇な目を向ける他人にはいい気がしませんが、当の保志くんの感情が淡々としていて、それは彼の強さなのか伺い知りません。ただ、友達の三田くんが彼を思いやって、独りで好奇の目にさらされないように帰るまで独りにしない、その優しい心がとても温かくしてくれます。
保志くんとお友達になりたい仲間が増えて、クスッと笑えて和む中、少しずつ見えてくる保志くんの変化。何とも言い難い不安に襲われますが、三田くんがやっぱり優しいんです。彼はきっと、変わらず保志くんの側に寄り添い、保志くんを受け止めていってあげるだろうと、そんな気がします。変わらぬ友情の美しさに、心が洗われる思いがしました。とても素敵な物語です。

同時収録は、金持ちの家に引き取られたスウとユギ。旦那様も優しくて、楽しく暮らしていたが…
心に潜む悪を見たような、背筋がゾッと寒くなりました。こちらも鉛筆書きですが、一作目にあった鉛筆書きの温かさや柔らかさが消え、薄暗く冷たい印象です。この作家様の想像力と表現力に、まいりました。凄いです。
個人的には保志くんと三田くんをもっと見たかったですねぇ。
いいね
8件
2021年8月22日
全編鉛筆描き
紹介文より、作者様は「間」の使い方に長けており、それを最大限生かすために鉛筆描きを依頼したとのこと。確かに、これは鉛筆描きだからこその作品だと思いました。「間」が凄い。計算では真似できない間の取り方だと思う。これは凄い。おかしくて優しくて悲しくて楽しくて少し寂しい。でもやっぱり温かい。ほんのりほんのり差し迫る仄かな崩落。それは遠くのことで、身近なことかもしれない。終始温かくて綺麗で優しいけれど、それでもそれは確かにあることで、きっといつか目の当たりにする。元々は同人誌に描いたお話とのことですが、だからこそ良かった。自分の中にあるものを排出してお金に換算できる方がもちろんプロなんだと思いますが、採算度外視で排出したもの(しかも出版者の方の目に止まるレベル) にはやっぱりある種独特の熱量があるように思います。自分はそれがすごく好きなので、すごく良かった。
いいね
7件
2021年8月19日
星4,5。続刊欲しい!淡々と意味深。
171ページ、約2/3が表題作+菜園モノクローム、計2作品y。

これ、好きです。
なんかいーわー。
確かに全くといって良いほど、BLのL要素はないですね。
けど!
2作とも少年たちの親友?特別な絆?の思いが、じんわり心にひびきます。

枠もフリーハンドで鉛筆書きのような独特な絵が、淡々としたお話にすごくあってる。
特別な物語でもないんだけど、ジブリの隣の山田くん(だったっけ?)のような味わいあるどこか哀愁おびた読み心地。

ひとつの話が数ページで区切られ、4コマのような言葉の少ない状況での描写。
そんな中で深みのある意味が読み取れてきます。
どちらの話も、もっとその先まで、オチまで読みたくなる。

もとは同人誌だったそうですが、続き出ないかな~。
続刊でたらぜひ読みたい。
担当者さん、作者さん、ぜひお願いします!
いいね
0件
2017年10月5日

最新のレビュー

良かった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ キス無し、エロ無し、BL展開無し。鉛筆描き。
シーモア島で回答いただいた作品。面白い飲み物が沢山出てきます。ありがとうございます。

Cl 高校生の日常。難病。違和感のある緑色の髪と瞳。金糸のように扱う気持ち分かる。真っ黒で光のない瞳に不安、絶望、闇を感じてしまう。

菜園モノクローム 共犯。相手を「きれい」と思うところにBLの雰囲気を感じる。相手のせいにしているようにも受け取れるけれど裏返せばそれが慕う気持ちのようで「BLジャンル」の魔法にかかっている。


実は長年フルカラーではなく髪や瞳だけに一貫して色がついている作品をずっと見たかったので回答いただけて念願叶いました。2色刷りでもTシャツだったり背景だったり それはそれで良い物なのですが やっと出合えました。この作品、葉の緑には色がないのに夕日にあたってる髪はきちんと濃淡があるんです。光があたってるんです。好きな演出です。良かったです。
いいね
2件
2023年12月28日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

独特の空気感に圧巻
制作:八福神(シーモアスタッフ)
全編鉛筆で描かれた異色のコミック。優しい筆致で描かれる水谷フーカ先生特有の「間」、そして穏やかながら胸にずしんと響く物語は無声映画を見ているよう。スローなテンポで紡がれる男の子二人の切ない絆、そしてほの暗い雰囲気にぞくっとさせられます。

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