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レビュー

今月(8月1日~8月31日)

レビュー数4

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シーモア島
ベストアンサー99件
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投稿レビュー
  • 玄関先で

    CJ Michalski

    ブラック作品に闇を感じなかった
    ネタバレ
    2026年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 195ページ。
    表題シリーズ3話+4作品。
    ブラックな作品が入っているとのことだったので、闇好きとして読みたくなって購入。
    ブラック作は、因習村ものと反社ものと義兄弟もので、要素的にはブラックではありましたが、メンタル的な闇は感じられなかったため自分には合わず。
    表題作は、一連の3話と言うより、読み切り連作。これの3話目の猫の話が一番良かったです。
    巻末のショート漫画も、中年同士のささやかな恋でなかなか良かった。人情系の話が向いている作家さんな気がします。
    読みやすくはあったものの、癖強い作品の方が好きなため星は増えませんでした。
    いいね
    0件
  • 公爵令嬢は我が道を場当たり的に行く

    高瀬雛/ぽよ子/にもし

    笑いの演出に乗れなかった(2巻立読みまで
    ネタバレ
    2026年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIで、無料の1巻と2巻の立読み増量分を読んでみました。
    コメディー……なのはわかる、笑わせようという意識は見える、でも笑えなかったです。
    話の展開が場当たり的なのがいけませんでした。主人公の兄があんななんだったら、最初から話に絡んでこないのはおかしいと思います。学校のシステムもどうなってるのかなとか(大学相当の学府に13歳くらいで受験するのが普通という時点で混乱)、主人公の振る舞いとか、全体的にしっくりこない。
    そして婚約発表のパーティーに、招待されていない子供達が入り込んでいるのがあまりに意味不明でしたし、そもそも婚約に関する話の運びがどうなっているのか……理屈屋には乗れない物語でした。
    コミカライズの演出も少々自分には合いませんでした。模造剣を振り下ろしたシーンで何が起きたのかがわからなかったです。後から「スネを打った」ということがわかりましたが、それならばものすごく痛がるなりなんなりするのでは……? おそらく原作に忠実なのだとは思いますが、忠実であるがゆえに笑いが文章に頼りがちになっていて、漫画ならではの間の取り方などがあまり感じられずに読んでいて若干疲れる印象でした。
  • 聖女じゃないと追放されたので、もふもふ従者(聖獣)とおにぎりを握る(コミック)

    東端/夕日

    聖なる炊飯器、欲しい。(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    聖なる炊飯器がうらやましすぎる。無限炊き立てごはんなんてすばらしい。保温されてる米の飯に素手を突っ込むのはおそろしい。
    話の内容的には、平凡な主人公が無条件にステキ忠実男子から溺愛されるって感じで、ふんわり少女漫画で見かけるタイプ。自分はそういうのにあまり興味がある人間ではないので離脱しますが、恋愛ベースにケモ耳と炊き立てごはんを楽しみつつ気軽に読み進められるお話なのではないかと思います。
    主人公と一緒に召喚された彼女も、冒頭だけで退場してしまうオマケではなくそこそこお話に絡んでくるようなので、主人公よりむしろ彼女の方が気になっていたりします。

    冒頭の追放劇のスピーディーさが、けっこう好きです。
    いいね
    0件
  • 異世界魔法は遅れてる!

    COMTA/樋辻臥命

    キャラの性格が好きじゃない(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。1巻で脱落です。
    異世界召喚……なのはいいとして、召喚された現代人側が魔法で無双しているというのが趣味ではありませんでした。なんだか世界観が合わなかったです。
    異世界の少女魔法使いが、はわわ系の描写でかわいくないのと、人からの伝聞を信じ込んで行動する頭の悪さがイヤでした。
    主人公も妙に偉そうで……元の世界で「中の下」の実力だと自称しているのに、慎重さも謙虚さもないヤレヤレ系。
    真面目な理屈屋には好みに合うところが無かったです。
  • 模型の町

    panpanya

    『夜ぼらけ』の児童文学感が素晴らしい
    2026年7月29日
    202ページ。
    いつもの感じの短編集。どのお話も空想好きにはたまらない。
    『ここはどこでしょうの旅』シリーズと、表題でもある『模型の町』連作を中心に構成されています。
    『ここはどこでしょうの旅』シリーズは、本当にあるような無いような場所を一緒に旅する感じが楽しい。
    『模型の町』連作は、「模型」というものを通して、見立ての楽しさだったり、ミクロとマクロに思いを馳せたり、記憶や存在の曖昧さだったり、いろいろな視点で展開していて面白かったです。

    今回の作品集で一番好きだったのは、『夜ぼらけ』。
    停電の夜、「ベッドから出てはいけない」と親に言われたことを守りながらの夜散歩。ゴム動力で動くベッド、見慣れた町を別世界に見せるような夜の闇、停電が解決される様子、質の高い夢想の児童文学という風情で素晴らしかったです。
    あと笑ったのが『情け無漁』。
    魚との駆け引き、ひでぇw

    ……で、こちらを含めてすべてのpanpanya作品が7月31日で販売終了になります。
    掲載誌の『楽園』が終了したので、これから新規著者作品はどうなるのかな〜、と思っていたところにこの販売終了。
    ……他社に移籍して新規作品掲載スタートと過去作新装版が出るって、信じてるから!信じてるからね!!??
    と、全作品購入しきれなかった身としては、しばらくドキドキです……。
  • 神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~【電子書籍特典付】

    江藤俊司/疾狼/3rd Ie/Studio No.9

    入り込めなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    事前情報ゼロで読み始め、どんどん退屈になっていき、この感じタテヨミっぽいな〜って思ったらほんとにタテヨミだった。
    いかにもなゲーム的展開、理解できない心情、見た目は派手なのにメリハリのない画面。
    脱落です。
  • 神さま学校の落ちこぼれ

    赤瓦もどむ/日向夏/星海社

    神に敬意を払うタイプなのでこれ苦手(1巻
    ネタバレ
    2026年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    割と信心深い方なので、どうにも設定に乗っかれなくて……題名は知っていて、てっきり神様世界でのファンタジーと思っていたのに、現実世界ベースだったことに驚きました。
    絵はすっきりして見やすいですが、設定・話の展開ともにモヤモヤしまくりでした。個人の趣味的にどうしても不愉快さが拭えず、星の数を引きます。
    超能力者を「ヒミコ」と呼ぶのまではセーフ(ただしヒミコは日の巫女だろって思っているので天照大神無関係に誰でもヒミコってのはどうよという気持ちにはなる)、ただ、国家資格を与えて「神さま」と呼ばせるっていうのは……引きました。
    作中で出てきた「みるるちゃんのヤバい親」の方が、私の思想には近いです。本来の神を蔑ろにして、人を人の裁量で「神」と称する……うわあ、バチ当たり……って感じです。
    「変な宗教の勧誘ポスター」にスサノオの名があるあたりも、この作品はスサノオを悪役として出す気がありそうだなって思って、つまづきになりました。スサノオ好きなんで。
    展開的にも、いきなり「神さま学校」の通知が届いて何の抵抗もなく入学してしまっているのにポカーンとしてしまった……自分に超能力が無いって思っているのに、超能力者エリート学校に素直に入る?「私はヒミコじゃありません!」って抵抗しないの?親も何も言わないの?なんなの?という気持ち。
    みるるちゃんが漢字読めないっていうのも、学校側で何も教えないの?って。

    ……あとですね、主人公と黒髪のテレポーターとふんわり髪のサイコメトラーという組み合わせが……ちょっと既存作品のイメージが強くて、抵抗がありました。
  • 毛糸のズボン ――直野祥子トラウマ少女漫画全集

    直野祥子

    巻頭2作が素晴らしく「トラウマ」作品
    ネタバレ
    2026年7月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 333ページ。
    14作入り短編集。「小説・実用書」ジャンルになっていますが、漫画です。研究書ではなく、普通に漫画の短編集ですのでご安心ください。
    1970年代に講談社の少女漫画誌に掲載された作品を集めたもの。懐かしの昭和ホラー的な話が多く、いささかあっさりめな「怖さ」である印象。
    しかしながら、巻頭の2作品『マリはだれの子』『毛糸のズボン』が群を抜いた出来栄えであると思います。この本に付けられた副題の「トラウマ」に相応しい、星評価はこの2作に。
    こちらの2作、いずれも小さな子供が主人公で、まだまだ事の善悪や大小が混沌としている状態なんですよね。起きた事件は恐ろしい。でも、本当に恐ろしいのは主人公となった子供達ではないと思います。子供達はただ、自分が消えるかどうかの瀬戸際まで追い詰められてしまったに過ぎません。
    『マリはだれの子』では隣人のおばさん。マリに対して、父母に似ていない(弟の方は似てるのに)と、繰り返し何度も言っているということがわかる描写になっています。小さな子にとって父母は世界の拠り所、似ていないと言われるのは根幹を傷つけるものだと思います。それを、なんだこいつ、小さな子に対して一度ならずそんなひどいことを言うのか、しかも父母がいない時をわざわざ狙ってるよな!?こういう人が善人面して世間に遍く存在しているというのが、人の世の恐ろしいところ。
    『毛糸のズボン』では同居のおばあちゃん。孫用に編む作品の数々は、ただ自分の気の済むようにしているだけ。こんな愛情の暴力は、子供が受け取る必要はないのです。本来なら母親が祖母のこの暴力を止めてあげなければならないのですが、作中で編み物以外でも垣間見えるこういう年寄りの自己中心性は、止めるのにも限界があるのもわかるな……という難しいところ。著者の姉が「モデルにされた祖母が可哀想」と言ったそうですが、それが指しているのは、作中の祖母に起きた事件なのか、はたまた作中の祖母の性格の描かれ方なのか。

    もう一作、巻末収録の『へび神さま』も良かったです。星4つ。
    主人公がただ流れに身を任せるのではなく、行動を選択して責任を引き受けたのが良い。

    原稿は阪神淡路の震災で失われてしまったそうで、すべて掲載誌面からの収録になっています。編集部によるアオリや〆のコメントもそのままで、なかなかに味わい深いレトロ感がプラスされていました。
  • 召喚スキルを継承したので、極めてみようと思います!~モフモフ魔法生物と異世界ライフを満喫中~

    森野きこり/えながゆうき/nyanya

    自分の望むモフが存在しなかった(1巻のみ
    ネタバレ
    2026年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIで、無料になっていた1巻を読みました。作画担当の方が、絵柄が好みの知ってる作者さんだったということもありまして。
    ……皆様は「モフモフ」と聞いてどんな生き物を思い浮かべますか。私はまず大型犬、あとは羊とか、基本的には哺乳類です。
    なのに、召喚された生き物、哺乳類が1匹もいないんですよ。
    ドラゴン、鳥類、爬虫類……個人的にはドラゴンは爬虫類寄りという認識なので、フサフサに描かれてはいるものの哺乳類の手触りを期待できる感じではありません。
    よく見れば表紙にいるのはその3匹……だけどタイトルに「モフモフ」って入ってるし、モブのモフモフがいっぱい出てくるって思ったんだもん!
    かわいくてモフモフなモフモフさえいれば、どんなに設定の辻褄が合わなかろうがなんだろうがもうそれはそういうものと流すつもりで読み始めたんですけど、私の望むモフはそこに無かった……そして思った以上に設定が自分の脳内回路では理解できなかった……ので脱落。
    作画はせいいっぱいがんばっていたと思います。
    いいね
    0件
  • 異世界のんびり農家

    剣康之/内藤騎之介/やすも

    万能農具というアイテムがなんか違う感
    ネタバレ
    2026年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    1巻途中で脱落、漫画演出が弱すぎました。文字での説明にイラストが付いている感じ。読み続けられませんでした。
    女子キャラが出てくるところや農業が始まるところまで到達できなかったので、内容についてはノーコメントです。
    設定的には、「万能農具」が虫眼鏡になったところで、「いや……それは流石に農具ではないだろう……」ってなりました。それ以前に、植物や動物をクワでサクっとすると肥料になる、という設定が、「万能」というのとは違いすぎるな、と思いました。
  • liar

    もぁらす/袴田十莉

    会社では仕事をしてくれ(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年7月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    趣味の相違により1巻で離脱。
    なにこれこわい。
    主人公の女子の陶酔気味モノローグで進んでいくストーリー、「お前」呼びして失礼な言動の男、いつの間にか主人公が好きな相手は変わっちゃうし社内不倫の話は出るしでもうついていけない。
    お相手の男、これは「俺様」分類に入るんでしょうか。やることなすこと、勘違いキモオジのセクハラにしか見えないんですが、若くて顔が良ければ許されてしまうのでしょうか。
    「お前」という呼び方を一概に否定はしませんが、関係性によるよね……少なくとも会社の先輩男子が親しくもない後輩女子に使うには適していないし……まあとにかく、会社では仕事してほしいなと思う人種なので、読み続けられませんでした。
  • REIGEN ~霊級値MAX131の男~

    ONE

    「いい奴」の確かな強さ
    2026年7月18日
    195ページ。
    『モブサイコ100』のスピンオフ、タイトルも表紙も霊幻師匠だけど、主人公はトメちゃん。
    本編でのUFOエピソード、本気になるのって少し怖いよねという繊細さも見せた彼女。高校生になった彼女の、自分が好きだったものを隠して女子集団に馴染もうとしてたり、でもそれが自分だけじゃないって気付いたり、ささやかな成長……そして……トメちゃーん!恋の始まりがすぐそこに見えてるのに気付いてーーー!
    ……という本筋なわけですが、やっぱり主役は霊幻師匠。
    相変わらずのインチキぶりと、トメちゃんへの思いやりある対応が、すごく良い。
    深掘り好き人間としては、霊幻の過去とかも気になったりはするんですけど、モブの超能力がただの生まれつきであるように、霊幻のあの善性もただの生まれつきなのかもなと思います。品行方正ではないけれど、本質としての善、口先で綺麗事を唱えるだけの人間とは違う、理由を求めないただの善というものは、超能力とは違うけれども確かな強さがあると信じています。
    霊幻のしている「他人任せ」はその善性に基づいていて、案外これができる人は少ない気がします。「他人に任せる」けれども「他人のせいにはしない」。そして他人を守ろうという意志がある。弱さも嘘もいろいろあるけど、そういうのを全部ひっくるめて、霊幻新隆は「いい奴」なんです。モブが言ったとおりに。だからこそ、確かにモブの師匠なんですよね。

    ソルトスプラッシュはちょっとやってみたい……そしてただの食塩ではなく伯方の塩とか使ったらちょっとは効果が出るんじゃなかろうかと思ってる。
  • モブサイコ100

    ONE

    不器用で真剣でありふれた成長譚
    2026年7月18日
    1〜15巻は195ページ前後、16巻243ページ。
    強大な能力、次々と襲いかかる敵、そんな現実からは程遠い少年漫画らしいバトルで彩られた、とても身近な成長譚。
    主人公・モブのたどる成長の道筋は、誰もが通るもので、そのありふれた日常的な「モブ」の成長を丁寧に描いたこの作品は、「少年漫画」の最高峰と言っても過言ではない。不器用で真剣で、「信頼」という価値観によって支えられている、世界はこうあってほしいしこうあるために努力しようと思うのです。
    多彩なキャラクターは魅力的、そして個人的には兄弟関係の葛藤とか絆がすごく良くって満足です。あと、師弟関係に「歳の離れた友達」要素も混ざっている感じ、モブと霊幻の一言では表せない関係性がものっすごく良いです。

    さて、この作品が好きな人は9割9分9厘「霊幻新隆」が好きだと思うんですけど、私も大好きです。
    詐欺師ではあるんですけど、なんか根っこが真面目。「除霊」と称してやってることはマッサージ……なんだけどそのマッサージ術は正攻法で努力して身につけたものであり、マッサージに対しての正当な料金しかもらっていない。ぼったくらないんですよね。
    子供が出入りするならって禁煙するのも好き。
    そして何より、モブを等身大の「中学生」として接していて、モブの能力を利用してはいるものの、いざという時はモブを「逃がそう」とする、中学生を自分の後ろに庇うという至極まっとうな大人ムーブをするんですよね。こういうところ、間違いなく彼はモブの「師匠」であるし、特別な超能力が無いのに常にモブを「助けよう」とするその行動は、誰にでもできることではない。作品の「もうひとりの主人公」として、モブと並び立てる唯一のバディでした。最高。

    絵に関しては下手だのなんだのと言われていますが、小綺麗ではないかもしれませんけど構図や描き分け細部の描き込みなど、とても「上手い」です。不器用で真剣という点では作品世界とリンクしていて、この絵でなければこの作品は完成しないと言って良い……作画担当が配置されなくて本当に良かったです。

    あと、私の脳内では、モブとツボミちゃんは結婚してて、律くんがちょっと怯えつつ義姉に接している、そんな未来が見えています。絶対そうなるって信じてる。
  • おとぎのファルス

    九目

    「おとぎ話」らしさがあると思う(クセ強)
    2026年7月15日
    1巻144、2〜4巻約160、5巻205、6巻190ページ。
    連載時に途中まで読んでいて、いつのまにか完結していたのをようやく買って読みました。好き放題に描いた趣味の同人作品という感じ……で、そこが妙に好きです。
    クセだらけのキャラクター達がおのおの好き勝手に動き回っている様子がかなり楽しい。一応恋愛要素も入ってはいますが、キュンとするより「おいおい大丈夫かよ……」となります。それが良い。でもアメリアちゃん、おかーさんはあの人とのお付き合いには賛成しませんよ、と親目線では思いますw

    幼少期、グリム童話の『ハツカネズミと小鳥とソーセージ』の話に「なんで?なんでソーセージ??」と混乱した記憶のある方は多いと思います。その「なんで??」という気持ちをそのまま、「わからないままでいいんだよ……」と包み込んでくれる作品。深掘りはしない、それが「おとぎ話」らしさがあって良い。ブルストくん誕生の謎は、(ヤバそうな要素しかないけど)わからないままでいいのです。
    おとぎ話って、けっこうやべー奴多いですしね!そういう意味でも「らしい」かも。
    クセは強いながらも物語は意外と無理なく無駄なくまとまっているこの作品、グリム童話のソーセージ君がスープを作るシーンがちょっと心配だった私にはたいへん楽しく読めました。

    星の数にはめちゃくちゃ悩みましたが、星5にするのは、なんか違う……という気持ちが払えず4つです。
    でもかな〜り好き。特に肉屋が。
  • 推し(嘘)の筆頭魔術師様が「俺たち、両思いだったんだね」と溺愛してくるんですが!?【単行本】

    麦崎旬/琴子/カズアキ

    主人公の良さがわからなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年7月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIになっていたので読んでみました。
    中立の星3。
    主人公の「弟を大事にしている」設定が、主人公のための装飾だったのが好みではなかったです。
    貧乏男爵家で弟の治療費がない←わかる
    伯爵家の友人が「二人そろって自分の家においで」と言ってくれているのに断る←わからない
    不治の病ではなく、治療費さえあれば完治する病気、弟の苦しみを本気で助けたいのであれば、友人のお世話になる一択。そこまで頼るのが心苦しい、と自分の心を優先させて弟の病の苦しみを長引かせたのは、主人公に他ならない。
    私、ひねくれ者なんでね〜「誰かのために頑張ってるワタシ」ムーブがほんと苦手なんですよね〜〜
    全体的に主人公の行動にモヤつきました。
    そのモヤつきを、筆頭魔術師が主人公を好きになった理由エピソードで晴らしてくれるかと思ったんですが、1巻丸ごと出てきませんでした……主人公のことが好きだよヤンデレムーブだけで1巻が終わってしまいました……。
    というわけで脱落です。
    個人的趣味として、令嬢を「ちゃん」付けで呼ぶのと頭ポンポンにイラッとしました。
  • ぼくたちの死体さがし

    山崎峰水

    実際の事件が想起され、私はダメだった
    ネタバレ
    2026年7月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全4巻、180ページ前後。
    中立の星3ではありますが、私はこの作品は「無し」です。

    題名からして『スタンドバイミー』を意識している、基本的にはジュブナイル作品。
    ただ、それだけでは面白くないと思ったのか、猟奇事件や因習やらを混ぜ込んであり、その混ぜ込み方が好ましくはなかったです。
    1980年代に実際にあったあの痛ましい連続誘拐殺人事件に着想を得ているのでしょうね。舞台になっている場所(一応地名は架空のものにしてはある)からしても。
    私はクソ真面目人間なので、まだまだ関係者も存命である時代の事件を、エンタメに気軽に利用することを良しとしません。フィクションという立ち位置から事件の真相(あるいは深層)に迫るというタイプのものは好きですが、これは違うと思います。あの事件に、少年時代の冒険を足し、警察の腐敗を足し、地元権力者の陰謀を足し、因習を足し、それらが煮込まれないままに出されている状態に思えて、私は拒否感を覚えます。
    話運びに若干無理がある印象もあちらこちらにあって、没頭して読むことはできませんでした。
    個人的な趣味としては、「天狗送り」の因習設定が残酷さを演出することが優先されている印象で、本当にこういう風習があったかもと思わせられる説得力には欠けたのも、ちょっと。
    劇中で「死体探し」と子供達自身に言わせていたのもイヤでした。メンバーの一人が好きだった子を探しているのに、よくそんな言葉選びができるものだなと……事実がそうでも、口に出せない出したくないってあるじゃないですか。
    脚本に沿った「冒険ドラマ」で、「子供達の冒険そのもの」を描いたものではなかったように思います。

    「鉄塔を辿る」という設定はとても少年ぽさがあって好きです。

    『鉄塔 武蔵野線』という小説があり、ジュブナイル好きな方は読んでみてはいかがでしょうか。日本ファンタジーノベル大賞受賞作で、小説の電子化はされていませんが、映画にもなっています。
    若かりし頃に読んだ印象深い作品で、また読みたくなっちゃったな……ソフト/バンク文庫から出てる版が良いらしいですよ!ってかなんでソフト/バンクが不適切ワードになるのさ??
    いいね
    0件
  • 岩元先輩ノ推薦

    椎橋寛

    理屈屋は雰囲気に乗れなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年7月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    1巻で離脱、中立の星3。
    時代もの、妖ものが好きで、そういうのを期待して読み始めたものの、全然違いました。
    時代感は、文字づかいなどで思わせぶりな雰囲気っぽい、舞台衣装を見ている印象。
    そして、妖ものじゃなくて能力者ものであり、更に学園要素も混ざっている、現代的だなと思う作劇。
    全体的に物語の進行が、世界設定の説明不足なままキャラ萌え優先で進んでいる感じで、理屈屋は置いてきぼりになりました。
    犬◯家の登場人物の名前を拝借していたり、3話目のはナ◯シカを彷彿とさせるものがあったり、オマージュとして昇華されていないように思えるのも個人的にマイナスでした。問題点ではありません、好みの話です。
  • かわいいのは俺である 分冊版

    八寿子

    からかい方の意地が悪い気がする
    2026年7月6日
    月曜のYOMUOSHIになっていたので読んでみました。無料読み3話まで。
    キャラ属性を楽しむタイプで、自分の趣味には合いませんでした。中立の星3。
    好きな子をからかうというシチュエーション自体があまり好きではないので、その分量が私には多過ぎました。
    ……からかい方も意地が悪いな、という印象で、女子の方にかわいらしさが見えなかったのが苦手でした。
  • LIAR GAME

    甲斐谷忍

    「正直な人」ってもっと強いものじゃない?
    ネタバレ
    2026年7月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みになっていたので読んでみました。
    1、2巻と最終巻という邪道読みで離脱、中立の星3です。
    1億円を賭けてのゲーム、デスに直結はしていないので気楽に読めます。こういうゲームの内容を考えるのも大変ですよね。そこそこご都合な展開でゲームが進みますが、それはそれで楽しいと思います。熱量が足りない印象だったのは惜しくて、もっと大袈裟な描き方でも良かったんじゃないかな。
    ……しかしながら、主人公であるナオが、どうにも好みではなく、読み続けられませんでした。
    何かと泣く、人に頼り過ぎ、こういうのは「正直」とか「人を信じる」とは違うと思います。単に弱い女の子って感じで、好きじゃないなぁ〜。「正直」だったり「人を信じる」というのは、揺るがぬ自分軸があるからこそ。ふらふらと人に寄っかかったり騙されてぐらついたりするのは、違うなあって。
    ラストで明らかになったゲーム裏方の正体も、狙ったような意外性や意味付けが趣味ではありませんでした。

    ……ひとことで言うなれば、「きれいなカ◯ジ」という気がします。
    別にそれ自体に問題があるわけではなく、ひねくれ者には合わなかっただけという話。
  • ど~しても楽していきたいっ!

    如日やさか

    楽して生きるのにはきっと向いてない
    2026年6月30日
    「好き」の気持ちがダバダバに漏れてる描写がいいなと思う作者さん。
    これは、この読み切りと続編とを合わせて単行本が出るぞ……と様子見していて、単行本発売日(6月25日)にシーモア見に来たらまだ電子配信がされてなかった……笠倉出版社は紙優先か……!
    「楽したい」のが、ただの怠惰じゃなくって、「家の手伝いやらされすぎ」なのが理由としてあるのが好きです。きっと一所懸命やってるからこそ疲れちゃって「働きたくない」になるんですよね。真面目だからこそ起きる逆転現象、身近にそういうタイプが居ます。
    この読切単独でもまとまりは良く、「総受け」を目指すも真逆に進んじゃうのがコミカルで楽しかったです。
    が、楽したい彼の中に真面目さを見出した私、続編も楽しいに違いないとふんで、単行本の電子配信をお待ちしております。
    →単行本の電子配信、7月10日にスタートしました!
  • FAVORITES フェイバリッツ

    mememe

    笑いのツボが違かった
    ネタバレ
    2026年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 気になってた作者さんなので読んでみました。
    中立の星3つ。
    お笑いってやっぱり相性の問題もあるじゃないですか。相性が平行線って感じで、ずっと作品世界を遠くから眺めている感じになりました。平行線すぎて、「推し」に対しての行動に熱量を感じることもできずに、離脱です。
    キャラクターの性格も捉えどころがなく、そういうのが良いって場合もあるけれど、今作を私が読んでいるにあたってはマイナスでした。
    笑いのツボって不思議ですよね。理屈では説明しきれない何かがある……
    私は関西のお笑いがあまりわからないタイプなので、この作品はもしかしたら関西系のお笑いメソッドに沿っているのかもしれません。
  • 私立帝城学園-四逸-

    夏下冬

    どうなってるのかわからなかった(1巻のみ
    ネタバレ
    2026年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 気になっていたので読んでみました。
    ……学園だから、高校だよね……?
    ということは、主人公がお付き合いしてたのって中学だよね……?
    見た目が大学生以上に見えて、脳バグが起きました。
    学園の爛れっぷりも、いまいちどうなってるのかよくわからない。登場人物の心理も何がどうなってるのかわからなかったです。
    世界観のピースがバラバラとしていて連結してくれない、自分の思考回路に合わなすぎました。
  • 猫と竜

    佐々木泉/アマラ/大熊まい

    児童書的ほのぼのファンタジー(8巻まで)
    2026年6月28日
    日曜の無料読みで読んでみました。
    昔、ポプラ社文庫で読んだ感じのファンタジー。オムニバスのほのぼの系で、こういうのに人気があるのはちょっとおばちゃん安心しちゃうわぁ、という。やたらと感動に持っていかないおとぎばなしみたいな日常的ほっこり話、このタイプの話って作るの難しいと思うので、がんばっていると思います。

    あまり猫らしさが感じられなかったり世界観がゆるめだったりして、ストライクゾーン激狭の私にとっては星の数が伸びませんでしたが、こういうファンタジーも悪くないです。
  • 絢爛たるグランドセーヌ

    Cuvie

    骨がない感じ(2巻まで)
    ネタバレ
    2026年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    絵にも話にも骨格が見えない印象で、若干、子供向け学習マンガによくあるのっぺりとした感じ。
    人体がリカちゃん人形みたいに見えて迫力がないな、ということと、漫画演出がモノローグ頼りになってしまっていてやっぱり迫力に欠けるように思います。表情とか、コマ割り演出とか、もっと緩急が欲しい。
    2巻で先を読む気力が湧かず、離脱しました。

    この作品だけで考えるなら、星は中立の3だとは思います。
    が、作者さんのスタンスが好みではないため星マイナス。
    ……これを描くなら、名義変えようよ……
    作者名リンクを見たらズラーーーっとアダルトが並んでてびっくりしたよ……
    いくら青年誌で描いてるにせよ、小学生女子が主人公の一般向けバレエ漫画じゃん……混ぜるな危険じゃん……
    アダルトと一般では名義を変えてほしい、これをしない作者さんとは倫理観が合わないです。
  • 悪食マイロード

    金田ガイ太

    迫力ある吸血鬼もの、自分の趣味には合わず
    ネタバレ
    2026年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 気になっていた吸血鬼もの、1巻が無料になっていた機に読みました。
    全体的にこなれた印象で読みやすかったです。
    個人的な趣味から外れたので中立の星3ですが、読ませる迫力でした。

    覚書として、趣味から外れたポイントを。
    吸血鬼が、血を吸うだけでなく肉をも喰らうという設定。私はこの設定を初めて見まして、『ポーの一族』に漬かっている自分にはどうにも合わなかったです。直接肉食べちゃうと、若干耽美度が下がるというか、怪物度が上がるというか。
    それと、いちおう主従関係ではあるけれども、主人公(従)が雑なところが好みではありません。丁寧な主従が好きなので。

    また、世界設定が細かめにされていて、吸血鬼と人間の対立や戦争の話が載っています。この世界設定にうまく乗れなかったのも、自分にとってはマイナスでした。加えて主人公の不死設定がどうしてそうなったのかとかが気になるところではありますが、1巻丸々読んでもそのあたりの話が出てこないところ、骨だけになっても蘇生するという不死設定が理屈屋には引っかかるところ、蘇生「前」だけでなく「後」の記憶が消えているところ、それらの事柄から、読み進めてもスッキリしなさそうだなと思うので離脱です。

    お値段は同人誌価格、けど200ページ超えなので同人誌としてはお安め。
    2026年6月現在読み放題に入っており、読み放題で読むにはおすすめです。
  • コウノドリ

    鈴ノ木ユウ

    この作者さんの感性は苦手(2巻途中)
    ネタバレ
    2026年6月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 同著者別作品を読んでみたので、こちらも気になって読んでみました。有名作だし。
    とりあえず、産科医とピアニストの二足の草鞋設定は一体なんなのか……という気分になりましたが、そこはフィクションの漫画のお楽しみ的設定としてべつにアリだとは思います。
    自分にとって問題だったのは、思想が前に出過ぎでセリフが説教じみていること、そしてその思想が浅いというか女性の立場などを理解しようとする気が無い印象であったことです。
    別の方のレビューで、1巻収録の淋/病エピソードに触れてらっしゃるのですが、これは私もほぼ同意見で、「母は強い」とか「女は怖い」って問題じゃねえだろ、旦那であるあの男が赤ん坊を危険に晒したのが問題なんだろうよ、主人公が赤ん坊第一って設定なのに旦那に対して怒りが湧かないんですかそうですか、って、えらく冷めました。
    そして2巻収録の『未成年妊娠』エピソードの冒頭が、ホラー顔負けに怖かったです。中絶を選んだ患者さんに対して、「赤ちゃんに胸を張れるくらい幸せになってくださいね」って笑顔で言うんですよしかも見開きで……!
    えっ……これ怖くない?ひどくない?そりゃ中絶自体は私もイヤだよ、だけどこんな、ネタ的京都人も真っ青なイケズを、こんな呪いの言葉を、産科医が口にするんだ……って血の気が引きました。
  • 竜馬がゆく

    司馬遼太郎/鈴ノ木ユウ

    血潮が滾らなかった(3巻まで)
    ネタバレ
    2026年6月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜日の無料読みで読んでみました。
    3巻で離脱、中立の星3。
    原作を読んだことはなく、坂本龍馬に特別な思い入れもありません。その状態でこの漫画を読んでいて、気持ちがマイナスに振れることはありませんでしたが、同時にプラスに振れることもありませんでした。
    人物の心情描写は乏しく、話の進め方が平坦です。そういう演出が効果をあげることもあるとは思いますが、個人的に、幕末の志士の物語は勢いや熱量でこちらの血潮も滾らせてほしいな、という趣味のため離脱です。
  • 最強陰陽師の異世界転生記~下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが~(コミック)

    オカザキトシノリ/小鈴危一

    女子の扱いがイヤな趣味範囲外作(2巻途中
    ネタバレ
    2026年6月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。2巻途中で脱落、中立の星3。
    星を引くかどうかの判断がいまひとつつかない段階でしたが、趣味の問題で読み進められませんでした。
    基本、俺ツエーのハーレムものだな、という感じで、それだったらもっとコメディーに寄ってないと自分の好みのバランスになりません。
    設定的な部分では、この世界での「魔力」というものが何なのかがよくわからないのがちょっと。陰陽師の持つ力との違いとかが不明瞭ですっきりしません。精霊魔法が未発達っぽいのは、設定的には理解(したけどそこに至る発展の道筋はいまいち腑に落ちない)。
    「奴隷」設定の子がタメ口なのもようわからんのと、「奴隷」とはいうものの屋敷の中での労働状況が全く不明。ってか「奴隷」なのに学校に入れるんかい。そして学校に行く直前の宿のシーンでの夜伽を言い出すのがもうムリムリムリ年齢的にも身分的にももうほんと無理ぃ……と、心にユニコーンを飼ってるタイプの私としては完全に趣味範囲外になりました。
    主人公の黒目黒髪がこの国では珍しい設定なのに、それを理由にした子供っぽい差別イジメが発生していないのも少しモヤる。
    そして個人的最大のツッコミどころは、「最強の陰陽師だったくせに、敵に、味方の名前あっさり教えるなよ!」でした。
    これは陰陽師の設定まわりには期待が持てないと思いました。
  • 【分冊版】或る兄弟の話

    あおい

    異母兄弟ものの創作同人誌(7話既読)
    ネタバレ
    2026年6月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 兄弟もの好きなので、7話まで無料読みになっていた機に読んでみました。
    あくまでこれは「趣味で描いている同人誌」。同人誌として中立の星3。
    画力や演出構成など、商業作品ではなかったです。いろんな出来事の辻褄合わせも弱く、理屈屋は没頭できませんでした。
    そこをふまえて、陰鬱血縁路線が好きな方が読み放題で読むのに向いている作品。趣味作品には趣味作品の、商業作品では得られない旨味みたいなものもあるのです。
    あと、R18にはなっていますが、特に描写がどぎついわけでもありません。個人的な印象では、gateauコミックスで出てそうなくらいの感じです。

    妾腹の兄とか、逆恨みに近いような復讐心とか、けっこう好きではあります。が、なぜこの設定でこの言葉遣いで、時代モノにしなかったんだよーーー!という、やるせない気持ちがございます。
    兄も弟も、お互い敬語なんですよ。「兄様」って書いて「あにさま」って読ませてるんですよ。
    こんなっ……こんなの大正か昭和初期で書生服を着せるしかないじゃん……!!
    という、個人的な趣味が暴発しているので、続きを読むかは迷うところ。
  • 中園家のお気に入り【単話】

    ひさまつえいと

    趣味に合わなくて乗っかれず(5話まで)
    ネタバレ
    2026年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 5話まで読んで離脱です。中立の星3。
    けっこう好きな作者さんなんですが、この作品のキャラクターは合わなかったです。
    設定的に、ヒューマンドラマ寄りの話になるのかと期待して読み始めたんですけども、ヒューマンドラマとして読むには、キャラクターに実在感が足りなかったです。
    「家政婦が居付かないほどの悪ガキ」という設定のイチカですが、別に追い出すための悪さ(わざと部屋を散らかすとか料理を捨てるとかの嫌がらせ行為)をするわけでもなく、何でこの程度で家政婦が居付かないのかが純粋な気持ちでわからない。この程度、子持ちのおばちゃん連にかかれば「あら〜カワイイわね〜うちの子の中学の時にはもっと可愛気なかったわぁ〜」ってなること請け合い。
    なんなら、35歳の主人公があんなにイラついているのかもわからない。35歳でしょ?20代ならまだわかる感じなんですけど、35歳で中学1年生に対しての行動として、全体的にしっくりこない。
    父親のキャラクターもあざとい感じで、これは単純に自分の好みに合わなかったです。38歳の男であれはちょっと。
    主人公がどういう性格なのかもあまり描かれていない印象で、この子に肩入れして読めるかどうかが5話になっても判断できませんでした。
  • おじさま侯爵は恋するお年頃

    飛鳥りな

    なんちゃってでもいいから貴族感は欲しい
    ネタバレ
    2026年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    「異世界」レーベルですけど、特段異世界感はありません。そして1巻を読み切れずに脱落。
    貴族感は全く無くて、礼儀とか結婚の経緯とかトマトとかなんかもういろいろいろいろツッコミどころしかない。特に、侯爵家に嫁ぐ約束になって既に侯爵家で暮らしてる娘に「伯爵家との縁談」を出してくるのが……全方向的にありえないというか何なのコレという気分になってしまいました。
    また、歳の差ものは好物ではありますが、そこには歳上側の葛藤とか、非恋愛対象から恋愛対象になるまでの変化とかがあってこそ、という趣味の人間なので、今作のようにあっさりお互いに恋愛的好意を持ってる描写が出ちゃっているものは、おもしろいとは思えませんでした。
  • 不浄を拭うひと(分冊版)

    沖田×華/天池康夫

    梅酒が意外な役に立ち方をしてて驚き
    2026年6月13日
    分冊の37話まで読みました。分冊のナンバリングは実際の話数とズレがあり、分冊1つにつき2話入っています。
    特殊清掃業……どう考えても大変なお仕事、ほんとうに頭が下がります。主人公には若干の霊感があるという設定になっていて、それもちょうどいいアクセントになっています。
    取材をもとにしたフィクションですが、この作者さんは「感動させたいがための作為的演出」を感じさせないため、安心して読めます。生死に関わる描写がとてもフラット。出来事にいろんなレッテルを貼らない印象で、とても良いです。
    誰かの人生が終わったあと、遺されたさまざまなものの「お清め」の役割を担ってくれている人々。その様子を見せてもらえて、とても有難いです。
    できるだけ特殊清掃のお世話にならずに済むように生きていこうと思いました。

    恐ろしかったり虫が蠢いてたり涙を誘われたり、とさまざまなエピソードがありましたが、一番印象に残ったのが「梅酒」だったという……自分の感性にはいささかガッカリです。
    それはそれとして、たいへんに良い作品なので機会があればみなさんどうぞ読んでみて。
  • 惚れ薬つくりたい同好会【コミックシーモア限定特典付き】

    ドンドン

    真面目な「好き」が良い感じ
    2026年6月13日
    184ページ。
    コミカルって言うよりもおふざけが多い感じ。大学の授業とか惚れ薬の材料とか。ちょっと騒がしいけど楽しくもありました。
    メンタル面では意外に真面目で、出会って、交流して、いつか好きになってる、割と穏やかな二人で良かったです。茶化したりしない「好き」の気持ちが沁みました。
    おふざけ要素が自分には若干多すぎて星が伸び切りませんでしたが、笑ってキュンですっきり読み終えられる、良い作品。
  • 青春オカルティーン

    小林ロク

    「友達」の描き方に人柄の良さがにじむ
    2026年6月8日
    171ページ。
    厨二な霊、霊感体質の主人公、おとなしい本好きの少女霊、寺の娘、そして霊を信じない幼馴染み。
    バランス良く配置されたキャラクターたちの賑やかな高校生活が眩しく、すっきり1巻完結で、ちょっと元気出したいなって日に読んでます。
    作者さんのお人柄の良さが、キャラクターのやさしさや距離感に表れていて、自分の気持ちに心地よく収まります。
    ともだちっていいね。
    けっこう意外な展開を見せつつ、がっつりオカルトってほどでもないけど霊界に対しての気負わなさがちょうどいい感じ。
    ツイ4連載だったので当然4コマで、基本的に4コマが得意ではない人間としては「星4つかな〜」と思ってたんですが、なんか気付くと読みたくなってる、じわっと自分に染み込んでしまったこの作品。おすすめです。
    猫もどきなマスコットキャラもかわいいよ!
  • 氷核のメテオリア

    冬堂誠

    話は趣味の方向性ではないが作画が良い
    ネタバレ
    2026年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIになっていたので読んでみました。
    ポップさもある描き込み密な絵が良かったです。スチームパンク好きに刺さる作画でした。機能性とかはもはやどうでもいい、歯車はロマン。
    ストーリーは、近年の少年漫画らしい少年漫画で(ジャンル確認したら青年マンガだったけど)、特殊能力で怪物とのバトルで学園要素有り。主人公の性格も、恩義を知る努力家という感じで悪くないので、気持ち良く読めるタイプのお話だと思います。

    設定大好き理屈屋人間としては、メテオリア石炭がどういったものなのかを詳しく掘り下げていってくれるSFを期待したため、特撮バトル方向に進んだこの作品からは離脱します。
    また、強さよりも賢さよりも適応が大事、ということが重要フレーズとして出てきますが、そこから「工夫で生き残るトリッキーな方向性」を期待したものの、普通に強いし普通に賢いし適応は寄生生物との共存という、思ってたんとだいぶ違いました。
    主人公がどうしてあんなにしっかり本を読める(識字、入手など)のかとか、ツッコミどころも多くはありました。
  • ぼんくら陰陽師の鬼嫁

    遠野由来子/秋田みやび/しのとうこ

    オカルトものとして読むには弱かった(2巻
    ネタバレ
    2026年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    3巻途中まで、最初のエピソードにケリがついたところで離脱です。中立の星3つ。
    オカルト好きなんですが、これはそこがメインになっていない印象で、自分の趣味には合いませんでした。
    陰陽師というオカルト要素を味付けにした謎解き系の話で、そこに「契約結婚」という要素を加えています。
    それはそれでおもしろい話になるとは思うんですが、「契約結婚」がらみの描写が引っかかってしまって、ただの詐欺じゃん、っていう気持ちになったのが、作品を楽しめない大きな要因になりました。「契約結婚」にするなら、「契約」はしっかり誠実にしておいてほしいという趣味のクソ真面目人間なので。
    過去の陰陽寮の位置付けから「公務員」と言うのは、あくまで過去の話であって現在の状況においてはただの職業詐称にしかならない。姑との同居を勤務条件として提示していないのも不当。そしてこれらを「意図的に」おこなっているのがもうね、不誠実of不誠実で、なんだこの男、という怒りしか湧かない。
    大学生活との両立感も薄く、実は昔から縁がありました、という展開も序盤の描き方からは若干無理を感じました。
    そして何より、北御門の「お兄さん」の話を主人公が完全スルーして物語が進んでいってしまったところが……理屈屋にはあかんかったです。だってさ〜「才能のあるお兄さん」がいたのに「才能も努力もイマイチな末っ子」が跡継ぎになってる、その時点で「じゃあお兄さんはどうしたの?」って気になってもう仕方がないんですよ私は!もしかして早くして亡くなってるの?だったらどういうふうに接したらいい?いや家出しちゃったの?契約結婚を申し出たのはお兄さんが戻るまでの時間稼ぎ?と、主人公の立場だったらもう色々と……けど主人公は全く動揺する様子もなく完全スルー。この主人公を通して見る物語には共感できないな、という決定打になりました。
  • 魔術学院を首席で卒業した俺が冒険者を始めるのはそんなにおかしいだろうか

    有馬明香/いかぽん/カカオ・ランタン

    テンション低すぎて趣味じゃない(1巻のみ
    ネタバレ
    2026年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。
    1巻途中で離脱、中立の星3。
    主人公のテンションが低い、無双系、パーティーが女子ばっか、という自分の苦手要素3点セット。それに関しての説得力も見当たらず、読み続けられませんでした。
    漫画演出も平坦で、特に脚色をしていないTRPGのリプレイを見ているような印象を受けました。
    個人的には、「侍」というものの扱いがただの和服コスプレ戦士になっているのが不満でした。まあ、そういうパターンも割とあるとは思うのでそこまでツッコむほどのものではない気もするんですが、この作品の描き方ではなんか妙に冷めた。
    サムライは!主君に侍うてこその!!侍だろうが!!!(主従好きのこだわり)
    いいね
    0件
  • 身の程知らずのシンデレラ

    緒之

    主人公がリアル(けどそれ故に好きじゃない
    ネタバレ
    2026年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIになっていたので立読み増量分を読んでみました。
    主人公が好きになれる気がせず、中立の星3。
    読み続ける気が起きないのは主人公の性格だけではなく、お相手の彼とのすれ違いの作り方……という作劇方法の点もあります。慰謝料的なもので主人公を縛るという、脅しから始まるタイプのお話。こういうタイプのお話はけっこうたくさんありますが、けっこうな率で「昔から好きだった」がセットで、このお話もそれに該当しそうな感じ。となると、私は「ストレートな好き」の方が趣味なので、わざわざ「理想的」なタイプのお相手役が搦手から攻めてくるという時点で、「私の理想的」なタイプから外れちゃう。卒業式の日の「許さない」も、突き落とされたことについてじゃないよなコレ、という感じで、すれ違いを作ろうという作者の意図が見える感じなのが苦手でした。
    とか言っといて全然違う方向に話が進んだらすみません。

    主人公は好きになれないけれど、リアルではあるなという面はあって、そこは良いと思います。
    バイト仲間に言われるまで、過去の自分の行いについて謝罪するという発想が無く、言われて謝罪する気にはなったもののあくまで自己保身。「どうしてかばってくれたんだろう」という点については、バイト仲間に言われてはいるもののスルーして、相手を知ろうとしない。
    どこまで作者さんが意識して描かれているのかはわかりませんが、そういうところが「いかにも」感があってゾワゾワします。
    主人公は紛れもなく毒親育ちの放置子。そういった子に発生しがちな、自己保身の強さと「自分が悪い」と言いながらもあくまで自分を弱者の位置に置いておこうという無意識(おそらく)の生存戦略。そうならざるを得なかったという点については同情しますが、その結果目につく「他者への感謝の薄さ」は、私の美意識に反していてとても苦手です。
    ……「他者への感謝の薄さ」に関しては、生来の性格というのも大きいとは思いますが、それだけにこの主人公が「理想的な男子に好かれる」状況もよくわからなくなっちゃうという。
  • 婚活とミシン もう一度恋がしたいけどめんどくさい気もする【分冊版】

    和田フミ江

    元カレまわりの不穏さに離脱
    ネタバレ
    2026年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 6話まで読みました。中立の星3つ。
    過去、入籍直前で別れることになった主人公、婚活の流れで出会った町の仕立て屋さんとの、なんとなく縮まっていく距離と少し彩られた日々……だけだったら良かったのに!!
    元カレまわりの設定が不穏すぎて落ち着いて読んでられない……ということで離脱です。
    この元カレがものっすごくイラつくんですけど……主人公と結婚式までやっといて、自分の元カノが自/殺未遂したからってそっちに乗り換えやがった弱い男で、いやもう主人公こんなんと結婚しなくて良かったよ大正解だよと心から思うんですけども……これがただの「過去エピソード」だったら大丈夫だったんですけど、この元カレの現妻が主人公に対して現在進行形でマウント意識バリバリな上に元カレ自身も主人公に未練ある感じ、という描写が、主人公の現在の生活と平行してチラチラと描かれているんですよね。イ◯スタの足跡チェックしてるんですよね。
    不穏!不穏すぎる!怖えーーーよ!!
    嫌じゃぁ〜そんなクズい連中に物語を掻き回されるのは嫌なんじゃぁ〜〜〜

    穏やか路線の方がいいと思う私は離脱しますが、不穏路線に興味のある方は追いかけるのも面白いかもしれません。
    ……どうなるのか、気にはなります。
  • 偽りのフレイヤ

    石原ケイコ

    理屈屋には設定が雑すぎた
    ネタバレ
    2026年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読みで読んでみました。1巻で脱落。
    けっこう楽しみに読み始めただけに無念です。
    男女の入れ替わりっていうだけでも設定としては無理がある(けどフィクションとしてはアリ)、それをどうもっともらしく見せるか、というのが設定の腕の見せ所かなと思うんですが……この作品は雑すぎました。
    村娘に王子の身代わりをさせる計画は一応存在した気配の描写はあるんですけど、それはいつから?王子が毒を盛られたのは数日前っぽいのに、それでもういきなり名指しで身代わり探してんの?誰の主導で?王国内で誰がそれを把握してるの?みたいなことがまるっと抜けたまま、なんとなく入れ替わってなんとなく会議にも出されたりして、いや王子の死はどうやって隠されてるんじゃいとかもうわけがわからない。村の代わりに有力な騎士を黙って差し出すのも意味がわからない。
    近衛騎士の選抜試合もなんかやけに単純な汚さで「近衛騎士」とは……?みたいな気持ちになりました。
    村に身体を壊して出戻ってきた母子家庭が養子をとっているのもけっこう無理筋だと思うし……
    主人公の謎に高い身体能力も何の説明もなくて、その他諸々、この調子で「王国ファンタジー」を楽しむのは無理だと判断。
    ……最初の崖から飛び降りるシーンから、ちょっと脳バグ状態だったのもいけなかったです。
    明らかに「自/殺?」というミスリードとインパクトを狙った描き方で、私、その後のシーンが「飛び降り自/殺をはかるまでの過去話」につながってるのかと一瞬勘違いしちゃったんですよね。身体能力の描写を入れたかったのなら、ほんのふたコマ、「着地」と「薬草収穫」の絵を入れればいいだけなのに、それをしない……
    その後の本編の描き方も、理屈屋には説明が足りなすぎていけませんでした。
  • 転生悪女の黒歴史

    冬夏アキハル

    中二の二重奏に読者の合いの手を添えて
    2026年5月30日
    LaLaの無料読み企画を機にレビュー。18巻既読。
    私、この作者さんの熱量高いところが好きです。
    今作では高火力に加えて、主人公本人が中学時代に書いた世界に転生、というこの設定、ファンタジーの設定にうるさい私を力技で黙らせてくるのが面白くって好き。
    どんなにコノハが優遇されていても「まあ、佐藤さん(中学生)がそういうふうに設定しちゃったんだしな……」
    服のデザインが謎の露出度でも「まあ、佐藤さん(中学生)がそういうふうに(以下略)」
    作中世界の文化レベルや東西がごたまぜでも「まあ、佐t」
    ……というように、すべてを包み込む「中学生が趣味で書いた世界」設定。どんなに展開に穴があろうと許せちゃう、いやこれズルいだろwww というある意味「設定チート」。
    主人公の佐藤さんがどんな目にあってもある意味自業自得というあたりも、コメディー度もシリアス度も増強になってて大好きです。
    そんな中でも、一応転生前年齢が物語キャラ達より上であることとか、そもそも世界を作った立場である責任感とか、そういうのも手伝った主人公の懸命さには心打たれるものがあります。
    佐藤さんが作った中二ワールドに、更に作者である冬夏さんの中二力溢れる「シュヴァルツ・レ・シュヴァリエ」という存在が加わった中二の二重奏……そこにさしはさまれる佐藤さんの転生前のエピソードには思い当たることも多かったりする「わかる〜!」という読者の合いの手も……キャラ、作者、そして読者で作り上げられるこの「黒歴史」、たいへんに楽しい構造になっていると思います。
    キャラクター達もそれぞれ熱量高くがんばっていて、私は僅差でヨミ推しです。
    あと特筆したいのはギノフォードと主人公の関係性の切なさ。理想の初恋の人の隣の「本来の自分の場所」に自分が居ない、これはかなりの切なさですよ。
    他にも勢いに乗せられてけっこう泣かされてます。
    姉妹の絆好きとしては、今後のコノハの動きも気になりますね!

    1巻収録読切『降霊の男子生徒(ブラックマント)』も、連載になっても面白かったろうなというレトロ日本風オカルトバディもので良かったです。

    カバー袖などの収録は13巻から。

    巻末おまけマンガでの、男性化したイアナの名前が「イア臓」というのが妙にツボでたまらないです。なんだよそのネーミングセンスw 最高だな!

    (連載中につき適宜改稿)
  • 狼陛下の花嫁

    可歌まと

    偽花嫁設定のぬるさが趣味に合わない(1巻
    ネタバレ
    2026年5月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画で読んでみました。
    同著者の『鳩子さん〜』がかなり好きなのですが、こちらは設定で脱落。
    なんか別の人の別の作品でも見たことのある設定なんですけど、「王様が縁談避けに短期間の偽花嫁を雇う」っていうの、どうしても受け付けない。……偽花嫁として誰かを雇ったとして、契約期間が終わって解放するとしたら……目と喉は潰すでしょうね。秘密保持のために。特にこういう中華設定な場合。
    中華風衣装のライトな恋愛ものとして読めばいいのでしょうが、私はもっと大陸からの風を感じたいので遠慮します。
  • 良い子だね守屋くん[ばら売り]

    堀すいか

    振り切った系フィクションとしてかなり好き
    2026年5月29日
    パワープッシュになっていたのでレビュー。
    こちら、すでに公式サイトでは連載完結しています。なので、2026年5月現在で、5話までしか配信されていないのに驚き……。
    単行本換算して1巻では終わりませんが、たぶん2巻分で完結していておすすめです。
    フィクションとしての執着ものとしてなかなか面白く、「そりゃ無理だろ〜」って思いながらも楽しめるバランスでした。
    終わり方がかなり好みだったので、単行本が出たら買っちゃいそう。
    ネタバレ書きたくないのであまり詳しくは述べられませんが……私、花木さんの頑張りは嫌いじゃないです!
    いいね
    0件
  • 100年の恋もさめなくて

    チキン

    もっとコメディー感あるものの方が好き
    ネタバレ
    2026年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ パワープッシュになっていたので読んでみました。
    数話読んで離脱。
    かわいい少女漫画だと思います。自分の趣味として、この設定としてはコミカル度合いが足りませんでした。
    また、「告白させてみせる」っていう主人公の意気込みがあまり自分の感覚と合わないし、お相手の彼がおバカ系キャラなのはともかく良さがあまりわからなかった。
    お似合いのふたりだとは思うので、お幸せにね、という気持ち。
  • 藤子・F・不二雄大全集 21エモン

    藤子・F・不二雄

    実はけっこうハードな設定がありそこが良い
    2026年5月28日
    アポロ11号が月に降り立つ前年に連載開始、そして連載終了後間もなくアポロ11号が月に降り立ったという、なんだか特別な時期に描かれた子供向けSF作品。憧れの夢ある「近未来」として描かれたこの作品、舞台は2023年なんですね。既に過去になってしまったレトロフューチャー、明るく楽しく、オンボロホテルの跡継ぎ問題と宇宙人達との異文化交流。そして宇宙旅行のロマン。
    前半は「つづれ屋」メイン、後半は宇宙旅行メインになっています。
    お話自体ももちろん楽しいんですが、実は私がこの作品で気に入っているのは、21世紀を「近未来」として描くために、藤子・F・不二雄が考えた設定です。「SF」の「F」を、「フシギ」でも「ファンタジー」でもない「フィクション」寄りに位置付ける設定だと思っていて、藤子・F・不二雄らしさを感じさせられます。
    作品中にはあまり表立って出てきてはいませんが、こちらの本に「特別資料」として収録されている、「地球連邦の歴史」年表。作品が描かれた1968年から50年程度では、宇宙人達が行き交うほどの科学的発展は無理、そこをただの「夢物語」として終わらせない設定が、「宇宙人による外圧」です。圧倒的に進んだ科学力を背景に、地球上の争いを無くし、反乱分子は鎮圧し、都市を改造しているんですね。
    この設定があるからこそ出来た話『あやしい客』(前後編)は、全4巻のてんとう虫コミックス版には収録されていません。
    平和と圧倒的な力との関係に、いささか複雑な気持ちになるこの設定と『あやしい客』という話……大人になった今こそ味わってみませんか。
  • 21エモン

    藤子・F・不二雄

    アポロ11号が月に降り立つ1年前
    2026年5月28日
    パワープッシュになっていたのを機にレビュー。
    『大全集』の製版データを利用したものではありますが、個人的には、大人がせっかくお金を出して読むのであれば、『大全集』版の方をお勧めします。
    こちらには収録されていない話がいくつかあり、また、『特別資料室』として当時の雑誌企画が収録されていて、21エモンワールドにおける地球の年表が見られたりするのがポイント高いです。
    ついでに、こちらは収録順が発表順ではありません。

    お子さんに読ませたいな、という場合ならこちらでも。
    アポロ11号が月に降り立つ一年前から連載されたこの作品(単行本化の際にアポロ11号のことを滑り込ませている)、手塚治虫が子供向けに描いた「夢の明るい未来」を引き継ぎ、藤子・F・不二雄流のユーモアで描かれている、文化の歴史的にも貴重な作品なのではないかと思います。藤子・F・不二雄作品の「児童向け」漫画のバランスは絶妙で、いつの時代の子供にも心に善きものを残してくれることでしょう。
    ただ、1981年発表の『2本足で星から星へ』がこちらには収録されていません。最新製版を使うのであれば、ついでに増補版として収録しちゃえば良かったのに〜……「子供の大冒険」的なお話で、せっかくなら子供にはそれも読んでほしい。

    今よりもまだ、月にかかるロマンのベールが多かった時代のおおらかさのあるレトロフューチャー、21エモンが活躍した2023年を追い越した今、改めて読んでみるのも良いのではないでしょうか。
  • 彼女のエンドロール~さよならまであと半年~【描き下ろしおまけ付き特装版】

    四ツ原フリコ

    ちょっと自分の気持ちにはそぐわない(1巻
    ネタバレ
    2026年5月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ パワープッシュになっていたので読んでみました。中立の星3。
    すっきりした絵柄で読みやすく、設定的に「半年」という期限があるので長くなりすぎなさそうかなと思って読み始めてみました。
    クズ野郎と純朴女子、正反対の二人が一緒に過ごして変化する、という物語は、リアリティはともかく夢と希望があってけっこう好きです。
    ただ、クズ君の子供の頃のエピソードを見てだいぶ冷めてしまったんですよね。「捨てられた」って話だったから、てっきり「母親に置き去りにされてそのまま会うこともなく児童養護施設行き」になったのかと思ってたんですけど……3時間放置されたものの、お母さん迎えに来てるんじゃん。子供にとっての3時間は長い、そこは怖かったろうと同情はするしトラウマになるのもわかる、けど「女はみんな嘘つき」みたいな思い込みを形成するにはいささか弱いエピソードだなと思いました。
    で、作者さんの作劇の話になっちゃうんですが、このエピソードをこういう風に使うという作者さんだと、作品内容文に明記された「余命半年」をラストでひっくり返してくる可能性があるなって思っちゃったんですよね、直感的に。……よく見てみると、序盤の「余命宣告」シーンで明確に「余命半年」という描写が無い、ということから、作者さんの作劇よりも内容文に問題があるかも……しかし何にせよ、心中ものとかメリバに魅力を感じるタイプとしては、離脱します。
  • 半グレ―六本木 摩天楼のレクイエム―

    山本隆一郎/草下シンヤ

    自分が楽しめるバランスではなかった(1巻
    ネタバレ
    2026年5月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    1巻で離脱、中立の星3。
    「悪人の悪人による悪人のための」みたいに振り切っているフィクションならまだ良かったかもしれませんが、主人公に「一般家庭で普通に育った家族思い」みたいな属性を付けたことで、楽しめるバランスから外れました。
    この主人公、大学時代には何してたの?家族思いなのに母親を支えるためにアルバイト掛け持ちとかしてなかったの?
    家のローン返済のために母親が無理して働いて倒れて、っていうのも、父親が亡くなった時点で返済が難しければ売りなよ、としか思えなかった。それで「安い仕事のせいで」みたいに言われても、逆恨みじゃないのそれ、っていう。
    悪人であっても、自分のできる精一杯を工夫して、というがんばりがあればフィクションとして楽しめたかなと思うんですけど、この主人公はよろしくなかったです。
    ……自分に人としての情が欠け気味な自覚はあります。
  • グランマの憂鬱

    高口里純

    私的事情もあり「カッコよさ」が不快だった
    ネタバレ
    2026年5月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    1巻で離脱、「カッコいい」とされる「グランマ」ですが、私にはカッコよく見えなかった……。
    ちょっと個人的な事情も絡むんですけど、最初の村民会議シーンでのグランマのお裁きぶりがとても苦手でした。
    よそのお宅のお嫁さんが「うちのばあちゃんをなんとかして」っていうのに対して「年寄りは先にいなくなるんだから我慢しろ」って言うんですよ。なんとかして、の相談内容は割と他愛のない感じではあるんですけど、こういう小さいことが積み重なってお嫁さんの心は蝕まれるんですよね……。うちは「年寄りだから」「もう死ぬから」そう言って我を通され続けて二十年、実際のところ年寄り相手に何言っても無駄って部分はあるので、しばらくの辛抱だって自分を励まして我慢するしかないところはあるんですけど、それをこのフィクション世界の「カッコいい年寄り」に言い放たれるのは、けっこうこたえました。……わたしも疲れているのかな……。
    同村民会議シーンの「柿の木」にしても、あたしが切ってやるよ、という乱暴な啖呵を切ってなんとなく収まる……「グランマ」は作品世界の絶対正義って感じで、理屈屋にはその「正義」が耐え難かったです。
    母親が4歳の子供をほったらかしすぎなのも気になりました……作品が10年前とはいえ、母親の目の放しっぷりがすごい。作劇都合もあるにせよ、「都会育ちの母親」がこれ……?
    よそのおばあさんが通りすがりの赤ちゃん連れ(母乳をあげてる)に「いいこと言う」エピソードも、ただ7ヵ月の赤ちゃんに母乳をあげているだけなのに、どうしていきなり「母乳じゃなくてミルクでもいい」論を展開するの……?赤ちゃん連れの時って、こういう謎アドバイスをしてくる年寄りと、ただ「かわいいわね〜」って笑顔を提供してくれるお年寄りと両方いましたけど……後者の方が断然「カッコいいお年寄り」だと思います。
  • 竹取物語

    和田萬吉

    私は「帝」の純愛を主張したい
    2026年5月23日
    完全訳ではなく、抄訳なのが、星をひとつ引いた理由です。和歌の部分とかいろいろ省略されているので、物語の良さを存分に味わいたい方は、こちらだけではなく完全な原文や訳文をお読みいただけると嬉しいです。

    昔話の『かぐや姫』としてすっかり日本人に浸透している物語ですが、本来の『竹取物語』はもう一歩踏み込んだ「創作小説」であるととらえています。
    今はどうだかわかりませんが、自分が学生の頃には『源氏物語』に比較して『竹取物語』の扱いはかなり低かったように思います。しかし、私にとってはこの『竹取物語』こそが日本の古典文学の最高峰。すっきりとまとまった短い物語の中に、親子の情愛、人の愚かさ、そして悲恋、これらをファンタジー要素がある枠組みに入れ込んである贅沢仕様。語源説話的要素もお楽しみとして盛り込まれている。素晴らしい!

    近年アニメ映画になったことで、『竹取物語』の登場人物としての「帝」が不当に貶められた感があるのですが、本来の「帝」は、かぐや姫と何年も細やかに文を交わし、別れの際にもかぐや姫から不死薬を贈られるほどの存在です。両想いでも結ばれない悲恋の二人で、「帝」はかぐや姫のいなくなった世では意味がないと不死薬を燃やすほどに一途な純愛なわけですよ。
    あの歪められた「帝」像はあくまでメディア化による改変であることを、本来の「帝」は一途な、おとぎばなしの王子様的存在であることを、皆々様にはわかっていていただきたい。

    あと、子供の頃に、富士山は「死火山」だと習った世代なんですけど……『竹取物語』読んだだけでも当時活動してたんだなって予測がつくのに、どうしてあの頃には「死火山」認定してしまったのか……と。謎です。
  • 輝夜姫

    清水玲子

    私にとっての見所は、まゆの狂おしい純粋さ
    ネタバレ
    2026年5月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画を機に、覚書レビュー。
    かなり好きな作者さんなんですけども、ひとつの話を長編で描くと、なんだか風呂敷が広がりすぎてそのまま端っこが宇宙に溶けて消滅するというか……こう、設定がどっかいっちゃう感があります。
    盛りだくさんでとっちらかってしまったところに、この作品は主人公カップルがあまり好みではなくて……特に晶が、割とフツウというか、精神面があまりキリッとしていない印象でした。
    それでも最後まで読んだのは、まゆのためでした。
    私、まゆというキャラクターがとても好きなんですよ。
    とても「少女」を体現していると思います。
    ふわふわの見た目、狭い世界、傲慢な好意……「晶さえいればいい」という、純度の高い狂おしい執着が良かったです。あんな家で育って、自分を守るのに必死で、そんな中でも晶を守っていたのは確かにまゆだったと思うんですよねえ。
  • 八雲立つ

    樹なつみ

    題材は好きだけどロマンを感じられなかった
    ネタバレ
    2026年5月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画で読んでみました。
    有名作なのでウキウキと読み始めましたが、3巻で離脱。
    作者さんと感覚が徹底的に合わないんだろうな、という感じで中立の星3。
    キャラクター(特に女性キャラ)に魅力を感じられませんでしたし、古代史という興味深い題材があるのになんか自分の中に入ってこない。
    特に微妙だったのは、闇己君の親子関連の設定で……実の父母、どうしてのうのうと自由に暮らしてるんだろう?というのが理解できませんでした。「ただの人になる前に死を選ぶ」ほどの壮絶な覚悟があり、権力もある古い一族の本家……その中での不義の不祥事、座敷牢一択じゃない?って思ってしまったので。すごい人格者みたいに描かれている養父が、どうしてきちんと闇己に出生の話をしておかないのか、当主交代の儀式の話もしておかないのか、やることが甘すぎるとも。死を選ぶだけの覚悟があるのに、そして自分自身が「父殺し」を背負って生きてきたはずなのに、闇己への対応が甘い……むしろ本心では不義の子として憎んでいて苦しめたかったのではないかと疑ってしまった。
  • ヨメトメ☆にっき~専業主婦歴30年の姑との日々~

    桃聖純矢

    姑予備軍は弘子さんの精神性を目指すべし
    2026年5月22日
    公式サイトで連載を追っています。ついに単行本が出た、というところで、弘子さんの素晴らしさをお伝えしたく筆をとりました。
    第一話でのロボット掃除機の「決め手」、これが決め手になるところに魅力を感じる方はぜひ!
    最初の方は「嫁と姑のコンビ芸的テレビショッピング」といった風情でスタートしますが、その面白さだけではありません。姑と嫁、それぞれの立場で、それぞれ相手を尊重している姿が素晴らしい。話も、「一方的に嫁が姑をやり込める」みたいな感じではないので、安易なスカッと系とは違う楽しさが味わえます。

    姑と嫁の作画温度差が激しいこの作品、「嫁姑バトルなのかな?」とスルーしそうになったところで著者名が目に留まり、期待と共に読み始めたのが、弘子さんとの出会いです。
    姑である弘子さん、この方、素っっっっ………晴らしいと思うんですよ。弘子先輩……いえ、弘子お姉様とお呼びしたい。
    専業主婦という自分の仕事に誇りをもってハイレベルな家事をしっかりとこなしているのはもちろん尊敬するんですけれども、素晴らしいのはそこだけではありません。
    長年ご自分を律して主婦業を務めてきたお姉様、積み上げてきた努力があるからこその葛藤もあり、それでも「お嫁さんを敵視しない公平性」「立場や価値観の違いを認めて尊重する」、この二つを成立させているそのお人柄が素晴らしい。決してお嫁さんに擦り寄るわけでもなく、背筋を正してすっきりと立っているお姿……新しいものにけっこう興味のあるおかわいらしさ……ちょっぴり素直になれなくて顰めた眉…………嗚呼、弘子お姉様とお茶会がしたい………(木の陰から見つめるだけで話しかけられない)!!
    お姉様が中心になり、ちょっとめんどくさいけどすてきな舅だったり、そんな夫婦に育てられた息子だったり、その息子が選んだお嫁さんだったり……正にお姉様は作品世界を照らす太陽、この平和で思わず笑っちゃう世界は間違いなくお姉様なくしては有り得ないのです!

    世に嫁姑の争いは多かれど、息子をもつ姑予備軍であるわたくし、弘子お姉様のお姿を胸に刻み、お姉様のような姑になりたいとお慕いしております。あとお姉様の引いたお出汁飲みたい。お嫁さんうらやましい。

    (連載中につき適宜改稿予定)
  • 猫を拾った話。【電子単行本版】

    寺田亜太朗/本多八十二

    「うちの子」というでっかくてかわいい存在
    ネタバレ
    2026年5月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ パワープッシュになっていたので、読んでみました。約60ページ分。
    「猫」の見た目より他に刺さるものがなくて、中立の星3。
    謎めいた「猫」という要素を味付けにしたほのぼの日常といった雰囲気で、謎を解きたいとか別世界のようすが見たいという欲求があるタイプの自分には、長く読んでいく意欲がわきませんでした。
    とりあえず読んだ部分では、「猫」がかわいいです。
    生き物との生活というものは、その出会いも何もかもが偶然にして必然。
    「猫」が三本足で単眼なのも、フツウに猫を拾った場合とさほど変わらないし(けっこう病気持ちやケガ持ちの子も多いから)、「猫」が成長してでっっっかくなるのも、フツウに猫を飼ってる場合の心象風景とさほど変わらない(心の中での存在感として)。
    つまり、「うちの子」は世界一かわいいしでっかい存在なので、主人公達は幸せになってね。
  • メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話

    前田シェリーかりんこ

    わずかながら復讐に協力いたします
    2026年5月21日
    『鼻フォーク』201ページ。
    SNSで読んではいましたが、まとめて読みたくて購入。
    いやこれ……ちょっとこれ……本当にあった怖い話(霊的ではない)って感じで、全部が現実にあったとは限らないとか誇張などがあるかもとか、鵜呑みにはしないようにという前提で読みはしますけども……それでもめちゃ怖い。自分には縁遠い世界で、主人公である著者とはきっと同じクラスにいても仲良くならないタイプだとも思いますが、かなり頭がいいっていうかけっこう理性的なものの捉え方をする人なんじゃないかという点で、非常に興味深い人です。なんでこの人があんな変な男を選んでしまうのか、というのがすごく不思議でした。入院時に「絶対に親に知らせるな」という気迫も、別に親との関係も悪くなさそうだっただけにちょっと不思議で、この人の半生が気になります。『お気楽』の方もそのうち読みたい。
    で、著者SNSでは霊的なお話(著者本人ではなく取材した話)もあったので、ちょっとこのお話も霊的な面も考えてしまったんですけども。ちらっとふれられているのですが、元々かなり災難にあうタイプらしくて、男運の悪さも含めて、本人の努力でどうにもならない生まれもっての何かがあったんじゃないかと、読んでいて思いました。この事件では「ちょっとズレてたら即死」が2連続で彼女を襲うという、そこでギリ生き残れたところに守護霊の頑張りを感じる……めっちゃ頑張って物理干渉して場所ずらしてそう。この2連即死回避によって、柔道の「合わせて一本」みたいに生まれ変わり判定になって、今後の作者さんから災厄が逸れていったらいいな!
    「彼ピッピ」一族の正体がわからないのはもどかしいところですが、とりあえず「一族みんな不幸にな〜ぁれっ(はぁと)」って呪っとくね!
  • もっとおいしい紅茶を飲みたい人へ WHAT A WONDERFUL TEA WORLD!

    田中哲

    題名と内容がピタッと合わない印象
    2026年5月19日
    217ページ。
    完全なQ&A形式をとっているため、断片的です。Q&Aを入り口に順を追って説明していくタイプの本かと思ったのですが、あくまでQ&A。すでに紅茶の知識をある程度持っている人が、コラムを読んで楽しむような感じの本でした。
    知らないことも多く、いろいろと学びになる部分はありました。
    それでも、ガチで深い知識を学びたい場合には向いていないと思います。1冊の本として、頭から通しで読んだ場合、飛び飛びの断片的知識を自分の脳内でまとめるのが難しいからです。
    「もっと美味しい紅茶を」と銘打ってはあるものの、紅茶を淹れるにあたっての技術指南も基礎的なものであったように思います。本の題名から自分が期待したような内容とは言い難く、個人的にミスマッチが発生したのがもったいなかった。
    また、「これから紅茶を始めてみたいな〜」と思っている入門者には特に向いていないと思います。もう少し体系的に順を追って知識を解説している本をおすすめします。
    最初にスーパーで買える紅茶の話がされているのですが、産地の名前がポンポン出てきたり、「イエローラベル」などの商品名が何の説明も無しに出てきており、かなり雑さを感じました。せめて「スーパーでよく見られる商品」を紹介してからにしてほしい。続けてのフードペアリングの話も、入門者にはちんぷんかんぷんじゃないの……っていう感じで、私が入門者だったらまずこの巻頭でくじけそう。
    巻末の方には、著者の経験談エッセイが入っています。
    興味深くはあるものの、もう少し先まで知りたいのに〜!ってところで話が終わってしまう感じでした。
    基本的にコラムやエッセイを一冊にまとめたタイプの本があまり得意ではないので、中立の星3。
    そういうタイプの本がお好きな方には楽しめるのではないかと思います。
  • 残骸はあさってのほう

    エマオ

    変わり種BLとして悪くない
    2026年5月18日
    170ページ。
    短篇6作+表題作の描き下ろし。
    勢いのある作風、「普通じゃない」感じの展開。方向性としてはかなり好きな方だと思うんですが、なんというか、痛みを伴わない感覚で自分には刺さらず、星の数が増えませんでした。でも悪くないです。
    2026年5月現在、読み放題に入っています。加入してる方は読んでみるのも良いのでは。
    〜〜〜〜〜
    ・『残骸はあさってのほう』
    なかなかのキモさ。好きなアイドルに似ているからその子の物を盗んでその残滓を楽しむという、これはヤバいヤツですね。タイトルがすばらしく合っていて良いと思います。

    ・『東高 GO to hell !』
    ヤンキーでヤクザででも妙に真面目だったり純粋だったり。カオスだけど確かにラブを感じる。

    ・『カトルフィッシュ』
    いじめられている高校生、レンタルショップ店員と憧れの歳上の人を絡めて。ひたすらに気の毒なだけで好みではない。

    ・『へんてこな校歌』
    なんかこう、アーティスティックにしたいのかな、という感じではあるけど、なんか違う。

    ・『私鉄 “GOTTA GO TURN”』
    DK、中学の頃からの友達、悪い保健の先生、タイトル通りにゴタゴタっと転がるお話。ラストがちょっとかわいそうで、これが一番良かったです。

    ・『土曜、木曜、カトリーヌ』
    オネエと精神科医。父親に連れてこられて診察を重ねるうちに、という話。良い話な印象もあるんですが、ひねくれ者にはもうひとつ腑に落ちない思考回路な展開でした。

    ・『チキンレース』
    表題作の描き下ろし。全方向に不幸だなって……。
  • 偽装結婚のススメ ~溺愛彼氏とすれちがい~【電子単行本】

    雨宮榮子

    大和撫子ってこういうんじゃなくない?
    ネタバレ
    2026年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    1巻で離脱、中立の星3。
    偽装結婚ものだったら、もっとコミカルな方が好みです。
    コメディー感が薄く、主人公が勝手に思い込んでいるだけの「すれ違い」が提供されている状態で、興味が湧きませんでした。
    設定で「大和撫子」というのがありましたが、全然大和撫子じゃなかったのも、お嬢様好き人間としては肩すかしでした。
    作中で「大和撫子力を見せてやる」っていうシーンがあったんですけど……節子、それ大和撫子力やない、ただの家事力や。
  • 魔王陛下のお掃除係

    梶山ミカ/我鳥彩子

    なぜか妙に波長が合わなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    1巻で離脱、中立の星3。
    絵も演出もこなれていて問題ない……はずなんですけど、どうも自分の感覚と絶妙に合わないようで、読んでてずっとイライラするんです。内容面とは違う部分でのイラつきで、これはもうどうしようもなかったです。
    内容面に関しては、どうにも辻褄がすっきりしなくはありますが、まあ恋愛メインの少女漫画としてはこれくらいテキトウでもいいんじゃないの、と流せる程度ではあります。
    「魔」族の世界なのに「聖」女として崇められるって、どうなってんのとは思いますけど。さすがに。
    お掃除豆知識がやりたいなら現代ほっこり系でやればいいのに、とも思います。お掃除そのものはともかく、「豆知識」と異世界の組み合わせがバランス悪い気が……「新聞紙ならここにあります!」のくだりに、ええ〜新聞紙あるんだ〜って自分でもびっくりするくらい冷めました。
  • 図書館戦争 LOVE&WAR

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    主人公が無礼すぎて脱落(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画で読んでみました。1巻読み切れずに脱落です。
    設定が無茶なところに、好みじゃない主人公で耐えられませんでした。
    主人公、騒がしくて無鉄砲なタイプなのが苦手。礼儀をわきまえていないのも苦手でした。恋愛面でのお相手の上官とのやり取り、ケンカップルっぽくしたいんだろうとは思うんですけど、単純に失礼。上官をやけにチビって強調するけど、主人公と5センチしか違わないし、主人公自身がそこまで大女ってわけでもない……なんかこう、「女よりも背の低い男」という事柄に対しての意識が、非常に不快感を誘われるものでした。主人公への印象は、序盤の食堂でハガキを落とした時の態度でつまづいて、リカバリーできませんでした……「物を落とし、拾ってくれた上官に礼も言わず、捨てといてと上官に指示する」……なんだこの女、自分が上官だったらすごく怒る。こういう甘えきった態度、とても苦手です。そしてそれを周囲の誰も嗜めないのが、作者さんの価値観なんだなって、ガッカリしました。
    本の取り締まり周辺設定はもう、どこから突っ込めばいいのかわからないので言及しません。荒唐無稽とはまた違う、齟齬の多い、恋愛劇の味付けとしての設定だなと思いました。
  • 隣りのおにいさん

    右野マコ

    ああ〜バカだな〜って男子を描くのが上手い
    2026年5月10日
    179ページ。
    ウェブサイトの再録集2冊目だそうです。
    (1冊目は『相原主任は〜』)
    男子が本物の男子っぽいのが、この作者さんの魅力。少女漫画的さわやか女子向けイケメンじゃないの。
    この単行本自体はそこまでツボに入らなかったですが、好きな作者さんです。
    2026年5月現在、読み放題に入ってますので、加入者はどうぞお試しを。
    〜〜〜〜〜
    ・『隣のおにいさん』『〜その後』『三度目の正直…?』
    小学生と高校生。お隣同士、コミカルにすれ違いながらも、安定感のある二人でした。小学生男子らしさが良かったです。個人的には『〜その後』までで満足。

    ・『荷物持ち』『〜その後』
    DK。偉そうな大河と家来みたいな皓、BL手前くらいの描写ですが、仲良く楽しそうで何よりです。この作者さんのこういうの好きなんです。これは星4つ。

    ・『回避行動』
    大学生と、「一目惚れした」と迫ってくるイケメンとの、恋愛攻防戦。ほだされるのも時間の問題だな……っていうw カラオケ店でのガッツポーズが、真剣味を感じて良かったです。

    ・『唇をなぞる』
    4ページショート。サッカー部男子のささやかなワンシーン。

    ・『料理の腕は超一流』『ゲームは始まったばかり』
    養子と義理の父、当て馬も添えてのお話。ハイテク空中バトルゲーム設定も加わり、盛り沢山。そしてぶつ切り。未完成作ですな。

    ・『笑顔でさようならを』『笑顔のままで』
    DK同士。ほどほどのすれ違いとほどほどのハッピーラブ感、高校生っぽさが良かったです。お友達もやたらと理解あるとかやたらと排斥するとかじゃなくて、友達らしくて良かったです。
  • アンサー

    Maria

    ぐずぐずしている感じで苦手(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。1巻で離脱、中立の星3。
    こういう接待系の女性向け漫画は苦手なんですよね……主人公の周辺に、明らかにお相手候補の男性が複数配置されてるタイプ。
    主人公が漫画家っていう設定の漫画も、作者の自己投影が強くなりがちなので好きではありません。
    自己陶酔感も強く、そこに「視える」おじいちゃんとかポエミーな表現とか、読み進めるのがしんどかったです。全体的にぐずぐずしている。
    とりあえず、「漫画を描く」ことを大切に思っているのなら、その邪魔をしてくるヒモ男なんて追い出して塩撒いて二度と敷居を跨がせるな!ってイラついてしまいました。
  • 終末のワルキューレ

    アジチカ/梅村真也/フクイタクミ

    興に乗れなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。1巻で離脱です。中立の星3。
    荒唐無稽設定なので、その辺りをいろいろ真面目に考えたりツッコむのも野暮ではあり、それはまあそれとして。
    バトル系の中でも武闘会形式のものが好きではなく、それに加えて「神vs人間」をパワー試合で、というのがちょっと興に乗れなかったです。サシのパワー試合で人と神との勝負が成立するなら、もう神は神じゃないよな……って。
    スケールの大きい異種格闘技戦、って感じなのかなとも思いますが、神が神ではない状態ではスケールの大きさを感じられず、楽しめませんでした。
  • 会長はメイド様!

    藤原ヒロ

    一所懸命元気な破天荒漫画(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画で読んでみました。
    1話目が読み切りだったと思われるこの作品、元気な破天荒学園もの。
    元男子校に入学した男嫌い女子、生徒会長でメイド喫茶で……と設定モリモリですが、意外にもその設定の立場に至る理由が土台として作ってあって、読み切りとして見た場合の第一話はなかなか良かったです。
    自分にはあまりノリが合わず、グッと掴まれる部分がなかったため、連載としてのこの長い作品からは1巻で離脱しますが、元気にがんばる女子の少女漫画として楽しめる作品なのではないかと思います。

    1巻には、切なめ幽霊話が同時収録されていて、こちらもまとまった読切でした。
    いいね
    0件
  • 彼氏彼女の事情

    津田雅美

    どんどん自分の趣味から離れていった思い出
    ネタバレ
    2026年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画を機に、覚書レビュー。
    デビュー間もない頃の読切を見て期待していた作者さんの連載作で、優等生ぶりっ子の奮闘を楽しく読んでいました。……最初の頃は。
    こちら、連載当時がちょうどエヴァのテレビ放送の頃と重なっており、パロディネタを入れたりしていたあたり、作者さんもかなりエヴァが好きで見ていたんだろうと思います。そして影響を受けたのだと思います。
    進むにつれて「元気で楽しい」から、鬱屈した方向に行ってしまい、シリアスな雰囲気に。
    で、「優等生キャラ」「頭いいキャラ」というのは、コメディーで「そういうキャラ」として出てくる分には笑えたりするのですが、シリアスに配置するには「理知」の芯が必要になり、その芯を描くのはかなり難しいものだと思うんですよね。
    この作品ではその芯が不足していて、キャラクターの行動にどんどん納得できなくなっていってしまいました。なんでそうなるの?って感じで。
    元気で楽しいライト路線を進んでくれたらけっこう好みの作品が生まれていそうだった作者さんなので、別の路線に入って人気が出てしまったことは、私にとってはいささかさみしいことではありました。
  • しあわせ食堂の異世界ご飯

    文月マロ/ぷにちゃん/雲屋ゆきお

    理屈屋は序盤で力尽きた(1話のみ)
    ネタバレ
    2026年5月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読み始めました。
    ……が、1話読み切れずにそっ閉じです。これは理屈屋が手を出していい作品ではなかった。
    ページをめくるごとにあらわれるツッコミどころ……転生設定、身分、料理、要素のすべてに満遍なくツッコミ箇所が行き渡っており、かわいらしい少女マンガとして楽しむ場所までたどりつけませんでした。
  • 領民0人スタートの辺境領主様 ~青のディアスと蒼角の乙女~

    ユンボ/風楼/キンタ

    「領地」と呼べる場所なのか……?(2巻)
    ネタバレ
    2026年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。2巻まで読んで離脱です。
    「救国の英雄」を半ば厄介払いのように辺境の地へ……という政争の絡む話なのかな、と思って読み始めたんですけど、物語に乗っかれませんでした。
    王国の人間が一人も居ない状態の「領地」、他民族との領土争いで手に入れた土地なのに、砦も何も置いていないのが意味わからなすぎてつまづいちゃったし……他民族が魔法で身を隠しているとは言え大規模に普通の生活を送ってるし……読み進めていて、いろいろと設定がよくわからなくて、理屈屋が楽しめる話にはならないな、と判断しました。
    キャラクターもあまり好きではなくて、主人公がもう脳筋通り越してバーサーカーだろこれ、って感じで不気味だったし、「強さこそ全て」という価値観の鬼人族女性設定も微妙、その価値観を言い訳にして15歳の少女を嫁になりたいと言い寄らせるのが……なんか絶妙に拒否感を呼び起こされました。
  • 天堂家物語

    斎藤けん

    私の欲しい狂気はこれじゃない(11巻まで
    ネタバレ
    2026年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読みました。がんばったけど、11巻で脱落です。
    過去作品が割と気に入っている作者さんなんですけども、これは趣味に合いませんでした。人気が出るのは自分の趣味に合わない方なんだな……と少し切ない。

    す、すごい……クレイジー……と、主人公に対してまず思いました。
    「人助けをして死にたい」と言って信用のためには自決しようとすらするのに、「畑が大事だから帰りたい」「自分のしたい人助けじゃない」……いや、自決が成功してたら畑は当然放置になるんだし、人助けって大事なのは相手の利であって自分が選り好みするものじゃないのでは……? これらから私が主人公に抱いた印象は、「自己中心」「異様に視野が狭い」「無計画」といったもの。支離滅裂な狂気があると思いました。自分の死の可能性すら視界に入っていない、そもそも「死」を理解できていない印象で、行動を見ていても知能がグレーゾーンって感じがするのが、ちょっと……なんかこう……ゴニョゴニョ
    これが「キャラクター本人の狂気」であれば良いのですが、死への執着はとにかく、支離滅裂さはキャラクター由来ではなく作劇都合由来の可能性が高いな、と判断。
    伯爵令嬢との入れ替わりも、逃がす経緯も入り込めるのも、全体的に雑。ってか「人助け」として逃がしたのに、雅人と一緒に何の葛藤もなく探しに行く主人公が怖い。そして見付かったお嬢様の境遇も、なんとなく丸く収めちゃってて微妙な気持ちになりました。
    狂ってるっぽい謎キャラクターは次々出てくるけど、その狂気に至る背景がとにかく見えないし、「じっちゃん」も何なんだかまともに描写されないし、天堂家が社会的にどんな位置にあるのかも不明だし、時代感もほぼ感じない……。キャラクターの行動も、自分の思考回路からズレズレで、かなりわけがわからなかったです。
    「狂気をはらんだお家騒動」というモチーフは好きなんですが、それがメインではなく、そのモチーフをカキワリ背景とした恋愛メインの話だと思いました。しかもその恋愛がメンタルメインじゃなくて危なげなラブシーンメインに見えて、かなり苦手。
    「生きる意味」という言葉が浮いていたのがかなしかったです。
  • 悪魔の十三夜 愛蔵版

    曽祢まさこ

    正統派少女漫画ホラー、母心が切ない
    ネタバレ
    2026年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻216、2巻182ページ。
    懐かしの外国舞台の昭和少女漫画、吸血鬼と切り裂きジャックも絡めたサスペンスホラー。
    しっかり伏線も張られた展開で、もしかして……と思いながら読んで、やっぱりか……ってなる、正統派。意外性よりも、こういう伏線こそが大事よね。
    主人公の母親は、運が悪かっただけ……愛する人のための精一杯が、それが人の道に反していても、切ないです。忠実な老メイド・モイラも、その忠義が良いキャラクターでした。
    母親に力を与えた悪魔がいるとして、母心につけこんだのはもちろん酷いことではあるんだけど、それでも母親としては悪魔に感謝する気持ちもあったろうな……と、子持ちとしては思うのでした。

    同タイトルで、なかよしコミックス版(全2巻)と完全版(全1巻)も存在していて、違いがあるかは不明ですが、この愛蔵版が、電子の配信開始が一番新しいです。
    2026年5月現在、読み放題に入ってます。完全版も入ってます。
  • 転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~

    進行諸島(GAノベル/SBクリエイティブ刊)/彭傑(Friendly Land)/風花風花

    MPマイナスに耐えられなかった(1巻のみ
    ネタバレ
    2026年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。
    1巻を読み切れず脱落です。
    社畜の異世界転移、チートなのはまあお約束ですが、主人公が無気力系なのが趣味じゃないのもあり、チート回りの設定が流せませんでした。
    スライムが懐くようなことを何もしていないのに、勝手にスライムが擦り寄ってくるのが、作劇が雑だと思いました。
    スライムが見た本の内容が自分のものになるというのもなんかチートが過ぎるし、その展開がスライム主導で進んでたのが「スライム、知能高すぎだろ……」って。
    スライムを偵察のために投げ上げておいてキャッチしようともしない、主人公の血の色は何色だって引きました。
    そして何より。
    MPマイナス20万って……何だよそれ…………!
    ステイタスウィンドウが出るのはまだ許せるにしても、それならそれでゲーム的お約束は守ってくれよ〜!
    えっ、もしかして自分がゲームから離れてる間にMPマイナス20万が発生するようなシステムが標準になってるの??
    ……老害と呼ばれてもいい、MPが足りない魔法は発動しないものだし、MPがゼロになったら気絶するのがセオリーだし、MP不足で気絶しない場合の状態異常はもっとヤバいものだろ??(20万マイナスの状態異常なら、発狂するか即死だと思う)

    この設定で「賢者」というのも虚しい。
  • 優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。~異世界で幸せに暮らします~(コミック)

    ひのみち/ありぽん

    かわいいは正義だけどかわいくなかった
    ネタバレ
    2026年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。2巻途中で脱落です。
    子供+もふもふ、組み合わせとしては「かわいいもの好きホイホイ」といったところです。
    転生前も子供ではあるので、転生後との中身ギャップは少ないです。その点はいい、その点はいいのに、なぜあの口調にしてしまったのか……?
    子供の可愛さは、語尾で付けられるものではない。っていうか、ほんとに「でしゅ」が鬱陶しい。
    魔獣や妖精の描き方も、「かわいいでしょ?」って押し付けてくる感じがかわいくなかったです。
    で、かわいさ無双でもふもふや妖精とも仲良くなってほっこり……ってところに、魔獣攫いのシビア展開を入れてくる。
    ただでさえツッコミどころの多いひたすらちやほや展開に、甘い設定のシビア展開を組み合わせるのは、とてもバランスが悪かったです。
  • 君は春に目を醒ます

    縞あさと

    同録の読み切りの方が好きでした
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画で読みました。
    以前途中まで読んでいたので、ラストが気になって。
    コールドスリープが実現した世界、7歳差の二人が同い年に……という設定。設定はたいへんに好きです。コールドスリープ関連の設定はふんわり、引っかかる部分もありますけどまあこれSFじゃないしな、と流せる感じ。
    センシティブな雰囲気もなかなか少女漫画らしくて良かった。
    けど、これ短編とか単巻、せいぜい3巻でまとめてほしかった内容でした。
    作中では「いい奴」と称される弥太郎が、もう邪魔で邪魔で邪魔でしょうがなかったんですよね……。彼を煽る雨村君も好きじゃなかった。わたくし、「好きな子をいじめる」タイプを心から軽蔑しておりまして、『赤毛のアン』のギルバートに対しても「アンが許してもわたくしは許さなくってよ……」ぐらいの執念深さがあるんですね。なので、弥太郎もほんとにイヤでした。いじめといてなおしつっこく絃につきまとい、千遥に対抗してくるのがホント無理マジで邪魔……っていう。しかも絃の親友ポジションに収まってるのがさ……絃ちゃんなら、同性の親友が居そうなのにさ……なんか納得いかないんだよねぇ……ブツブツ
    作劇的にも、かつての年の差だったり、千遥の感じる7年の空白感とか、絃がひとりで抱えていた7年間の気持ちとか、そこらへんの葛藤が弱かったです。いちおう雰囲気的には組み込まれているんですけど、葛藤好き人間としてはもっとスッと深く切り込む何かが欲しかった。
    一番良かったのは、澪と杏のカップル。弥太郎の救済的番外エピソードは、付け足し感があってあまり好みではありませんでした。
    〜〜〜〜〜
    ふわっとした雰囲気のまま違和感なく読めたのはむしろ同録の読み切り。
    ・『誰も気づかないで』(1巻収録)
    実兄妹もの。ジリっと苦しい感じが良い。
    ・『音の在り処』(2巻収録)
    ある時、自分の弾くピアノの音が聞こえなくなった天才少年。少しの癒しと気付きと踏み出す一歩。
  • 異世界町工場無双 ~信頼と実績の異世界征服~

    見ル野栄司/アビディ井上

    フォークリフト突撃シーンに引く(1巻のみ
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 夜通しシーモアのキャンペーンで無料読みの1巻を読みました。中立の星3。
    異世界で町工場、という設定は楽しいと思います。
    ただ、ゴブリンかオークか、と言われるほどの見た目じゃないのが……異世界の人間と別に違い無いよね?
    異世界の人間側が異常に邪悪だし、1話目でインパクトを出したいにせよフォークリフトで人間を殲滅っていうのが……。
    人間ドラマが全く期待できない、でもギャグ漫画ってほどでもない、好んで読みたいバランスの漫画ではありませんでした。
  • この結婚はどうせうまくいかない

    Cheong-gwa/CHACHA KIM/CHOKAM

    婚約者の下衆い感じが苦手(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 夜通しシーモアのキャンペーンで無料読みの1巻を読みました。
    タテヨミ作品の中では、読みやすい形で普通の本の体裁になっていると思います。
    ドラマチック設定だとも思うし、綺麗な絵だとも思います。
    でもやっぱりなんだか間延びしていて退屈に感じます。
    そして1巻の最後の方で、死に戻りという設定が明かされて……ちょっとがっかりしてしまった。
    この設定があるのなら、最初から死に戻ったキャラクター視点で描いてほしかったです。あの婚約者視点は……なんか下衆くて苦手でした。
  • 勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる~この白魔導師が規格外すぎる~(コミック)

    椋野わさび/水月穹

    無自覚無双って作劇バランス難しい(1巻)
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。
    1巻で脱落です。
    無自覚無双系というのは、根本的に不自然になりやすい設定ではありますが。
    「勇者パーティー」があまりにも愚かでした。全員サポート魔法のありがたさに気付かないって、すごい無能さ……。コメディーだったらともかく、この作品、そういう感じじゃないしなぁ。
    あとは、主人公が「修行から逃げてきた」設定なのもモヤっとするし、修行先の拾ってくれた師匠の銅像があるのを認識しているのに、自分の能力が師匠譲りですごいのかも、という考えに至らないのが……師匠がすごい人だって知らないならまだしも、なんかこう。
    無自覚無双は、自分の能力を客観的に把握できないという能力の低さと隣り合わせ。この能力の低さと、他の能力の高さを両立させるのって、やっぱり難しいんですよねー……。両立させるために、周囲のキャラクターが異様に無能になっちゃったり、妙に主人公を持ち上げる感じになっちゃったり。
    楽しく読めませんでした。
  • 桜蘭高校ホスト部

    葉鳥ビスコ

    勢いに乗れなかった(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ LaLaの無料読み企画になっていたので読んでみました。
    1巻を読み切れず離脱、中立の星3。
    金持ちでホスト部でという謎設定に、貧乏なのにわざわざこの学校とか実は女子とか、意味がわからなすぎて……破天荒コメディーとして楽しめばいいんでしょうが、勢いに置き去りにされちゃって乗れませんでした。
    単純に趣味の問題です。
  • 婚約者が浮気しているようなんですけど私は流行りの悪役令嬢ってことであってますか?

    コーヒー牛乳/ヤマトイヌル

    これはこれでまあw 6巻で一区切りです
    ネタバレ
    2026年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読みました。
    6巻までがシーズン1で、婚約破棄を絡めた悪役令嬢ものという、お約束の型をアレンジしたコメディー。
    ピンク髪の「ヒロイン」が出てくるめっちゃ乙女ゲームベースっぽい世界観なのに転生モノじゃないんかいw
    ツッコミどころは満載、しかし絵柄や笑い要素とのバランスがとれていて、無茶苦茶だけどまあこれはこれでw というB級感が、なかなか楽しく読めました。
    笑わせポイントが割とツボに入ってしまって、「くっそぅw こんなのでw」みたいに笑わされてました。
    ソーニャとリヒトのその後を、少しでも入れてくれてたら良かったな〜。ちょっと気になる。

    7巻からのシーズン2では、第二王子が登場……なんですけど、双子の弟設定にした意味はわかりませんでした。
    「聖女」が登場したり、他国との話とか、風呂敷が広がってバランスが崩れました。リチャードの過去話も、はっきり描かれちゃうと無理がありすぎだな〜って冷静になっちゃうというか。
    パロディ的な狭い箱庭でわちゃわちゃしている分には良かったですが、国の継承問題やら何やらが絡んでしまうと、楽しいコメディーとして読むには設定的にも思想的にも問題が多くなりすぎていけませんでした。
  • introduction- 春田作品集 -【特典ペーパー/電子書籍限定マンガ付】

    春田

    『ルミノグラフ』が一番良かった
    2026年4月29日
    342ページ。
    な〜んとなく空気感に魅力を感じる作者さん。
    たぶんあんまり作者さんとは趣味が合ってない気がするんですけど、なんかすごくいいなってなる時があります。
    〜〜〜〜〜
    ・『気まぐれと甘噛み』(4話)
    編集者とモデル。ふとしたきっかけで気になってしまって近付いていく感じは良かったです。
    しかし……この歳の差と立場の差がある設定だと、私的倫理観に抵触してあかんかった。エロが……エロさえ無ければ……!
    巻末には描き下ろしもあります。
    ・『横顔と爪あと』
    上記作のおまけ漫画。スピンオフが始まる気配w

    ・『いちについて』
    DK。陸上部の二人、じりじりと相手の様子を窺いながらのじれったさにニヨつく。じゃんけん好きなので、じゃんけん加算で星4つ。
    巻末に電子特典1ページ漫画も。

    ・『夜とうらはら』
    クリーニング屋店員と常連客。このひと、わるいひとです!w

    ・『ルミノグラフ』(前後編)
    大学生同士、写真を通じての心の交流。言葉少ななシーン、視線がふっと絡み合う感じが良かったです。ぶつかるんじゃなくて、ふらっと絡むの。星4つ。
    ・『フォーカスシフト』
    上記作のおまけ漫画。なかなか苦労しそうw

    ・『アンダー・ザ・フロア』
    彼女と親友に裏切られた主人公。彼女と親友の二人が最悪なのはもちろん、つらい主人公に声をかけてきた男もまたなかなか悪いタイプの男で……スマホに着信したメッセージがまたこれ酷くて、もうホント酷いな!星4つ。

    ・『昼下がり憂鬱デリバリー』
    宅配便男子コメディー。こんな配達員はイヤだw フツウのラブは行方不明、作者さんのフェチ的ラブだけでできている気がするw

    ・『咲き待ちの梅と読みかけの本』
    いちおう時代もの。書生と小説家のほのぼの話。どういう経緯で書生になったのかがわからないのが、二人の関係性が見えにくくてもったいなかったように思います。
    巻末に初回特典1ページ漫画も。
  • 違国日記

    ヤマシタトモコ

    最初の設定でつまづいて入り込めなかった
    ネタバレ
    2026年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ GWの無料読み企画で読んでみました。
    年の差がある、叔母と姪の同居話……なのはいいんです好きなんですけど、設定の謎のせいでもやっと落ち着かないまま読むことになりました。その謎が物語に絡んでくるだろうか、とも思って最後までがんばったんですけど……わからんままだった…………!
    その謎とは、姪っ子である朝ちゃんの血縁や戸籍関連。母親は「内縁の妻」だし、親戚の噂話中で「朝は美里の実子ではない」みたいな話も出てるし、朝ちゃんの苗字は父方だしってことは血縁は父方だよね、じゃあ朝ちゃんは母方とは血縁ないんだから槙生との血縁無いんじゃないのだったら姉との確執みたいなのもほぼ関係ないんじゃないの父方の親類縁者はどうなってんのと、理屈屋の脳内を駆け巡る想像の嵐。しかし途中でしれっと美里が妊娠している姿が出てきてたり、父親が入籍を拒否ってたり、えっ責任負うのが怖くて入籍拒否るのに子供の苗字は父方にしたんだ認知はしたんだ、とかもうなんか混乱しっぱなし。そして、父母の描き方はあっさりよくわからないまま……家庭の複雑さがもう少し物語に絡むと思ったのですが、あくまでメインの二人の心情の背後の残像のような虚像であり、そこを〜そこをもっと見せてくれえぇぇ〜〜〜……と、テレビ画面の外側を覗こうとしても見えないような状態に置かれてしまってつらかったです。
    「あなたを踏みにじらない」という言葉に、他者への尊重を感じて好ましさがあり期待していましたが、個人的にこのことばを発した人間が、勝手に他者を犬にたとえたエッセイを発表するという感覚が理解できなかった。そして、祖母の家に行った場面、祖母が槙生のことを「薄情」と言った時に「そんなことない」という言葉が咄嗟に出ない朝というキャラクターが、私は好きにはなれませんでした。恩知らずって苦手なんですよね。けど、若い女の子のリアルさはあって、そこは良くも悪くもすごい作品であるとは思いました。近しい人を亡くした心情のリアルさも良かった。
    BLも描かれている作者さん、男性キャラより女性キャラの方が魅力的だなってこちらを読んで思いました。が、自分の趣味に合うかどうかはまた別問題でもありました。
    とりあえず、槙生は別に一匹狼じゃないよなぁ……という感覚の人間にはあまり共感ができませんでした。
    折々に見られる「女性差別」的なものの描き方も、思考回路が自分と少しズレていました。
  • あさりよしとお短篇集

    あさりよしとお

    星評価は『橋の下の超人』に
    2026年4月26日
    『カプセル篇』132ページ、『錠剤篇』152ページ。
    短編集……と言うよりは、単行本にならなかった連載作などを集めたもの。
    『カプセル篇』収録の『メッチェンファウスト』は特に、ダークなヒーローものとしてこれから面白くなりそうなのに、謎の開示の前に連載が途切れた感じで、ちょっともったいない。
    『毒入り』と銘打たれているだけあって、かなりユーモアがブラック。それがまあ著者らしくもあるんだけども、いささかパロディ系の毒分量が多すぎるかな。
    また、『錠剤篇』収録の『重箱の隅』は、まとめて読むにはちょっとツラい、エンタメ度が低い毒吐きエッセイ漫画。言わんとすることはわかることも多い、けれども同意しかねることも多い、という感じ。
    そんな中、最もバランスが良かったのが、『錠剤篇』収録の『橋の下の超人』(前後篇)。あさりよしとおという人は、ひねくれ者であれもダメこれもダメって斜に構えて否定してくるところもあるけど、夢や希望を美しいものだと認識している(たぶん)ところが良いよなって思っています。これが星4つ。
  • プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち

    hina/acca

    方向性がけっこう意地悪い
    ネタバレ
    2026年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    4巻途中のキリのいいところまで読んで離脱、中立の星3つです。
    芸能人を狙う女子達の醜いマウント合戦、主役はどんどん交代していきます。短いスパンで話が終わるので、暇つぶしに読みやすい。
    テーマとしては怖いもの見たさ的な面白さはあります。
    けど、人の闇の部分を「自分にもあるかもしれない」と思わせるような深掘りが好きな自分としては、ずっと読みたいと思える作品ではありませんでした。
    割とキャラクターの心情造形が同じような感じで、かつ全体的に意地が悪い。マウント取りに血道を上げる女子を、愚かだと嗤ってマウントを取ってる印象というか。動機はともかく、自分磨きを頑張ってる様子が見られたらそれはそれで楽しめた気がしますが、なんかそういうんじゃなかった。
    女子はみな幸せであれ……という基本女子贔屓な人間なので、女子が幸せじゃないこの作品とはお別れいたします。

    そういえば、割と最近まで「港区女子」を「港区に生まれ育った生粋のお嬢様」だと思っていたんですけど、全然違ってて夢が壊れました。残念。
    「東京もん」の正体が実は東京生まれ育ちじゃなかったり、揶揄する側の鏡像だったりするのに近しいものがありますね。
  • 精霊幻想記

    北山結莉/みなづきふたご/Riv

    バランスがとれてないと思う(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    1巻では「精霊」も「幻想」も出てくる気配がありませんでしたが、出てくるまで読むのは諦めて脱落です。
    長く続いている作品だしアニメ化もしているということで、原作の人気があるのかな、と推測。
    しかし、このコミカライズは……漫画と言うより、小説をそのまま紙芝居にした、という印象。かつ、画面がアニメ寄り。漫画としての演出が弱く、実際に動きと音が付けられるアニメならともかく、かなり単調さがありました。小説での心の中の声をそのまま文字のままコマの中に持ってきただけで、表情や小物遣いで見せる、という工夫が見当たりません。表情も背景も乏しい。
    また、こちらはそもそもの原作側の問題だと思いますが……やたらと美少女が登場するわけですが、スラムでの探索に王女が来てたり学校の先生が美少女だったりとなかなかの無茶苦茶加減。これがコメディーに全振りだったらまだわかるんですけど、なんか妙にシビアだったり権謀術数っぽい雰囲気を入れてみたりと、バランスが悪いように思います。そこに更に前世設定が入っており、調味料過多でした。
    主人公もなんだかチグハグで、年齢や生い立ちや過去のトラウマ、前世の記憶や人格、すべての要素が噛み合わない印象……それに加えて、冷静っぽいキャラ付けなのが苦手でした。冷静を装った自己陶酔感がある感じがこう……少年マンガの主人公は熱量が高い方が好きです。
  • 湯神くんには友達がいない

    佐倉準

    アク強な学園ものって好き
    2026年4月24日
    かなり迷惑なタイプの湯神君ですが、周辺キャラも大概のアクの強さなので、「変わり者が一方的に責められる」みたいな構図になっていないのが良いところ。
    そして、周りは振り回されてしまいがちなんですが、考えてみると「あれっ……?湯神はそんなに悪くないよな……?」みたいになるのがリアル。そう、決して「悪」じゃないんだよ……だからこそこのやり場のない怒りがこう……というw
    アク強キャラに、野球、日常、落語が入り乱れ、色恋の少ない学校モノの楽しさが満喫できる良作。キレイに完結してるし、おすすめできます。

    なのに星の数が4なのは、湯神君の思考回路が自分にとって身近すぎたからです。
    湯神君への周囲の反応に、ギクっとすることが多いんですよね。ヤバい、自分も人からこう思われてそう……みたいな危機感が。ちょっと落ち着かなくって、作品を楽しむことに全振りできなかったという、完全な個人的都合です。
  • 矢野くんの普通の日々

    田村結衣

    羽柴………羽柴ああぁ〜〜〜〜!!!(涙)
    2026年4月24日
    ……と、羽柴君に感情移入しすぎて途中で読むのが止まっています。
    不幸体質男子と世話焼き女子、メインカップルはかわいらしく良い子達で、応援の気持ち。
    矢野君の眼帯が心配だったけど(病気かなとか毒親にやられてないかとか)、あれはもうキャラデザの都合上で外されることが無いのね、と理解してからはのほほんと読めるようになりました。
    ……しかし、ポジションとしては当て馬の位置に投入されたキャラ・羽柴がですね……その報われないほのかな恋心やら親切で良いヤツやら、もういちいち私の情緒を掻き乱すんですよ……羽柴……おまっ……羽柴あぁぁ〜〜〜!オマエ良いヤツだなあぁぁぁ〜〜〜!!!(号泣)
    ちょっともう、ほのぼのメインカップルの様子を眺めているところに、羽柴へのなんとも言えない気持ちがすごい勢いで刺さってくるので、その温度差でへろへろになってしまって離脱。
    作品としては明るくかわいくなかなか良いです。
    ……温度差に耐えられる人には、ぜひ羽柴の様子を見てほしい……良いヤツ……なん…です…よ(バタリ)
  • マイペースと歩く

    三本阪奈

    偏った人間にはマイペース度が足りない
    ネタバレ
    2026年4月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIで、立読み増量を読みました。
    プロローグと、エピソード1・2の計丸々3話分。
    プロローグ部が完成度の高い読み切りになっていて、ほのぼのボーイミーツガールって感じのかわいらしい話でした。お互いが気になる相手にちょっと歩み寄る、周囲からの評価にとらわれがちな女子が少し肩の力を抜く、そんな小さな変化が青春でした。
    ……が。
    きっとこれが評判良くって連載にしたんですよね。読み切りの時の題名そのままに。けど、高橋くんは読み切りラスト時点で「マイペース」から一歩離れてしまっているので、もう彼のマイペースぶりを楽しむ漫画としては物足りない……偏った作品好きの自分としては。フツウの子達のフツウの青春な日常、それはそれで良いとは思うんですが、この題名に対する期待値からはズレてしまうんですよね……。
    そして、エピソード1・2に出てくる近藤さんの母親が、私、かなり苦手でした。ほのかな毒のかほり。
    子供に対して「色気づいて」っていう対応をする親って、ねとっとした不快感があります。冗談めかして言っていたとしても、子供が嫌だと思う言い方を続けるというのが……やめたげてよ、って思います。
    おでんの残りを弁当に詰めるまでは理解できる(けど冷たいおでんはイマイチだし腐りやすいからやめなよとは思う)、ただそれをやめてほしいと言った娘に対して、「自分もお昼がおでんの残りだから娘も食べなきゃ不公平」って言うんですよ。「不公平」……?えっ、なにこの人、娘に対して「不公平」……?自分は家であっためて食べられるのに……?食べる直前まで冷蔵庫に入れておけるのに…………?
    子を持つ親の立場から見てかなり引くエピソードなんですけど、それらをこの作者さんは「ちょっとした母娘の微笑ましい日常」的に描いている気がしまして、その感覚の作者さんが描く「日常」をこの先楽しく読めると思えないため離脱します。
    中立の星3。
  • 異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。(コミック)

    高上優里子/向日葵/雀葵蘭

    かわいさが自分の好みに合わなかった
    ネタバレ
    2026年4月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で手を出しましたが、1巻を読み切れずに離脱です。
    どんな適当設定であろうとも、タイトルからして作品の主眼は「もふもふかわいい」だと思うので流そうと思って読み始めたのですが……あんまりもふもふじゃないしかわいくなかった。
    あの振る舞いの幼女の中身が転生者であることにツッコミを入れたくなるのはまあ横に置くにしても、単純に「3歳の女の子」としての可愛さが狙いすぎというかあざとすぎというか。
    作画でもふもふを堪能できるのかというと、そっちもそれほどではない……作画のもふに対する熱量が足りてないと感じました。
    主人公が過労死したのに、職場の同僚が優しそうだったり会社に迷惑かけるのを心配していてなんかほのぼの感があったのが謎でした。契約社員を過労死させる会社は立派なブラックだと思うし、過労死した人間の心境とは思えないし……。
    そして、異世界の神の言うところの「死に方を変えてあげる」っていうのはどういうことなんだろうな。話の流れ的には、現世での主人公の死に方を「過労死」ではないことにしてあげる、っていうふうに読めたんですが、単に、転生させて別の人生をあげる=死に方を変えてあげる、ってことだったんだろうか。
    もし現世での死に方を変えてくれたんだとしたらどう変えてくれたんだろうな〜過労死ではないなら転生のお約束の事故死byトラックかな〜大きくは変えずに過労に紐付かない単純心臓麻痺とかかな〜などと益体もないことを考えてます。
    個人的には、王子のことをやたらと「鬼/畜」と評するのがイヤでした。読んだ範囲では全然鬼/畜ではなかった。
    預ける先がなくて幼い娘を王宮に連れていって一人で放置という展開も、あまりに作者都合すぎて貴族感がなく、いかがなものかと思いました。

    星の数は迷いましたがギリギリの2。物語作画ともに、商業漫画としては微妙だと思いました。
  • 神眼の勇者(コミック)

    白瀬岬/ファースト/晃田ヒカ

    根本的に商業作品にすべきものではない気が
    ネタバレ
    2026年4月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で手を出しましたが、1巻を読み切れずに離脱です。
    物語、コミカライズの演出技量ともに、商業漫画としての域に達していないと思います。
    そもそも、丸太を武器にする設定からして、あくまで趣味のネット小説だった気はします。それはそれで楽しめばいいとは思います。
    ただ商業漫画としては、お飾りとしての物体的女性キャラの描き方、雑な丸太バトル、唐突なゾンビと躊躇なくそれをやっつけたりするメンタル、美少女や赤子連れになったりというハーレム安易展開……1巻半分くらいで、乙女メンタルの理屈屋にはもうそれ以上ついていくことができませんでした。

    そして、かの有名な本家「丸太漫画」を読みたくなりました。
  • 【無料】どれから読んでも面白い!!「皇帝と宦官シリーズ」入門

    日野晶

    どれも面白そうで迷っちゃうお試し冊子
    2026年4月17日
    106ページ。
    シリーズ4作のそれぞれ1話目が収録されてるお試し読み0円冊子。
    巻頭にコミカルな「宦官豆知識」的漫画が入ってるんですけど、もう、怖がればいいのか笑えばいいのか哀れめばいいのか(涙目)w みたいな複雑な情緒になりますね。この豆知識と人物相関図を見て、各1話も読んで、どれかひとつをまず買ってみるかはたまた全部一気買いすべきか……と迷ってます。どれも面白そう。
    それにしても、纒足にしろ宮刑にしろ、あちらはやることが恐ろしいですのう……。
  • セックスしないと成仏してくれない幽霊に取り憑かれました

    いっこ

    ライトなお人好しコメディー
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1、2巻28ページ。
    作者買い。
    ライトでエロなラブコメディー。
    霊が見える設定が活きてて笑いました。
    主人公がお人好し。最初は笑って読んでたけど、いい子すぎてだんだん不憫になってきちゃって……少しテンション下がったけども最終的にはプラマイゼロでハッピーかなって感じ。
    もう少しオカルトが絡んでくれたら、オカルト好きの私は嬉しかった。
  • お嬢様男の心得

    ザシマ

    ライトな学園コメディー
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お嬢様が好きなので読んでみました。
    縦ロールのお嬢様男子を目玉キャラに置いた、学園コメディー。
    あっさりライト、ミナワの「お母様」絡みもあっさりでした……闇好き人間としては「もっとこう……もっとあるだろう!カモーン!」ってなりました。
    勢いに乗って読むには、嫌味もなく、なかなか楽しいと思います。
    自分は、乗っかるには勢いが足りなかったのと、「心得」という割には、お嬢様がお嬢様たる「お嬢様力」が全体的に足りていなかった印象です。芯がいまひとつとおってない。
    個人的には、メグリちゃんが良い子なのにお色気要員として使われちゃってたのは好みではありませんでした。
    いいね
    0件
  • 9番目のムサシ

    高橋美由紀

    慎悟……慎ましくも悟ってもねぇなオマエ…
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    凄腕エージェントが派手なアクションで事件を解決!秘密組織だけど派手。そんな短話連作っぽく始まったこの作品、心情描写に掴まれるところは無いけど軽めのアクションものとして読んでました。
    が、慎悟が出てきて、慎悟がストーリーの中心に居座るようになってからどんどん「無理……」ってなりました。彼の退場を願い続けて6巻まで読み、やっといなくなると思ったのに……思ったのに!!
    彼は退場しませんでした。私は耐えきれずに離脱です。
    彼、思い込みが激しい恋愛脳で、たいへんわたくしの苦手とするタイプです。加えて「親友」に対する思考回路や態度もひどかった。一言で言うなら「自分勝手」なタイプで、これがお相手として存在してたら、それを選んだムサシの株まで下がっちゃうレベルに、個人的に苦手でした。
    また、6巻まで読んでも、ムサシがどうして組織に属しているのかとかの背景描写が皆無で、ふんわりしすぎていたのもマイナスでした。「すごく強い」「すごい組織」とだけしか無く、理屈屋としては好みではありませんでした。
    一番好きだったのは、4巻に登場したアコちゃんです。わがままお嬢様キャラだけど、ムサシのことを心配して、ムサシを守ろうと行動する……こう書くと慎悟と同じように見えるんですが、慎悟がうじうじしつつも男だからっていう微妙な上から感で動いているのに対して、アコちゃんは「いくら強くたって私と同じ年頃の同じ女子でしょ!?」っていう同格感かつけっこう気が強いサバサバ感が良かった。……バディの位置に置くなら、アコちゃんの方が良かったよぉ〜……。

    1巻と、2巻の最初の話までは、ミステリアスな美人が事件を解決するアクションものとして、気軽に読めます。
  • ニワトリ・ファイター

    桜谷シュウ

    このタイプの青年誌ノリは苦手なので
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ パワープッシュになっていたので読んでみました。
    内容説明文も見ずに読み始めちゃった自分が悪いんですが、2話分読んだところで離脱です。自分が得意じゃないタイプの青年誌ノリで、ついていけなかった。中立の星3。
    「闘うニワトリ」というモチーフ自体はカッコよくて好きです。
    で、「強いニワトリ」と言えば『動物のお医者さん』のヒヨちゃんよね……などと思いながら読み始めたのも悪かったんだろうな。

    あからさまに人間が変化して出現している「鬼獣」設定、特にサイボーグ手術をされているわけでもなさそうなただ異様に強いニワトリ、荒唐無稽な勢いのある漫画でした。
    笑いのツボが合えば楽しく読めると思います。
  • ただいま、おじゃまされます!(フルカラー)【描き下ろしおまけ付き特装版】

    和戸村

    ここには「ご都合」しか存在しない(1巻)
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアトップページでアニメ化の大宣伝していたので、無料読みの1巻を読んでみました。
    絵は小綺麗でかわいいです。
    ストーリーがすごい……ご都合しか存在しないって感じで、ここまでくるとある意味感心してしまうほど。マンション両隣に自分の大好きな作品の作者が住んでるってすごいな。そしてどっちも若いイケメンで自分に好意を持つってすごいな。壁も破られちゃうしごはん一緒に食べてるし隣で寝っ転がってたりするしでなんかもうすごいな。ここは主人公による夢小説の世界なんじゃないかな。
    ライトに夢小説を楽しめるタイプならこれはこれでアリなんじゃないかな、と思うけども、私は乗っかれませんでした。中立の星3つ。
    あと、フルカラーなのが目に厳しかったです。漫画はモノクロの方が好き。
  • 福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました

    日野晶/花柄

    シノブの健気さに日野晶作品の良さを見た
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作画担当が好きな作家さんで、連載を追っています。パワープッシュになっていたのでレビュー。
    基本的に、原作付きよりも完全オリジナルが好きなので、せっかくの好みの作家さんが原作付きかぁ〜……と思いつつ連載を読み始め、異世界移住が福引の商品になるってどういうことだってばよ、などとツッコミを入れつつ、さほど期待せずなんとなく読んでいたのですが……読み進めるにつれ、これ本当に原作付きなのか?と思うくらいに「日野晶っぽさ」を感じるようになりました。
    で、今回レビューを書くにあたって、原作ラノベの方も立ち読みしてみたんです。
    そしたら、ラノベの挿絵とはキャラデザが違う(だからラノベ原作なのにキャラ原案者名が入ってないのか!と納得)、主人公シノブの性格も原作立ち読みから受ける印象よりも朴訥、何よりも原作立ち読み部分で明確に出てきた「植物チート」という設定をふわっと自然な形で組み込む方向性に変えている。
    つまり、原作をかなり咀嚼して、日野晶の世界観での物語として描いている……ようなんですね(ちゃんと原作読んでないので推測の域を出ない)。
    改変部分のわずかに見えたところではありますが、続きを読むにあたって「日野晶作品」としての期待値を上げるには充分でした。なんかキャラの心情の描き方とかにグッとくるものがあるんですよね、この作者さん。
    異世界移住という根本的設定はもうそういうもんだと流して、ファンタジー世界でのヒューマンドラマ寄りほっこり系BLを楽しんでいこうと思います。
    期待値込み、ちょっとおまけの星4つ。
  • 鎌倉市役所風歴課

    うましむら

    赤の他人から貰った薬を飲んではいけません
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ パワープッシュになっていたので読んでみました。妖もの好きなので。
    1話しか読んでいませんが、自分の好みには合致しませんでした。中立の星3。
    絵は達者、ただ絵柄が好きかと言うと、どこか既視感のある絵柄で自分には刺さらない。
    そして、主人公が好きになれなかったです。これは「主人公の性格が」よりも、それを描いている「作者さんの価値観が」に近いかもしれません。
    いくら酔っていても、知らない人からもらった薬(かどうかも怪しいもの)を飲むな、というのがまず思ったことでした。なんで飲んじゃうの??となったのが、自分がこの作品に入るためには大きなつまづきに。「警戒心ゼロのふわふわキャラって感じでもないのに……妖力で半強制的に飲まされたって感じでもないのに……」などと混乱。その後も主人公は、特に説明されることなく飲んだお祓い効果付きの茶で虫を吐き、ぬるっと連れて行かれた店でカレーを食べ、更には一度吐いた虫を食べるのが本当に「なんで?なんでそれ食べる?」みたいになりました。……最終的に主人公に食べさせたいもののために、これだけ忙しなく「食べる」場面を入れたのだとは思います。ただ、自分にはしっくり来なかったし、主人公の性格が全くわからないと言うか、怪異を描く目的のために主人公の性格はないがしろにされていると言うか。白昼夢感があれば良かった気がしますが、自分にはそういった幻想味を感じ取れず、ただよくわからないままよくわからない方向に話が進む印象でした。
    ……あとですね、作品内容文に「ブロマンス」と明記されているんですが。
    直接的な行為が描かれてなくとも、「BL」寄りメンタルで描かれてる作品なような気がします。そこも自分の趣味からは外れました。
  • 公爵家の愛されニセ幼女

    ももやま/琴子

    もっとコミカルな方が好き(1巻のみ)
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月曜のYOMUOSHIになっていたので無料読みの1巻を読んでみました。
    子供のフリをする大人、という設定に、もっとわちゃわちゃしたコメディ感を期待したのですが、そういう展開ではなかったです。中身が大人であることで発生するギャップや周囲の反応が見られませんでした。
    養子になって良くしてもらっている状況に、一応ちょっとは葛藤してる描写は入っているけど、葛藤好き人間としては物足りない。
    好みのタイプではありませんでした。
    ……ところで、公爵家はどうして「養女」をもらうことにしたのでしょうね?成り行きで主人公を拾ったのではなくて、主人公がいなくとも「養女」をとる予定はあったみたいなので……この設定でまず思いつくのが「将来の嫁候補」あるいは「政略結婚としての道具」など、殺伐としたことしか思いつかないひねくれ者なので、作品のほんわかムードを素直に享受できずに不安定な感覚になってしまって落ち着きませんでした。
  • そんな家族なら捨てちゃえば?

    村山渉

    ぬるっとしたクイズのような違うような
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読みました。
    ぬる〜っと続いていく感じ。
    「謎」があると思って「謎解き」の気持ちで読んでいると、ずるりずるりとずらされて、いつの間にか話の焦点が別のところに移っている感じというか……。
    キャラクターの性格も、あるようでないような、物語も、あるようでないような、ぬるっとした印象でした。
    クイズ作りが趣味、という主人公ですが、この作品自体が趣味で作ったクイズに近いような。解き始めたクイズが気になって読めるところ(14巻)まで読みましたが、そもそもこれはクイズとして成立する作品なのかもあやしく、人の心情の深掘りが見られるのとも違う。ついでに、心理操作的な話の部分がいまいち腑に落ちないというか誘導的というか。
    「人の心はわからないものだ」というのを作品の根本に据えているのかな、と思うので、正解は無くぬるっと続くのが、この作品の「正しい在り方」なのかもしれません。
    自分は、もう少しはっきり「エンタメ」もしくは「心情描写」に寄っている方が好みなので、続きは追いかけない中立の星3つです。
  • サプリ

    おかざき真里

    こういう感じ、とても苦手だった
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜の無料読み企画で読んでみました。
    2004年に1巻が出た作品のようなので、約20年前のものですね。
    2〜30年前くらいのあの頃の時代感のメインストリームが激烈に苦手な人間なので、1巻の半分に到達する前に離脱です。耐えられなかった。
    まあ、ひねくれ者なので、どんな時代においてもメインストリームは苦手なんでしょうけどね……特にあの頃は、マスコミの影響力が絶頂にあった時代だと思っていて、そこで作られるいわゆる「トレンド」もそこに乗っている人も、苦手とか通り越して若干恐怖を感じていた節もあります。
  • 極限夫婦

    きづきあきら/サトウナンキ

    ライトにザマァを摂取したい時に
    2026年4月3日
    無料読みになっていた3巻まで読みました。
    1冊あたり90ページ弱で描き下ろしなども無い、分冊よりはちょっとお得なまとめ買いっていう位置付けになる、合冊版仕様。
    実話系のスカッと漫画風フィクションで、きづきあきら風味は弱め、サクサク読めます。読み放題対象だったらどんどん読んじゃう感じ……だけど対象じゃないから対象になってたらいいのにな!
    特につながりの無いそれぞれの夫婦の連作、3巻までには『season4』まで収録されてます。
    『1』はモラハラ上司夫へのザマァ、『2』はクズ夫と寝取り後輩女へのザマァ、『3』は男女の別を履き違えた男尊女卑義実家へのザマァ……と、サクサク進みます。いずれも「この後が地獄ですよね……(ニヤニヤ)」といった感じの終わり方。
    『4』は束縛夫とその毒母の話で、ちょっと終わり方が違いました。
    ライトにザマァ成分を摂取したい時にいかがでしょうか。
  • ボクの旦那様

    直野儚羅

    世界観が粗い感じなのと猫っぽさの弱さ
    ネタバレ
    2026年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 気になっていた作品だったので、無料読みの1巻を読んでみました。
    中立の星3。
    ベテランさんっぽく絵など達者ではあり、決定的な不快感や設定の齟齬は見当たらず、星を引くほどではなかったものの……ついていけなかったです。
    獣人もふもふなのは好きなんですが、世界観の説明不足や心情描写の少なさで、ずっと置いてきぼり感がありました。
    主人公の男爵家での扱いとか、魔獣の存在とか、同性でも出産可能とか……「設定」は存在するけど、それを読者側に開示する部分が不足していると思います。
    作品説明文にあった、主従とか身分差とかそういうところが実感できるような演出も特になく、一話目からさっさと両思いでエロは入ってくるし、唐突に「愛し仔」とか出てきてなんでも思ったことが叶っちゃう設定とか言われましても。
    個人的には主人公が「猫」っぽく見えないのがビミョウでした。しかもスコティッシュフォールド設定……スコちゃんはかわいいけれど人のエゴも感じる成立過程に複雑な思いを抱いているし、わざわざスコちゃん設定にした意味も特に無い感じなのが……作者さん、たぶん犬派の人なんだろうな、という印象でした。
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