フォローしてる方のレビューみて知りました。少女&BL漫画家のミナモトカズキ先生が男性でゲイであることをカミングアウトして半生を振り返るエッセイ漫画。
少し前にノンフィクションのゲイの方の半生を他の漫画家さんがコミカライズした作品を読みまし
たが、実のところ、どこまでコミカライズで美化されたのかなーとか読みながら余計なことを考えてしまっていたので、同じノンフィクションでも漫画家さん本人が描くエッセー漫画のほうが私は読むのが好きなんだなと思いました。ミナモト先生がずっと自分のセクシュアリティで悩んでいらしたのが、自分に合ったお仕事を見つけ、カミングアウトしてよいお友達や素敵なおじいさんに恵まれて、長年のパートナーと別れても前向きに生きていく、とても読みやすく勇気の出る漫画です。早く日本が誰にとっても生きやすい世の中になってほしいですね。
いま現在私は同性婚okな国に住んでいて、ゲイ人口が1/4にまでなると言われた街にも住んだことがあって、仕事上でセクシュアリティに関する差別発言したら即裁判行きのリスクもあって、周囲に普通にゲイCPがいるので、リアルなんですよね。だからこそ少女漫画には異性間の恋愛ファンタジーを求めるのと同じで、BLには同性間恋愛ファンタジーを求めたい派なので、ゲイCPが普通に街を歩いている世の中になっても、ぜひ、BLファンタジーの灯火は消さないでほしいです。。。(って、きっと消えませんよね!)
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