―戦後の日本、ついに「女子プロ野球」が始まる―
天真爛漫な野球少女、白井球子はある日突然、
昭和24年にタイムスリップしてしまう。
戦後の日本は“女が野球なんて”という風潮だったが、
そんな時代にも「野球がやりたい!」と
球子と同じ気持ちの女子たちが多くいた。
なかなか行動できない女子たちを尻目に、
目の前のことに全力を尽くす球子。
そんな球子の姿に次第に皆が引っ張られていく。
ライバルチームも現れ、「サムソンズ」「ホワイトソックス」
「ホーマーズ」「キスリングス」の4チームは戦後間もない
日本の女子プロ野球を盛り上げていたが、
そんな盛り上がりの最中、バッテリーの春子と
未来で重要な関わりがあることを知った球子は、
ついに今後の選択を迫られることに……
著者は芳文社の週刊漫画TIMES(芳文社)で
「かよちゃんの駄菓子屋」を不定期連載中。
懐かしいタッチで当時の時代背景や空気感を巧みに描く。