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それでも好きです笠原さん

おまる

（4.5）投稿数124件

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作品内容

“えっちより、ちゅーより、首を噛んで。”居酒屋でいつも愚痴を聞いてくれる優しいお兄さん。惚れ込んだら最後、ずっぽりと抜け出せない。――そつなくなんでもこなしてしまう器用なサラリーマン・秋山（あきやま）。彼は周囲から頼られることに嬉しさを感じる反面、過剰とも思える期待に嫌気がさしていた。笠原（かさはら）はそんな秋山の心のオアシス。酒を片手に優しく頷いてくれる笠原に、秋山はどうしようもなく惹かれてしまう。しかし好きだと自覚した瞬間、素っ裸で縄に縛られ、しかも息子に吸い付いている笠原さん！？純情なサラリーマン×ワケありのミステリアス・ガイ。キスも告白もすっ飛ばして、全裸のお付き合い。居酒屋の常連同士から、いつの間にか掛け替えのない存在に…。ハイテンション、猛スピード、コメディと見せかけてじつはずっしりホロリとくる複雑な味わいが贅沢なエロティック・ラブストーリー。

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それでも好きです笠原さん

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

リーマン(BL) / オメガバース(BL) / 広告掲載中

作品タグ

：まっすぐな気持ち / キャラが個性的 / クセが強い / 不器用な恋 / 受けが可愛い / 幸せな気持ち / 恋に落ちる / 表情が可愛い

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：ふゅーじょんぷろだくと

雑誌・レーベル

：ザオメガバースプロジェクトコミックス

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2017年5月24日

ファイルサイズ

： 71.1MB

ISBN

：

9784865893458

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

それでも好きです笠原さんのレビュー

平均評価：4.5 124件のレビューをみる

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高評価レビュー

vam さん

(女性/～9歳) 総レビュー数：1872件

とても深くて心が震えます。

初読み作家様です。可愛い表紙絵とタイトルの意味が知りたくて、気にはなりつつ保留のままでしたが、フォロー様のレビューを読んで決めました。(いつもお世話になっております。良い作品に出会えました！感謝です！)

始まりは、コメディタッチなオメガバースかな？って思ってたんですけど、自分の想像を遥かに越える深いストーリーでした。
αであるが故の悩みだとか、生き辛さ。Ωであるが故の哀しみだとか、生き辛さ。よくあるバース性の階級とか差別など関係なく、αだってαなりの苦労はあるんですよね。社畜のように尻にムチ打って働くα・秋山くん。αだって、誰かに弱さを認めて貰えるだけで強くなれる。そんな気がします。笠原さんはそんな秋山くんの拠り所なんでしょね。
Ωの笠原さんは、子供の頃から母親に自分のバース性を悲しまれ、それがきっと辛かった。憐れみを受ける事は、自分を否定される事だから…謝られる事を嫌がる意味が切ないです。母親は母親なりに、精一杯子供を愛し、子供の幸せを願っているから、親の背負う哀しみも辛かった。誰が悪いわけではない。子の苦しみは親の苦しみであり、親の苦しみは子の苦しみでもある。笠原さんは、お母さんを安心させてあげたかったんだね。涙です。

秋山くんの一途さが健気で応援したくなるし、その一途な想いは何があっても、『それでも好きです笠原さん』が胸にジンと来る。
頑張ってきた二人に幸あれ。

読んで良かったです。泣けちゃいます。いいお話です。

8件

2021年7月8日

Aki さん

(女性/50代) 総レビュー数：208件

思いがけず涙！！！

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ してしまいました・・・。え？そんな話だったの？？！！って自分でもびっくりですよ。はい。オメガバースで、アルファの秋山くんと、オメガの笠原さん。ギャグっぽい始まりだし絵柄はちょっと粗い？感じですが評判がよい作品なので前から気になってて購入。うーん、うーん、どうなるの？と思いながら読み進めましたが段々と作品にはまっていきます。ちょうど笠原さんを避けてた秋山くんがつい好きになってしまったように。それで、笠原さんがストーカーに襲われて、その前後から笠原さんがどうやって育ったかがわかって、それで襲われたのをきっかけにふたりは近づいて、笠原さんの実家へ。お母さんとの対面で告白した（気持ちを）笠原くんに号泣です！！そうだったのね〜。最初の意味不明なギャグみたいな行動も、全てそういうことだったのかー、みたいな。オメガバースだけど、でも明るい笠原さんにはなんか関係ないような気もしたけど、やっぱり生きにくいんですよね。だから、秋山くんと出会えて良かったなぁと。評価が良いのがわかりました。絵柄、最後まで好きになれなかったんですけど（汗）・・・単に好みの問題です。でもそれを上回っ話は大好きです。気になったらぜひ、読んでみてください。おすすめです。

3件

2022年5月8日

ぽてちさん

(女性/40代) 総レビュー数：43件

泣いた

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ αだけど完璧じゃないα×Ωらしくない男らしいΩ。
試し読みで読んだ気軽さは何だったの？と思わせた作品。中盤からシリアスネタも入ってきて、受けのΩの人生観がでてツライ。Ωに産んでしまった母親の苦悩、そんな母親に番ができて幸せだと思わせたい受。とにかく泣きます。
しかし、このΩは男らしさがあるので発情したα（モブ）に襲われてもぶん殴るし、悲壮感を感じさせないΩなので普通のオメガバースの力関係とは違います。
攻めのαもエリート意識もなく、Ωの特性かわいそうだと思わず、Ωなりのがんばりを尊敬して寄り添った考えをするのも良き。
ただただ、感動。涙腺うるうる、ティッシュが手放せなくてまいった。
オメガバースの中でもダントツで好きな作品。
絵で避けないで是非読んでほしい作品です。

3件

2020年12月25日

やーさん

(女性/－) 総レビュー数：147件

誰かに認めてもらいたい時ってあるよなぁ

オメガバースだったので、ほいほい購入しちゃいましたが、アルファゆえの悩みとオメガゆえの悩みをそれぞれが持ってて、お互いに良い相手が見つかって良かったねぇ…とほのぼのしました。オメガバースって、ヒートや発情期になると所構わずヤる→番になるって話も多いんですけど、妙にリアルに現実世界に設定が落とし込んであるんで、あぁこの世界ではこうなんだなぁと、しっくり？納得？して読めました。工程がちゃんとしているというか。アルファもオメガも人間で、その世界で生きてるんだなぁ、みたいな。エロもあるしエロいんですが、シーンは多くなかったです。居酒屋での会話の時の表情がエロくて好きでした。絵が雑めなので、綺麗な絵柄が好きな人は、あんまり？かも。でも場面や表情の見せ方とか上手いと思います。

4件

2017年5月24日

新小岩さん

(－/－) 総レビュー数：727件

心に響く良作でした

αの秋山くんとΩの笠原さん。冒頭の感じから、もっとコミカルな進み方をすると思っていましたが、とても温かくて沁みるお話でした。秋山くんや笠原さんが抱えて苦しんでいた思いは、誰しもの胸に少なからずあるものではないかなと思いました。オメガバースを題材としていますがあくまでも設定としてであり、普遍的な深い部分で読者に訴えるものがあると思います。パートナーとの関係、親子関係、社会での立ち位置、色々な関係性の中で自分は生きているし、意図せず鎧のように「私」を自ら作り上げてしまうんだよなぁ。本当の自分でどれくらい居られてるのかな…内省するだけでは案外気付けないんだよな…そんな事を考えました。
今クーポンでお安く買えるし、是非オススメしたいです。

8件

2021年6月18日