この作品で初めて海辺野ジョーという漫画家さんの存在を知りました。
何の知識もなく読み始めた頃は、絵が古いような気がして(ヒロインもかなり度がキツいメガネだし「お部長」という呼び方も昭和少女マンガ全盛期を感じたので)何となく昔の漫画なのかな
、と思っていました。
が、違ったんです。
この作家さん、絵が上手い!手描きなのかデジ絵なのかはわかりませんが、無駄な線が一切なく、各コマのアングルも多種多様。表現の仕方も従来に無い新鮮なものが多く読み返す度に発見があります。
内容も、ラブコメなのかシリアスなのか、キャラクターはそれぞれ真面目にやっているんでしょうが読者はコミカルに感じることも多く、でもとてもシリアスな内容の時もあり、ぐいぐい引き込まれていきます。
キャラクターもメインはもちろんサブも魅力的ですし、巻末のオマケ4コマだけでなくとにかく細かいところまで目が離せない作品です。
かと言って私生活を投げ打つほどズブズブにハマるかんじではなく、ライトに楽しめる今一番好きな作品です。
そして10巻まで読んで初めて知ったのですが、この海辺野ジョー先生、ノーギャラでお部長と平田を描いてる、とのお話がありましたがそんなことあるの信じられない!!新しい概念すぎてよくわかりませんがこれほどの作品を作り続けるのはさぞかしご苦労も多いはず・・・これからも引き続き買い支えレビューして応援させていただきます!
もっとみる▼