短編64ページ。あぁ、ほろ苦い恋の思い出。高校卒業を機に、宮原へ告白した小林。きっと後悔しないように、告げたのだと思うのです。その恋をなくした小林と同じ教師になって再会した二人の幕開け。
気まずさや、心の動揺が伺える小林とは真逆に、落ち着
いて見える小林ですが、なぜ今ここに？
里先生の演出がニクいなぁ。間接的に、胸の内を吐露する宮原に、見てるこちらも一瞬怯む。おぉ？
小林の素直に喜べない複雑な心境もわかります。
失くした恋。手放してしまった幼い恋。
大人になればなるほど、恋に対して不器用になる気はするけれど、もう後悔しないように掴むしかない。間違った選択をしたなら、やり直せばいい。
もう一度、初めからスタートする二人を思わせるような余韻が残るendが素敵です。余韻が残れば、じわじわと心に染み渡りますね。じれったいけど、取り戻せた恋に乾杯です。
もっとみる▼
ERR_MNG
