ふきげんなディア 【電子限定おまけマンガ付】

「ふきげんなディア」～「ふきげんなディア 桜庭先生の稀有な悩み」と続くシリーズもの。「おくびょうなディア」はスピンオフ作品。配信順は「ふきげんなディア」～「おくびょうなディア」～「ふきげんなディア 桜庭先生の稀有な悩み」となります。

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新刊配信ということで、既刊再読してからじっくり読みましたー。新刊は人気作家・桜庭先生の担当で恋人・奏汰が、歳の近いイラストレーター・朝比奈の担当になって…というお話。素敵な先生がもやもやしちゃう展開がね、ジレジレいい感じ。普段言葉少ないのに、奏汰を愛しく想っているのがたまらないなぁ。個人的にお気に入りなのは、秋雨るい先生の描くHシーン。桜庭がいかに奏汰が大切かわかるような、じっくり甘く優しいエロ。丁寧でほんっと最高です。描写は特に修正なしにて。同録スピンオフ「おくびょうなディア新婚編」も赤くなったり青くなったりする忍が可愛く、コミカル＋エロな仕上がりで楽しめました。

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「ふきげんなディア桜庭先生の稀有な悩み」全6話★5

「おくびょうなディア新婚編」26ページ
百武の家に忍が同居することになって…。

「あとがき・おまけ」3ページ
「電子限定おまけマンガ」1ページ

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以下は、「ふきげんなディア」配信時レビュー。

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「ふきげんなディア」全5話 ★4
絵本が大好きな如月は、気難しいイラストレーター・桜庭の担当になって…。作者さん、デビューコミックスです。ちょっと絵の動きが硬いような感じもしましたが、読むにつれ気にならなくなりました。桜庭の担当・如月の雰囲気が真っ直ぐで純真で、大好きな絵本のイメージのようにほんわか。先生も意地悪っていうほど、人が悪いわけでもなく、気に入った如月を過保護に甘やかす素敵な人でした。描写もそのままで、ストレスなくいい感じです。お話に出てきた先生と相性の悪い作家・百武とマネージャー・忍のお話がスピンオフで連載らしいので、そちらも楽しみです。

「あとがき・おまけ」3ページ
「電子限定おまけマンガ」1ページ

丸々表題作。197P/艶かしいエロあり。修正ほぼ無し/内容★5、キャラ★5、終わり方★5/☆ストーリー☆絵本が大好きで出版社で働く奏汰。児童部から文芸部に移動して最初の仕事が人気イラストレーター桜庭の担当になるがこの桜庭が曲者で苦労する…と言うのもこの桜庭のイラストを挿し絵にしたいと希望してきた人気作家の百武ととにかく折り合いが悪く仕事を受けない。そんな桜庭を説得する為に自宅へ通うある日片付けをしてる資料に反応してしまい桜庭にバレて無理矢理手でイカされてしまう。その場は逃げるが次の日に呼び出されて、さすがに反省？したのか百武の仕事を受けてくれる事になった。あの日の事が頭から離れない奏汰は桜庭を意識して挙動不審なのに対して桜庭は通常運転で振り回される奏汰だけど桜庭の事が好きだと自覚する。一方の桜庭も真っ直ぐで曇りなきまなこで絵を褒める奏汰に惹かれていく。なぜなら絵は自分自身だから…。そしてやっと2人で一歩を踏み出すが、この一歩のきっかけが何と犬猿の仲である百武だったからびっくりドンキ！気持ちが通じ合った2人の関係がMMM級にAAで（マジ、無理、悶絶級に甘々）DAIGO風に言ってみました。んもぉ〜最高でした//奏汰の大好きな絵本が実は桜庭の作品で、奏汰のお陰でまた絵本を書くようになったり、桜庭の独占欲の強さと何やかんやで逆に奏汰に振り回されてる姿に興奮で震えが止まらず持っていたコーヒーでビチャビチャになりました。最後に、百武と忍は「おくびょうなディア」の2人です。個人的にはふきげんな…の方が好きです。

エロシーン(キスシーン等含む)が、もはや芸術的。前後の風景・情景描写含めて、まるで文学作品のようでした。綺麗なのにちゃんとエロくて、丁寧かつ相当な頁数が割かれている←ここがすごい自分的には評価高かったです。正直、立ち読みの段階ではあんまり好きな絵柄でも設定でもなく、だいぶ購入迷ったんですが、他のレビューにもエロシーンがすごいぜ的なのが多かったため、あまり期待はせずに購入してみました。１話めくらいまでは、やっぱり一昔前の少女？女性向け漫画のようなタッチが好きじゃなくてサラサラ読んでましたが、奏汰が桜庭を受け入れ始めたあたりから少し癖が抜けたのか自分が慣れたのか、引き込まれていきました。ストーリーは、まあ王道というか、ごく普通。でも、それなりに筋がある中でちょうどいい分量の良質なエロシーンがあるというのは、かなりこの作者さんの特徴になってくるんじゃないかなと、勝手に思っています。ていうか、桜庭先生が上着を脱いで上半身裸になるシーンだけで、私は元が取れました(笑)