毬花茉莉(まりはなまつり)は大人気小説『和装探偵』シリーズの作者・
十五月先生(もちづきせんせい)の大ファン。デビュー作からこれまで、
何通(なんつう)もファンレターで応援してきた。
あるとき、先生のお世話をするアシスタントになれたのだけど、
自分の出した手紙を、先生が特別大切にしてくれていたことを知る。
「アシスタントになる前からずっと君に恋していた」という先生の言葉に、
茉莉も自分の気持ちを告白する。
「焦らされるの好きかい? 指がすんなり入ってしまったよ?」
「せんせい、気持ちいいっ! イクっイく」
けれど、ふたりの関係はしばらくヒミツにしようということになって……?