好きか嫌いかはっきり分かれる柴田ヨクサルの作品中でも、飛びっきりのマニアックな作品です。何しろハチワンダイバーでもエアマスターでも『勝負』という骨組みがあった訳ですが、この作品では格闘しても勝敗はあまり意味がありません。全てが仮面ライダーの
為なんです。単発の短編ならともかく連載長編でこんな仕様が出来るのも、許されるのもこの作者くらいでしょう。今このレビューを書いている2020年5月において、全く先が見えてません。ただもうひたすらに仮面ライダーです。
『考えるな。仮面ライダーなんだ。』
もっとみる▼