表題作の獣人の話は、口の形状の問題でワォン語しか話せないウゥさんの設定が良かったです。
口の形状をいうなら、ラーメン食べられなくね?など思わなくもなかったのですが、そこは深く考えないほうが楽しめます。
デカすぎる、愛があれば繋がれなくて
も関係ないけど欲しいのよ、、てのが主な話の中心でしたけど、適度に甘くて適度なエロくて良かったです。
短編の「断捨離のすゝめ」は箸休め的な話でした。
「おそるべしノンケ」は、幼馴染みでノンケとゲイ。
振られるたびに話を聞いてたけど、ある日体の関係を持ってしまい、とよくあるお話です。
ノンケくんがどこかちょっと天然っぽくて、ゲイくんが意外としっかりもので、2人のバランスが良かったです。
2人以外の登場人物のゲイ友達もいい子でした。
ノンケだからゲイだからと線引きするということは、といった主題でしたが、複雑な話にはせずわかりやすく2人の心情を描いてあり幸せなお話でした。
一冊に何作か入ってあるのは読み応えないのが多くて避けてるのですが、こちらは話の内容もエロも満足でした。
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