学ランの中までさわって欲しい 1

全4冊読んで追記〉〉
195,196,173,197ページ、全て表題作。
(作者さんメッセージで4巻に完結巻の記載あり。)

そうきたか〜！
というちゃんと2人の将来を形にしたお話の4巻でした。
なかなかここまで現実問題として起こり得るお話、家族とのことなども丁寧に盛り込んだ作品は他には少ないので、読んでいて我が事のように嬉しくなりました。
ゆっくり丁寧なお話(既にせフレスタートしてるけど！)、華やかさは無いけどリアルなお話が好きな方にはオススメです。

さらなる続編は出ないのでしょうか？
その後の2人の生活や時を刻む姿も読んでみたいと思いましたが。。
オマケ1冊未来集なんかあったら絶対読みたい(笑)！
追記終わり〉〉

ゲイを自覚した男子高生と、マイペースなイケメン同級生。
主人公がだいぶナーバスで、周囲や先の心配など、折々に不安定なところがリアルにありそうなお話で、読んでいてグッときます。。

とはいえ、相手が常にブレないので読み手には安心の進み。。
やっぱりリアルにこれだけ幸せなお話があるかというと、めったに無いのでしょうけど。。

巨乳好きなマイペース生徒会長が、かなりイイ感じでそのつど絡んできます（笑）。
明るいオープンゲイの後輩くんも…時々、見ていて寂しくなる。。

1巻ごとで区切りが良いので、とりあえずの1巻読了も可能です。
各巻で、段階的に進んでいきます。
1巻：生徒会の1年役員。
2巻：進級〜卒業。
3巻：卒後〜社会人。
4巻：家族との関わり＆2人のゴールの節目。
(↑実際は3-4巻ではなく、その先1-2巻。)

2巻では気になる校内状況でしたが、その後の話がもっと欲しかった。
3巻後半では、さらなるハードルがあり、、、！？

えっ！コレって続刊有りってこと？
それとも、完結？
続きがあるなら、ぜひ読みたいです。
いやもう、むしろ、これは続編あるべきでしょう！
4巻、お待ちしています！

〈描き下ろし後日談〉
1巻：学校外14p。
2巻：卒後8p＋1p。
3巻：かお11p。
4巻：雪の日その後13p。

●1巻●丸々表題作。195P/エロあり。修正は手や洋服で隠れてる/内容★5、キャラ★5、終わり方★5/☆ストーリー☆男だらけの学校って最高。だって男しか居ないし、性欲はあるし…だから仕方のない行為だ。そう自分に唱える新見。同じ生徒会になった澤根と新見、最初は澤根が苦手だったけど…。2人で遊ぶ機会があり、澤根の素直で正直なところに惹かれる。想いが溢れて気持ちは伝えなかったが自分がゲイだと告白する。引かれるのを覚悟していたが澤根はすんなり受け入れてくれた。それから2人のセフ.レの関係が始まる。日に日に澤根を好きになる新見、でもいつかこんなバカバカしい関係に終わりを告げて本来澤根がいるべき世界に戻ってしまう事を想像すると自分の想いを飲み込んでしまう。そんな中突然澤根から男にも恋愛感情を持てるのか知りたい、オレと付き合おう。と告白される。混乱して嘘をつくが澤根の真っ直ぐな目を見て例えお試しのような関係でもいい、と澤根の告白を受ける事にした新見。最初はそんな付き合いの始まりだったけど自分達も気づかないうちにお互い真剣に想いあっていてしっかり恋人同士になってます。●2巻●丸々表題作。196P/エロあり。修正は1巻同様/☆ストーリー☆3年生になり2人の付き合いも順調に思えたところに、ゲイを公言する一年生の伏河の登場で2人の関係が揺れます。でも、そのお陰で自分の気持ちが本気なんだと、改めて思い知らされてまた絆が深くなる。澤根の新見を大切にする想い、その想いに応えたくて強くなってく新見。マイノリティな部分なだけに周りからの反応、周りに与える影響、カミングアウトする覚悟、2巻ではリアルに丁寧に描かれてます。お互い大好きが過ぎる2人のやり取りに悶絶です。//エロメガネ…じゃなくて、元生徒会長がかなりNICEキャラで2人の良き理解者。DKらしい清々しさを残しつつエロかわもあり新見がくっそかわいいぃぃ。除夜の鐘を鳴らしても消えないこの煩悩が浄化されまちたぁ〜。（きっしょ）

キャラ良しストーリー良しエロ良しの、非常にバランスのいい作品でした。試し読み部分で逆に損してるんじゃないのかな？勿体ない。
過去に何回か購入を検討しては辞めてたのは、試し読み部分にあまり魅力を感じられなかったからなんだと気付きました。ゲイバレに怯えながらも上半身まではだけて触りっこ、澤根くんは「よがり泣くところが見たい」とかキャラと違うどぎついセリフを吐き、初めてなのに突然の対面座位で挿入成功…？あ、これただのエロ本ですかね…ってちょっと警戒してしまう。読者を掴むために、1話でちょっと盛り過ぎてしまったのかな。本当は、全編通して2人はもっと誠実で丁寧で素敵なエチをしていました〜！経験の浅い2人が少しづつ快感を手に入れていく過程がとても良かったです。

1話以降からは、エチ行為に至る前のノンケとゲイの片想い具合をとても細やかに描いてるし、エチシーンに劣らずキスシーンも素敵です。外階段で追い詰めチューしてるシーンとかとても良い。
エチは修正いらない描写なんですが、トーンシルエットとかで身体は綺麗に描いてあって、表情や喘ぎ声のバランスも良く、好みのエチシーンでした。ただやってるだけじゃなく、2人の信頼関係なども身体を繋げることで強固になっていく感じで良かったですね。

1巻だけでも恋愛漫画として十分完成度高いのに、さらに2巻ではカムアウトの問題を掘り下げていて、でも説教臭くなくて、ノンケとゲイが本当に対等に向き合えてるのかってとこに焦点が当たっているのが素晴らしいなと思いました。

澤根くんの、無表情クールながら包容力ある感じ、好きなタイプの攻めです！元生徒会長、めちゃリスペクトできる人柄なのに、澤根くんからのあの扱いの雑さはどうしてなのかw