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レビュー

今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 陽だまりとべんとう男子と

    南月ゆう

    13年愛!
    ネタバレ
    2026年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 下宿屋(今は畳んでいる)の一人息子平太と店子三春の恋物語。
    始まりは高校生だった平太も最後は大学生、20歳です。三春さんは一回り上なので32歳。レビュータイトル見て計算してください。当時大学生の三春は何と7歳そこそこの子どもに恋をし、現在に至るまでその想いを持ち続けていたのです。そしてもっと驚いてください。恋を自覚した瞬間に平太の父に「平ちゃんを僕にください」と頼み込み、ボコられます(当然)
    どうです怖いですよね。一歩間違えれば犯罪ですよね。でも全力でフォローさせて欲しい、三春は変人かもしれないけど紛れもなく善人です。平太父との約束を守り、いやたぶん約束を取り付けられなくても彼は平太に自ら言い寄るなんてしなかっただろうし、自分の思いに正直にありつつもただ平太を優しく見守ってきた。13年も!平太父は途中で赴任のため妻と共に家を離れます。三春にヤバいものを感じていたら大事な息子を残して行かなかったはず(祖父がいるとはいえ)。父だって三春が誠実な人だと解っていたんだと思います。
    生活能力ゼロで手のかかる三春だけど、ふとした瞬間に垣間見る彼の大人の表情がめちゃくちゃ色っぽい。すぐに部屋を散らかしたり忙しいと寝食がなおざりになったりする三春に小言を言いつつも、どこか楽しそうに世話を焼く平太(お弁当もすごく美味しそう!)も元々三春に好意は持っていたはずだけど、そういう大人の姿にドキンとし徐々に恋に落ちていく様子がとても自然に描かれています。平ちゃんと一緒に私までドキドキしちゃいました。そして私が重ねて感心することになる平太の告白シーン。平太から言ってくれたんですよ、舞い上がるところだよねえ。それを三春は平太の将来を一番に考え彼の本意を慎重に見極めます。そしてこの時は受け入れない。もったいねー!と思ったけど、何て誠実でいい男!それでもその後メソメソしながらさえちゃんにこの時のことを後悔する発言したり、そんな女々しいところも愛おしい。この脇役さえちゃんもとてもいい人。
    この後またコントのような平太父とのやり取りがあるんだけど、字数制限きてしまったので興味ある方は結末はぜひご自分の目でご確認下さい。平太父は相変わらずだけど(でも愛を感じる)母の言葉は、私も同じ母として聞き入りましたね。それに対する平太の言葉も。正解も不正解もない、それぞれの幸せのための正直な気持ちなんだと思いました。
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  • 隣の席のイケメンが俺のこと好きかもしれない【電子限定おまけ付き】

    隣の席のイケメンが俺のこと、
    ネタバレ
    2026年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ はい好きでした。ガッツリ好きでした。
    「俺」とは高校球児の緋村。坊主頭は私の好みからは外れるんだけど、お喋りではなく野球一筋のスポーツマンで好印象でした。いつも腹ペコでパンかじってるのも可愛かった。
    「イケメン」とはゲイの松雪。頭がよくて女子にも人気がある可愛らしい男の子。
    最初から松雪の表情があまりにタイトル通りだから、これ絶対ミスリードだろ、でもこの切ないお顔は緋村個人にではないなら一体何に対して…?と目まぐるしく推理しながら読んでたんですけど、本当にまんま片想いしてたのでした!
    後に緋村が「あれで気付かれないと思ってたのか」と突っ込んでるけどほんとそれ(笑)と、この時私も松雪のこと可愛くて仕方なかった。
    交際後はあらまあビックリするくらい松雪の方が積極的!こんな可愛らしい顔してエロい♡緋村の方がよっぽど純朴だわ。
    同じクラスに同士がいたり、その子も片想いの男の子とうまくいったりと、漫画だなぁという展開ではありますが、私の胸は間違いなくドキドキキュンキュンしっぱなしでした。いいじゃないですか、これぞアオハルBL漫画!夢がいっぱいです!初デートの初キスのシーン最高でした。角度変えて何度も〜♡体格差がいいですね、小さい方が背伸びして靴の裏が見えるカットは定番だけどやっぱりいいわ。この2人が本番を迎えたら…考えただけでドキドキ(笑)
    2巻に大いに期待しています!
  • 友だちと、あやまち。

    七海リキ

    これをあやまちというならば、
    ネタバレ
    2026年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人生、時に誤ってみるもんだ。

    でも分かるよ、榛名と一誠は中学からの友達でガッツリ親友。あまりに近い存在だから、違う世界に飛び込むのは怖いよね。それを榛名は27歳で思い知ることになるのだが、一誠はもっと前からそう割り切っていた。更に言えば一誠は中学の頃から榛名が好きという、とんでもなく長い片想いをしていたのでした。
    親しく付き合っていても気付かないものなんですね、榛名がゲイであることも一誠が榛名を好きなことも。そして何がきっかけになるのかも分からないものですね。トリガーを手にした一誠、これまで抑えていた気持ちを放出です。最初のキスが一番ドキドキしました。どんどんヒートアップしていくHも善きです。でも肝心の言葉が無い!「どうして伝わらないんだ」ってそんなの読者も思う(笑)普通はここまで分かり易ければ相手も気付く。でも榛名は途方もなく鈍感なのです。物書きとは思えないほど観察力が低いのです。だから言葉で伝えないとダメなのよ。
    でも最初の方にも書いたけど怖いよね、「好き」のひと言でこれまでの全てが壊れてしまったらって。それでも勇気を出した結果が最後の2人の笑顔だと思うとほんとよかったなって。一誠まさかの初告白とな。モテまくりの人生だったみたいだけど、彼の心には榛名しかいなかったんだなって改めてじんときてしまった。一誠よくぞこれまで待ちました。壊れるどころか2人は一誠曰く「友だちで恋人」。updateというかaddなのがいいですね!
    これ1巻完結なのかあ。一誠のことは背景も含めよく解ったけど、榛名のことももっと深く知りたかったかも。小さい頃の疎外感や孤独の理由とか、ゆきずりの恋に荒んだ生活になるまでの過程とか…。まあこれらも一誠の予想がつき過ぎる溺愛で一掃されるのは確信しているのだけど。
    王道といえば王道なストーリーなんだけど、王道の良さが詰まった作品でした。
  • 特級αの愛したΩ

    神波アユミ

    難しかったです😓
    ネタバレ
    2026年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで北見の所業を見てしまいシャットアウトしていた作品です。でも評判いいしずっと気になっていてこの度意を決して読むことに。
    ん〜?よく分からなかった…というのが正直な感想です。

    一番の疑問は司が代理母を選択し続けていたこと。帯にもあるように「赤ちゃん欲しかったな」と思う子が何故代理母?親になりたいという意味ではなくただ出産したいということ?

    クズ北見をボコった高橋さん、その言動はそこだけ切り取れば確かにあっぱれです。ただ2人の間に確固たる友情が成り立っていたならともかく、高校の時もほとんど接点が無く、礼越しに知っていたとはいえこの時もこの出来事の数分前に再会して初めて喋ったくらいですよね。それが泣きながら「私の友達が過ごすはずだった〜」ってセリフを叫ぶのがどうにもしっくりこない。礼が言うなら分かる。でもその場合は「友達」という言葉は使えなくて、私はただ作者様がこのセリフを司の「友達役」に吐かせたかったんだろうな、感動的で印象深い言い回しだし、って思っちゃった。

    バース研究については、恥ずかしながら何度読んでもよく理解出来ませんでした。ここが解らないのは致命的ですよね、この作品を楽しむ為の一番の要ですよね。だから棚上げなのは重々承知の上、礼の言動も何故?と思うことが多くどうにも滑らかに読み進めることが出来ませんでした。うまく表現できないのだけど話がブツブツ途切れる感じ。作者様が描きたい部分を無理に繋ぎ合わせている印象でした。

    お気に入りもあって、それはまず友樹くん。うんうん赤ちゃんはどんなでも可愛い😆礼の「ミルクがプロテインに見える」に大笑いしました。
    あと司の長髪がずっと気になっていたので切ってサッパリした姿が見られてよかったです。
    そして最後のコマのふっくらしたお腹に、2人の希望ある未来を見ました。これこそが司が真に望んでいたこと…なんだよね?司よかったね。

    洞察が浅過ぎの頓珍漢なレビューになっていたなら申し訳ないです🙏
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  • 朝支度[1話売り]

    冬実雨夏

    どうかその日が来るまで
    ネタバレ
    2026年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ※ネタバレ注意です



    とても苦しいです。悲しいです。
    でも同じくらい愛に溢れた作品です。
    レビューをチラ見していたので(慌てて引き返したけど)どうやら辛い思いをしそうだな…という覚悟を持って読み始めた為、気付きたくなくても気付いてしまうたくさんの伏線。その度に胸がチクリとなり、これから知ることになる真実を突きつけられるのが怖く、でも読み進めるのをやめられませんでした。
    最後まで良い意味での裏切りを祈っていたけどそうはならず、でもその原因については私の予想と違っていました。結果は同じなんだけど(泣)
    悲しい=評価が低くなるではありません。私の基準はどれだけ心が動いたかです。心が動く、すなわち感動です。その要因はトキメキや、可愛い、可笑しいといったポジティブなもの以外に、辛い、悲しいという負の感情も含まれます。祐太郎の絶望が私の胸も押し潰しました。でも確かに存在した幸せ(辛い過去があったから尚更)も同じくらい伝わってきました。
    直お願い、その日が来るまで祐太郎を守って。
    祐太郎お願い、その日が来るまで生きて。
    こちらの作品で私は間違いなく感動しました。まごうことなき星5です。
  • pink.

    おんせん

    きれいなピンクだな
    ネタバレ
    2026年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ がっつりネタバレです、お気をつけて(出来れば読後推奨)

    モノトーンの漫画の中で唯一色のついている髪。
    いじめっ子から唯一陽太を守った男。
    貴ちゃんはその髪色も綺麗だし、心も強くて優しくて綺麗。
    おとなしい陽太と、皆から不良と思われて怖がられている貴也は幼馴染かつ恋人。
    ◯◯準備室、立ち入り禁止の踊り場、なぜか先生不在の保健室、そして屋上はBL漫画においてロマン溢れる場所ですよね。この2人も例に漏れず他に誰一人生徒のいない屋上でイチャイチャし出すのですが、おいおい学校でどこまでやる気だ、そうだこれR18だわまさかここで最後まで!?とワクワク…いえハラハラしたけどさすがに最後まではいたさなかった。って違う違うそれが書きたかったんじゃなくて、キスシーンの時陽太のおかっぱ髪の下から現れたものが意外で驚きました。貴ちゃんとお揃いよね?うわあ本当にラブラブなんだな。しかも陽太結構えっちに積極的だしね。
    そしてこ、こんないいところで終わるとは。R18というからには、このおぼこい陽太の更なるギャップに期待しちゃってたんですが…続きあるのかな。
    2人のイチャイチャももちろん見たいけど、願わくば貴ちゃんの真の姿を周りが理解してくれる運びになるといいな。それにはまず貴ちゃんが周りに対し心を開く必要があるのだけど、親の離婚の影響や本人の性格などもあって彼は彼なりに必死に周りとたたかい陽太を守ろうとしているのかもね。それがまずピンクの頭なのかと思うと、貴ちゃんのことすごく愛おしくなります。
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  • せんせいの金曜日【単行本版】

    ダヨオ

    甘S最高!
    ネタバレ
    2026年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本を待ち侘びていました。
    単話のお試しだけでずっと読まずに我慢していたこちら、うわあめっっちゃくちゃ良かったです!
    ダヨオ先生のタレ目でちょいと老けてるw男性健在。同じタレ目でも花村は可愛い時田はエロい(笑)あ、でも表紙の時田は凛々しいですね!
    出会い系アプリで会いカラダの関係から始まった2人は、何と花村の赴任先の高校の教師同士と判明。驚いたろうなあ。
    色男時田は無愛想に見えて根は優しく教師としても信頼出来る人。特に生徒を揺るぎなく信じている姿勢がいいなと思った。だから生徒からも信じてもらえる。それと掛け値なしにカッコいいわ。これまで読んだダヨオ作品全部大好きだしキャラも好き、でも失礼ながら眼福を感じたことは無かったのだけど時田は別格だわ。表紙も然り、ポカリ片手の見下ろしアップはヤバ過ぎた!あと個人的に前髪下りてる時がたまらん。それといつもクールな攻めがベッドの上で余裕を失くす姿が大好物の私は、あの時の時田に花村と同じくらい興奮したー!
    喜んで驚いて怒って照れてと感情が忙しなかったおぼこい花村も徐々に時田の真の優しさに気付き惹かれていく。同時に時田も花村の可愛さにやられていく。2人とも正しく人を見る目があってよかった。
    読者は両想いを知っているからニヤニヤ。でも時田は可愛いプライドと意地が、花村は恋愛経験ゼロ故の鈍感さがもだキュンを生む。んもー♡
    でもさすが時田は男前でした。バックハグからの告白に私はキュン死にしました。甘Sとは本当にぴったりの表現があったもんだ。
    1巻だけでもとてもきれいに幸せに終わっていますが、恋人となった2人のイチャイチャ甘々編もぜひ見たいです!楽しみに待っています!
  • 【単話】ブルー!ブルー!ブルー!

    アマミヤ

    ずんずんずん、ちゅ♡
    ネタバレ
    2026年4月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「ブルー!ブルー!ブルー!」を読んだら即座に読まずにはいられないAfterStory。
    甘いだけのご褒美仕様となっております。
    本編でも私は本条さんがとにかく好きで。
    フッと微笑んだ後のひと言にズギュンッとくるんですよね。本編なら「…弱ったな」本作では「…入るかな、お前の」
    はあ〜大変善きでした。辛抱たまらんくなってる攻めくんもよかった。もうずっとニマニマしながら読みました。
    んで翌朝の眼鏡の本条さんに最後の最後までやられました。あんたほんまにいい男。むふ。
  • いちか、ばちか

    しっけ

    メインCPを変えて〜!
    ネタバレ
    2026年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじ読んでおもしろそうだったのと、アオハル感溢れる表紙に惹かれ購入したのですが…
    マオ✕丘より、門井✕蓮元CPをメインに一冊読みたかったです。
    マオたちではあまりにエピソードが弱過ぎる。お互いを好きになった経緯描かれてました?かなり無理矢理だった気がするなあ。マオは丘への気持ちより性に対する好奇心が先行。おバカだけどこれはこれで分かりやすくはある。でも丘がマオを意識し始めたことはほぼ説明だけで明かされて、えそうだったの?と置いてけぼり感ありました。どちらも愛を感じられないので、この2人だと私にとって一番重要なトキメキが起こらないのです😢
    あとマオの情緒がやや心配です。そこまで凹む?と思えば今度はデリカシー無さ過ぎだったり。彼の思考回路は不思議過ぎて宇宙人を見ているようでした。
    クールな門井と可愛らしい蓮元の馴れ初めやイチャイチャの方がずっと興味湧きます。だから「延長戦」が来た時やったー!と思ったのに…マオめ〜!
    他にもう一作品入ってます。こちらも悪くはないのだけど、幼馴染の再会ものにする意味があったのかな?とか、このエピソード要る?とか…。
    何となく2作品とも全体的に拭いきれない違和感がありました。
    実はピンクハートジャムも私ははまらなくて…。
    しっけ先生とは相性が悪いのかな(泣)
  • ブルー!ブルー!ブルー!

    アマミヤ

    ときめきました〜♡
    ネタバレ
    2026年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 旅館の短期住み込みバイトとそこでの教育係として出会った、桔平(20歳学生・ゲイ)と本条(バイ?)
    バイトの目的が恋人の誕プレ代を稼ぐためというのが健気。それなのにそんな気持ちを思いもよらずバイト期間中に踏みにじられることになる。突然の失恋だったわけだが、読み返してみると桔平はかなり初期から本条を意識していたように見えるから、後に本条に告白した時「切り替え早すぎ」という本条のツッコミに笑いながら同意しつつもそこまで違和感持たなくて済みました。元恋人(家庭教師)にしても本条にしても、姉2人がいる桔平は末っ子らしく(?)年上が好みなのかな。
    というわけで付かず離れずの2人のモダモダの開始です。非日常である住み込み先の旅館&ひと夏の恋の駆け引きというのが読者をよりキュンキュンさせます。簡単に絆されない本条がいいわ〜彼も忘れられない人がいて、想いを断ち切れないでいる状態だったからね。
    バイトが終わり夏も終わった。物理的に離れた2人だけど、桔平は本条を諦めていなかった。元恋人とは段違いの執着に、やはり彼の運命の人は本条だったのだなと思わされた。
    好きだった人の結婚式で気持ちの折り合いをつけた本条。後ろ髪引かれながらも何も言わず旅館から桔平を送り出した本条。突然自分に会いにやって来た桔平の元に夜中バイクを飛ばし、変わらぬ熱い想いをぶつけられて「弱ったな」と笑った後キスを受け入れた本条…。
    桔平だけでなく私も色気ある本条が元々すごく好きだったけど(和装にネクタイというモダンなユニフォームもよかったなあ)、この一連の流れの中で更に好きの加速度増しました。彼の運転するバイクのスピード並みに。
    さあいよいよですよ、心臓ギュンギュンですよー!ってところで終わります。Oh!でも大丈夫、ちゃんとAfterStoryも同時に買いましたから。先に言うと最高でした。これなかったらショックでそこら中のた打ち回るところでしたよ!(笑)
  • レンタルタマちゃん

    らくたしょうこ

    対岸の火事、ではない。
    ネタバレ
    2026年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この社会設定…。少し先の日本の姿かもと思うとフィクションとして見る余裕ない。皆様のレビューチラ見していたので覚悟して臨みましたが、予想よりもっと深く胸が抉られました。つら過ぎる。そして自分の子や孫たちの生きる時代を思い沈鬱な気分から抜け出せません。

    矢澤とタマは似た辛い幼少期だった。何でだろう、全ての子供は大人に守られ安全な環境で安心して大きくならなければいけないのに、何でこんなことが起こるんだろう。誰のせい?何のせい?幸いにも家族以外の周りの人間に恵まれていた矢澤とそうじゃなかったタマ。そんな2人が、町役場の役人とレンタル猫人間として出会う。あまりに隅々まで猫なので、裸になったタマの腰紐を見るまで彼は本当に猫なのではないかと半信半疑でした。それくらい全力で飼い主矢澤と戯れて遊んでいました。最期の瞬間タマが思い出す「くだらないごっこ遊び」は、でも彼の人生で極上な時間だったと信じたい。黒い粒は彼の体から全て流れ出し、輝く光の粒の中で幸せな思い出と共に昇天したのだとせめて思いたい。
    きらきらした瞳がとても可愛かったタマと、青い瞳が綺麗な青が、魂が同じだったとして私の胸を占めるこの悲しさ。ただ、廃人のようになってしまった矢澤に、いつも通りの温度で寄り添う人々がいることには救われました。
    どうすりゃいいんだと深く考えを進めると国のトップまで辿り着いてしまうけど、既に問題が山積みで全巻き返しに時間がかかる今は、まずは何かトラブルが起きたとき身近な人間同士が優しくし合えたら。それが広がっていけばと願ってやみません。陳腐に聞こえても結局人間の持つ良心が最強だと私は思ってるんで。私も弱い者に優しい人間でありたいと、この作品を読んで強く強く思いました。
  • キャント・ヘルプ・フォーリンラブ【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    kanipan

    これは可愛い、かなり可愛い
    ネタバレ
    2026年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 家が隣同士の幼なじみ、高校生の嵐と咲人。
    小さい頃から病弱な咲人は、kanipan先生の線の細い絵柄もあって、強く抱きしめたらポキッと折れちゃいそうで最初見ていて怖かったです。
    なのに咲人が大好きで大好きでたまらない嵐は咲人の体に触れまくりあんなことやこんなことしちゃう。色んな意味でハラハラしたが咲人嫌がってない(笑)壊れてもないな、ホッ、よしよし。それならこちらも安心して一体いかほどの執着っぷりなのかを楽しむとしよう。

    読み進めると分かります、嵐の執着は確かに帯通り鬼執着。でも病的なものとは違います。ただただ溺愛。咲人にぞっこん。こりゃすごい。
    そして強い風が吹いたら飛んでっちゃいそうな見た目の咲人は、その実しっかり自分を持っており地に足がついている。
    脆くて頼りない咲人を守っているつもりでいたけど、本当は咲人を必要とし咲人がいないとダメなのは自分の方だったという、そんなヘタレな嵐がとても好きだ。
    友達を作り進路も決め、「嵐の為に」嵐から離れようとする咲人。鈍感だから嵐の「好き」が届いていない。文化祭で(咲人頭に何載っけてるの可愛すぎるんだよもう)嵐が誤解しようのないストレートな告白をし両思いになってからの後半戦は幸せの加速度すごかった。
    咲人…!おまっ…!
    こ、このどこまでも天然小悪魔ちゃんよ、嵐だけでなく私まで溶かす気か。
    ぽわ〜んふわふわな咲人があまりに可愛さ強烈なもんでつい二の次になっちゃうけど嵐も相当なんだよね。
    あと個人的に嵐のお父さんが気になる(笑)
    とにかく可愛い可愛い2人でした。それ以外言葉が出てこないわ。読後しばらく幸せな余韻に浸ってました。kanipan先生LOVE!!
  • 喪服の花嫁

    芽玖いろは

    苦しかったけど…
    ネタバレ
    2026年2月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これ、作者様があちこちに撒き散らした伏線を全て回収していたら、闇深さはこんなもんじゃなかったと思う。あとがきで「色々あって」かなりまろやかになった、とのことだったので、敢えてなんですね?深掘りしなかったのは。

    ストーカー(?)については、誰か特定の人ってわけではなく雪刀は常にこのくらい危なっかしい立場にいるってことが描きたかったと解釈していたので「結局誰だったの?」という意味でのモヤモヤは無かったけど(充分怖いし最低行為なんだけど)、ゴーストライターのことや、実子を捨てて出て行った母親、クズ教授(顔も出ていない)等は気になりました。後藤の教え子の自◯については、後藤の過去を重いものにするためだったのでしょうが、やや無理があったように思います。後藤の落ち度って?
    義父のことは目を背けたいほど酷い内容にページ割いてましたね。自ら性接待させているくせに疑うって何?もはや狂っていたのだ、というのを落としどころにするしかありません。
    皮肉なもんで大人びて見えるけど雪刀が精神的にはかなり子供だったからこれくらいの傷で済んだとも言えます。もっと病んでもおかしくない。性虐 待(書くのも嫌だ)は言うまでもなく、エアドロ痴漢だって震えるくらい怖いですよ。可哀想に麻痺してたのもあるのかな、それまでは「キモッコワッしつこい」みたいな呆れた感じだったのが、後藤と出会いその人となりに惹かれ始めてからは、初めて怯えた感情を出し後藤に助けを求めることができた。この手の話を読むとこの麻痺が解ける瞬間にいつも胸が痛くなるけど、再生するには絶対に必要な過程であると思う為、よかった雪刀は救われたと思えました。後藤に出会えて本当によかった。もう少し遅かったら手遅れになったかもと思うとゾッとする。
    これ2冊にしたら、特に後半感じた足早感も無かったかなと思いつつ、深掘りしたものを2冊読むのは精神が保たないかも…とも思います。これがベストだったのだと思うようにします。
    Bonus track描いて下さりありがとうございました。これにかなり救われました。
    あと表紙の絵が素晴らしいです。私は表紙買いでした。
    闇深い話はしんどいけど結局好きなんですよね(笑)
    初読み作家様でしたがまた気になる方が一人増えました。
  • ヒゲと鈴としゃぼん玉

    ymz

    いつか2人にお花見を
    ネタバレ
    2026年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ させてあげて天気の神様!
    まあでも家でお酒飲みながら弁当食べながらゴロゴロ〜もこの2人なら楽しめるね☆
    そんな雨降りの花見の季節から1年間、2人の日常生活をのぞかせてもらえるお話です。

    結構昔の作品ですがずっと読みたいと思っていました。
    同棲中のカップル、世話焼きおひげの三太さんと家事能力ゼロの鈴太郎。鈴太郎のポジション羨ましいな〜私も三太さんみたいな人に甘やかされた〜い!
    両親とたくさんのきょうだい達に囲まれたっぷり可愛がられて育った天真爛漫な鈴太郎。実家の家族たちも多く登場する。三太さんのこともウエルカム。こんな子に育つよな、って納得する。対する三太さんは、詳しい描写はないけど親にはゲイであることを否定され、兄からは介護要員だけを理由に親との和解を促され、温かい鈴太郎の家族とはかなり対照的に描かれている。コミカルな作風の中、三太さんの実家関係の話の時だけはスッと温度が下がる感じ。
    もう1人三太とつながりのある重要(?)人物が元彼キヨシ。こちらは従来の作風に合ったおふざけキャラwとして描かれています。好きですよ、あのやきもち焼きの鈴太郎が懐いているし(考えてみれば不思議な関係だ)、本作では暗い影を落とすのは三太家族だけでいいです。というか普通にいい男じゃないキヨシ。三太の幸せを願い流した一筋の涙にはやっぱりじんときましたよ。だから「ひよこ〜」もかなり気になっています。

    こんな感じでシリアスな部分もありますが、全体的にはほのぼのとして平和な作品です。が、あとがき読んで驚きました。もし最初の予定通りあちらの設定に振り切った話だったら…と想像するだけで絶対号泣する!と思いつつも、とんでもない傑作になっただろうなとも思う。読んでみたかった気がします。

    最後に攻受についてですが、はっきりしたHシーンは無いもののどちらがどちらかは判明しています。私はかなり驚きました。普段は予想と違ってもこれもアリかなと思えるんですけど、彼らについてはほんと意外でした。
  • 雪と松【シーモア限定特典付き】

    高橋秀武

    てやんでえ星5個じゃ足りねえ!
    ネタバレ
    2026年2月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私はBL歴は2年弱ですけど、江戸物の時代小説は30年読み続けています。特に池波正太郎先生と宮部みゆき先生が大好きで、そんな大好きな江戸物と大好きなBLが合体したとなればイコール大好きに決まってる。案の定というか期待以上だった。大好きこれ大好き!!

    何よ松庵先生、最初はとんでもない男だと思ったじゃないの。正解はとんでもなくいい男だった。この時代にはどうしてこうも人情味あふれる男が似合うかね。粋でいなせともまた違う、もっと人間くさくて、月並みだけど優しい・暖かいって言葉が一番ぴったりくる。雪に対しては好き過ぎるあまりいつも懸命で、それは雪に言わせると「先生はしつこい」。んもーにっこりしちゃう。
    松庵と比べると陰が多いがその分色気たっぷりの雪。伏せたまつ毛の美しさよ!松庵と同じくらい雪ももう松庵を愛している。辰雄だった頃は本気で惚れていたであろう佐吉を斬るほどに。そしてその佐吉を助ける松庵。自分の命を狙っていた男を。過去雪と想い合っていた男を。佐吉も憎み切れない男だけど松庵には敵わんわ。

    耳心地の良い江戸口調も相まって間延び感もなくサクサク読める。内容が軽く薄いって意味じゃないですよ。本当に上手に3冊分を使っていると思います。時にまだ麻酔の技術も未発達だったこの頃の手術の描写や、血飛沫や傷痕にヒーッとなることもあるんだけどこれが時代物のリアルですから。
    最後は涙涙でした。私BL読むとよく"2人がおじいちゃんになるまで見ていたい"って思うんですけど、実際おじいさんになった絵を見てしまうと…切なさが込み上げてきちゃう勝手な読者です。もうすぐ来るであろうお別れが浮かんでしまうから。今更ですけど高橋先生の絵が素晴らし過ぎるんですよ。普段キラキラした今風の絵ばかり見てるけど、この味のある作画は時代とストーリーにドンピシャで最初から最後まで魅了されっぱなしでした。あーー本当に最高だったああと窓開けて(本日こちら雪、寒い)大声で叫びたい気持ちです。感動をありがとうございました!
  • ロックンロール

    mememe

    先生からのMSG:今を楽しく生きてね!
    ネタバレ
    2026年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昨年末彗星のごとく現れレビュー欄を沸かせてくれたmememe先生と御作品のたろ逃げ。私もそれに乗っかりまんまとハマり、フェイバリッツを経てこちらの新作を定価購入です。

    等身大のDK可愛い〜!と言いたいところだけど、どなたかも言ってたけどお口が悪過ぎるわっ、いくら関西弁だからって(?)コロスとシネは繰り返し聞きたい言葉ではないのよ〜。わかってる高校生には挨拶感覚よね、何なら2人の間では「好き」と訳せるのかもね、解ってるんだけど同じ挨拶なら「お前の方が可愛いやろ」おばちゃんこっちの方がお気に入りよ〜頼んます!
    でも、かと思えばあんな綺麗な涙を流したり、初めてのキスの初々しさとかディープキスは二十歳超えてからとか、実はこの2人かなりピュアなんです。

    ニコイチ幼馴染のしんと香太。それぞれの親も、もうどっちの親かわからないくらい全員心の距離が近い。だもんでカミングアウトした時の反応は理解あるなあなんてレベルじゃなくて、何かもう最強のひとつのかたまりを見た気がした。しんの母親がしんと同じくらい香太を慮っているのを見て、お隣さん同士、日本人同士、世界中の人同士が自分(の家族)と同じくらい他人の幸せを願えたら戦争なんて起きないのにな、とかそんなところまで意識が飛んでしまったよ。
    香太最初はただ可愛いだけのアホな子だと思っていたから、交際後こんな肝の据わった男だったのか!と感動した(母を見て納得)。「親がほんとはどう思っているか分からないけど俺らには関係ない」と言うシーン、一度見たときは"反対かも知れないけどそんなん関係ない"と言ってるのかと思ったけど、mememe先生が高校生といえど親の気持ちを無視するようなこと香太に吐かせるかなと前後をよく読んだら、"心配なんだろうけど自分らは傷付くことを恐れていないからそんな心配は不要"ってことか!?と気付いた。合ってる?よね?しんママの前でも「嬉しいことも悲しいことも辛いことも楽しいことも全部俺らのもん、全部大事」って言ってたもんね。ほんと香太強い!

    高校生という、多少汚い言葉遣いも間違いもギリ許される最後の子ども時代をめいっぱい楽しんで欲しいなと2人を見ていると思います。お友達も酒井さんもいい子たちで私も仲間に加わりたいくらい(笑)そうだ私の大好きな先生の描く流し目、今回もしんで見られた♡かっこいい!
    続編楽しみにしてますね!
  • 月と太陽

    阿部あかね

    シリーズ③強烈な新キャラ椿
    ネタバレ
    2026年2月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 花にくちづけシリーズ第3弾です。
    今回は私の大好きな花といっくんは脇役に。花ちゃんはちょいちょい登場してくれたけどいっくんは最初だけだったなあ。でも「萬◯久子やんけ」という最高のツッコミに初っ端から大笑いしたわ。ほんま久子にしか見えん!
    久子、もとい椿は花のメイクの師匠。大柄で輝くばかりに美しく、高級ヒールを履きこなす。しかもあんな高くて細いハイヒール履いてダッシュする。この時の将大目線の椿は迫力あったわー。あ言い忘れてたけど椿は男性です。そしてこの時は完全男だったわ。
    将大は「花といっくん」にも登場した花の幼馴染でヤクザのドラ息子。はっきり言ってごく潰しのアホなんですけど、椿と恋に落ち少しはまともになるのかなと思ったらそんなに変わらなかったのが笑える。漫画なら激変しそうなもんじゃないですか。結局はじいちゃんからマンション貰って椿を縛るヒモ宣言。それをしゃーない男だなーと笑えるのが彼。何より椿様がこういう男大好きってわけでね。だからこれでいいんですわ、たぶん。それにしても将大は椿の横にいるとすごくコドモに見えた。小学生みたい(笑)
    椿のママのシーンとか感動したし1,2巻ともおもしろかったけど、やっぱり私は花といっくんの話の方が好きだな。花は女装していても「テイクオフ!」(←これ好き)すれば見た目普通に男の子で、言葉遣いもHの時も男の子だけど、椿様は地毛だし口調も仕草も完璧女性。というかオネエ。これが残念ながら私の好みではないのですねえ。逆にチラッと男が顔出す時はかっこよくてとても好きでした。先述のヒールで追っかけたシーンとかね。ベッドの中での女感が一番抵抗あったかな…。長い爪で穴に指をお入れになるのもそれはやめてあげて〜!となりました。
    次の「華と楽」迷うなあ。
  • ワンルームエンジェル

    はらだ

    宝物との出会い
    ネタバレ
    2026年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これまで何度も何度も何度も何度も見送ってきた作品です。
    はらだ先生大好きなんですけど、天使の過去についてのネタバレチラ見したらどうしても読む勇気が出ず…。
    なぜ今回ポチしたのか自分でも分かりませんが、きっと今が読む時だったのでしょう。
    結果、恐れていたほどには負の衝撃に襲われず、むしろ読後は温かな気持ちの方が大きかったです。
    もちろん私が一番見たくなかったシーン(#6「きおく」)は辛かった。でも思っていたより該当のページが少なかったのと、過去は理解したけど記憶が蘇ったわけではないから天使(天志くん)自体があまり落ちていなかったのが大きい。冷たく聞こえてしまうかも知れないけど、天志くんはもう亡くなっておりこの事実は変えられない。まだ若くて狭い世界で生きていたから死を選んでしまったのは本当に可哀想だし、生活圏同じだったのだから生きているうちに幸紀と今くらい深く知り合えていたら結果は違っていたかも知れないと悔しくもなります。でもだから、せめて今天使として存在する彼が泣いておらず、幸紀とコントのような毎日を過ごしている姿に救われます。
    そんな理由から私がより懸念するのは幸紀の方でした。私も経験ありますが人との出会いというのは何て大きな影響を与えうるものなんだろう。読んでいる間中、2人が出会った意味を考え続けていたような気がします。最初と最後の幸紀を比べてみてよ。表情も気持ちも全然違う。1人の男の人生を変えた天志は間違いなく天使だった。そしてあり紗、母はやはり母だね。やっと泣けた息子の背中をさすって力づける彼女の背中にも、羽が生えているように見えたよ。
    電子特典の秘密のセリフ、もし私が同じセリフを最期に言えたとしたら、私の人生は上等だったと声を大にして言い切れます。幸紀よかったね、お疲れ様。天志くんまた会えてよかったね。もう死が2人を分かつことのない世界で永遠に楽しく暮らしてね。それと天志くんのお父さんの笑顔を最後に描いて下さりありがとうございます。幸紀と同じくらい気掛かりだったので。
    奇妙で苦しくてこの上なく優しい世界観に圧倒され、読んだ直後は感想書きたくても言葉が出てこないよ…と途方に暮れていたのですが何とかレビュー書けました(そして長い、長いのよ、すみません)。空欄のもくじやQRコードの粋なパスワード等のニクい演出も含め、改めてはらだ先生は凄すぎる人だ。読んでよかった。
  • 8月のロスタイム

    桃子すいか

    ここどこだろう
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ モデルがあるのかな。
    何てことない田舎町だけど、ここで泣いたり笑ったりしている4CPに本当に会える気がしちゃう。でも今1回目読み終えたばかりで見逃してるのかも知れないけど、4つ(タイトルは5つ)の物語が同じ舞台だと私が気付いたのは「冬来たりなば」の中であやめ公園の文字を見た時でした。同じ町の春夏秋冬を巡り4つの話の登場人物たちがゆるく繋がっている短編集です。

    春編の話は完全に死のフラグが立ってるじゃないですか、変わらぬほんわかした絵だけどやっぱり桃子先生だわと、不謹慎ながらどれだけ心を震わせてくれるのだろうと期待すらしながら読み進めたんですよ。それが…えーっ?いや死ネタはやはりキツイしお兄さんが大事に至らなかったのは何よりですけど、桃子作品にしては案外軽めなんだなと意外に思いました。
    夏編は表題作ですし一番楽しみにしていました。が、あれ?あまり刺さらないぞ…あれ?あれ?って焦ってしまい、桃子先生はやっぱり長編がいいのかなと思っていたら、秋編と冬編がすごくよくて後半巻き返しました。特に冬編は漫画だからといって全てうまくいく結末にすることなく、現実を突きつけられた子たちがそれでも己と2人の絆を信じ前に進む姿が逞しく眩しかった。また、カーブミラーならではの特性を活かしたキュンポイントに萌えました♡
    前半は不安だったけど全部読み終えた今とても心温かです。「おまけ」もおまけレベルではないくらいよかったし、おまけ前の各話に関する先生のつぶやきもおもしろかったです😊
  • ところで今は何番目でしょうか。【特典付き】

    田中森よこた

    攻めをどう見るか
    ネタバレ
    2026年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高3の時の初恋の相手史郎と同じ大学だったことから、これは最初で最後のチャンスだと大学デビューを果たしたれんげ。ややズレた頑張り様が正直イタいのだけど、その健気さはやはり応援したくなる。
    対する史郎。
    常々思っていたんですけどね、悪人が善行した時と善人が善行した時、いや善行ともいえない普通のことでも、前者の方が好感度高く感じる傾向ありますよね。れんげも史郎のこと「強引でちょっとだけ意地悪で本当はすごく優しくて」と言ってるけど、私には「ちょっとだけ優しい時もあるけどほぼほぼ強引で意地悪で」としか思えません。悪人とまでは言わないけど私に言わせればかなりクズで、周りの人たちも類友で、はっきり言って彼を含めあの辺丸ごと印象悪いです。そんな中に捨て身で飛び込んでいくれんげに、正直目を覚ませっていう気持ちでした。あとイケメンというのは作家様の言ったもん勝ちなところありますね。田中森先生の絵柄好きですけど、史郎に関しては性格を差し引いてもイケメンには見えませんでした。

    「何番目でもいいから」で始まる漫画がどう展開されるのかは容易に想像つきますし、予想通り王道まっしぐらでした。自己犠牲に違和感を持ち身を引く、引かれた方はそこで初めて慌てて繋ぎ止めようとする。実はオレもちゃんと好きだったんだってやつです。ほとんどの漫画だとここで溜飲が下がるんですけど、史郎はこれまでの言動が下劣過ぎて、どうしてもこれでトントンという気持ちになれないわ。せめて高校の時のれんげを覚えているとか(珍しい名前なんだからさ)、言葉にデリカシーがあればなあ。便利なオモチャとか扱いやすいとかほんと嫌な気持ちになった。初Hの後に仲間に送ったラインは今でも許せない。元はこういう人間なんだと思うとどうしても信用できない。れんげを思う母目線です😣
    この巻だけだと私の中では攻めの汚名返上が間に合わなかったため星が減りますが、れんげちゃんのマシュマロバディがとてもよかったのでそれに免じて☆3。ほんと気持ちよさそうなおちりだこと♡
  • リカー&シガレット

    座裏屋蘭丸

    静かな情熱の描き方が素晴らしかった
    ネタバレ
    2026年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大ヒット作を数々お持ちで、お名前はもちろん存じ上げておりましたが、今回が座裏屋蘭丸先生初読みとなります。これだけのレビュー数と高評価で、似た感想になるかも知れませんが遅ればせながら私も大変に感動しましたので備忘録として書き残させて下さい。
    まず絵がとっても素敵ですね!最初のカラーで一気に心がスペインに飛びました。国名明記ないけど私の中でここはスペインです!
    お洒落な長い階段の上り口に建つお向かい同士のタバコ屋と酒屋。レンガの壁のタバコ屋の、黒髪ウェーブの店主カミロがサンダルでマッチを擦り煙草をくわえ髪をかき上げるという、初っ端から最高に色っぽいシーンに心鷲掴みにされました。
    そんなカミロを見つめますは酒屋の店主テオ。短髪で褐色の肌を持つ彼は酒屋を営みながら下戸で、感情がすぐ顔に出るとっても可愛い子。
    学生の頃からモテモテで色気むんむんな男に仕上がったカミロはテオに長いこと片想いしており、その色っぽい視線でじわじわ迫ります。でもそれが情熱の国スペイン!ムーチョムーチョ!みたいなノリではなくて、少しずつ慎重に緩やかに、でも一時も視線を外すことなく、静かに熱く迫るんです。たまんない!
    このドデカ矢印を向けられたテオがまたいい。戸惑いながらもトキメキを隠せない感情の揺れがひしひし伝わってきて、悩みながらもカミロとのことを一生懸命考えていて、愛おしくてたまらなくなります。そんな駆け引きの毎日の中で笑いもあり(カミロのパンツ履かされてばかりとかw)、ディエゴやマリノなど気の置けない仲間がいたりで和むのですが、カミロの抑えきれない愛を都度再確認するかのような夜のシーンには毎回ギュンギュンしました。酔ったテオを介抱するご褒美という体であんなことやこんなことを…最後までするわけではないのにとんでもなくエロチック。裸体が美しい。体勢もいい。というか改めて画力がすごい。今まで読んでこなかったなんて本当に惜しいことをした。
    恋人になってからはカミロの更なる熱い視線と溺愛ぶりが甘過ぎた。女性客にサービスで付けるキャンディよりエランドが食べてたチュロスより、何ならスペイン伝統のお菓子カタラーナにシロップかけたくらい甘い。ごちそうさまでした!
    歴代のトレンドを振り返ろうキャンペーンで、ずっと気になっていたこちらを購入したのですが大正解でした。評判通りの素晴らしい名作でした。
  • 花といっくん

    阿部あかね

    シリーズ②今回はハナが男前
    ネタバレ
    2026年1月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「花にくちづけ」に続く第2弾。
    早くもこのシリーズに夢中です。あかね先生は「I’m in Love」シリーズが大好きですが、こちらの方がもっと好きかもしれません。
    1ページ単位で、いや1コマ単位で面白いです。今回も笑いが盛沢山。ハナちゃんのエロ可愛すぎるパンツ姿が毎回見られるHシーンも最高。あと時々なる水木しげる風?の絵が好き(笑)

    私は関西人じゃないから詳しくは分からないけど、彼らの口にする関西弁が関西圏の中でも「よりコテコテの部類」に属するのかなという感覚がありまして、これが何とも小気味良くて作風に合っていてずっと聞いていたいくらい好き。鈍感アホうんこ芋メガネ(散々やなw)をギャーギャー罵るシーンもマルちゃんに愚痴るシーンも、標準語だと感じてしまうかもしれない不快感みたいなのを1ミリも感じない。方言っていいね。加えてハナの性格も多分にあるよね。いやもうほんと最高に可愛いわハナ。あざとさ皆無、鼻水出ててもパンダでも可愛い。あんなエプロンつけておいてコント始めるし。いつも一生懸命で素直で明るくて「くちづけ」の時から変わらない健気さ一途さ。いっくんがハナ無しじゃダメってそらそや、こんな魅力の塊のような子もう手放せるわけあらへん。
    こういう時なんかな当て馬が登場するのは。私は順番通りに読んでいるので今はまだ「何やこのキノコ」としか思えないのだけど、皆様のレビューによるとこの後も登場し、どうやらそう悪いキャラでもないのですね?
    それにしてもブチ切れたハナ迫力あったわー。その後ちゃんといっくんの前でわんわん泣いて怒れたのもよかった。こういうところが大好き。ヘタレいっくんも身を挺してハナを守ったからよしとする。あんなでっかい壺を人に向かって投げるなキノコ💢
    次のあらすじチラッと見ちゃったんだけどハナといっくんが主役ではなくなるのかな?できれば彼らをずっと見ていたいんだけどなあ。ほんと大好きですこの2人!
  • 教卓越しの片想い

    十嶋あわこ

    ヒーリング効果絶大
    ネタバレ
    2026年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 女性漫画のジャンルだけどBLです。
    でも絵柄もストーリーも少女漫画を思わせるようなピュアで可愛らしいものです。
    周りの理解があり過ぎる、嫌な人一人も出てこない、嫌なことも起こらない、ひたすら優しい世界。心が疲れている時、こういうthe漫画の世界に浸りたいって思うことあるじゃないですか。私が今そうなんですけど、需要と供給が一致している今読んだのでめちゃくちゃ癒されました。
    高校生の森下くんと副担任の須藤先生。森下くんは小動物みたいに可愛くて、先生は優しくて誠実。両片思いのこの2人にずっと目を細めながらキュンキュンしてました。
    そして幼なじみの平川くんと彼女の三谷さん、新島先生。この方達がエスパー並に(先生と森下くんが顔に出過ぎなんだけどw)全てを理解し見守ってくれています。隠れ腐女子の新島先生いいですね、うっかり小テストに彼らのBL小説打つってんなアホな(笑)
    とりあえず1巻だけ読みましたが、このモダモダは3巻分読むの嫌じゃないです。どれだけ読み進めても可愛い2人しか想像出来ないけど、全部読んだ時付け加えたいこと等あればまた来ます!
  • 鮫島くんと笹原くん

    腰乃

    うるさいなあ(笑)
    ネタバレ
    2026年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ でも可愛いなあ。
    初、腰乃先生です。
    そうですかこういう感じですか。好きです!

    同じ大学の同級生でバイト先も同じの鮫島くんと笹原くん。(私の中で「◯◯くんと△△くん」というタイトルの作品は外さないのが多い。)

    笹原君に告白した鮫島君。
    最初は笹原君何て罪な男なんだと、決してからかってるわけじゃないけど天然な行動の連続に鮫島君を気の毒に思っていたのですが…いや鮫島君も大概だな!?というか2人ともズレてるな!?こちらが突っ込む暇もないくらい2人とも常にギャンギャンまくし立ててる。でもこちらが思った通りのことを彼らも遠慮なく口にしてくれるのでストレスフリーではある。ただし膨大な文字の量に目は疲れる(笑)
    最初から最後まで元気にどつきあいながら、それは傍から見たら喧嘩ですが、翻訳すると叫んでいるのはお互いへの愛の言葉でした(笑)
    ようやっと付き合えたというのにまさかの裸を見られるのを恥ずかしがる鮫島君(布団にくるまる姿がとんでもなく可愛かった)。結局覚悟を決め無事いたすに至ったのですが、その描写がびっくりするくらい濃ゆかった…♡

    こちら随分前の作品なんですね。絵も内容もちっとも古臭くない。
    ドタバタしっぱなしのようでちらりとキュンも感じたり、実はちゃんと計算された先生の手腕を感じる場面も多々ありました。鮫島くんのリアルタイムな心情が浮き出ているシャツもおもしろかったし、ずっとお互いを苗字のくん呼びなのも可愛かった。
    笹原君の弟君も大滝君も店長も、それぞれ別の話があるのですね?こちらも興味津々です。
    遅ればせながら腰乃先生のファンになりました。また好きな作家様が増えた♡
  • 体感予報【描き下ろしおまけ付き特装版】

    鯛野ニッケ

    シーツなんてなんぼあってもいいのよ
    ネタバレ
    2026年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 消耗品なんだから。えっちで汚すとか関係なく元々1枚しか無いことに驚いたわ。
    さてこの作品レビュー数が桁違いだし(特に単話)しょっちゅう無料で読めるのでその度にチラチラ覗いてはいたのですが、あまり惹かれずスルーしてました。今回値下げが重なったので単行本購入。読後の感想は…「うーむ」
    まずは言わせてもらわねば。あれだけ意味ありげにしていた雨予報の前日のエッチNGな理由に失笑しなかった方はいるのか。
    そして何より致命的なのはトキメキが無かった。漫画だからキャラ設定を分かりやすく極端にするのはよくあることだけど、モラハラ攻✕うじうじ受の、攻めのキャラがなあ…。ラブコメ寄りだからモラハラというか俺様キャラでありながら「実は受けを溺愛」という落差のある設定でギャップ萌えを狙ってる感が気に食わん。似た設定でハマるのもあるのに何でだろと考えるに、そう遠くない過去の大学時代の攻めが好きじゃなくて、気質もその頃から大して変わってないように思うから。それなのに「実は溺愛」っていう設定ばかりが免罪符みたいに使われているように思うから。
    でもあれ?葉は嬉しそう😅ずっと自分は愛されていないと長い間寂しい思いでいたからね…。そんな鈍感君が、実は溺愛されていたと気付いた後の意地悪気味なセ、、で「こんな横暴も嬉しいなんて」とM発言。そして多幸感いっぱいで果てております。いやうん2人がいいならいいんだけど…。相性ってすごいな。
    でもやっぱり私は(攻めは殊に)真っすぐで優しい男性が見たいなあ。この攻めはめんどくさいです。
  • 花にくちづけ

    阿部あかね

    シリーズ①最高のスタート
    ネタバレ
    2026年1月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ な、なんとえっちでアホで、えっちで可愛くて、えっちでえっちなんや!!
    ずっと読みたいと思っていた阿部あかね先生の花にくちづけシリーズにとうとう着手することに致しました。女装男子あまり興味持てなかったんですけど、大好きなあかね先生なのでいけるかもと思ったら想像以上に最高でした!
    ハナはいっくんを死ぬほど好きで、でも嫌われるのが怖くて真っすぐ告白は出来ない代わりにいっくんの童貞を奪って彼の前から消えてしまった。これが高3冬の大事変。初っ端からこれだもの、もう目が離せない。
    いっくん大学3年次に再会したハナは、アホ可愛さはそのままの女装男子になっており、驚いたものの何だかんだ離れられず付き合い再開。いやむしろもう逃げないでとまで思っている。これ最早好きだよね。
    ハナは破天荒に見えていっくんへの恋心に関してはとても臆病。このアンバランスさがたまらないほっとけない。健気で一途でめちゃくちゃ可愛い。いっくんだってそう思ってたはずなのよ、大事変の時から頭の中はハナだらけで、再会後の付き合いの中で既に答えは出てた。覚悟が足らず再びハナが離れてしまったことで、ようやくむっつりメガネ漢を見せます。というかいっくん普段から大人しそうな顔して言うときは言う。こういう時方言ってすごいなって思う。言いたい放題言ってても標準語ほどキツイ印象を与えないもんね。
    ハナがみっともないくらいなりふり構わずいっくんに縋った姿に、感動したと言ったら怒られるだろうか。
    マルちゃん男前。コロちゃんも優しい。ハナの背中を押してくれてありがとう(泣)
    恋人同士となった「花とくちづけ」「メガネの野望」は表題作以上に好きかも!お墓の前でのハナの言葉に胸がギュッとし、とぅるんとぅるんハナちゃんをもぐもぐするいっくんにギャー♡となり…。覚醒したメガネはもうノンストップとなることでしょう。
    全181ページ。切なさも笑いもえっちも爆盛でもっと多く感じました。最初から最後まで全力でおもしろかったです。大満足。迷うことなく次いきます!!
  • あやし道連れ

    はなぶさ数字

    ここで終われるわけない
    ネタバレ
    2026年1月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者がはなぶさ数字先生でなかったら、あらすじチラ見した時点でスルーしていたと思います。人外に興味が持てずほとんど試しても来なかったので…。それがおそるおそる試し読みしたら一気に心掴まれ、読むスピードも上がり、試読終了と同時に指の第一関節が反り返るほどの勢いで購入ボタンを押してました。はなぶさ先生だからなのか、実は人外もいける口なのか、分からないけどこんなに夢中になっている自分に自分が一番驚いています。
    それでもなかなかグロテスクな描写にヒッとなることも多かったです。第1話と2話で現在を描いてくれたことは大きかった。今のゆきとナギの甘い生活や、依田くんがどうやらいい奴だと分かっていたこと、これらを心の支えに最後まで読めたような気がします。でなけりゃ過去編怖過ぎて断念していたかも。構成に感謝。
    結局1巻ではまだまだ現在までは追いつかず、高校3年になったゆきはナギの存在を自分の妄想だったと思うようになっていた。出会いが幼稚園児とかならそうなるのも分かるけど、中学1年の時の出来事を幻だったと思えるものだろうか。でもお父さんとのことで小さい頃から傷つきっぱなし、ナギとも辛い別れ方をして、高校生でメンタルクリニックに通うゆきを見ていると、心が疲弊し混乱するのも無理ないかなとも思う。
    ナギとの生活は摩訶不思議だったし怖い場面も多かったけど、2人が寄り添っている姿は間違いなく幸せそうだった。ゆきに甘えるナギはとても可愛くて、突然環境が変わり心を閉ざしていたゆきにとってもナギはかけがえのない存在だった。
    で。その存在はやはり幻ではなかったのだと悟るシーンでContinue。しかも血みどろになりながら。何というところで終わるんだ。
    ああこれは完結してから一気に読むべきだったかも。あれもこれも気になる。本当にあの幸せな「現在」まで辿り着いてくれるのか。それはいつか。それまで何があるのか。辛い思いをする?痛い思いはしないでetc.
    続きを待っています!!!
  • 後は野となれ山となれ【単行本版】

    おきぬ

    小気味よい漫才BL?
    ネタバレ
    2026年1月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元々は連載版を読んでいましたが、短くて割とお高めなので途中で止めて単行本を待っていました。まとめてサクサク読めるので嬉しいです。でも続きが気になってつい連載版の試し読みとかしちゃってます😁

    コンビニ店員茸屋直(クサビラヤナオ)と常連客笋住周(タケスミアマネ)の漫才…じゃなくて一応BL(笑)でも上巻だとBL要素まだ薄くて、どっちかというと笑かしにきてます。で、それがとても面白いのです。こういうのが読みたい気分が定期的にくるので私の中では確実に需要アリです。
    コンビニのカウンターを挟み繰り広げられる喧嘩漫才wは実にテンポがよく笑え、いつもワーッと叫びながら周くんが走り去ることで終了(笑)そんな彼にカウンターの中から大声で被せる直くんの乱暴な言葉遣いの中の丁寧な「お客様」呼びに毎回笑う。周くんの、必ずどこかにタケノコが描かれた服もおもしろい。
    2人の心の距離が近付くにつれ(というか直から強引に近付いてる)直はカウンターを飛び出しデートなんかもし始めます。同じお布団で寝たりもします。でも直くんグッと我慢の子。単行本だとまだここまで。さあさあこれからどうなるのか。下巻楽しみですー!
  • としのさ夫夫

    たつもとみお

    重い、狭い、甘い
    ネタバレ
    2026年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 開始9ページ目にして啓司に「めんどくさい男」のレッテルを貼った私でしたが直後あれれ?となり、2話で「モラハラ男」ぺったんした後おやや?と。結局この2点だけですかね、私が啓司に対しムムッ!?と思ったのは。要は自分に自信が無くて常に不安なんですね。
    2巻最初の方でも危うい場面があるんだけど速攻謝りに戻ってきて、思わずいい子よく出来ましたっ!て思っちゃった(笑)そこからは啓司はひたすら可愛かったです。玄関でのチュウ待ちとかもうっ!

    というわけで実際は潤也でしたよ、重重で面倒なのは。
    この2人現実に存在したら少々関わりにくいかもだけど(その前に2人の方からノーサンキューを食らうだろう)、壁となって見ている分には最高です。こんなピッタリな人とお互いよく出会えたものだと驚嘆しちゃう。

    外から何も、誰も入れたくなくて、食べる物も付き合いも制限し全てを管理し、啓司を自分のテリトリー内だけに閉じ込めておきたい潤也。でも潤也は本当はちゃんと理性も持ち合わせていて、自覚もしていて、そういうの解った上で言ってるんですね。だから第9話で、目の据わった過去一ヤバい顔でのトンデモ発言を秒で了承する啓司を、自分で言ったくせに諌めるところ、ここら辺の啓司へのクソデカ感情を持て余し自分でもどうしたらいいのか途方に暮れている様子の描き方が抜群にうまい!「潤也は趣味が悪いな」「お互い様っ」で〆られたこの一連の場面が特に好きでした。

    あと合間のおまけ話も好き。ヒリヒリした後でもクスッと笑わせてくれて毎回ホッと出来ました。特に10話と11話の間のおかゆの話。いつも不安そうな顔ばかりしていた啓司だから、その微笑みが泣けてくるほど可愛くて心がほわぁとなりました。ラストなんかもう…!潤也が思った通り愛されたこの人は本当に可愛かった。

    あとがきで先生がKingGnuの曲を例に挙げて「閉鎖的な中に慈愛が充満していて」と仰っていますが、まさにこの2人は外部の人間を極力遮断し2人だけの世界を好みます。誰も傷つけず、2人がそれで幸せなら、他人は何も言うことはありませんね。私が言うまでもないでしょうが、これからも愛し倒し愛され倒してください。覗き見させてもらってありがとうございました。すっごく萌えました(笑)
  • お酒によわい安藤さん【単行本版】

    瀬戸うみこ

    型破りの可愛さ、笑い、盛り沢山!
    ネタバレ
    2026年1月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本待ってました。
    お酒弱過ぎ安藤さんは酔うとキャラが激変します。
    「あいっ」を聞くと他の某漫画が浮かぶのですが、そちらで発言してるのは2歳だか3歳だかの正真正銘赤ちゃん。安藤さんは普段はアンドロイドなんてあだ名つけられてるほど常に無表情な仕事完璧社会人なのに、この2歳の子と同じになります。ギャップというか年齢も超えて別人格です。いやだからって解離性同一性ナンチャラなんて言い出すわけないですよ、本作は底抜けにえっちで笑えるラブコメです。うみこ先生の得意とされるところですが、これは先生の作品の中でも群を抜いてるんじゃないですか?ここまで振り切ってくれると何も言うことありません!!

    1ページ目の菊池の返しの顔で既に笑い、毎朝の扮装に笑い、麻婆豆腐に冷奴に杏仁豆腐に鍵穴にト◯ロいたもんに、かわいいが服着て座ってるのにだん◯◯世代のいち◯つの不安に…ダメだキリない笑った箇所挙げていくだけで千文字超えてしまう。とにかく最初から最後までずっと笑わせてもらいました。特に付き合いたて初日の2人の空回りにはぶっ通しで笑ったケロー!🐸
    そして酔った安藤さんはとってもとってもえっちです。世に野放ししちゃダメ絶対!菊池が自分以外の前で呑むなというのには120%同意。
    かと思えば、自分の実態を知った時の安藤さんがこうくるかと驚かせてくれたり、何というか「だけじゃない」漫画というか。飽きません。

    続いてくれるなら嬉しいです。素面の安藤さんとのセ、、見たいので♡
    安藤さんのことばかり書いたけど、菊池の優しさと心の広さには終始惚れ惚れしてました。大きい男だ(心が、よ♡)、安心して安藤さんを任せられる。
    それにしても安藤一家の酒の弱さは並外れているようで。姉のエピ聞きたいような空恐ろしいような…。
  • 愛しのアンダードッグ【単行本版】

    みよしあやと

    私をキュン死にさせた色ボケ上司の一言!!
    ネタバレ
    2026年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ P186右!
    ああページ合ってるかしら。ズレてないかしら。心配だからやっぱ書いちゃえ。
    「下手だったらごめんね」
    ああああーっ!(ギュンギュンギュンギュン!)

    登場人物もあらすじも紹介しないまま突然すみません。とんでもない衝撃の一言だったもんで。
    この言葉を発したのはゲイ風俗で仕込み屋のプロとして働いていた忍。だからギャップに萌えたわけです。下手なわけあるかー
    百戦錬磨のエキスパートにこんな言葉をかけてもらうのは戌峰くんという男の子です。
    池袋のカフェでトンデモ発言をし忍を驚き呆れさせた(当時)高校生。でも彼はどこまでも本気で大真面目。忍は戌峰を袖にしながらも、何故か彼らの住む池袋は人口100人くらいのようで(笑)、目的の為に手段を選ばない危なっかしい状況の戌峰にしょっちゅう出くわす。戌峰ほんとシャレにならない。危険過ぎるって。
    何度もピンチを救い、戌峰のハチャメチャだけど真っすぐな人柄に触れるうち、忍の心に徐々に変化が起こる。決定的なきっかけはクズ笠間の最低な行動。戌峰が危険を顧みる余裕も無いほど恋した男だったから、それを知っている忍は余計許せなかったのだろう(私も!💢)。戌峰も薄々気付いていたのが切ない。
    でもここから忍動くよ!
    ここまでの稚拙なレビューで、もし興味を持ってもらえましたら、ぜひ読んでみて欲しいです。
    も少し書くならそれはそれは可愛らしいデートが見られます。手も出しません。純愛中の純愛にハートが震えます。
    でも、冒頭にセリフ書いちゃったからお察しのように最後はちゃんと繋がります。狂うほど善きです。
    ああ2人ともほんと可愛かった。みよし先生(初めまして。)ありがとうございました。
    あ、レビュータイトルの「色ボケ上司」とは忍の後輩ハリーくん目線。ハリーくんすごく好き。この2人のバディ感もよかったです!
  • 先生と、ずっと

    らくたしょうこ

    今度こそ、ずっと
    ネタバレ
    2026年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「先生と、それから」の続編。
    私はこちらの方が好き!
    前作では交際スタート時の曖昧さにどうにもモヤモヤし、その後咲翔が好き好き言い出してもゴリ押し感が拭えずトキメクことが出来なかったもので…。本作は2人の気持ちがしっかり固まっていて腰を据えて見守りたくなりました。…が、きますねすれ違い。令の為に成長したい咲翔と、成長し男を上げていく咲翔に不安を覚える令。2人の性格を考えればどちらの言い分も"らしく"て理解できます。どちらも間違っていないのであれば、つまり2人は合わないということなのでは…?と思っていたところにスバリ咲翔にそのセリフを吐かれてしまい、令と共にうえーんとなりました。その後の令の「見限られそうな今少しほっとしている」なんてモノローグには、うえーんしてる場合ではないと焦りました。
    でも漢・咲くん、もちろんこのままにはしません。
    本作での咲翔の成長っぷりには感動です。しきってはいないの、まさに今成長中って感じ。それが一冊通して感じられた。新社会人らしい勢いだけに任せちゃうところなんかはあるけど、先輩や令のアドバイスにも耳を傾けられるし、ちゃんとその後自分でも気付ける。
    この喧嘩別れした後も、意地を張って連絡を絶った期間はあれど(それでも一週間)やはりある人から気付きを得るんです。それが何とクズ鷹見。実は私は嫌いじゃないの鷹見。続編でも相変わらずで笑ってしまった。令はすごい顔してたけどね(笑)
    というわけで令に会いに行く咲翔。その時令が何をしていたかというと、妄想爆走男浅木に物事の道理を説いていました。
    ほーう!
    うじうじでもネガティブでも令はやっぱり経験積んだ大人なんだなってここで見直したわ。よかった、ただのどろんとしたじじい(注:まだ30代)のまま話が終わらないで(笑)
    未来の自分を守るのはやめて目の前の咲翔が一番大事だと気付いた令。もう大丈夫かな。ぐじぐじの令も割と面白かったんだけどね(笑)
    今度こそ不安なく楽しく過ごせますように。
    2人はずっと、これからも一緒!
  • 鳴かぬ蛍は青に焦がれる

    仁嶋中道

    誠実でひたむきな子たち。
    ネタバレ
    2026年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の寮で同室となった青凪くんと宇佐美くん。
    青凪は明るくてカラッとした気持ちの良い男の子。生まれつき右腕の広範囲に青痣があります。宇佐美はゲイ。部活の副顧問に失恋し部活も辞めます。それらを聞いても青凪の態度は全く変わらないのでした。
    性的マイノリティとコンプレックスを抱える2人。青凪は普段痣のことは全く気にしていないのだけど、自分は良くても自分の大切な人が傷付くことに気付いてしまった時、辛かっただろうなあ。無意識に差別してしまっていた明石さん。明石さんの為に長袖を着る青凪。それに気付き憤る宇佐美。誰も悪くない。だけどそれぞれが傷つけ合ってしまう姿が見ていてとても辛かったです。特に宇佐美が明石さんに詰め寄ったことに関しては「うーんどうなんだろ」と思いましたね。序盤、青凪が大好き過ぎて明石さんに嫉妬してすごい顔してるところまでは笑って見てられたんですけど、ここまでしちゃうとな、って。でもここで唸ることになったのはその後の明石さんの真摯な対応です。この子すごく賢くていい子。でもこのまま付き合っていてもたぶんいつかは歪みが来たと思うから、少し感情的に過ぎた宇佐美の言動だったけど結果的には良かったのかもしれない。

    とここまでは切なくも文句のつけようもないストーリー運びだったんだけど、直後青凪が宇佐美に好きだと言うところ。んーほんのちょっとでもいいから明石さんと交際中も宇佐美を意識していたり、もしくは宇佐美の気持ちに気付いている風だったらだいぶ印象違ったんだけどな。グレーの気持ちを描かないままだったから宇佐美への告白がかなり唐突に感じてしまった。そこだけが惜しかった!
    でもじゃあ星4か?というとそれこそ惜し過ぎる。とにかく登場人物たちが皆魅力に溢れていたから。主役2人も明石さんも、それから友人2人も。忘れちゃいけないこの友人たちこそ真の分け隔てのない人物ですよ。下心が無いんだから。貴重な存在だけどそれこそ類友だと思います。青凪の人徳よね。
    毎日少しずつ、ゆっくり進んでいく2人。「今日の分まだだなって…」とか可愛過ぎる!!
    そうそう究極に可愛いコが実家にも。描き下ろしのラスト2人を見送る柴犬のサンマとシシャモのお顔にキュウン!帰れんだろこれ!となりました。
  • 悪友【コミックシーモア限定版】

    村上キャンプ

    キャンプ先生の最高傑作
    ネタバレ
    2026年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと読むのが怖かったんですこれ。
    だってこの表紙。大好きな村上キャンプ先生だけど何を読むことになるんだろう、戻ってこられるかな私って、躊躇い続けていた作品でした。
    蓋を開けてみれば想像とは少し違いました。
    怖くはないんだけど胸が苦しいよ〜。
    ひとつ前に読んだ「ベリーメリー〜」のような作品も大好きなんだけど、傑作という言葉を使うとなると心の震度がより大きかったこちらかなと。これまで読んだ先生の作品の中でも一番衝撃を受けました。

    中途半端な時期に転入してきた伊織は見るからに訳あり陰あり。そんな彼が、明るく親切でクラスの人気者の吉見には徐々に心を開いていき、ついには唯一の希望的存在になっていく過程が実に丁寧に描かれています。
    家庭に恵まれなかったのが、読んでる私の方が心底悔しくなるほど伊織は善人。本来なら、彼が求めてやまない「普通」に友と遊び勉強をし青春を送れる子だったのに。いや短い間だったけど吉見とはそれが出来たはず、とせめて思いたい。
    先生の手腕がいっそ恨めしいほどのラストにしばらく呆けてしまいましたが、想像は自分だけのものですから、私は「全てをかなぐり捨てて伊織の元に来た吉見」ということで結着をつけました。
    つけたんですよ、でもその後Xで番外編を読んで…本編を読み終えた時以上に動揺してしまい。今も「どうしようどうしたらいいの」と泣きそうになりながらレビュー書いてるんですけど、心の底から突き上がってくる私の正直な気持ちは、伊織の言う「吉見らしくないこと」「お前には似合わないこと」を吉見にして欲しいんです。伊織の本音は言わずもがな、吉見自身もそうしたいように見えたからです。

    どこまでも読者を揺さぶりまくる罪深い天才村上キャンプさま。あとがきで泣きながら笑ったのは初めてですよ。何かぶってるですか(泣笑)
    とんでもない傑作をありがとうございます。しばらくこの作品のことが頭から離れないと思います。
  • ベリーメリーストロベリーラブリーヘブンリー 完全版

    村上キャンプ

    ベリーがブリーがどうしたって?
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 念の為ですけど村上キャンプ先生への敬愛の気持ちを込めてのレビュータイトルです。

    さてこのレビュー数はどうした!?
    って知ってたけども!
    私がレビューしてやっと2桁だなんて〜。先生の他の作品と比べるとちょっと手が伸び辛い感じなんですかね。私はかなり好きです!「BANBA BURGER」に似…てないか。でも笑いっぱなしだったところは似てるかも。ちょっとウルッとする部分があるところも。

    いつもケーキ片手に店先に現れる佐野さんは、お菓子のコンテストで優勝した近所の洋菓子職人。それをイラつきながら迎えますはコンテスト2位の和菓子職人白川くん。佐野はそりゃ言うことも顔もうざいんですよ。それでも白川の菓子職人の本能がベリー(略)を放っておけない。変装してまで買いに行き食べてみたら、さすがプロです舌はちゃんと佐野の実力を認めるのです。
    あの言動で佐野の菓子作りの腕は確かということです。極上のベリー(略)以外にも、何の形か分からんクッキー(後にラッコと判明)まで「うっま!(白川談)」なんだから。試作品を試食している白川を見つめる佐野の顔はれっきとした職人です。王道ですけどプロをちゃんとプロとして描いてくれるのはいいですね!

    変幻自在のケーキ(片手に現れる佐野)に笑い、あとこれは本作に限らないんですけど先生の挿絵とツッコミの一言が毎回ドツボでこちらも笑わせてもらいました。
    それでいて、いつもヘラヘラしてる人が素の顔しちゃったりすると即落ちしてしまうチャラい女です。
    ノンケ同士(よな?)があっさりくっついたことに関して、作風によっては物申すこともありますが本作ではノープロブレム。そういうテイストの物語と思ってます。
    すごくすごく面白かったです!似た感覚の方がもっとたくさん読んでくれるといいなあ。
    最後に佐野会心の作品に敬意を込めて略さないで呼びましょう。
    ベリーメリーストロベリーラブリーヘブンリー
    食べてみたい♡
  • home

    中村明日美子

    蜜月♡
    ネタバレ
    2026年1月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無事結婚式を挙げ2人で暮らし始めるまでのあれこれが、番外編含め7話収録されています。光✕利人以外の名脇役たちの話もあります。
    それぞれの話を名詞一語で表すならこれしかないなという言葉がタイトルになっていて、明日美子先生ってほんとセンスよくてお洒落な人だよなあって改めて思いました。

    7話全てとてもよかった。
    その中でも特に印象的だったのはそれぞれの父子の話かな。
    利人父、blancではなかなか厳しい人だと思ったけど、え、好き…!利人ととてもいい関係じゃない。挿絵見て、ちゃんと喧嘩出来る仲なんだってすごく安心した。久美さんもきっと天国で喜んでいるよ。やはり幼い頃愛をちゃんと感じていたから、大きくなって拗れても修復できるんだな。本当は優しいのに不器用な者同士が繋いだ手、温かそうだったな。
    光と父の話も感動した。利人たちと比べこちらは何の問題も無さそうと思っていたけど、幼い頃の小さな棘の1つや2つはどんな親子にもあるものなんだろね。小さい頃から光は光だった。こどもだから未熟で弱いのは当たり前。でも優しい子なのはもうこの頃から。父への愛と後ろめたさからくるあの涙を、全て包み込む父の愛。泣けました。そしてチビ利人とチビ光の可愛さよ!

    あとお約束の温泉旅行はやはりいいですねえ。この甘々新婚カップルめ。特に利人の新妻っぷりったら色気むんむんで、そりゃ光も気絶するほどえっちなことなさるだろうさ。

    幸せだらけの一冊で大満足です。
    願わくば本格的に2人暮らしを始めてからの話も読みたいです!
  • blanc #0 -Rings-【小冊子】

    中村明日美子

    素敵!素敵!
    ネタバレ
    2026年1月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ blanc#1,2と前後してしまいましたが読みました。
    まるで一本の映画を見た気分です。
    何ならこれ無声映画で見てみたい。2人の動きや表情だけで十二分に感動すると思う。実際4作目の「ハッピーエンド」ではセリフ無しだけどめちゃくちゃ愛が伝わってくるもの〜!

    本編読んでいる時、何故指輪2個はめているのかな、婚約指輪と結婚指輪かな?なんて思っていたんですけど、そういうことだったんですね。
    「ハッピーエンド」までのプロセスが素敵過ぎます。サイズの測り方も購入する時も。本編でも何ていい子と思ったけどみやむーやっぱり好きだわ。あの利人が心許してるの納得。
    光に接客した店員さんの言葉もよかった。
    この上ない愛の塊のリングだったんですね。これを震えながら返した時の光はどんな気持ちだったんだろうとまたあちらに心が飛んでしまいましたよ、2周目いってこようかな。
    これは必読ですね、本編が更に深みを増す効果ありまくりです!
  • blanc

    中村明日美子

    新年初泣き
    ネタバレ
    2026年1月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2026年は明日美子先生の作品で明けました。

    いやあ…(深いため息)お母さんってすごいよね…
    お母さんってほんと強い。
    やはりいくつになっても子どもにとってお母さんって女神だなって改めて思った。
    #1の、光が震えながら指輪を返すシーンでは正直利人何やってんだよってスマホを持つ私の手も震えた。
    その命をもって利人に大事なことを気付かせてくれ、最期にこんな愛溢れる務めを果たしてくれた。
    利人と光を再び結びつけてくれてありがとう(泣)式に参列させてあげたかった。ギクシャクしていた利人とも光のおかげでまた素敵な母子に戻りつつあったのに。これからだったのに。ああダメだまた涙がとまらなくなる。。
    でも久美さんは母であり妻でもある。亡くなっても尚その存在感は強く、今度は夫(利人父)と利人を結びつけてくれるんじゃないかと信じてる。実際、妻の遺したCDを届けに結婚式場まで来てくれた父。お父さんの葛藤も分かります。昨年末目を見張る作品が発売されましたね!?これは読まねば!

    お洒落な表紙やタイトルからイメージはずっと白で、クライマックスの結婚式はもう溢れんばかりの光で眩しいほどでした。ハラセンファンとしては、そんな光の中幸せそうに笑う2人を見つめるハラセンの表情にグッときました(#2、P206)
    光は文字通り利人にとって光そのもの。学生の頃から最高の彼氏だなと利人が羨ましいくらいだったけど、一体どこまでいい男になっていくんだ。利人もあんな可愛く笑うようになって目が細まっちゃう。
    最後は温かい涙で終わりました。
    2人がずっと幸せでありますように。
  • おまえの靴を履いてみる【単話版】

    望月わらべ

    卒業旅行編ありがとう!最っっ高!!
    ネタバレ
    2025年12月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キヨと律にまた会えたー😆

    この度は大学合格&卒業おめでとうございます。
    高校2年生3年生の2人も見たかったけど、今回の旅行見てれば、変わらず仲良く楽しく過ごしてたんだろうなって簡単に想像つきます。
    もうさ律のあの笑顔!1巻の頃の律と比べてみてよ、嬉しくて泣けてくる。
    今回の旅行でもキヨの目標ときたら「律をめっちゃ楽しませる事」
    いつもいつも律のこと一番に考えていて、んもー!
    目標120%達成でしょ、律笑いっぱなしだったね。
    夜の方もギュンギュンでした♡数回いってらっしゃいます♡♡
    でも何より嬉しかったのはラスト2ページ。キヨの「律を喜ばせたくて何かしても結局いつも自分が喜ぶことになる」「律を笑わせ続けたら俺もずっと笑えるって事だ」
    これです!最高です!
    結局こういうことなんですこの2人は。
    こういう関係を築いているキヨと律が大好きなんです私は。
    この先もずっと見ていたいよ。
    りつりつりつりつ一生聞き続けたい😆
    (いつか通ることになるお母さんへのカミングアウトだけは怖過ぎるけど…😓)
    先生素晴らしい最新話ありがとうございました!
  • 焦がれて焦がして

    noji

    1巻<2巻<3巻
    ネタバレ
    2025年12月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実は1巻はそこまでハマらなかったんです。
    あ、でもまずストーリーや登場人物の言動がありがちでないところはいいなと思った。特に告白のシーンは斬新〜!って。拍子抜けするほどあっけない反応だったけど決してふざけてる風でもないし、総一の覚悟も感じられた。2人の掛け合いも笑えるし面白いなと思うんだけど、その反面ここぞという盛り上がりのシーンで妙にリアルさを持ち込まれてしまうとキュンしかけてたのに萎んじゃったり。
    あと回想シーンと現実が分かりにくいなと思う部分が多かったのと、絵もちょっと線がうるさく感じたり…
    続き読むか迷いつつ試し読みしたら興味引かれて、そしたら2巻おもしろくて、更に3巻はもっとおもしろくて、どうやらこの作品は私の中では数少ない徐々に右肩上がりになっていく部類のものでした!絵もどんどんすっきり見易くなっていった。思えば1巻は説明的な役割を果たしていたのかな、2人の馴れ初めとか性格とかこんなんですよって。
    1巻では悠次→→→総一だったのが、2巻で総一も悠次大好きなのがたっぷり伝わってきて嬉しかった。大波乱があるわけではない日常的なBLだけど見どころはちゃんと用意されていて(2人で帰省とか家族のこととか猫原くんの恋愛とか)、優しく楽しく、そんな日々が尊いなとじんじんしっぱなしでした。プレールのスタッフも総一の同僚も皆個性的で楽しませてくれる善き脇役たち。1巻でくじけないで読んでよかったよー。もし私と同じように感じてる方がいたら、どうか試しに読み進めてみて欲しいです。確かに愛し合っている2人や優しい世界に幸せを感じられることと思います。
  • じゃあ、あんたが作ってみろよ

    谷口菜津子

    おもしろいです
    ネタバレ
    2025年12月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルと表紙で大体予想はついたけど、2人共ちょっと意外な面があり、読み始めてから「おっ?」と興味が増した感じです。
    鮎美ちゃんは男性の好みに寄せてはいたけど、料理が上手なのは事実だし(顆粒だしの何が悪い!)、勝男を好きだから料理してたのも本当だったと思う。
    勝男はほんと余計な一言男。にこにこ笑いながらいつの時代を生きてるんだ発言をしちゃう爆弾男。でも鮎美と鮎美の料理どちらも大好きだったのは本当。
    渚との出会いで、先に自分の生き方に疑問を持ち現状を変える決断をしたのは鮎美ちゃん。
    豆鉄砲を食らう勝男くん。
    さあここからが見ものですね!2人の生き様見せてもらいましょう。
    1巻の時点で既に勝男を見直し応援し始めてはいますが、鮎美ちゃんがまあ〜勝男と離れてあまりに生き生きしてるんでね、勝男は未練たらたらな気がするけど、鮎美ちゃんは一人でも問題なさそうだし(いつの世も女性の方が強い!)どうなるんですかねー!
    いいね
    0件
  • 最低な男の腕の中

    北野仁

    タイトルの印象とは違った
    ネタバレ
    2025年12月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 空は別に最低ではないですよ。
    怪我により野球人生を断たれたことで無気力になり、乱れた大学生活を送っているということです。他人を傷つけるエピソードも特に無かったし。
    隣に住む一学年下の有斗はとても丁寧な暮らしを送っているので、空の散らかった部屋や食生活、何より貞操観念のない所に心の中でクズ連発。
    でもそのクズに可愛い抱きたいと言われ、出会ったその日にベッドイン出来ちゃうわけで、ええと似たようなものなのでは…?と思ってしまった。
    翌日以降毎日空の分のご飯も用意し、毎日セ、、をし、1ヶ月後にはもうどっぷり。すぐプンッとする幼い部分も垣間見えるものだから、これ空がいい奴だったから結果オーライだったけど、有斗かなり危なっかしいよ〜。
    高校時代にゲイを理由に同級生にひどい仕打ちを受け、幸せになって欲しいなって思える男の子だけど、とても純情で可愛い子だからこそ、私は2人の始まり方が惜しいなって思うんです。空もいい人だから、しっかり心が通い合ってから始まる2人が見たかったなあ。
    結局のところ2人とも相手のどこにそこまで惹かれたのかが分からない、ということですかね…。空がそれらしいことも言っていたけど、何かいかにもなセリフだけって感じで、強く伝わるものがなかったので、後半のすれ違い離れる有斗を探し出し告白という王道の展開も軽く見えてしまいました。怪我の話もサラッとしたものだったし、ずっとサボっていた就活もサラッと決まりそうだし、つまるところ全体的にサラッとハピエンな物語、という感想です。
  • ぼくらが恋を失う理由【特典付き】

    itz

    失いたかった者同士
    ネタバレ
    2025年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「雪解けの恋」のスピンオフ。
    スピン元でも私かなりおーちゃんが気になってましてね。アンニュイな雰囲気が何とも魅力的で。だからこちらすごく楽しみにしていたし、期待通り最高でした。できれば「雪解け〜」から先に読むことをお勧めします。先生と澄人を近くで見てきたおーちゃん、コバの人となり、これらを知って読むとこちらでのおーちゃんの苦悩がより際立ち、感情移入度も違ってきます。そして読後は再び「雪解け〜」が読みたくなります。おーちゃん目線で。私はこの後行ってきます!

    おーちゃんこと央志郎とコバは幼馴染。が、共に成長していく中で央志郎はコバへの恋心に気付いてしまう。その気持ちを押し込め、物理的にも離れ、必死に忘れようとしている。コバは全くのノンケだから。なのにコバが上京してくることを知り動揺する央志郎。時同じくして1人の男性と出会う。それが稲村さん。

    最初どうにも掴みどころのない稲村さんに戸惑いました。央志郎もそうだったと思う。コバと再会し、稲村さんとも度々会う仲になり、これどういう結末になるんだろうと結構最後の方までドキドキさせてもらいました。
    "飄々としつつも着実に央志郎の心を占めていく稲村さんの存在"の描き方が上手で読者も違和感なくついていけた。そして彼の告白を聞いた時、そうだったのか…!と。2人は似たような立場だったんだね。恋した相手を忘れたくて、でも忘れられなくて、もがいている時に出会った2人。
    ずっと苦しみと共に抱えていた恋心を昇華させ、新たな愛を得た2人。どうか幸せになって!

    描き下ろしを読んで。
    これらの件に関してコバは何も悪くないんだけど、辛そうな央志郎の横でのほほんと笑うコバを見続けてきたせいか(いやほんとに何も悪くないんだけど)、ほんのちょっとだけコバにも心の負担をおって欲しいなんて気持ちがありました。だからP159〜P161は他の方がどう思ったかは分からないけど、私はitz先生ありがとう!って思いました。もう誰も傷つかないタイミングで、私の中にあった芥子粒ほどのモヤモヤまで吹き飛ばしてくれて、って。コバにはちょっとだけ動揺して欲しかったの。あの赤面が見られただけでこちらはニッコリ。ごめんね。結婚おめでとう!
    というわけで私の心はこれでこの作品に対する曇りが一つもなくなりました。
  • 泣きそうだから、今はしない【分冊版】

    カサイウカ

    うわあ切ない
    ネタバレ
    2025年12月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ うん、私も最後「うわー」って声出た。

    実体験を通して、転校でも転勤でも旅立つ人より残される人の方が悲しみ度大きい気がするな〜と思ってたけど、大好きな人と離れ離れになるんだもん、やっぱりどっちも寂しいよね。
    短くない付き合いで、声聞くだけで泣きそうになるとは…素敵なカップルだなあ。

    たぶん転勤前日になさっているけど描写はなし。前々日は飲み会で朝帰り。当日お見送りもなし。特に普段と変わらず過ごす淡々とした3日間だけど、この2人がこれまでどんなに優しい時間を共に過ごしてきたかよく分かる。
    ラストの志信さんの表情に、私が泣きそうになりました。良太さん1日も早く帰ってきて〜(泣)
  • 雪解けの恋【特典付き】

    itz

    抑えていた気持ちが滾る瞬間が最高だった
    ネタバレ
    2025年12月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 教師✕生徒の甘く切ないBLが大好きです。
    特に、過去の恋愛で傷付いて臆病になって新しい恋に踏み出せないでいる物憂げな雰囲気を持つ先生✕自分の気持ちに素直でストレートに気持ちをぶつけてくる生徒の恋物語が大好物なんです。
    だからこの作品はドンピシャでした。

    忘れ雪の降る公園で、澄人は一人ベンチで泣いている男性を見かけた。それは澄人の通う高校の先生である染谷だった。
    クールなイメージを抱いていた人が笑ったり無防備な顔見せてくれたりすると…クラッとするよね。ドキッて。DKだもの、一旦そうなったらもう止まりません。染谷のことがどんどん気になっていきます。恋だと自覚するのも早し。
    一方の染谷はゲイであり、ノンケの恋人との失恋を引きずっている。もう傷付きたくないからノンケの澄人を受け入れるわけにはいかない。しかも教師という立場もある。だからひたすら拒む、拒む、拒み続ける…んだけど、人は嘘をつき続けるのがもう限界だという、思いが溢れてしまう瞬間というのがあります。私のキュン死ポイントです。今回で言うと雪の中のキスシーンがそれ。キュン通り越して心臓爆発するかと思いました。最っっ高のシーンでした!(既に何回見返しているだろか…)

    心情を丁寧に描いてくれる先生であることは「コントラスト」で承知済み。
    キスをしたところで、はいじゃあ恋人になりましょうなんて単純な話にはならない。
    染谷が一人悶々と葛藤し続けるうち卒業式を迎えます。

    怖がりの染谷とまっすぐな澄人の恋の結末を是非ご自身の目で見届けて欲しいです。染谷の周りにいた同級生たちと、澄人の友人たちとの差も。
    おーちゃんとコバがいい奴過ぎて、スピンオフの存在を知り即ポチしました。これから読みます!
    こちらあと2作品短編が入っていますが、出来れば表題作を丸々一冊読みたかったなあ。後日談ももっと長く…。どうやらスピンオフでもお目にかかれそうなので楽しみ。もちろんおーちゃんとコバの話も楽しみ!
  • スイートハプニング【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    kanipan

    え、kanipan先生よな??
    ネタバレ
    2025年12月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家名を二度見。
    いやだ吃驚、かっっっわいい!
    こんなピュアピュアな話も描くんですね。
    『行方不明。』の印象が強過ぎて意外でしたが、私これ大好きです。めちゃくちゃよかった!

    「優等生」と「落ちこぼれ」だなんて一言で表現するわけにいかないです、それぞれがもっと人間的魅力を持ち合わせてる。
    恭也は生真面目すぎるわけではなく気さくで面白味もあるし(煙草だって吸うぞ)、光希は人見知りでちょっと不器用なだけ。あのぽやーっとした感じほっとけないよ〜。ステップファミリーで何となく家庭に居場所がなくてバイトしてるとか、そういうちょっと陰のあるバックグラウンドも魅力的に映ってしまった。でも一旦心を開けばまあ可愛いこと。高校に入り最初にそれが出来た相手が恭也なわけだけど、山田にも後にはお兄ちゃんにもそれが出来ていく。私は2人の恋物語と同じくらい光希のこの変化が嬉しかった。でも皮肉にも山田の時はそれが原因で恭也とすれ違ったりもするんだけど。
    恭也の一目惚れで始まった恋は、とにかく光希を怖がらせないようにと、そりゃあ思慮深く距離を詰めていきます。ガツガツいきたいお年頃なのに偉いな。その間も光希は天然の可愛さを振りまくので恭也のハートは射抜かれっぱなし。私も彼のふわふわほかほかさには思わずギューしたい衝動にかられたし、風呂上がりの前髪おろしてる姿とか萌え袖もキュンキュンしてしまった。いやこの子の庇護欲を掻き立てられる感じたまらんよ〜。
    さっきもちょっと触れたけど可愛いジェラシーも絡めつつ2人の距離が近付いていく過程がすごくよかったなあ!
    何か2人を見ていると、好きな子をたっぷり甘やかす攻め(たぶん)✕ゆるふわな受け(たぶん)はやはりkanipan先生らしいですね。
    あーチュウ可愛かった。えち無しでも全然OK!安心して何度も読み返したい作品です。
  • 病める時も、健やかなる時も、【コミックシーモア限定特典付き】

    野良おばけ

    結婚って何だろ
    ネタバレ
    2025年12月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ って考えちゃいますね。しかも結構深く考えることになりました。自分が結婚する時もこんなに考えなかったと思います。
    それと昔のシャ◯ィのCMが頭をよぎりました(ご存知かしら)「賢者の贈り物」のシチュエーションと同じというわけでもないのにね。
    こんなにもお互いを必要とし思い合っている2人が結婚できない世の中って何なんだろう。難しい問題が沢山あってのことなんだろうけどたまにもっとシンプルに考えたら〜なんて思っちゃいますね。まずはやってみたら?問題が多かったらやめたら?とか。浅くて無責任な発言してるのは百も承知だけどはじめの一歩がほんと重いから日本は。

    *ネタバレにしてますが後半は本当に「ネタバレ」のオンパレードです、お気をつけて

    カフェオーナーの泰央とカメラマンの遼輔。
    泰央はすこぶる口は悪いんだけど読んでいくうちにその愛の深さに舌を巻くことになる。遼輔は世界中飛び回ることを楽しむタフさがある割に結構メンタル弱いんだなとか、2人の意外な顔がどんどん見えます。
    以前よりふとした瞬間に未来への不安を感じることがあったのは、直前のコマから判断するに遼輔の方だと思うが、たぶん泰央も感じていたことだろう。遼輔の事故は大きなターニングポイントだった。泰央の行動は早かった。愛車のバイクを売り「だせえ」とのたまっていた軽自動車を買ったこと、トイレの手すり、窓際に寄せられたソファ。これらが愛じゃなくて何だろうか。極めつけは風呂場での告白。こんな大きな愛とハグに遼輔はどう応えるか。
    彼は真剣に考える。この愛おしい日々を続けるにはどうすればいいのかを。考え抜いた末の遼輔の申し出に正解も間違いもない。今までなんとなく見ないふりをしてきた未来について、現状出来る精一杯の打開策を必死に考えたこと自体が愛であり、その先にある2人の未来が2人にとっての正解なんです。風呂場での泰央の言葉にも泣きそうになったけど、この時の遼輔のプロポーズも胸が熱くなった。泰央が「俺たちもっと話すべきなんだろうな」と言っていた。こんな素敵な言葉を持ち合わせている人たちなのだからぜひそうしてほしい。
    この直後笑いをぶっ込んでくるのも、と思えば感動畳み掛けてくるのももう…好きっ!好き好き野良おばけ先生!(実は初めまして)
    描き下ろしも最高でした。いいタイミングで渡してあげて〜!で、ここでもやっぱりシャ◯ィのCMがよぎりました😁
  • FAVORITES フェイバリッツ

    mememe

    軽快愉快
    ネタバレ
    2025年12月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とても気持ちのいい作品!
    このテンポこの笑いは、やはり方言も大きな要素であると思う。
    ほんわかした話で可愛い男の子がおっとりしゃべる柔らかい感じの関西弁がとても好きなのだけど、こちらの機関銃のような関西弁はこれはこれで作品の雰囲気にピッタリでとても楽しめました。河内くんと松本くんのぽんぽん飛び交う会話はスピード感がありつつ、いい感じで力が抜けているところもあり、かと思えば漫研での双子への牽制部分なんてハルキを守ろうとする仲間たちの友情が激アツで泣けた。リキヤめっちゃ男前やんけ!

    私たろくんから飛んできた口なんですけどね、あちら読んだ後も今回も「バリ」を使いたくてたまらなくなりまして(笑)。急に連発しだしたら家族や友達が何事かと思うよねえ?でも試してみた〜い。あとこれは実際は一生使わないだろうけど「いちびってんちゃうぞ」(意味調べちゃった)とか「いてまおうや」とか、、究極に腹が立つ奴に出会ってしまったらリキヤのように相手の耳元で囁いてみたい、気もする(笑)それとこれは関西弁と関係ないけど「秀でてる」も使ってみたくてうずうずしてます(笑)
    なんか関西弁のことしか書いてない?
    でもそうこれは関西弁である意味が大いにある作品です!と言いたいのでした。

    たろくんで衝撃を受けた私ですが、デビュー作のこちらもバリおもろかったです!(キャー使っちゃった😆)ただ作中出てきたアニメとか漫画とかネタとかほとんど分からなくて。知っていたらもっと楽しめたのかもと己の無知を嘆くばかり。でもたろくんにしても元々は自ら探し当てたものではなく皆様のレビューで知ったわけで、今後もアンテナ張るのを怠らなければ知らなかった世界は開けるわけで。そうやって私なりに、素晴らしい作家様や作品との出会いを増やしていきたいと思っております。
    mememe先生の斬新なストーリーはもちろん、先生の描く男の子の見下ろす時の目と、引き結んだ口の描き方がとっても好きです。年明けの新刊でもあの目と口が拝めるといいなあ!
  • lie cry like【特典付き】

    yoshi/阿賀直己

    それでも願わせてくれ
    ネタバレ
    2025年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「時間が窓の外からしのびよる」
    これ、この一文さえ無ければ、花瓶に花を挿す谷の震える手も、「時間なんてまだまだある」と繰り返し言う言葉も、先生に呼ばれた後流した十和田の涙も、2人のセリフの全てがフラグとしか思えないことも全部無視して無理矢理にでもこれはハピエン!!と自分に言い聞かせて終わりにするのに。

    美しさを拒絶する美しい男十和田。孤高の俳優である彼の専属ヘアメイクになった谷。
    無感情で我儘で自己管理も出来ない十和田と共に過ごすうち、どうにも目が離せなくなり、それはやがて恋心になっていく。このおよそ懐きそうもない猫が最終的にはどうなったかというと「腕に入れて」なんて超絶甘えたな言葉を発する(しかも2度も)までになります。出会いから3年、再会から1年かけて。
    ここで終わりにしてくれればよかったのに。
    読者の想像に任せるシーンなど要らなかったのに(泣)
    ハピエンと思いたい。だからP167〜P181は頭から消し去り、描き下ろしの可愛らしい嫉妬とか谷の腕の中で幸せを感じている十和田の顔だけを覚えていたい。いたいのに…。この描き下ろしは入院の前ですか?後ですか?着ている服から季節を予想しようとしたり、ハピエンを願う読者はもう必死です。そして冒頭に戻りエンドレス😢
  • 君にくるまって、【電子限定特典付】

    桃子すいか

    一筋縄ではいかないお話です
    ネタバレ
    2025年12月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙可愛いでしょう?
    ぬいぐるみに囲まれ色合いもポップ。イチャつく可愛い男の子2人。私も桃子先生の作品初だったら中身とのギャップにもっと驚いたと思いますが、4冊目ともなるとそんな単純な話ではなかろうという心構えができます。

    大学入学に伴い金蘭寮にやってきた伊織。部屋中を埋め尽くすぬいぐるみに早々に彼の抱える闇を感じる。1コマ目で既に母親との確執かなと想像がついたけど、教室や食堂での描写で女性不信の方かな?とも思った。キャラ考読んでやっぱりと。結局は母親の方に振り切ったけどこの案もあったんですね。
    ルッキズムについて常々感じていたことを初めて晒そうと思いますけど(誰も聞いてない)、この考え方自体は別に肯定も否定もしません。個々が心の中で思う分には。ただ口に出してしまうと…美醜の醜の方の差別は言わずもがな、逆も程度によってはとても不快に感じます。いや私だって美を称賛したことはある。ただされる側が不快になるかも知れないという思いは常にあり言い方には気を付けているつもり。特にBLを読んでいると頻繁に感じるのですが、美人への過度な称賛が下品に描かれ過ぎのような気がします。そのセリフを言わされるモブたちが気の毒になるほど。寮のメンバー達も最初は私も身構えました。なるべく距離を取ろうと思った伊織の気持ちもすごく解る。ただ彼らはモブではないので(笑)もっと掘り下げられ、それはそれは優しく明るく理解があり(皆が皆こうなのすごいな)伊織に寄り添い素敵な仲間になっていきます。中でもアキとはいい感じに。でもこの陽キャ君にもちらほら見え隠れする闇。正反対のようでいて実は似ている2人なのかも。途中伊織とアキの気持ちの重さが釣り合っていないように感じていたのだけど、公園でのアキの「大事なものは1個でいい、お前だけでいい、お前に優しくしたい」ってセリフに感動した。アキもちゃんと好きだね。
    母親との対峙は辛いものがありました。もう少し早く病院に行って欲しかったですね。彼女自身の為にもいい方向へ向かうといいけど。
    途中テーマと外れたレビューですみません、ほんの少しの出来事だったのにやたら思うところがあったので…。
    最後に、桃子作品でこんなにセ、、のページがあるのは嬉しい驚きでした。また、マルティンが一番美形とな??メガネを取ってみてくれ…出来ればもう少しシェイプもして…ああルッキズム!すみません!
  • 受験生

    奏島ゆこ

    お、おおお〜…
    2025年12月9日
    「安全でない僕たちは」が個人的に思い入れが強く、その番外編ということでずっと読みたかった作品です。
    前回は最後大学生になっていたように思うけど、今回ちょっと戻って彼らは高3、受験生の夏の2日間の話です。
    前作が、オメガバに苦手意識があった私にそれを払拭させてくれたほどストーリーが秀逸で様々な感情が湧いたのに対し、今作は誤解を恐れずに言うならば内容は…ほとんど無い(笑)ただし熱量が凄まじい。
    高校生男子がひたすらセ、、をしております。
    性…いやもはや生を感じますね。若いエネルギーは止まらないってのを見せつけてもらいました。
    今回オメガバ設定はごっそり抜けておりますが、さながら発情期かのような営みです。ごはんの時間以外ずっとです。朝まで!若さです!!
    よくぞ大学受かったな(笑)
  • 無機物BL 傘と傘立て

    ハラキ

    思えば遠くへ来たもんだ
    ネタバレ
    2025年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「無機物BL」という言葉を見聞きした上、それに深く触れ感動しレビューするまでになるとは、数年前の私には想像もつかなかったことです。人生を旅に例えるのはよくありますが、ここ数年の私の旅はBLと共にあったと言っても過言ではありません。
    思い返せば約1年前、あぶく先生の「放課後水いらず」を読んだ時の衝撃たるや。当時BLに片足を…と言うかつま先をちょんと突っ込み始めたばかりだった私は、巨大なハテナに頭の中を支配され、傘が泳いでた傘が泳いでた!何でですか何でですか!?という状態が12時間くらい続きました(笑)レビューも書ける余裕無かったです。
    それが今やこちらの作品で何の疑問もなく無機物に感情移入し、心揺さぶられ泣きそうになっている。これも成長ですかw?分からないけど視野が広がり心が豊かになっているのは感じます。立派な腐女子になっているのも(笑)カテゴリ少女漫画なんですね。内容はBLとしか思えないんだけど、どっちでもいいや、とにかくすごく面白かったです。
    作者ハラキ様の心のアンテナの張り様をしばらく想像してしまいました。傘立てと傘をじっと見つめる日があったんだろうな、その他無機物有機物問わずシンパシーを感じ続けているんだろうな。先生は「日常的に見ている幻覚をお話にまとめた」という言い方をされていますが、まさに作家というのはこの力があるかどうかだと思うのですよ。秋元康先生が以前仰っていました「語彙がすごいとか比喩がうまいとかそういうところを見るんじゃなくて、その人が『何を見ているのか』『何に気付いているのか』を見る」と。その言葉を思い出しましたね。更にその先、それらを言葉や作画で表現して世間に発表するのはまさにプロの仕事ですよね。だから作家様ってすごく尊敬します。
    やたら熱く語ってしまいました。ストーリーの感想としては、今持っている傘を壊せない失くせないわって気持ちになったのと、石づきを確認したくなったのと(笑)、その石づきが傘立てに入れた時コンッと鳴ろうものなら胸がキュンッてなりそうだわと思ったのと…。有限な時間の中でお互いを精一杯愛そうとする純愛ものだというのにエロいわ♡
    確かに人間はモブでしたが、彼らにも新たな出会いの予感を持たせてくれたラストの描き方とても気に入っております。ビニの救いにも繋がったし。ハラキ先生の表現力に脱帽しました。素晴らしかったです。
  • グッドナイト・ルーティン【電子単行本】

    丸木戸マキ

    面白いテーマの中にキュンもあります
    ネタバレ
    2025年12月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これ、担当さんが口にした提案というか要望が大当たりだったと思います。
    風呂キャンセル界隈。そういう人がいるとテレビで見たことはある(気持ちも分かる)。でもそれをテーマとした作品は初めて読んだ。しかも最後までこのテーマがぶれなかった。それがすごい。担当さんの先見の明と、それをここまで面白く描ける丸木戸先生の技量が合わさった素晴らしき作品であると思います。大変楽しく読ませてもらいました。

    先輩の結婚式で再会した和葉とサークルの後輩ミカ。ひょんなことからミカを居候させることになるのだが、当時より垢抜けたミカにゲイの和葉としてはトキメキそうになる心を抑える日々。なのにミカったら甲斐甲斐しく和葉に尽くすんです。料理や掃除はもちろん何とお風呂にまで入れてあげる。和葉は仕事以外はなかなかにだらしない人間で特に入浴はサボりがち。それを全自動俺洗い機になるミカ…。なんて罪作りな。和葉が勘違いしそうになるのも無理ない。でも回想シーンでミカはノンケであると思い返し自分にそう言い聞かせ、疼く体をアプリで出会った人に慰めてもらおうとする和葉が可哀想になってしまった。それでいて元彼には1ミリもなびかないところがよかった。(でも元カレ結構好印象です)
    この回想シーン、ミスリードなのではと思うほど違和感ありました。だってミカどう見ても先輩を好きでしょ。結局バイってことなんでしょうが、まさかここまで長年和葉に執着していたとは。いや待てる男だな!と言いたいところだけど、和葉目線で読むことが多かったので「待ち(待たせ)過ぎや」とも思ってしまった。
    でも気持ちを打ち明けた後のミカは本来の気質全開。過去の所業も怖いっちゃ怖いからね(笑)元々むっつり粘着質寄りな男ではあるよね。独占欲と嫉妬の塊は敬遠しそうになるけど、元彼の私物をポイポイ捨てるところとか可愛くて笑えるんですよね。何より和葉が幸せそうなんでよかったなと。途中あまりのずぼらさに、自分のことは棚上げで「いくら仕事ができてもこんな男はな〜」なんて思ってしまったけど、世話焼きミカとの相性はぴったりだし、一緒になら風呂入る♡とデレてるし、きっと以前より清潔に過ごせることでしょう。お互いが同じ言葉を伝え合っていたことにもキュンとしました。ずっとお幸せに!
  • はじまりは夜の雨

    村崎もよ

    読めば癒されます
    ネタバレ
    2025年12月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「実童と志葉」が大好きで作家様買いです。
    しとしと降る雨。優しい人たち。温かいチャイとエスニックカフェのきっと少し独特な香り。それら全てに癒されました。年末に向けて疲労気味だった体と心が充電出来た気分です。きっと斉木さんも同じだったはず。
    ある雨の降る夜に出会った2人、元美容師で激務やパワハラにより心のバランスを崩した典さんと、疲労MAXのサラリーマン斉木さん。典さんは現在エスニック雑貨&カフェで働いており、そこに斉木さんが足繁く通うようになります。何かと疲労する日々の中、お互いが癒しを求めて会えば優しさを与え合う姿に、私の胸もほんわか温まっていくのが分かりました。典さんの洋服可愛いな。大きな事件や波乱などはありません。セ、、まで穏やかな雰囲気の中、「NIGHT RAIN」という名のアイテムにだけはやや目を見張りました(笑)
    ◯◯ハラだらけの競争社会、繊細で真面目で優しい人ほど追いやられてしまう傾向にあるのがやりきれない。それでも今現在も一生懸命生きる人たち皆がそれぞれ心地よいと思える場所、人に出会えればいいなあと思います。斉木さんと典さんのように。
  • 太郎 DON’T ESCAPE!

    mememe

    もう我慢できなかったあああ!
    ネタバレ
    2025年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 12月に入った途端毎日毎日新着レビューに上がってくるピンクと水色の可愛らしい表紙。
    まず自分からは行かない部類の表紙。そしてmememeさま…どなた?(すみません)
    それなのにこう毎日あがってくるし現時点で177コメ星5!基本定価では買わないのだけど、試し読みしたらば…もう水木の還元すら待てなかった。即ポチしてました。

    貪るように続き読みました。
    内気な太郎と親友潤。高校生になり潤が一軍入りしたことで怖気付いてしまった太郎は潤を避けるようになり、潤の仲間の悟と鉄にも先入観で苦手と決めつけ近寄って来ようものなら逃げまくる。でも自分から避けておいて孤独で寂しくて零れてしまう大粒の涙。誕生日を誰かと過ごしたいと縋るように載せてしまったメッセージ。物語が動き出します。

    すごく斬新。今まで見たことないパターンだと思った。
    着ぐるみの正体に声出ちゃったのは私だけ?凡人の私は、いうても太郎は潤にいくんやろ?とか、潤も途中で複雑な気持ちになって太郎に寄ってくるんやろとかその域を出なくて。(改めてテンプレ思考な自分にため息)
    でもアイくんと太郎がお互いどんどん惹かれ合っていく描写に無理矢理さがなかったおかげで、本当に自然に潤からアイくんにシフト出来ました。アイくんのターンはもうキュンキュンだらけで、ほんまかっこよすぎてどうしようかと。アイくんの目を通して映るたろくんは可愛くて可愛くて、ぬいにして販売してもらえるもんなら、逃げる太郎もしょんぼり太郎もトボトボ太郎もポツンと太郎もコンプする(笑)それとあの瞳!一体何が映っているのあんなにキラキラして〜!

    1巻は長めの序章って感じですね。続巻を早くも読みたくて仕方ありません。すけべたろくん見たいです(笑)もちろん溺愛アイくんも。狼アイくんも♡最後のベッドの上でのキスシーンはチラッと狼が顔をのぞかせてましたね、キスというよりパックンと食べちゃいそうな勢いだった😆
    きゅんを伴う波乱も欲しいです。1巻が出たばかりだけど、2巻楽しみに待ってます!
    (ほんと買ってよかった〜皆様のレビューに感謝)
  • 俺の彼氏はイケおじ先生

    藤峰式

    可愛いおっさん2人
    ネタバレ
    2025年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仔犬みたいにまとわりつく三島くんとチベスナ神座さんの対照的な描写に初っ端から笑わせてもらいました。
    元々教師と先生だから歳の差カップル。三島"くん"って言っちゃったけど考えてみたら30歳超えてるよね。でもすごく可愛い。いつも気持ちを素直に言葉にしておねだりしてくれる三島くんに、いくら何でも神座さん塩過ぎるんじゃないの?とプリプリしかけた時…急な豹変ぶりに、何て極端な!と思いながらも萌えました(笑)
    なに、セ、、ばかりしたらますます三島くんが色っぽくなってしまい他の男が群がってきてしまうってのが懸念の種だったってこと?考え過ぎよ(笑)あれだけ先生に一途なのに。
    どうぞ開き直って抱き潰してやってくださいな。
    最高のお惚気イチャイチャありがとう。可愛いおっさん達にニヤニヤが止まらない25ページでした😆
    いいね
    0件
  • 還らずの夏【特典付き】

    暮田マキネ

    しばらく浮上できなかった…
    ネタバレ
    2025年12月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで読んできた短編集でNo.1は?と聞かれればすぐに思い浮かぶ私の中で突出している作品があるのですが、こちらはそれと並ぶ短編集であったと、ここに宣言しておきます。
    どれもこれも、本当に全ての話がそれぞれ1冊描けるくらいの重厚さで、全167ページというのが信じられないくらい満足感ありました。
    10年近く前の作品ですが既に暮田ワールド全開です。あ、でもオメガバースを扱った「不機嫌なつぼみ」「咲き初めの焦燥」は、先生がオメガバを!?という意味でちょっと意外でしたね。雰囲気も他の3話に比べると軽め甘めでホッと一息つける感じでした。
    これが入っていたことでますます切なさ、闇が際立つ他3話よ…。

    「還らずの夏」
    1話目からこのやるせなさ。悲しい、無念…どんな言葉も上滑りする。ラスト奈津と共に号泣する私を、「永遠の夏」で更に打ちのめしてくるとは勘弁して先生(泣)
    どうにもならないから苦しくて、皮肉なことに珠玉の作品となるのです。

    「いちばんしあわせ」
    この結末が一番幸せと言える伊智の悲しさ。ただずっと伊智と一緒にいたかっただけの結。後悔するかもしれない、でもそうなった時は既にこの世にいないであろう結。可哀想なんてもんじゃない…(泣)

    「All things I know」
    ファザー・ファッカー未読です。この短編集もだけど、なぜ未読なんだろう。暮田先生は作家買いさせてもらっているのにまだまだですね。
    なんとまあ複雑な家庭環境。ラストの闇深さにゾッとして終わったのだけど、最後の描き下ろしでクスッと笑わせてくれたので少し救われました。
    このようにオメガバCP以外は切なく、苦しく、重いです。特に表題作は沈みましたね…。でも私は暮田先生のその作風を愛してやまないのです。やはり傑作だったとしか言いようがありません。
  • 彼と私

    夏下冬

    未読の方は回れ右をお勧めします
    2025年12月4日
    たまたまこの作品を見つけ試し読みをした時、絶対にレビューを見てはダメだと判断した。
    レビュータイトルもダメだと本能が叫んでおり、一文字も見ないよう細心の注意を払った。
    読後気付いたジャンルの◯◯◯の文字も、読む前に気付かなくて本当によかったと思った(これ見ちゃってたら予想出来てしまった可能性大)。
    というわけで私は最後の最後まで全然分からなかったよ〜。
    とりあえず読後驚いたまま即2回目読みました。
    少し落ち着いたら「あ、もしかしたらアレはああいうこと?」という気付きがあり3回目。ここで初めて皆様のレビューを読み、自分では気付けなかったことを書いて下さっているのを発見し4回目いきました!
    短い中で私はとても驚くことが出来たし楽しめました。
    そしてやはりこれはBLである意味が大いにあると思います。ピアスやリングはBLジャンルであったからこそ最高に色っぽいアイテムとなっています。いやよかった。絵も好み。初読み作家様でしたが他も読んでみます!
  • やましさの熱に抱かれて 【電子限定特典付き】

    ウノハナ

    ありがとう、神様。奥村様。ウノハナ様。
    ネタバレ
    2025年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家様買い。
    とんでもなく綺麗な表紙を見た瞬間、一ヶ月待つことなど出来なかった。きまジャガでウノハナ先生の大ファンになってから手当たり次第読んできたけど、10年以上前の作品を読んだ時も作画の美しさに吃驚し最新作でも吃驚し…って何回驚くんだ。でもそれくらい劣化知らずの作家様で感動を覚えます。

    こちら今の時期に読むのにピッタリの作品でした。時はXmasシーズン、場所はドイツのクリスマスマーケット!冒頭から何というロマンチックさ。
    そこで出会った2人の美しい日本人、天才脳外科医の奥村と製薬営業トップMRの東湖。
    お互い3日間の恋人ごっこでは足りず帰国後も付き合うことになる。でも東湖の方には後ろめたい過去があり、全力で奥村に飛び込むことが出来ない。大事な人に出会うことで過去の過ちが枷になり苦しむことになる、なかなかにしんどい話の始まりです。

    秘密が意味合い的に2つというのがまたウノハナ先生読ませます。1つはこれだけを見るなら客観的にも特に問題ではない。奥村も賢いからちゃんと解る。ただもう1つは…。どうしても言いたくなかった東湖の気持ちも分かるし、知った時突き放してしまった奥村の気持ちも分かる。これらが時間差でくるのでずっとハラハラでした。かつ2つ目の秘密を打ち明けた後離れてしまった時は、仕方ないとはいえ辛くて辛くて東湖と共に泣いてしまった。辛いのは奥村こそなのにごめんね。

    東湖も後に自分でも言っていたけどジェットコースター並に気持ちが揺れ動いていたのが痛いくらい伝わってきました。奥村に愛し愛される喜びと比例するようについてくる罪悪感。それらに押しつぶされそうになっている姿に自業自得と言い放つ気にはなれず、東湖が幾度となく口にする「神様」に私がなれたなら、「ゆるす」と言って抱きしめるのに…なんて思ってしまうほどでした。

    奥村さん。私の中ではあなたは神様。東湖を許してくれて、今の東湖を愛してくれて本当にありがとう!
    2巻通してヒリヒリしっぱなしだった分ハピエンが飛び上がるほど嬉しい。これほど嬉しいのは久しぶりかも。出会いと同じドイツでのラストも最高。あまりの感動にホットワイン売りのおばちゃん、可愛いマグカップ、可愛いのか微妙なぬいぐるみ(笑)、何を見ても泣けてくる。
    やはりウノハナ先生は天才です。
    最高のクリスマスプレゼントありがとうございました!
  • 彼のバラ色の人生

    秀良子

    代表作になってもいい
    ネタバレ
    2025年11月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もちろんSTAYGOLDも相当なんだけど。
    でもこれも名作中の名作だと思う!

    「リンゴに蜂蜜」の続編です。
    前作も好きだけど、こちらは更によかった!!
    秀良子先生の、心情の描き方と言葉選びのセンスは群を抜いていると思う。きっと先生ご自身が今まで触れたたくさんの人、物、出来事からあらゆる気付きがあって、吸収して、ペンに載せてくれてるんだろうなって、先生の作品を読むたびに思います。それでいて描き過ぎない。だから数少ないポイントが際立つ。セリフ、モノローグ全て刺さる刺さる。
    特に
    "まだ大丈夫まだ戻れるよかった"
    "どうしていつだって自分が幸せになれると思わない"
    この言い回しはまさに秀良子のもの!って感じ。他作品で似たような感情や言葉が無いとは言わないけど、こちらは言葉の組み合わせ一語一句に唸った。

    今でこそ私も図々しいオバチャンになりましたが、昔はおよそ前向きとは言えない人間だったので夏樹の気持ちはよく分かります。
    誰より幸せになりたいくせに、いざ手にしそうになると恐い。好きになり切ったあと失うのが恐い。これは解る。でもその後のきっとそうなるしその方がいい、というのはコマノが怒るの無理ない。ネガティブな人は(私も含め)せめて自分だけに向けてくれ。相手を傷付けるのは違うしネガティブの風上にもおけん(?)
    しかしこの後のコマノの男前さときたら。好き。惚れる。何度見ても泣ける。コマノの為にもこれ以上自分を卑下するのはやめておくれ。夏樹はとびきり幸せになっていい人間なんです!!
    ところで本編と同じくらい描き下ろしの4コマ漫画がおもしろかったです。力ある作家様ってほんと4コマとかショートストーリーが傑作ですよね。
    あと名前知らなかったってまじか(笑)
    コマノいい名前だね!
  • アフターアクト

    rasu

    演劇もBLも好きな方は是非。
    ネタバレ
    2025年11月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ モデルとして人気者の千尋が、それにあぐらをかかずに新しいジャンルの仕事に臨む姿勢によし合格っ!と思った(なぜ上から)
    伊吹も陰口を言わず言いたいことは直接本人に、しかも嫌味っぽくないしフォローもしっかり。この2人性格いい。というわけでかなり序盤で私は彼らが好きだと確信した。

    レビュー見てたので「毛」と「攻守」については前知識ありました。
    攻守は彼らならどちらもアリだけど、1個前にガタイの良い受けの作品読んでアリーっ♡となったばかりだったので、今作も楽しめました!
    そして毛。私こんなに毛に萌える人間だったんだって今回気付いた。指に絡んでる…ジャリいうてる…毛大事、毛尊い。ありがとうございます。

    演劇の世界も個人的に大好きです。ガラカメと共に育ってますんでね。こちらはあそこまでスポ根ではないけど、千尋の真摯に、素直に、がむしゃらに演劇に向き合う姿は私だって応援したくなるし、元々顔がタイプだった伊吹にとっては尚更、稽古を付けつつも恋に落ちるのは時間の問題。だって千尋ほんとに頑張り屋さんで可愛いんです。撫でられ待ちとかなによ〜♡その後の笑顔の破壊力!はい伊吹落ちた。
    それでも自分は演技が恋人なんだと言い聞かせてハマらないように律してはいるんだけどね、舞台上のセリフ「愛してる」とかもう本音と重ねているようにしか聞こえないよね。演劇を舞台にした物語にありがちなベタな演出だけどやっぱりキュンとなる。
    それは千尋もよ。「好きだ、どうしようもなく」うんうんキュン(笑)更にその後の生配信での演技をしている体での伊吹への愛の告白。にくいね!

    営みも最高でした。心に引っ掛かりがあってうまくいかなかった1回目(「すみません…」っていうシーン辛過ぎた)を経ているから余計感動ものでした。やはり舞台のセリフから始めたロマンチックな伊吹なのでした。ところでこの劇中劇興味津々。あとがきで書かれていたもう一つの逃亡劇もおもしろそうです。続巻があれば嬉しいし、その時にこの劇を扱ってくれたら更に嬉しいな。
    舞台俳優という職業を上手に活かしている作品であると思いました。素晴らしかった。
  • 父の愛人 【電子限定特典付き】

    塩味ちる

    大人の純愛物語
    ネタバレ
    2025年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すっっごくよかった…!
    体中から幸せの溜息が漏れる読後感です。
    タイトルから受けるイメージと中身が随分違いました。
    純平のあまりの体付きに、ムチムチ苦手な私でも彼のおしりと太ももは食い入るように見てしまったのですが(笑)、決してそこだけがセールスポイントではありません。3人の登場人物が皆愛おしかった。キャラが立っていて、かつバランスが良かった。
    例えば純平と晴輝は分かりやすいいい子です。対して國彦ね、現実の人間なら敬遠されてしまうのかも。でも漫画キャラの魅力って現実のそれとは違って当然だと思うから。ちなみに私は現実でも國彦みたいな人に惹かれるけど♡(聞いてない)
    無表情で何考えているか分からない男が、小さかった頃の息子に向ける優しい顔とかそれに気付く純平とか、3人の中にいるとグンと魅力がアップする。それを引き出す息子晴輝と家政夫純平がまた素晴らしいってことなんだけど。あんな能面のような顔で「(梓くんに)夢中なんです」とか。萌え散らかしてるの私だけ?ただ言葉が圧倒的に足りないから、純平には長年タイトル(父の愛人)のように思わせてしまったことは可哀想だったなと思います。
    でも恋することをやめなかったことが報われた夜の河川敷のシーン最高でした。晴輝のおかげ。聞き分け良過ぎて心配になるくらい最高の息子だな。離婚時の言動からも賢くて優しい子だと分かる。でも2人の関係を知って驚いて動揺した場面もしっかり描いてくれたから"都合よすぎ"とはならなかったし、その後の切り替えも早かったけど、それまで晴輝と純平の良い関係を丁寧に描いていてくれたからこそ納得できるものだった。作家様の技量の高さよね。
    家族関係の描写でもう一つ印象的だったのが元妻との電話のシーン。そもそも電話する仲なんだと。しかもあんな穏やかな顔で。元妻はフランクな感じだし。離婚理由を考えると不思議な気がするけど、晴輝が親を恨むことなく真っすぐな子に育った理由が分かる気がしました。かつこのシーンは國彦に恋する純平の心を揺さぶるという効果もあります。こういう部分を挟んでくるのも本当にうまい。
    國彦&純平のピュアさも(体とのギャップよ)、描き下ろしの最後の晴輝cpの会話も感動した。
    だから、ね。カラダだけじゃないんですよ、ないんですけど、最後のHな下着を履いたプリンプリンのおしり…いつまでもページ閉じられなかったよね(笑)
  • COLD

    麻生ミツ晃/木原音瀬

    言葉を失った…(レビュー書き直し)
    ネタバレ
    2025年11月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 先の展開を知らなかった当時に書いた1巻のみの自分のレビューが滑稽に思えるほど薄い。だから完読した今書き直します。
    とは言ってもレビュータイトル通り一晩経った今も言葉がうまく出てきません。ちゃんと書けるかな…

    1巻が現状の説明のような感じなら、2巻は主に藤島と透の過去の話。諸悪の根源の藤島母に怒りが湧くのは言うまでもないし、藤島自身彼女の虐 待の被害者ということも充分解っています。それでも藤島に憤ってしまう自分は間違っているのか。いつも言葉が喉の手前で詰まってしまうような顔をしている。支配され続けた者の弊害ですね。でも透にとって初めて見た光だった藤島に庇ってもらえなかったことはどれだけの失望だったか。藤島母でなく藤島により強い憎しみを抱くと同時に助けを求める姿に涙が止まりませんでした。それでも2巻ラストは、この先何があっても強くなると決意した藤島と記憶喪失のままの透が寄り添うことに決めたシーンが見られます。過去の藤島に怒っていた私だけどこれを見て怒りが応援に変わりました。
    なのに3巻…。絶句。呆然。戦慄。他にどんな言葉があるだろ。苦しくて辛過ぎて嗚咽し過ぎて吐きそうになりました。記憶を取り戻したならこの6年の記憶も一緒に蘇ってくれよ。怒り爆発でめちゃくちゃな透…いくら何でもここまでさせますか木原先生(泣)どんどん窶れていく藤島。もうこの時は涙でぐちゃぐちゃの私の顔も相当ひどいもんだったと思う。
    楠田に望みを託している自分がいました。彼は自分に出来る範囲で透に話をしてくれた。それと木下さん。彼女のやりきれなさもいかほどだろう。でも彼女も大事な事実を透に告げてくれた。
    要所要所でコマに現れた、えんえん泣く小さい透が私の胸を抉り続けましたが、それは以前救えなかった藤島もずっと忘れられなかったこと。とうとう藤島の前で言えた2回目の「たすけて」で今度こそ君を守ると誓った、のよね?何せ感情が分かりにくい。透の子供返りにも優しく寄り添うものの、出来れば藤島の心から幸せそうな顔が見たかった。海辺でのラストは何か諦め口調にも取れてしまって…。と思っていたらどうやら原作では続きがあり2人の幸せな未来が拝めるとのレビューが!ありがとうございます、そちらで完全消化してこようと思います。
    麻生先生苦しいほどリアルな表現力で私はヘトヘトです(もちろん称賛の意)。コミカライズお疲れ様でした!
  • ひとつあかりの下で

    ココミ

    風呂BL?(笑)
    ネタバレ
    2025年11月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から大いに驚いた。
    大学生の男の子が2人で家のお風呂に入ってる。
    親戚でもないし、元々友達だったわけでもなさそう。下宿人と下宿先の息子として半年前に出会い、以来毎日のように一緒にお風呂に入っていると!そもそも下宿することになった経緯が不明だけど…ここはストーリーに特に関係なさそうなので深追いしないことにします(笑)

    というわけで燈と太一ですが、同じ大学の先輩後輩で燈が一つ上。太一は、燈が自分のことを好きだと思い込んでいる。一緒にお風呂入っている時いつも自分のことをじーっと見てくるから。
    そうこのお話、風呂場のシーンだらけです。
    太一が燈にHな事しおったのも風呂、燈の笑顔見て太一のハートがズキュンとなったのも風呂、初告白も風呂、がっついたチュウも風呂、初H…はさすがに風呂じゃない、でも直後恍惚とした表情で一緒に風呂(笑)
    ちなみに後に同棲する2人ですが、新居では風呂場でいたしております♡

    燈が太一を好きというのは結局勘違いだったのだけど、それがきっかけで距離が縮まり結果あれよあれよと言う間に恋人同士になった2人。でも環境が変わったり燈の性格(ツンデレ)もあってすぐに甘々にはならない。直後ちょっとした山場があり、すれ違い・仲直りを経てめでたしめでたしという王道ストーリー。
    今気付いたけどココミ先生これにてコンプでした。ロスタイム〜が大好きな作家様ですが、今回のように軽いラブコメもほのぼの読めてよかったです。

    ところでユリエと、最初の方で太一が風呂場でいちゃついていた女の子の見た目が同じだったので、は?母親と風呂入ってたの?と一瞬思ってしまった。んなわけないのよねキスしてんだから。出だしはこんな遊び人の太一だったのですが今はそういうの全てやめて燈一筋ですのでご安心を😉
  • 大切な人

    神波アユミ

    作家様が自由に伸び伸び描いた作品
    ネタバレ
    2025年11月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アンノウンの続編。
    単行本化を待っていたんだけど今回の値下げをスルー出来ず購入。
    アンノウン同様、瞳がとても印象的な表紙にしばらく見惚れてから読み始めました。

    このシリーズは私はレビュー書くのすごく難しいんです。アンノウンの時もそうでした。神波先生は私の中で摩訶不思議な人というイメージです。他のレビュー見ても自分が感じた違和感と同じこと書いてる人が一人もいないから、私の感性が著しく貧困かつ読解力が低いのだと思います。
    それらを自覚した上でネガティブ寄りの感想を言ってしまうと、特に感じた2つが、(アンノウンほどじゃないけど)時系列が分かりづらい部分があるのと、「このセリフどういう意味だろう」もしくは「多分こういう意味なんだろうけど合ってるかな」これらにモヤッとしたまま読み進めることになり話に集中できない時がありました。
    あとは平皿に描かれたトンデモ修復の絵と阿部くんのビジュアルに一瞬息をのんでしまいました(残念ながら悪い意味で)。
    プロポーズ前の謎の告白は本当に意味が分からず必要あった?と思うし、説明も無い上泣き叫ぶトモを前に何故か大和はtaってるし…

    これらが感性の差をまざまざと見せつけられた負の部分で、逆に見事だなと感動したのは、まず全体的に漂う透明感、トモの「今は僕のだ」というセリフ、ラストのトモの笑顔です。また大和の溺愛ぶりはずっと面白かったです。
    そもそもアンノウンで作風を知った上で続編のこちらを読むのを希望したわけで、私にとって魅力的であるのは確かなんです。相反する感情が同居しており、今回も神波先生の独特な感性に感嘆もしたし途方にも暮れました。何とも気持ちが錯綜した読後感だったのですが、最後の版元からの言葉「作家が主体となった作品作り」で妙に腑に落ちました。担当編集さんとかから指摘無いのかな?と思う部分が実は多々あったのだけど、きっとこういうことなのですね。作家様の個性を一番大事にするという企業理念はいいなと思いました。
  • この恋をもう知ってる【単行本版(限定描き下ろし付き)】

    月村有李

    ゆっくり解されていく心
    ネタバレ
    2025年11月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔ヨミホで読めるところまで読んでいて続きが気になっていました。評価そんなに高くないみたいですけど私はとても好きです。
    全体的に切ない雰囲気が好み。そして何てったって染ちゃんがいいです。真面目で優しくかっこいい。
    眼鏡男子は私も大好きなのですが、欲を言えばメガネをもう少し丁寧に描き込みして欲しかったかな。デザインもちょっと、ちょっとだけ好みと違うんだな。いや普段はそこまで細かくは指摘しないんですけど、この作品「メガネ」が重要アイテムとして扱われているからつい。眼鏡男子がメガネを外す時ってのがまた好きで(主にセ、、の時よね♡)こちらは萌えさせていただきました。

    キヨさんはよく言えば繊細、悪く言えばややめんどくさい。過去のことがあるからノンケはNGというこだわりがとても強い。二言目には「おまえはノンケだから」と。そのため染ちゃんを受け入れるのにまあ〜時間がかかった。これが3冊になった一番の理由だな。好きなのは一目瞭然なのにね。でもその過程も私は楽しめました。キヨの葛藤に切なくなり、染ちゃんの一途さに感動し。諦めなかった染ちゃんが偉いし、どんどん想いが強くなり最後は素直になったキヨにも拍手。

    表紙に比べ中の絵は正直少々拙さを感じる時があったけど、それを上回り表情がすごく良かったです。染ちゃんの熱を帯びた目とか、キヨさんの溜め込んでる想いとかが上手に描かれていてキュンキュンしました。
    工場の仲間も皆あたたかくて、社長も頼れる男前で好きだわ。
    いい新居早く見つかるといいね(笑)
  • 僕をこんなにしておいて【単行本版】【シーモア限定特典付き】

    はなぶさ数字

    いやこれ、
    ネタバレ
    2025年11月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューの「ネタバレ無しで」で回れ右した私だけど、読んでいて思ったのは「ネタバレ注意」もネタバレになるわ。だって最初から「伏線どこだー」「◯は誰だー」ってギラギラしながら読んでたから(笑)でも私もここではネタバレ注意としか言いようがなくて、その言葉すら耳に入れることなく全くまっさらな状態で読み始めた方が羨ましいって思う。でもそんな方でもP54で「あ」って思うんじゃないかな。私は思った。でP80で再び「あ、」P85でほぼ確信した。だから割と早く気付くと思います。でも確実にアハ体験は出来て興奮しますよ!

    以下ネタバレ前提で書きます。
    ……………
    ……………
    ……………
    ……………
    石清水先生、喋り方からしてヒシヒシ感じられるめんどくささは昔から変わってないけどビジュアルって大事ですね〜。保健室の君のまま同じことされてたら私は読むのもキツかったと思います。それがイケメンの今なら「ちょっと変わってるけど魅力的な人」ってなるんだから(笑)
    なので斧塚があのまま保健室にいても好きになってたって言った時、見た目で判断する自分が恥ずかしくなったのと、2人は相当相性がいいんだなーって(カラダだけじゃなくて)。斧塚はアンガーコントロールが出来ずに色々と失敗をしてきたけど元々は情が深い優しい人だし、現在も普通に良い青年だと思う。対して石清水先生は現在も結構癖強いままだと思うんだけど…オノくんがいいならいいか😉

    *シーモア限定描き下ろしに漣太郎が出てきた、嬉しー!
  • 「主人公にはなれないけど」番外編【電子限定版】

    桃子すいか

    とても可愛い番外編です。
    ネタバレ
    2025年11月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編大好き過ぎて迷うことなく番外編もポチ。
    マグカップを見た瞬間、本編の描き下ろしを確認しに行きました。
    やっぱりあのカップだ〜。割れるの心配していた文哉、とりあえずあと3年は大丈夫だよ(笑)
    割れても海斗の言う通りまた買えばいいんだよ。思い出まで壊れて無くなるわけじゃないからね。
    文哉の繊細さはあまり変わっていないけど、海斗は大きく変わったもんだね。本編の描き下ろしでもデレデレの甘えっぷりに驚いたもんだけど、交際4ヶ月にしてもうここまで変わっていたのか君は。文哉を溺愛ですね。超甘やかしまくってますねー!交換日記の温度差には笑った。てか交換日記って。セ◯レを何人も侍らせていたような男が交換日記って。可愛過ぎ。つかそれを提案した一花ちゃん実は冗談のつもりだったのが面白い。でも結果大正解だったのがすごい。お告げか?一花は神様だったのか?(笑)
    キス以上のことをしようと決めた2人。
    ちょっと前までヤ◯◯ンとまで言われていた海斗が中学生男子みたいになっとる。2人ともとっても可愛いのだけど最後までのはっきりとした描写はなし。
    でも"恋愛なんて出来る気がしない"と言っていた海斗が、正真正銘文哉と恋愛をし、更には愛情の塊になっていたのが嬉しかった。それは文哉にとっても申し分ないことだけど、海斗自身がめちゃくちゃ幸せそうなのがとても感慨深かったです。

    *大好きな有島さん1ページちょっとだけど登場してくれてありがとう。相変わらず優しい大人の男性で好きだわ。彼の幸せになった姿も見たいな!
  • Don't talk to me

    ぞう工場

    瀧宮の粘り勝ち
    ネタバレ
    2025年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の絵柄から受ける印象で、もっとドロドロしたどシリアスな話なのかなと思っていたら、予想と違いとてもシンプルなストーリーでした。
    過去の恋愛のトラウマによりかなり拗らせている男山田と、明るく人気者の同僚瀧宮。当て馬もおらず基本この2人のみの絡みです。
    職場でもタイトル通り周りに「話しかけるな」オーラを出す山田に、ひとり瀧宮だけはグイグイ行きます。山田にとっては何ちゅう事故の出会い系アプリで鉢合わせ、結局いたしてしまった山田と瀧宮。そこから更に山田へのアプローチが激しくなっていくのですが、実は瀧宮はもっとずっと前から、初めて会った時から山田を好きだったんですね。疑心暗鬼と自虐の塊の男を、誠実で優しい男が押して押して押しまくり、見事固い心の扉を開けた話です。
    でも山田も流されるままだったわけではなく、もちろん瀧宮が強引にモノにしたわけでもなくて、最後は山田が自分自身で決意したことがよかった。瀧宮は過去の男とは違うと気付いたこと、ならばもう意地を張る必要はないと受け入れたこと、中でも私が一番嬉しかったのは山田から交際を申し込んだ時です。回りくどくないまっすぐな言葉ではっきりと。瀧宮も言っていたけど男前ー!!って叫びたくなりました。勇気を出した山田、出させてくれた瀧宮、どちらも最高だよ!
    んでこれ他の方も触れていて、やっぱり!そうだよね!ここだよね!って私も思ったのがシャツの脱がせ方〜!真ん中のボタン1個残しのインナーたくし上げ。くぅあーっ!全てをお脱ぎになった後は見事なまでのお2人のガチムチなカラダ。素晴らし過ぎた。こ、これの極バージョンが出たとな!?その情報を入手したのがこちら購入直後だったんですよね。うわーどうしようこれは猛烈に見たいなあ!!
  • 主人公にはなれないけど

    桃子すいか

    愛!
    ネタバレ
    2025年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 桃子先生が止まりません。
    これまで読んだ2作品が大当たりだったから、3作品目のこちらは値下げされているのを見て秒でポチりました。

    喫茶店でバイトをする大学生の文哉と幼馴染の海斗と一花。海斗の大学の先輩諒、喫茶店の常連客有島さん。
    実は読み始めてすぐの頃は、見事なまでの片思いの連鎖になんだこのザ・漫画的設定は(漫画だけど)と思ったんですけど、蓋を開けてみたら涙なしには読めない切なく深い恋物語でした。
    誰を主役と見るかは人それぞれでしょうが、私は文哉と海斗の2人だと思って読んでいました。ただ有島さんと一花も必要不可欠な人物。有島さんすっっごく好きです。桃子先生と同じ、私が文哉なら有島さんを選ぶ。一番感情移入してしまい、Last sceneの最後は切な過ぎて涙。
    一花はさっぱりしているけど愛情深く魅力溢れる女の子。一花のセリフやモノローグで刺さった言葉がたくさんあります。文哉と海斗も精神的に一花にかなり頼っているのが分かる。
    そう考えるとこの中では諒がちょっと霞んでしまうかも…というか少々都合良いキャラとして使われてしまったなあという感じがします。海斗の本命というのも一花を好きだというのも、その設定に無理やり嵌められた印象。個人的感想です。

    家庭環境の影響は大きいですね。人を愛することなど真剣に考えてこなかった海斗と、交際していても引け目を感じてしまう文哉のすれ違いが切なくて。でもここでも一花が立役者となります。こんなに賢くて与える愛をいっぱい持っている子が恋愛苦手なんてもったいない。きっと素敵な恋ができると思うんだけどなあ。

    一花の言葉で哲学者になってしまった海斗(笑)
    「愛とは」と考えること自体が彼にとっては大変化。
    文哉にあらゆるものを「あげたい」気持ちも愛
    一花の、文哉と海斗を眩しい気持ちで見つめるのも愛
    有島さんの身を引く愛。家族愛。
    愛の形は様々だけど、作中から愛を感じるとやっぱり優しい気持ちになるし感動します。
    これからゆっくり皆様のレビューを拝見し色々な考えが聞きたいなと思っていたのですが、レビュー数少ないですよね。タイトルの見解とか、誰に一番共感したかとか、この作品は特に人それぞれの想いを聞いてみたいので今後もっと読む人が増えてくれると嬉しいな。
  • 東京心中

    トウテムポール

    お仕事BL
    ネタバレ
    2025年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やはりどうしても1日では読み終わらなかった…ので6巻までの感想。
    まずおそらく自力では辿り着けなかった作品だと思うので無料イベントありがとうということと、なんて独特なテンポを持つスルメ系作品なんだろうと。
    そのユニークさの筆頭となっているのが矢野さんというキャラクターかと。
    宮坂が普通だと思っていることが何一つ通用しない人。例えば物事に対してそれだけに定義するのは嫌だと。理由は「決めてしもたら面白んないやろ」。宮坂そういうところにも惚れてしまったもんだから最後。これは矢野沼抜け出せないね。
    私としては普段標準語を話す矢野が、思わず聞き入ってしまう話を割と長めにする時は関西弁になるのがツボ。あ、もひとつ関西弁が飛び出してしまう場面があってそれはセ、、の時。たまらず漏らす「あかん」とか悶〜!

    この作品のもう一つ最大に評価したいところがお仕事BLという点。テレビ業界の仕事が華やかだけでないことなんてその世界に入ったことない私でも想像つきます。不規則な毎日、体力勝負。特に下っ端の宮坂を見ていると、こりゃ恋人の理解がないと交際を続けるのも難しいよなと思う。いずみちゃんもまさにそんな感じだったからはいお別れね〜と軽く流していたけど、ここへ来て彼女なかなか面白いキャラかもと思い始めてきてます。行く末気になる。
    そんなリアルに描かれる職場での矢野がですね、ほぼ雑務の下っ端とはやはりちょっと違ってくるギョーカイ人のイメージにぴったりなんですよね。どこかのページでそれほど好きでもないとか言ってたけど、いや自分「映画より人のこと好きになるとか考えられん」言うてるやん。それに仕事への傾倒ぶりを見ていても心から映画を愛していることが分かる。ものづくりをする人に共通する魅力というのが矢野からはこれでもかと溢れて伝わってくるんですよ。現代はキャリアウーマンもたくさんいるけど、ここまで泥臭くどっぷりと仕事だけに浸かっている姿を見ていると、これぞ男を主役としたBLの醍醐味って思っちゃうんですよね。

    すごくよかったです。続きの巻も今後常に気にしておこうと思える作品でした。(今はポイントが無い〜💦)
  • カスタマスカレード(蜜愛篇!)

    瀬戸うみこ

    善きシリーズでした
    ネタバレ
    2025年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結局人は(特に女性は)小さきもの、丸っこいもの、ふわふわしたものに本能的に惹かれるのではないでしょうか。可愛らしい動きとかあどけない表情とかにも。つまり赤ちゃんを愛でるような母性本能のようなもの。江藤さんは20代後半の男だと冷静に…なる暇も与えてもらえず、ええもう悔しいですけど可愛いもんは可愛い、シリーズ全巻立て続けに読むほど江藤さんとえとうさぎさんに私夢中でしたっ!(ちなみに今回えとうさぎさんのページとても多いです。そしてまさかの泣かされました)

    今回はスパイのような人物に振り回される2人をハラハラしながら見守る感じです。でも基本的にラブコメなんでね、そこまで悲壮感はないんですけどね。それに本当に本当の悪人は出てこない作風ですしね。
    父と世良の画策に気付き、かなり序盤のうちに対策の必要性を感じていた岸本。でも具体的にどうしたかは分からなかったので、ロッカーで江藤さんが高坂を返り討ちした時に語られた真相におおおー!となりました。「江藤さんを傷つけるわけにはいかない」と拳を握りしめていた岸本だったけど、ほんとに見事な先回りだったね頼りになるわー!でもここで私が感動したのは対策の内容よりも、どうしてそうしたかったかの理由。江藤に隠し事はしない自分を全て見せたい、そういう人に出会えたことが嬉しいんだと。この回想シーンにじーんとしていたら、直後の見事なバカップルぶりに私がペシペシしてやりたくなりました(笑)
    もうねこの2人はずっと「このばかっぷるめー」と叫びながら応援し続けたい存在です。今作でも飛び出した江藤さんの喜びの舞(何度見ても可愛い)、岸本さんの隣にいれば今後もきっと何度も舞うことでしょう。どうやらこちらで完結のようですが、明るい未来が想像できるとても良い最終巻だったのではないかと思います。
  • 恋知らずの神様に捧ぐ

    滝端

    大企業のトイレは綺麗
    ネタバレ
    2025年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ でも今すぐそこから出て来い佐後ーっ!
    泣くな、うじうじするな、自分のことを好きだと言ってくれた浮津の言葉が信じられないのか?
    君が神様とまで崇める人物は、本当の自分を知ったら軽蔑するとでも?というかあれだけ顔に出てるんだから、既に素性は知られていると思う(笑)
    初デートは対照的だったなあ。佐後のはまるで接待みたいだったけど、浮津の手料理でのもてなしはグッときた。佐後の喜ぶ顔が見たい、という気持ちがもう尊い。この時浮津は本当に佐後を好きになり、考えるより先にキスしたくなるほど思いが溢れていたのに佐後ったら…くぅ〜焦れったい!
    ラスト付近までうじうじぐじぐじ一人空回っていた佐後がいよいよいても立ってもいられなくなって行動に移したきっかけがこれかい?って気もしなくもないけど、まあでもようやく一歩踏み出したのでね、そのまま行けー!とエールをおくりましたよ。
    レビューでイチャイチャが足りないという感想が多かった気がするけど、私は充分過ぎるほど堪能いたしました。仕立てのよいスーツが徐々に乱れていき、脱がされていき、お2人の余裕のない表情に萌え萌え、修正も私には神でした。更にBonusTrackまで。最高のラブシーンありがとうございました!
    いやしかし本当にスーツ姿がカッコいい2人ですね。もうそれだけで見る価値ある作品だと思います。そしてソックスガーターの破壊力…あの素敵なスーツの下はこんなんになってると思うだけで顔覆って仰け反ってしまう。
    滝端先生ははじめましてだったのですが、とにかく絵がきれいだし、うじうじ佐後も含めてキャラも愛せました。今更だけど浮津の、色気もさることながら人格者であるのがもう…欠点が見当たらない。こんな方がトップだから社食のおばちゃんや八木くんみたいな、その他にもきっとたくさんの良い従業員がいるんだろうな。読むきっかけを与えてくれた電子コミック大賞、ありがとうございました!
  • 雛鳥は汐風にまどろむ【SS付き電子限定版】

    南月ゆう

    雛鳥1羽…2羽?
    ネタバレ
    2025年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや陵よな!
    最初に見た瞬間色っぺえええ!と。
    いかにもな影があり、これは訳ありの人なんだろうなと思ったけどそれがまた色気を増し増しにしていた。徐々に現れる素の顔に、こりゃかなりこどもっぽさも同居してるぞと気付いた。それも彼の過去を知ると致し方ないのかなと思う。無条件で可愛がられなきゃいけない時期にそれをしてもらえなかったからね…。
    勇一と出会って、私は陵が当時を生き直しているようだと感じることがあった。だから島村さんへの小学生並みの嫉妬とか確かにイタく呆れるんだけど、島村さんゴメン彼は今あなたの息子の和也よりも下の精神年齢なの!となぜか私が心の中で謝った(笑)
    余談だけど島村さんは素敵な女性&母ですね。BL漫画において私は初めて女性とくっつくのもありなんじゃないかと思っちゃいましたよ。

    人のものを奪うことでしか自分を慰める術を知らなかった陵が、もし勇一に同じことをしたら残されることになる歩のことを慮ることが出来ている。もうここまで見てきた読者は皆解ってる。陵は勇一と同じくらい歩のことが大好きだからだよ。
    歩も陵が好き。3人が3人共を好き。海辺での抱擁シーンは感動でした。彼は確実に変わったし、勇一への想いはこれまでと違い本物です。
    ただ私はその中には兄や父的存在のように甘えたい部分も少し含まれているような気もします。境遇の似た歩に自身を重ねて見ていた時、自分も勇一に守られているという妄想に癒されていたから。だからラストのコマで岩場で昼寝する陵と歩を見て勇一が「兄弟みたい」と笑ったけど、ほんとそんな感じで歳の離れた弟2人に見える時がある。そしてここへきてタイトル「雛鳥は汐風にまどろむ」にほっこり。あ、でもご安心を(?)、いたす時はがっつり陵は猛禽類ですので!(笑)
    さてそうして愛し愛される仲になると、無事生き直しに成功した陵のコドモの部分は消えたのかというとそうではなく健在です。ただ島村さんの時のような質の悪いものではありません、卵焼きのくだりは可愛過ぎて大変よろしい。
    もうすぐ中学生になる歩を見て勇一に「身長抜かされるかもな」なんて軽口叩いていたけど、いやあなたはすでに精神年齢抜かされてるぞと思った(笑)
    いつか歩が巣立った後もずっと仲良しでいて欲しいな。
  • 兎の森

    苑生

    どうどう。
    ネタバレ
    2025年11月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず1巻しか読んでいないことを申し上げておきます。

    環は何か大きなものを抱えているんですよね?家庭環境で、多分に母親のせいで。
    志井の荒療治…という言い方があれならでっかい愛が吉と出るのかもしれない。でも1巻での2人を見ていると、志井今は環を見守るだけにしてあげてって思っちゃう。だって環本当に迷惑そうで戸惑っているんだもん。決定的にそう思ったのは部対抗リレーで勝ったら付き合ってというやつ。勝利し「嬉しい嬉しい嬉しい」って…何故そう思えるんだ?すぐ横では心から浮かない顔の環がせめて期限を決めないかなんて提案してきてるのに。しかも少しでも短くなるように志井と応戦してる(苦笑)最後は諦め顔で渋々了承。もうやめてあげて〜志井だってこんな嫌々付き合ってもらって何が嬉しいの?キスのあともルンルンの志井に対し、ほっぺに斜線(つまり赤面)の1本も入らない目の据わった環(もう顔覆って泣きたくなった)。気持ち100万光年離れてるよね。
    嫌い、の方がまだマシ。環は無関心。本当に、素で、1㎜も、志井に対してその気が無く、グイグイ来られても絆されないこと岩の如し。こんなの読んでても全然おもしろくないし、何らかの感情さえ出せない現状の環の心の傷はきっと相当深いんだよ。まだ時期じゃないんだよどうかそっとしておいてあげて、と思い続けていたけど志井の勢いは止まりそうにないですねえ…(汗)

    評判の良い作品というのは知っていたし、私自身表紙に一目惚れ&DK幼馴染大好きだから絶対楽しめると信じて疑わず読み始めました。2人の心情を丁寧に描いていきたいとのことで、きっと最終巻まで通してそうして下さるのでしょうが今は2巻に手が伸びません。しばらくブレイクタイム置きますので、志井もちょっと落ち着け。
  • くちづけは嘘の味

    サガミワカ

    愛です愛
    ネタバレ
    2025年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料イベントで全巻読みました。
    会社経営者と元(?)詐欺師。裏社会の話も絡んできますが、いい意味で軽めだなと。だから苦手な893の話も読めたというのはある。
    和智は、冷徹人間かつ優秀な経営者という設定なのに、どう見ても怪し過ぎるバーテンダーを前にあのチョロさ(笑)こんなんがトップの会社大丈夫なのか。大丈夫そうなんだなこれが。副社長(伊勢、良い人)のおかげなのかな?
    あまりにベタに怪しいから裏をかいてせいぜい色恋営業してるだけの男なのかなと思ったら、まんま一流の詐欺師だった(笑)
    でもさ和智も槙尾も2人とも「なりきれてない」
    和智は部下に対し冷徹というより口煩い感じ。部下も明るく?悪口言っていてどちらかというとコメディ寄り。槙尾の前では愛情の塊。チョロい始まりだったけどいつの間にこんなにはまったのか。槙尾にどんなに振り回されても想定範囲内と包み込む。全て承知の上で全力で愛している。何が彼をここまでの強い想いにしたのか分からないけど魂レベルで惹かれてるって感じ。テーマの割に軽めの作風の中で彼の愛だけは重々です。
    でここまで愛されたら本望よね、詐欺師槙尾はアレの時はただの可愛い子だし、アレ以外の時だって和智を見つめる目が徐々に熱くなっている。いや一応元詐欺師だしこれも芝居なのかしらと思ったら、まんま恋だった(笑)もう詐欺師というか小悪魔、可愛い子猫ちゃんって感じ。でも悪人を見抜く目はさすがだし頭がキレるのはかっこいい。それを武器に和智を守った時は感動した。
    ドッキュン萌え萌え4巻ね、嬉しい反面空恐ろしくもなった。こんな順調に行くわけないと思ったら案の定波乱が待っていて、この時はまさかとショックを受けたけど、でもそれも割とあっけなく解明(笑)この軽さがこの作品の味なのだと思っております。ラスト付近の杜江さんの計らいもただただありがたく思った。うまくいき過ぎ上等。幸せな二人の笑顔最高。愛溢れるラストに幸せいっぱいな気持ちになりました!
  • カスタマスカレード!

    瀬戸うみこ

    もはや仮面ではない
    ネタバレ
    2025年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 楽しいラブコメです。
    でも江藤さんの過去は笑えるものではなく、この点でピリリと引き締まっているのが軽いラブコメ一辺倒になり過ぎずいいですね。
    ただ江藤さんのキャラね、建前が今や本当になってない?(笑)
    迷子で震えてるところとか、誰も見ていないところであんな風になるんだからぶりっこ可愛こちゃんキャラもすでにしっかりあなたのものよ(笑)
    男らしい≠口悪いではないから(私は)、私はどちらかといえば言葉の荒い素の(?)江藤さんより、ぶりぶりでも丁寧な言葉遣いで可愛らしい江藤さんの方が好きよ。というかどっちも極端なのよ、最初はそれ(岸本さんの前でだけオラオラ皆の前では猫かぶり)がこの作品の見どころなのかなと思っていたのだけどそうでもないし(普通に岸本さんの前でも敬語使ってるし)、このへんがちょっとぶれてるなあ、とは思った。
    瀬戸うみこ先生はまるまる一冊読んだのは初めてだったのですが、描き文字多用される作風なのでしょうか。描き文字は漫画家のセンスが問われるところだと思っているのですが、私は本作すごく好きでした。一言も読み落としたくなかったし描き文字に一番笑わせてもらった気がします。
    星4と5で迷いましたが、続編の恋愛中と密愛篇も読みたくなっている自分がいるので5にします!
  • カスタマスカレード(恋愛中!)

    瀬戸うみこ

    笑いだけじゃない
    ネタバレ
    2025年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作に引き続き基本ギャグなんですが、それだけじゃないんだぞってのを見せつけられましたね。
    好きな人のために変わろうと努力する江藤さん。
    そんな彼を盛大に褒め応援しつつも、実は複雑な心境だった岸本さんに今回はグッときました。やはり岸本さんはただのコミュ強陽キャ男ってだけではなく、繊細で賢い人だったわ。
    ラブコメの中でシリアスさとかロマンチックな愛の表現とか出されるとより感動しちゃいますね。あ、冒頭から登場した当て馬さんはどう見ても愉快な仲間になるだけと感じたので最初から安心して見させてもらってました(笑)
    江藤さんの可愛らしさは変わることなく、いやパワーアップしたか?レビュー見て気になりまくっていた27歳児の喜びの舞、いつ来るかと待っており最後の最後にその姿を見た時これかー!とニヤけました。ズンドコタラリラ。安定のぺしんぺしんも、しょーもなと思いつつ笑ってしまった泳げ体◯くんも、その他いたるところに書き込まれていた描き文字が今回もインパクト強く楽しませてもらいました。
    続編の今作は笑いあり涙あり、えっちで可愛くて、とてもバランスがよかったという感想です。
  • 誰か夢だと言ってくれ

    みっしぇる

    10冊読む間に感想変わりました
    2025年11月2日
    11月の土日24時間限定完全無料の恩恵にあずかり読みました。
    こちら今まで何度も目にしていたけど、申し訳ないけどいつも表紙の時点でたぶん自分には合わないと見送っていた作品でした。
    勘は当たるもので読み始めてすぐ「やっぱり違った…」と。ファンタジーが過ぎるのと、小夜の顔も声も動きも煩過ぎるのがダメで4巻で苦痛がピークに。このまま離脱か…と思いながら惰性で読んだ5巻の衝撃ターンで覚醒し、その後は夢中で読みました。
    10巻というのは私の中ではかなりの長編で、キャラが増えようが(兄cpとか)同じようなエピソードの繰り返しだとキツイものがあるけど、その点ep.26の場面転換は私にとってかなり好転となりました。カップルの恋物語的にも、樹✕小夜より晴人✕雨竜より、やはり私は現寿✕夢路の切ない話が一番好きです。樹の溺愛ぶりもかなりよかったけどね!
    最初の方ではこちらの作品で涙を流すことになるとは思わなかったなあ。嬉しい誤算です。苦手だった小夜もだんだん健気で可愛く見えてきて。ちび小夜とちびうりゅもめちゃ可愛かった。
    しかし1日に10巻というのは、家のことあれこれやりながらだと時間的になかなか厳しいもんですね。ものすごく残念なのが最終巻の半分ほどでタイムリミットが来てしまったこと。12時過ぎても読めていて、お、このままいけるのかなって思ってたら突然読めなくなっちゃった。もう少しだったのに〜。でも悔しいという感情が出てくるほど、この作品に対する想いが最初と違うことが嬉しくもありました。
    秋晴れの休日に外出もせず漫画を読み続ける1日…最高でした(笑)
  • 雨だれの頃

    桃子すいか

    エモいなんてもんじゃない
    ネタバレ
    2025年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買い2冊目です。
    うわあ…これもっっのすごくよかった!
    前作(18.44-)も素晴らしかったけど、こちらの方がもっと好きかも。

    雨が降っている。一枚の写真。
    何とも物憂げなモノローグから一気に物語に引き込まれます。

    そして読者は「あのころの僕ら」の世界へ。こちらも雨。
    校内に聖堂、彼らが着ている制服からしてもミッション系のお金持ち学校なのかなと推測。と思ったら優が帰宅した家を見てちょっと意外に。それは実に自然な流れで背景が明かされることで納得。両親と死別し「いかした家」も無くなってしまったが、木のぬくもり感じる温かな家と、おじいちゃんお姉ちゃん家族に囲まれ幸せに暮らす優。
    反対に両親は健在で裕福だけど、広い素敵な家で一人ぼっちでご飯を食べ、両親からのプレッシャーで手枷をはめられている状態の美市。
    幼馴染の2人は常にニコイチで過ごす。でもそんな関係も優の外部受験で終わってしまう…?

    先生の仰る通り「大人でも子供でもなく、繊細で、旺盛で、痛々しい思春期」を閉じ込めたお話でした。
    ショパンの「雨だれ」を聞きながら恋に落ちた優。中学生らしい戸惑いと、でも確実にドキドキしているあの表情の描き方素晴らしいです!でもさ美市はもっとずっと前から優を好きだよね。
    「かけおち」(意味分かってるのか?笑)という名の大冒険が出来るのも、怖いもの知らずの中学生がなせる業。それでも北海道とは予想をはるかに超えていた。この行動力、無鉄砲さ、もう私にはありません(苦笑)
    冒頭のモノローグ通りです。確かにこの時の2人は恋をしていた。こんな最果ての地で、眩しいくらいまっすぐな2人に私は泣かされました。

    いつしか止んだ雨。手には一枚の写真。
    再びのモノローグに胸がきゅっとなる。
    その願いを確かめたい人、今は隣にいないの?(泣)
    卒業式の日「10年後にまたくれよ」と言ったキスは?エンゲージキーホルダーは?
    スーパーすぐる号は…降りてしまったの?
    めちゃくちゃ切ないけど、それがノスタルジーをより強く感じさせる。辛い。でも秀作。どっちも本心。
    せめてプロローグとエピローグの「僕」が今幸せでいますように。あの頃「僕」の隣に確かにいたもう一人の君も。
  • お前のほうからキスしてくれよ

    やまやで

    嬉しい〜〜!
    ネタバレ
    2025年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編配信の情報を島で入手し狂喜乱舞でここに参りました!
    1巻が大好きで何度繰り返し読んだことか。
    特に上野が好きでー!見た目あんなに落ち着いているのに神田を前にすると浮足立っているのが可愛い。無表情のまま心の中はドッドッドッドッ状態なのがおもしろい。初デートでベタな水族館とかずっとそれに憧れていたとか可愛すぎる。見た目スマートにエスコートしそうなのはどうみても上野の方なのにどうにも不器用で実際は神田が引っ張ってる。
    でも!アレの時は攻守交代!これは1巻の時からそうだったけどメチャ攻め男になるのがもうたまらなーーい!それもこれも今回は神田のパ、パンツ!上野と共に私も目見張ったわ。これが上野にスイッチ入れたのよー!上野最初はゆっくりいくつもりだったのにこんなん見ちゃったらそりゃカッとなるでしょーよ。おちりギュッするとき手の甲の静脈も浮くわ!それとあの可愛いセリフはなあに?いつそんな煽り覚えた神田!ハアハア
    1巻では結局最後まではいたさなかったから、どうしても続編が欲しかったんですよ。ほんとに嬉しいです。待った甲斐ありました。期待以上の初夜でした!ありがとうございました!単行本待てなくて単話追う作品は私の中では極稀です。興奮冷めやらずガーッと書いちゃったまとまりのないレビューとビックリマーク多用すみません。落ち着いたら書き直しにくるかも?でもこの乱文レビューはたぶん今この瞬間しか書けない貴重なものかも(笑)あー嬉しい幸せ続きが早くも楽しみ!
  • 18.44-

    桃子すいか

    魔法の言葉
    ネタバレ
    2025年10月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最近とても気になっている作家様の一人です。
    読んでみたい作品がたくさんありますが、とりあえず「18.44-」で桃子すいか先生デビューです。

    さてレビュータイトルの言葉についてですが、松下の「恋愛はドラフト指名」…ではなく(いやこれもなかなかカッコいいけど)、

    「大丈夫」

    これです。
    普段楽天家な雄大が少しでも落ちそうになるタイミングでいつも昌太朗が掛けてくれるこの言葉は、毎回どれほど雄大を救ってくれただろう。
    そしてそれを聞いた時の雄大が「こいつが大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうきっと」ってなるのがいい。昌太朗をどれほど信頼しているかがすごくよく分かる大好きなシーンです。

    幼なじみの野球少年雄大と昌太朗。高校生に成長しても2人は変わらずバッテリーを組み、学生寮でも同室。ある日雄大がイップスを発症。昌太朗がキャッチャーの時に限って投げられなくなり、しばらく2人はバッテリーを解消せざるを得なくなる。
    深谷の女房役になった昌太朗を複雑な気持ちで見つめる雄大の、この辺りから昌太朗に恋していく様子の描き方が素晴らしかった。回想シーンで実は昌太朗の方が先に雄大を好きだったことが判明するんだけど、雄大は両思いに気づいていないから、正直に打ち明け拒絶されるくらいなら今の2人(ピッチャーとキャッチャー)の距離18.44mを保とうとします。

    イップスの原因に思い当たった雄大。もう二度と昌太朗を傷付けたくない一心なのだけど、春の地区大会初戦、昌太朗・監督および仲間たちの粋な計らいでバッテリー復活。弱気な雄大の発言を笑い飛ばし、ここでも注がれる昌太朗の魔法の言葉「大丈夫」。

    試合後の昌太朗の大粒の涙と「雄ちゃん」呼びは反則でしょ。その勢いで気持ちを打ち明け合う2人。見てるこちらも感涙の嵐!青ーい!
    ストレッチ、爪のチェック、部屋でのイチャイチャ…甘ーい!眩しくて眩しくておばちゃん目が開かないわー

    雄大は折に触れて昌太朗から「大丈夫」という言葉をもらった。キャップへのメッセージ、雄大は昌太朗にどんな言葉を贈ったんだろう。描かないところがニクイね。でも段ボールに書かれたメモから想像するに、昌太朗にとってきっと大切にしたい言葉だったんだろうな。
    読後感最高です。青春の煌めきがたまらない爽やかな作品でした。作家買い決定!
  • さよならのモーメント

    仁嶋中道

    人生はどうしたって生きている人の為にある
    ネタバレ
    2025年10月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ある日突然未来を奪われた人の無念を思うと可哀想で可哀想で仕方ないけど。
    やっぱり死んでしまったらおしまいなんです。だから死というのはこれ以上ないくらい残酷なことで、月並みな言い方過ぎて自分でももどかしいけど命は大切にしなければいけない。そして残された者は悲しみと共に、故人との関係性によっては罪悪感を感じてしまうことがある。過ぎてゆく日々の中で新しい出会いがあった時、その人と生きていきたいと感じるのは罪でも何でもない。でも葛藤する気持ちは分かり過ぎる。しかもその姿をかつて好き合っていた故人に見られている状況だとしたら。

    時計修理店を営む春哉の元に現れた高校生の司。聞けば司の中に亮輔が憑依したという。亮輔は春哉の幼馴染で2人は両片思いだったが、25歳で不慮の事故により亡くなってしまった。その半年後の出来事だった。奇妙な3人生活が始まります。

    漫画というフィクションの世界でならどうすることだって可能です。コメディ寄りにして3人わちゃわちゃ暮らし続けることだって、何なら亮輔が生き返ることだって。でも本作がそういう話だったら今私が流している涙も胸の痛みもきっと無くて、読後に感じた感動はここまでではなかったかもしれない。

    春哉の誕生日が4月1日だと知った瞬間から結末の予想はつきましたが、分かってはいても見たくない…絶対泣く…と思いながら読み進めました。(そしてまんまと号泣)
    司がいい子で。クソ母とは似ても似つかない、人の気持ちを思い遣れる子。そんな司だから春哉も惹かれたのでしょう。でも互いに惹かれ合っていく2人を亮輔がどんな思いで見ていたのか考えると苦しくて…。だから余計誕生日の嘘が泣けてくる。最初で最後のキスに胸が締め付けられる。かなり亮輔に感情移入してしまったので、この時ばかりは漫画の中でくらいどうにかなっても…と一瞬望んでしまったけど、ここで冒頭の想いに戻ります。
    やはりこの世は生きている者優先だし、そうでなきゃいけないと思う。3人で暮らすならもっと先、どうかこの世での生を全うした後で。春哉も司も亮輔を忘れることはないから亮輔は2度死ぬことはありません。天国で再々会を果たせると、読者としてはそう信じていたい。
  • くちべたとさえずり【電子限定描き下ろし付き】

    髙木綿

    可愛いしか出てこない
    ネタバレ
    2025年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鳥が出てくる話といえば、あるあるなのが「喋る」「逃げる」
    喋るというのは「知られたくなかった飼い主の内緒の気持ち(コトバ)を鳥が覚えてお喋りしてしまいそれを好きな相手に聞かれてしまう」というものです。
    こちらそんなthe定番を地で行く物語なんですが、有川くんと槙野さんのキャラも相まって実に良質な王道作品となっております。

    有川くんの寡黙さは元々の性質なのかなと思ったら、どうやら家庭環境に原因があるみたいで。傷付いた幼い有川くんにこちらまで胸が痛くなりました。そりゃ無口にもなるよね、母親に「もう話しかけないで」なんて言われたら。酷いな。たった数ページだけどこの描写があったことで「心許した相手(リップ)にだけ本音を話せていた有川くん」というのが、より説得力をもってより切なく読者に映ります。それでいて実際にリップちゃんがピーチク秘密をお喋りしちゃうシーンや、その現場に居合わせた有川くんの固まる姿はコミカルで笑いを誘うのです。お見事です。

    そんな有川くんが恋したのはバイト先の優しい先輩槙野さん。有川くん、声に出さずとも百面相並に顔に出ているのが可愛いやら可笑しいやら。これに気付かないのはこれまた鈍感さが可愛い槙野さんくらいじゃないの。リップちゃんの暴露wにも気付かないさすがの槙野さん。私の中の定番を崩してきたのはまあいいとして、真実を知った時はもっと驚くと思ったけどな!どこまでも予想の斜め上を行く方です(笑)

    普段寡黙な方が攻めなのも致しているときは雄になるのもどストライクの私としては、お2人のセ、、のシーンは最高過ぎました。槙野さんも元々可愛らしい人だけど更に可愛くなっててもう(それになかなかエッチ♡)。2人を見守るリップちゃんももう。3人(?)とも可愛すぎ。
    インコは賢いですね。カワイースキダーくらいならいいけど、それ以上のコトバを第三者に聞かれぬよう気を付けてね(笑)
    こちらデビューコミックスとは恐れ入りました。
    絵も素敵で、とても癒されました。ありがとうございました😊
  • 夜をこえて、ふたりで【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

    81

    待ってましたあ!
    ネタバレ
    2025年10月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本にまとまるのを。
    「NEW」が取れてクーポン適用になるのを。
    電子コミック大賞投票70%OFFありがとう!!

    「朝が来たら、ふたりは」大好きなんですけど、私の中で「夜をこえて、ふたりで」はそれを超えてきました。前作でも言ったけどタイトルが綺麗で大好き。レビューのために文字を打ってるだけでも幸せ。ストーリーとも合ってる。今回はちょっと辛い夜を越える必要のある出来事が起こります。

    たっぷり275ページに、当て馬登場でのすれ違い、家族へのカミングアウト、別カップルだけど子ども問題とか、同性カップルの両思いのその先に起こりがちな…という言い方はあれだけど、そんないくつもの山を取っ散らかることなく上手に詰め込んでいます。
    甲斐くんの複雑な心情、すごく丁寧に描いてくれていて共感できるからより切なかったです。結局はプライドを捨てて本心を正直に告げることが早道ではあったんだけど、頭では解っていても勇気要るよね。
    そしていつのまにか甲斐への想いがとんでもなくでっかく育っていた藤井。先輩は、歳上は、スマートでかっこよくいなきゃと嫉妬心を抑えフンッとしていた時も可愛かったけど(本心が違うことがダダ漏れな分)、そんな余裕が無くなるほど甲斐を愛していることに気付き、こちらもプライドをかなぐり捨てて甲斐に向き合った時はもっともっとかっこよかった。
    皮肉なことにそれぞれの当て馬に自分の気持ちを確信させてもらった2人。他にも林さんや料理教室の先生や妹ちゃん、厳しい発言の中にも息子への愛が見える甲斐の父も、この2人の周りにはたくさんのいい人たちがいる。そして2人が彼らの言葉をちゃんと聞ける耳と心を持っていたから、このラストだったんだと思う。またもらいっぱなしじゃなくて、松岡も桐生も2人の言葉で前を向けた(今更だけど彼らは当て馬という言い方は違ったかな、それぞれ恋人いるし)。結果素晴らしい関係だったと思います。彼らも幸せになってほしい。あらゆる場面で温かい涙がこぼれました。最高の続編でした。

    最後に落涙だけでなく垂涎の話。
    いつも礼儀正しくて良い子の甲斐くんの、Hの時の変わりっぷりはどうなんですかどうなんですかっっ!!藤井じゃなくても悶え狂うわ。こちらのシーンもさいっこーでした!!
  • フロムヘブンヘブン

    ほど

    可愛いのだけど
    ネタバレ
    2025年10月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 健気で小動物のように可愛らしい林くんに終始目を細めてしまいました。対して男気溢れる藤田。
    高校の卒業式に林の約1年間の片想いを藤田に告白し付き合い始めた2人の物語です。
    ほわほわした平和な日常BLで、ジェットコースターのように心揺さぶられる話の合間に読むのにぴったりな作品だと思いました。
    ただ告白シーンがあんなにアオハルで、林なんか特にあんなで、藤田はたぶんノンケで、交際後もピュアで…という設定の中、告白の1週間後にセ、、というのだけが解せませんでした。ピュアな設定の2人であるならばセ、、に至るまでのドキドキとか不安とか期待とか、そういう心情に共感したかったなあ。この時間があってこそ結ばれた時キャァァァと共に喜べるのです。個人的な好みの問題だけどここだけが違和感ありました。たぶん天国から地獄、地獄から天国…という林くんの激しく揺れる気持ちを、出だしに描きたかったのかなと想像してますが。
    ここでその本作のキーワード的な「天国」という表現についてなのですが、とても幸せな状況を「天国〜♪」とは確かに私も言います。そういう意味で使われていることは承知の上で、「天国に連れて行かれる」「どこでも天国みたいに幸せ」を連発されると本当の意味での天国を連想してしまい、もしやこの後亡くなるのでは…とか一瞬思ったりしました。私だけですかね(笑)
    絵はとても綺麗で見やすく、デビューコミックスと知って感心もしました。2人の仲良しっぷりにほっこりしたのも確かです。でも良いことなのかどうなのか1巻で充分満足してしまい、2巻はまだ買っていません。読みたくないわけではないし、でも待ち切れないわけでもない、そんな感じ。
    いいね
    0件
  • 藍より愛し【電子限定おまけ付き】

    はなぶさ数字

    再会ラブストーリー
    ネタバレ
    2025年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 英数字先生は読んだことありますが、はなぶさ数字先生の作品は初です。同じ方、でいいんですよね?絵柄が随分違うので驚きましたが、英数字先生だった頃もこちらも、どちらもとても好きです。

    かつて漣太郎の才能を見抜き、サッカーから陸上の世界へ引き抜いた新。
    この時新高校生、漣太郎は中1!しかも平均より体も小さめな漣太郎はどう見てもまだコドモ。漣太郎に恋してしまった新が間違いが起こる前に逃げ出してしまったのも無理はない。手を出すよりマシだったとも言えるが、新に対し当時は恋心とまではいかなくても憧れを抱いていた漣太郎が、自分の前から新が消えたことにショックを受けるのもこれまた分かる。どうしようもないよね、切ないよね。そんな2人が4年越しに再会するところから本格的に話が始まります。

    大学生になった漣太郎は新よりぐんと大きくなっていて、またスプリンターとしても将来有望な選手に成長していた。
    タイトルになるほど、となりますね。
    一方の、言い方はあれだけど漣太郎と陸上から逃げた身の新はBAに転身していた。漣太郎とは違った意味で見た目も随分変わっていた。まあ変わりたがっていたからね。でもちょっとここら辺がうーんってなるんですよね。BAの仕事に没頭している様子でもないし、結局漣太郎を忘れられず寂しさからワンナイトを繰り返し、全てが中途半端というか。立派に成長した漣太郎との対比が何とも…見ていて胸が痛みました。でも同時にそこがこの作品の一番の見せ場であるように思うし、これだけ読者にやるせない気持ちを抱かせるのだから、描き方が秀逸であったのは間違いありません。

    再びタイトルの話ですけど、ちょっともじっている意味まで考えると、愛もまた新より深くなってるってことでしょうか。どっちがより好きかと言い出すのはナンセンスだけど、漣太郎の一途さがこの結末に繋がったのは確か。
    甘々ラストはご褒美ですね〜。先生はことわざがお好き?青菜に砂糖をかけるとどうなるんですかね、やったことがないから分からんけど(笑)、2人が幸せそうで何よりです😊
  • ルームメイト

    佐藤アキヒト

    指先に恋した
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 電子コミック大賞2026ノミネート作品のこちら、ずっとお気に入りに入れておきながら後回しにしちゃってました。

    寄宿学校のルームメイトで片や優等生片や問題児という、お話としては割と王道かと思うけど2人の魅力と色気があまりにスゴイ。まさにパブリックスクール・ロマン。やはり選ばれし者たちって感じがするわね。カイは問題児とされているけど、富裕層としての隠しきれない所作の美しさが問題行動さえも魅力的に映して見えてしまう…。あ、わたし公立中高出身のど平民です。

    家族のことなど詳細は今後明らかになっていくのだろうけど、どうも父親に認められたい一心で勉強し続けているらしいノアと、特に努力せずとも結果を出してしまうカイ。
    カイに惹かれ、でも嫉妬してしまうノアの複雑な気持ち分かるし、とても人間くさくてめちゃくちゃ好感持てる。
    カイみたいな子っているよね、こういう子が自分の才能を鼻にかけるような人間だったら見向きもしないけどカイはそうじゃない。無口(にならざるを得なかったのかな)なカイがノアに見せるさりげない優しさ、笑顔に、私がぶっ倒れました(笑)
    つまりノアもカイも大好きです。

    1巻で重要な役割を担った怪我した小鳥。この子を扱う時のカイとノアの指先の優しさたるや涙出そうになった。特にカイったら、この尊い指先で小鳥だけでなくノアに触れるんですよ。でどうやらこれは天然ではなく計算なんですよ。カイ、おまっ!ってなるよねー(笑)
    猫足バスタブのシーン、なんかもうほんとありがとうございます。1巻はノア目線だったもんで、ずっとノアと共にトゥンク…ドキンドキン…とし続けてきたのだけど、この入浴シーンでドンドコ!になり…ここでto be continuedかい!
    つつつ続きを早く〜〜〜!
  • Life 線上の僕ら

    常倉三矢

    こんなんだったのかっ…!!!
    ネタバレ
    2025年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで何度も目にしていながら、何故もっと早く読まなかったのか私は。
    今胸がぎゅうぎゅうに苦しくて、頬は涙の乾いた跡でカピカピに引き攣っていて、そんな状態でレビュー書いてます。

    序盤は何度も目にした試し読み通り、高校生にもなってこの子らは何しとるねんと笑いから入りました。でも夕希の無邪気さにはたぶん私この頃からやられていました。いつも通りの時間に現れない晃をポツンとしゃがみながら待っているところとか、晃を見つけた時の満面の笑顔とか、素直で健気で…最初に恋に落ちた晃の気持ちが分かり過ぎる。

    2人は共に歳を取っていきます。白線上での出会いが17歳、最後は夕希82歳です(!)
    これだけの年月が経っているんです。そりゃ2人の間にも色々ありました。3話では夕希が可哀想過ぎて「晃っ!テメッ…ざけんなお前っ…!」とこれ以上は書けないような言葉遣いで罵倒した時もありました。
    人を愛する気持ちってこんなにも複雑で難しいものなんだっけ。
    そして歳を取るということのリアル。
    そりゃ私だってもう若くないですから日々漠然と考えているし憂鬱な気分になったりもします。同時に若さって本当に素晴らしいよなと、自分にも確かにあった学生時代を2人に重ね、憧れにも似た気持ちで思い出したりしていました。
    人は同時に死ねないからどちらかが残されてしまう。この2人の晩年期もやはり読んでいて辛かったのだけど、最後病院の廊下の白線を高校生に戻った夕希が跳ねるように駆けていくところ、いやその直前の笑顔のアップで私の涙腺は最後の崩壊をみせました。皺だらけで酸素マスクを使っていた絵から一転、生気漲る夕希の、あの好奇心いっぱいの笑顔が懐かしくて眩しくてたまらなかった。私は天国の存在を信じていないつまらない人間だけど、もし本当にこんな再会が叶うのなら死ぬのが少し怖くなくなる。あそうかだから信仰があるのか。確かに救われた気持ちになるわ。

    読み始めた時はこんな壮大なストーリーが待っているとは思いませんでした。白線踏み外したらサメがー氷剣がーとか言ってる高校生がBLしたとしても一冊もつのかなんて失礼な心配までしていたけど、今は逆にこれだけの話をよくぞ一冊にまとめて下さったものだと感服しきり。
    これはちょっとほんとにすごかった(涙腺とともに語彙まで崩壊)
    この初読み作家様の名を改めて確認。
    出会いに深く感謝します。
  • 長浜To Be,or Not To Be[コミックス版]

    スカーレット・ベリ子

    明太子はよかと?
    ネタバレ
    2025年9月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 鮭も朝食のド定番だけれどもっ

    スカーレット・ベリ子先生、ずっとずっと気になっていたけどこちらの作品でとうとうデビューです。
    皆様のレビューを読んでいると、元来もう少し色っぽい描写が多いのでしょうか。こちら吃驚するくらいピュアッピュアでしたね。
    海辺の街で、名前も湊凪沙と港一颯って。(苗字あってるよね?一緒なのね)冗談みたいに爽やか。
    んで一颯よ、今時の高校生とは思えぬ一昔前の男っぽさがいいね。遠洋漁業で恋人に手紙って(しかも遺書みたいな!)戦時中の兵隊さんのようだ。でも彼は大真面目だから、凪沙のツッコミに声出して笑いつつもジンとしましたよ。
    指が触れて赤くなり、手を握り赤くなり、キスをして赤くなる高3男子。いいっ可愛いっ!なんか安心する。(普段相当なのばっか読んでるから?笑)
    絵もとても綺麗で見やすく、コマ割りは大きめでお洒落で美しく、映画を見ているように感じました。
    一つだけ、タイトルの意味を考えたとき有名な日本語訳だといまいち意味が分からなくて。でも調べたら他にも様々なニュアンスがあると知り納得した次第です。
    これはこれで大満足だったけど先生の他の世界も見てみたいです。気になる作品が2つほどあるので次はそちらを読もうかと。
  • ラブネスト

    南月ゆう

    シリーズ3作目
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まだ「ラブネスト2nd」「エンゲージ」は未読ですが、これまで読んできた同シリーズの中でこちらが一番読み応えありました。

    登場人物も多かった。真理江と彼女。恒生。有村と要祐はすっかり安定したカップルとしてちょいちょい登場。カフェバーのマスター、そしてナル!何と言ってもナル!この魅惑たっぷりの男は主役2人と同じくらいの存在感がありました。(だからエンゲージが楽しみ過ぎる)

    穂積と旭のそれぞれの過去。穂積チェンジワールドではなかなかの憎まれ役だったけど辛い別れがあったのね。というかあなた別人ね(驚)。読む前に作品情報で「几帳面な匡人」と書かれていたことにまず「?」となり、読み始めたら本当に本作ではそういう人格で描かれていた。旭と対比させる為だったのかなと思いつつもチェンジワールド通ってきた者としては最初は違和感ありました。しかもめちゃくちゃ泣き虫だし乙女じゃないですか。要祐の上を行くんじゃないの?彼のそういう面を知ってからは、要祐に絡みに行くたび「ふふん」と笑わせてもらったわよ(笑)
    旭はもう…ナルの言うように幸せになってくれなきゃ困る!と私も思った。心許した人の前で穂積が大泣きしたように、旭にもそうして欲しかったなあ。穂積言うところの浄化作用というやつ。でも岩みたいに凝り固まっていた旭の心を穂積は確かに解かした。この2人を引き合わせたナル…ほんとに何者?恒生との会話の中で「僕は神サマじゃない」と言っていたけど、私には預言者に見えるよ。

    旭の建築士って仕事もよかった。この物語にかなり効果的に絡んでくる。
    Hシーンはよくよく考えると回数は多くないのよね。だけど濃厚。穂積がとんでもなくエロいもんで印象強過ぎ。
    上下巻通して山あり谷あり、途中かなり泣いたし読後は心地よく疲れました。評判良いのが納得です。すごくよかった!
  • チェンジワールド

    南月ゆう

    ダメ押しの恋だわね
    ネタバレ
    2025年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ サヨナラゲームの続編です。
    既に次(=ラブネスト)を意識してる?穂積ご紹介の為の作品?なんて思ってしまった。
    ラブネストのあらすじとレビューをチラ見しちゃったもんで、穂積があれこれ意地悪しかけてきても私はあまり動揺しなかったです。だけど先輩はそうはいかないわね(笑)それだけ要祐のことが好きで好きで堪らなくなったってことだから良いのではないでしょうか。当て馬と海外赴任によってギクシャクする2人だけど、全くハラハラすることなく読みました。その点ではサヨナラゲームの方がドキドキしたな。何せあの頃は、これから始まる2人だったからね。
    チェンジワールドは正直上下巻使う必要あったかなとも思うけど、先輩の嫉妬と独占欲をたっぷり見られたのでよかったです。要祐も遠慮が無くなって、この2人はもう大丈夫と確信できました。安定したピンクとハートの世界でラブラブでいてください♡
    さて私は次はラブネストで翻弄されてきます(?)!
  • 天使のうた

    西田東

    魂持っていかれそうに…
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前島で(熱く)お勧め頂いた作品。ようやく読めました。
    何から書いていいやら…とんでもないもの読んじゃったなと。

    「音楽なんかあてにするな」と言うクリス。
    彼を見ていると、同じく音楽を心から愛しているだろうにクリスよりもっと強い言葉で「音楽なんて◯◯だ」と言い放ったアーティスト2人が思い起こされ、そのうちの1人がクリスと被って仕方なかった。同じ名前の仲間もいたし。西田先生にその意図はなかったと思うけど。

    こんな激重テーマを最後まで読むことが出来たのはやはりミシェルの存在よね。彼も相当辛い思いを経験したけど何であんなコミカルなんだろう。同じことがアレックスにも言える。なんならクリスにも言える。皆、自身が負った事実だけを見ればいつ潰れてもおかしくないのに、3人の強靭な精神力には感服する(ひいては西田先生の筆致)。それでもクリスの闇深さは誤魔化そうとしたって到底無理なほど壮絶で、2巻はもう言葉を失いっぱなしだった。

    最後の最後までこれはどうなってしまうのとページを捲るのが怖いのに止まりませんでした。特にミシェルとの情事の際のことは、毛細血管破れるんじゃないかってくらい私の目は見開かれました。呼吸も浅くなったしちょっと待って嘘でしょと。
    いつもピンチの時にミシェルに降り注がれる優しいマリーの声。彼女もミシェルにとっての天使ですよね。

    クリスこれまで一人でよく頑張った。彼の生い立ちを思えば逆によくぞアレックスを守ってくれたと抱きしめたい気持ちでいっぱい。それがアレックスにも伝わっているのが何より嬉しい。悪夢の連鎖を断ち切ってくれてありがとう。そして今は1人じゃない。ミシェルありがとう。
    正直言ってこんな希望的なラストを迎えられるとは思っていませんでした。先生他の結末も用意していたとかありませんか?私は覚悟してましたよ。それはそれで作品としては傑作になったと思う。でもやっぱり幸せな気持ちで終わるのが一番嬉しいから西田先生ありがとう!
    読後いても立ってもいられず感情の赴くまま書いたもんで読み辛いレビューになっていたらすみません。
  • サヨナラゲーム

    南月ゆう

    サヨナラゲームまでのドラマ満載です
    ネタバレ
    2025年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あちこちで評判の良いラブネストを読んでみようと思ったら、あらスピン元があるのねじゃあそちらを先にと思ったら、更にその前の本作に辿り着きました。

    あーん涙がポロポロこぼれましたあ。
    話としては王道だけど薄っぺらくない。ストーリー展開に無理がない、かつ丁度いい広がりと深さがある。
    キャラはありきたりな動きをしない。特に先輩の心の動きがリアルで、その描写が見事だと思いました。自分でも気持ちがはっきりしないまま要祐に手を伸ばした時の、何とも言えない不安定さ。でもそうせずにはいられなかったという気持ちもビシビシ伝わってくる。交際後は随所で要祐とのズレを感じるところ。それは失言となって度々露出する。皆で食事をしていた時の発言のことを言っているのではありません。むしろあちらの方が考え方によってはマシと思えるくらい(嫉妬から来る失言だと先輩自身が気づいているから)。私があー…と思ったのは、例えば「(母に)まさか俺たち付き合ってるって言えないもんなあ」というような悪気ゼロの部分です。この言葉がどれだけ要祐の胸を抉るか夢にも思わない、そんな描写がものすごくリアルでかつ切なかったです。この直後の要祐の表情が忘れられない。
    そういうのが積もり積もった結果の要祐からの別れ話とその後の先輩の胸中は涙なしには読めず。でもこれはね一旦別れて正解だったと思う。さあ先輩再度自分の心と向き合え。最初は何だこいつはーっ!と思っていた妹が、ベソベソする兄貴に実に響く言葉を投げてくれた。グッジョブ。
    タイトルが活きてますね。勝負は9回裏2アウトから!走れー追えー盗塁王!
    …………
    はいタイトルのサヨナラゲームそのままです。盗塁成功😁大逆転〜!
    私"蜜月期"で、これから会えないかという要祐の誘いにパアアッと喜んでもちろんと答える先輩を見て何とも言えず嬉しくて。交際初期同じ質問に先輩はどう答えたか覚えてますよね皆さん。グッときませんか。
    これ私セ、、がなくても大満足だったと思います。ありましたんでありがたく頂戴しましたけど〜(笑)
    全てを心から堪能いたしました。言うまでもなく有難過ぎる大幅値下げ+クーポンのこの機会にチェンジワールドとラブネストも購入しました!
    と思ったらこれまたあちこちで目にするエンゲージがスピンオフになるのですね。値下げは続行中だけどクーポンが無い。ギリギリまで悩むとします。嬉しい悩みです。
  • ちょっと待とうよ、春虎くん

    あめきり

    暫定レビュー →星の数変えます
    ネタバレ
    2025年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この総レビュー数。星も1から5まで満遍なく。好き嫌いは置いておいて、間違いなく話題作と言えますね。
    あめきり先生好きでこれ以外は読んでいました。こちらの作品だけ長いこと躊躇っていたのは、イジリが大の地雷だからです。でもレビューをチラ見しまして、1巻はともかく2巻でかなり希望が持てそうで、他所様ですが100円で購入できたのもあり、とりあえず1巻を読みました。

    うううやっぱり揶揄いキツイ。君ら毎回同じことしか言えんのか、一人くらい庇ってやる人はおらんのか。お、だいちゃんがそうなのかな?と思った矢先の出来事に、怒りというよりショックを受けてしまった。
    春虎とスイが吃驚するほど早く両思いになったもんだと思っていたけど、この作品は恋の駆け引きを楽しむというよりは、性的マイノリティにおける悩みや葛藤をより強いテーマにしているようですね。先述のスイを揶揄う奴ら然り、それを笑って誤魔化す悲しい術を身につけてしまったこととか、2巻では親へのカミングアウトもあるようだし。
    というわけで私が1巻で一番違和感感じた春虎がスイを好きになった経緯も、春虎はバイなのか?(でなきゃ無理あり過ぎる)という疑問も、問い詰めるのは野暮ということですね?最初春虎があまりに距離詰めてくるんで、こんな思わせぶりなことばかりして「そんなつもりじゃなかった」とか言い出したら許さないと思っていたけど、さすが恋愛モダモダ話じゃないこともあってかそこは何の問題もありませんでした。
    1巻だけの感想ですが、やはりモヤモヤの方が多くてあまり楽しめなかったです。スイに対しては単純に可哀想だなって。自己防衛のためのマスクも常に糸目で笑っているのも。ヒーローのはずの、タイトルにもなっている春虎くんが気の毒なくらい私の中で印象が薄いです。そういうの全てすくい上げてくれないかなって2巻にすごく期待しています。どうか星の数書き直しに来れますように。

    ★来ました。2巻読みました。泣いた。もう字数ギリギリだから一番言いたいことを。誰が何と言おうとスイが好き。応援する。
    タイトルがあまりピンとこないこと&冒頭ワラワラ集まってくるガキモブたちにムカムカはしたけど、それ以上にスイの頑張りと春虎のいい男っぷりに感動した2巻でした。何が起きても拗ねず諦めず一途にスイを愛し続けてくれてありがとう😢
    先生星の数変えさせてくれてありがとうございました!
  • クールなふたりは見かけによらない

    道雪葵

    BL脳には困ったもんで
    2025年9月5日
    とても面白かったです(ええ語彙を失くすほどに)
    1ページの2コマ目で爆笑してから笑いっぱなしでした。
    見た目は万能感たっぷりの2人のポンコツさ。
    社長も多田野くんもいつも大真面目な顔つきだし、心の中でもこれほどまでに一生懸命に色々考えているのにねえ…(また思い出し笑いが)
    でもねただのポンコツだけだったら2人ともこんなに愛されていないんですよ。性格が実に素直で、周りに迷惑かけたくないから頑張ろうとしていて、こういう人は応援したくなりますよね。

    ところで私は普段BL界隈にいるのですが、この作品はそうじゃないよと分かっているのにまず表紙で「どっちがどっちかしら♡」と当てようとしたり、1話終わるごとに「いつくっつくんだろうー♡」って思ったり、猪狩さんが出てきた時は「彼が当て馬かしらん♡」とか…その度に「違う違うんだって」と1人突っ込んでいました。毎回本気なのが我ながら怖い。

    これからも素敵な作品を見逃さないよう視野を広く持ちたいと思います。
    無料作品マラソンありがとうございましたー!
  • 心情呼吸

    四宮和

    雰囲気漫画…かな
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 四宮先生の作品を読むのは初めてです。こちら初単行本なんですね。
    ゲイの高校教師奈良と、彼に想いを寄せる生徒生田。
    ゲイであるがゆえ学生時代に辛い経験をしたということも、怪我によりスポーツ(今作はバスケ)への道が断たれ落ち込んでいる時に接触してきた先生に特別な想いを抱き始めるというのもよくある設定。生徒からのアプローチが強く、教師という立場や過去のトラウマなどですぐ応えるわけにいかないのも、諸々卒業を待つのも、教師✕生徒の王道中の王道という感じです。設定上秘め事が多いので切なさがあって、そういう雰囲気は好みです。
    ただこちらは最初からもう先生まんざらじゃない感じだったから、時間だけの問題かと思いながら読みました。だって答案用紙での告白に(これもすごいですよね、リスキー!)「期待なんかしたらバカを見る」と思ってる時点で、え嫌がってない…(笑)って思ったから。
    で本当に時間だけが流れていく感じです。ターニングポイントとか何も起こりません。卒業式の日、待ちきれなかったお2人学校でいたしてめでたしめでたしです(笑)
    少し絵が稚拙で「ここどこだろう」とか「これ何だろう」と思うところはありましたが、人物の表情は色気があってよかったです。
    教師生徒ものとしては心穏やかに読めましたが、もう少し起伏が欲しかったかなという気持ちがあって星1つ減らしました。
    いいね
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  • マイペースと歩く

    三本阪奈

    キュンが止まらなくなる予感120%
    2025年9月2日
    というかもう既にキュン始まっております。
    99%BLの私のレビューで青年漫画のジャンルは初かも。
    というか青年漫画ほとんど未知の世界なんで分かってなかったけどこんななんですね、何なら少女漫画と同じかモノによってはそれ以上にピュアでキュンキュンするではないですか。加えて笑える。高橋と新田の相合傘のシーンは声出して笑ってしまった。ジャンルに囚われるのは損ですね。新しい世界が広がり嬉しいです。
    中学生という難しい時期。一気に◯十年前に連れ戻されたかのようなリアルさを近藤さんに感じました。作中登場した主に4人みんな大好きです。友達になりたーい!
    いやちょっと待て…高橋とは付き合いたい…かも…キャ(きもい)
    高橋のメガネの下が、少女漫画(じゃないけど)定石の美男子じゃなかったとしてもたぶん好きになる。普段のマイペースぶりも橘の言う通りカッコいいと思うし、こんな男子がまさかのギャップを見せてくれたとしたら!た…堪らんっ!かも!(きもいな私)
    これは続巻が楽しみ過ぎます。
    タイトル通りマイペースにでいいので青春する可愛い彼らを見守りたいです😄
  • あっくんとまーくんPINK1~3再録完全版

    sunoma

    イチャラブ〜!最高です!
    ネタバレ
    2025年8月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お付き合い編ずっと見たいと思っていました。
    結論から言うと大満足です。
    H総集編というだけあってH多かったです。こういうの作品によっては途中で胸焼けしたり飽きたりすることあるんだけど、こちらはそれがなかった。やはり話として面白いのと、2人のキャラがとても魅力的だから。

    まーくん10に対し1くらいしか喋らないあっくん。喋ったとしても単語というかカタコトというか。もうそれだけで面白い。たまに吹き出しが多いとそれはそれで面白い。まーくんにキュンとするたび、言葉の代わりに耳と尻尾が生えてピコピコ揺れます。あっくんはまーくんの横にいるだけでおそろしいほど可愛くて面白いです。それでもそのクソデカ感情をそんな無口で処理しきれるのかと思っていたけど、いやあ今回カラダで語ってましたわあ。

    まーくんは前作から思っていたけど見た目に反してかなり男らしい。前回のレビューで書き忘れたけど、告白が彼からだったことが私の中では好感度爆上がりでした。今回はあっくんのバイトに関して又聞きしたことを、時を置かずにしっかり本人に確認するところとか。それに対しあっくんも正直に答える。そうすることであっけなく誤解は解け悩み解消。こんな簡単なことが出来ないばかりにすれ違いや煩わしい事態になる…そんな漫画をどれだけ読んできたことか。この2人はウジウジしていなくて、見ていて実に気持ちがいいです。
    またHの時のまーくん…最高でした。sunoma先生の絵は線が粗めでちょっと雑に見えるかもしれないけど、そんなのが全く気にならなくなるほど表情がいいです。普段はあっくんは言わずもがな、まーくんもいつも冷静な目をしていてあまり動きがないけどそれが味になってる。と私は強く思っている。それが今回のセ、、では、まーくんなんっって表情をしてくれるの。やはり引き出し多い先生だわ。こんなトロトロのお顔されちゃあっくんがこれでもかとカラダぶつけてくるのしゃーないわ。無口な彼がたまらず漏らした「好き」「好き」「好きだ」、っかー!萌えました!
    無表情な大男が光るカチューシャビカーっとさせて笑わせてくれたと思ったら、一生懸命バイトする理由に泣かされ。やばい亜蘭めちゃいい男。この2人の今後、ずっと見ていたい。
    ゲリラ後のポイント激減りで購入迷いましたが、今日までの値下げに我慢が出来ませんでした(結果大正解)!
  • リンゴに蜂蜜

    秀良子

    ああやっぱり好きだ秀良子先生
    2025年8月29日
    尊敬申し上げる秀良子先生の10年以上前の作品。
    この頃から既に世界が出来上がってたんですね。
    絵もあまり変わってない。
    最近セリフとモノローグが多い説明的な漫画を読んだばかりだからか、秀良子先生の余白を読ませる感じ、実に気持ちよく堪能させていただきました。

    表題作+他1作
    やはり表題作がすごくよかった。
    夏樹の(髪切った後の)ビジュがめちゃ好みです。
    過去の出来事により人生に期待することなく気怠い感じも、コマノと出会ってからは新しい世界に怯えたような、でも完全には幸せを諦めきれずにおそるおそる進む感じも、この上なく人間味があってほっとけない。コマノみたいなぐいぐいタイプが合ってると思う。ただの無神経男ではなく、ほんとに夏樹を好きだからね。
    続編の「彼のバラ色の人生」が準備万端でスタンバってます。タイトル希望に満ちてますねー楽しみです。
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