モーニング掲載時に読んでいたお話ですが、時々見返したりします。それくらい素晴らしい本です。
内容は現実離れした話であるようで、実は今の世の中をよく象徴しているお話だと思いました。
誰もが持っている劣等感や心の邪な思い。けれど人は理性や愛やそ
の他いろんな道徳心があるからこそ、自分の感情を抑えたり留めたりすることができるわけですが…イサクは違う。愛を知らない彼はただ欲望、自分の本能のままに突き進みます。思い通りに行かなければ壊すまで。
こうした兆候はこの世界でも見られるのでは？
彼だけでなく、他の人物からもいろいろと考えさせられるお話でした。
難しいようで、スゴく人間の根本的な部分を描いたお話だと思います。そんな中やっぱり愛はすべての人間の基なのだな、と思いました。
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