このレビューはネタバレを含みます▼
ビターでした。
相手に期待しては思うようにならず無視したりと、ある意味高校生らしい恋愛です。
今どき溺愛系ヒーローが多い中で、最後まで一貫してビターないおーが際立ってて、表情もいつもアンニュイで魅力的でした。
しかし、この恋は苦く終わる可能性がとても高いでしょう。私ならこの人の視界にずっといられるかも、いつか大好きになってくれるかも。
そんな夢は叶わないと歳をとった大人にはわかります。
それがわかっているからこそ、最後、一瞬の希望をみた場面にすごく切なさがあります。
キュっと胸をつかまれて、主人公の恋がうまくいけばいいなと苦い後味がある作品でした。