それまで、好奇心から性の世界に足を踏み入れいろいろな世界を遍歴してきた主人公。74巻では、一時的なパートナーと情愛を交わしたあとで、たんたんと「〜もする友達なんだ」と、相手のことを認識する。この一コマで、主人公が自らの性欲やそれとの付き合い
方、また臆病でなくてもよく貪欲でなくても、また潔癖でなくてもいいと言う自分の性欲との向き合い方を率直に受け入れ認めているように感じられた。
実はビルドゥングスロマン。
感動というのとはちょっと違うけど、主人公が自分に素直になることができている感じがして、とてもよかったです。
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