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リボンタイの学生が好きなので読みました。
イギリス(多分)の学校が舞台の群像連作。BL的な話もありました。
雰囲気は悪くないものの、設定の甘さを感じました。舞台となる学校がどういう位置付けなのかがはっきりせず、キャラク
ターの性格にも些かブレがある気がします。あちこちで「?」ってなってしまって、入り込めませんでした。
女子もちらっと出ていて、全部同じ学校が舞台なのかも定かでない……。群像劇は、普通の話よりもガッチリめに諸設定を組まないと、キャラクターの絡みに作者の自己満足が強くなってしまう気がします。
『座らない男』(8p)が短いながらもわずかにファンタジックで良かったです。他の話との絡みも少なく、独立した話として読めます。これには星4つ。
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