初めての作家さん。前から気になっていた作品です。
上下巻通して、幼馴染のピュアで一途な恋心が大切に描かれた可愛らしいお話でした。
10年以上前からの幼馴染で現在大学生のハルとイツキ。
持病のあるイツキの世話を焼きながら、長い間ずっ
と胸に秘めた恋心を抱えているハル。急遽ハルの家に1週間イツキを泊める事になりハル目線でお話が始まります。
イツキを組み敷く事を何度も夢に見るほど限界まで想いが膨らんでいるのに、今の関係を崩すことが怖くて何も出来ないハルが切ない。
近いからこそ踏み込めないもどかしさに焦れ焦れしながら進む下巻で、おお！と一気に急展開。
ここからイツキ目線のお話へとシフトするのがすごく良かった！
横並びにして見る表紙も好きで、泣いてるのがハルの方っていうのがまたグッときます。
初めてのエチは朝チュンでしたがちゃんと番外編でエチの描写がありました。
長い長い片思いがやっと実った事をお互い相手の体温で実感するような、幸せな初エチ。
描き下ろしのチクビの話のイツキが可愛すぎた笑
今まで過ごしてきたかけがえのない時間を、これからもずっとずっと一緒に積み重ねていくんだろうな、と思える幸せ溢れる2人で優しい読後感でした。
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