心は自分の中にあるのに、その心模様に気づくのはずっと後だったりする。兄弟ものは、自分に置き換えるとトリハダですが、他人事として覗き見るには興味深いです。苦しくなりすぎず、後ろめたくなりすぎず、それが良い。色んなカテゴリーが入ってるけどごちゃ
ごちゃせずに読めました。こういう表面をさらーっと掬ってるような作品ってぼんやりしすぎて何も残らないことも多いけどちゃんと余韻の残るお話でした。暗い話なら、十二月十二日に二人であの森に入っちゃえばいいのにと思いました。最後のシーンは最初その日かと思ってたので。猫耳眼鏡も良きです。
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