BLマンガ

1巻完結

いろごとセラピー【電子限定ショートストーリーつき】

碗島子

（4.6）投稿数130件

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作品内容

銀行員の拓には自傷癖がある。振るわない営業成績を少しでも挽回しようと手首を傷付けながら客のセクハラに耐えていたところを、画家の小雨に助けられる。小雨は拓の手首を手当てをしながら、もっと気持ち良い方法で傷付けたらいい、と唆してくる。なぜか彼の手を拒めず、拓は支配され恥ずかしい姿を晒すことに快感を覚えてしまう。「またおいで」二度と会うつもりはなかったのに、ストレスに襲われると小雨を思い出してしまい…。電子限定ショートストーリーも収録!!

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完結

電子限定特典

奴隷･調教(BL)

リーマン(BL)

詳細

簡単

1巻から｜最新刊から

作品ラインナップ　全1巻完結

いろごとセラピー【電子限定ショートストーリーつき】

700pt

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

リーマン(BL) / 奴隷･調教(BL) / 電子特典付き

作品タグ

：クセが強い / ソフトなSM / 幸せな気持ち / 独特な世界観 / 絵が綺麗 / 綺麗な顔 / 顔がいい

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：心交社

雑誌・レーベル

：ショコラコミックス

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2021年3月31日

ファイルサイズ

： 117.3MB

※本作品はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi環境でのご利用を推奨いたします。

出版年月

： 2021年3月

ISBN

：

9784778131272

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

いろごとセラピー【電子限定ショートストーリーつき】のレビュー

平均評価：4.6 130件のレビューをみる

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高評価レビュー

vam さん

(女性/～9歳) 総レビュー数：1872件

「おいで」ってキュンとしますよね

前作『鳴けないトヒコ』で泣かされましたが、感動作があると、次回作へのハードルが上がっちゃうんですよね。で、実際読んでみると、なんかピンとこなかったんです。時間置いて、もう一度読んだら良さを再確認…眠かったからかなぁ。
毒親の元で育って寄生されたら、自分の存在意義を確かめずにはいられないと思うんです。崩れそうで脆い心も、自傷行為で強いと暗示をかけて自身を保つ。それは家庭内に限らず、仕事上のストレスも同じ事が言えますね。誰にも甘えられない、頼れない孤独もまた拍車をかけてしまいます。その苦しみを快楽と共に解放させた小雨。一瞬で拓を見抜いたのでしょう。小雨もまた親に認められないから。拓を解放させる事で、自身に重ね合わせていたのかもしれないですね。二人が出会って、上手く合った大きな奇跡。「おいで」は魔法の言葉のようです。解放されて、自分を取り戻すために誘う魔法の言葉。うん、いいです！「腑に落ちた」もなるほどです。言葉の使い方が魅力的ですねぇ。
結果幸せそうな二人に、安堵しました。
エロもがっつり、碗先生の世界観を堪能しました。
カバー下の漫画高井くんが面白いし、あとがきがめっちゃ面白かったです。表紙絵の経緯にそんな事があったとは(笑)やっぱりいい、碗作品。

9件

2021年4月1日

:::::::: さん

(－/－) 総レビュー数：656件

黒髪眼鏡が従順に乱される（癒される）

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 序盤の早急さに「ええ！？」となりつつ、初めから、お互いの精神的SM（個人的にはドミサブの方がしっくりきます）の性癖に嵌っちゃってたんだなーと思ってしまえば納得です。作品紹介で「自傷行為」とあったので、痛くて重いのを覚悟していましたが、そこは、ヘビーになりすぎなくて読みやすいです。とは言え、拓の心の中はとってもストレスフルで今にも折れそうなのに、「自分は強い」と言い聞かせながら手首を傷つける様子は痛々しいし、幼いころから親にも理解されない認めてもらえない小雨さんの満たされない気持ちも切ない。そんな２人が出会って、お互いの言葉が腑に落ちて体に馴染んで癒される。お互いにとって、まさにセラピー。小雨さんに痛みよりずっと良い刺激を与えられて乱れる拓と、拓の言葉に鼓動を大きくさせたときの小雨さんの表情がたまりません。あと、友人くんの商才がすごい。官能小説書けそう笑。実は、１回読んだだけではピンとこなかったのですが、読み返すと「この２人いいなー」と好きなCPになりました。単純に黒髪眼鏡が好きというのもあります…。

12件

2021年3月31日

ピカニキさん

(女性/－) 総レビュー数：1704件

ユルい変◯画家×ストレス過多のMリーマン

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 銀行の営業•奥山拓が営業相手から身体を要求され困っているところを見知らぬ青年が助けてくれます｡思うように契約を取れないことや人より容姿が整っていることで職場でも営業先でもハラスメントを受け､家では母子家庭の母親に金を請求され､拓は自傷行為でなんとか自分を保っているのでした｡青年•田原小雨はそれを見抜き､手当てしてあげると拓を自宅に連れ帰ります｡画家だという小雨は怪我の手当てしながらするりと拓を抱き込み､拓はされるがままにイってしまいます｡それは不思議な解放感で､拓は小雨のもとに通うようになります｡そんな拓に小雨は食事の用意をしてくれたり､拓だけをイかせて自分はいいと言ったり､エロだけが目的のようでは無く､拓は自分が楽になれるように小雨にも楽になってもらいたいなと考えるようになるのでした｡タイトル通り､苦しい現実に抑圧された自我をエロ行為で解放してゆく過程が描かれます｡小雨もまた､拓との関係を作品に昇華させます｡お互いに唯一無二の相手である小雨と拓の､重くてエロくて甘い不思議な後味の作品でした｡

3件

2024年7月4日

CIL さん

(女性/40代) 総レビュー数：83件

【特濃】セラピーSM

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ どえちでした。大変よかったです。肉体的に痛そうなSMはあまり読まないのですが、こちらは読んで正解。マジメ銀行員がMに目覚めていく姿......痛々しい表現はないけど精神的にじわじわ支配されていく様子がたまらなかったです。お互い望んでSM関係となったので、読んでいて安心感がありました。まさにセラピーSM。でもどえち。あまり他では見ない擬音表現があり、えっち最中の臨場感や色っぽさに拍車がかかっていたのかなと思います。あと受の堕ちてく顔は本当に良かった。攻めが夢中になる気持ちがわかる。一方で攻めといえば、何となくふわふわした人物なのに人の心を掌握し誘導することに長けていて、底知れぬ支配者感がありました。なのにディーラーやってる友人とは高校生みたいなやりとりしてて可愛い。SMは興味あるけどちょっとハードルが高いなと思ってる方にぜひオススメしたい作品です。

3件

2021年4月1日

vallet さん

(女性/50代) 総レビュー数：60件

極上SM

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ プレイとしてではなく、人生まるごと囲い込みSM。昔一冊の小説に出会い、奉仕型SMというものがあることを知りました。マルキドサドの描いた世界から、この現代でここまでサドマゾを題材とする作品の裾野が広がったかと思うと感慨深い。きっかけは傘。母親との関係や勤務先での立場から、感情に巻き込まれないよう「自分は強い」と暗示を掛けながら生きる銀行員。その銀行員の自傷行為をあざとく見付け、間髪置かず「自分のもの」として認識した、画家の特有の嗅覚。先ずは大きな箱に入れ、貴方は貴方の意思でというスタンスは崩さず、箱を少しずつ小さくして獲物を落としていく。代替の快楽や言葉を与え、銀行員に自らの足で踏み込ませるプロセスを踏む。この世界観のメインに若い世代を据え置くことで、こんなにも新しい。

2件

2021年4月1日