作者様買いです。内海ロングのお名前で出版された作品は、これを含めて一通り紙媒体で購入しました。『偏愛ディテクション』で泣き、以来追いかけてます。改名される前のロングで出された作品も、読みたいリストです。
はぁ、やっぱり内海作品泣かせま
す。あったかい。
読後感が幸せで胸いっぱいにしてくれます。
組の解散で、行く宛のないヤクザ・廉太郎。仕事も棲み家もなく、ただあるのは『拳』と背中の入れ墨だけ。
フラッと降り立った田舎町で出会った野生児・銀。
なぜか、ガッチリ懐かれて…
もぉ、銀がたまらん可愛さですぅ。大学生にしては幼く、本能のままに動いてるような銀。何物にも染まらず、真っ直ぐでまっさらな心。生い立ちや過去を背負いながらも、伯父の愛情を受けて素直なんです。自分の能力を見極めた夢も素敵。
そんな銀を知るにつれ、世界の違う穏やかな感情に触れる廉太郎。もうヤクザではない。凶器にもなる拳の力を封印し、まっとうな道に戻ろうとする廉太郎が男の中の男で、カッコいいったら♪それもこれも銀のため。大切に思う廉太郎にキュンです。
惹かれ合う二人がすごく素敵で、真っ赤に恥じらう銀が可愛くて、愛しくて。
銀のお兄ちゃんも、秀二さんも、シゲさんも、みんな銀を心から愛してて、泣けてしまう…温かい家族がそこにある。シゲさんが我が子のように溺愛しているのもいいなぁ。
結ばれて、幸せ感じて、泣けてしまう廉太郎にもらい泣き。
ホントに素晴らしい作品です。エチもいい。
秀二さんとシゲさんCPも気になるところです。スピンオフあったらいいなぁ。熱望します!
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