まるで自分の家族を見ているような気持ちになりました。私は長女なのですが、弟は何をしても許される中、私は「女の子なんだから、やって当たり前」「男の子はお手伝いなんてできなくてもいい」と言われ続けてきました。その結果、現在弟は母への当たりもきつ
く、暴言を吐くようなこともあり、私に毎日のようにLINEで愚痴を言うくせに「でも、優しいところもあるのよ…」と最後には庇うのです。
私は結婚して家も出て、今は優しい旦那と暮らしています。父、母、弟の間に何かいさかいごとや、事件があるたびに連絡がきますが、正直、知ったことではありません。
あなた達が甘やかして育てた結果、息子は父親と同じような性格になり、そのツケが回ってきたのだと思っています。
大学まで出してもらえて、私は私で容量良く立ち回ってきたところもあり、この主人公のように、母親から常に辛く当たられてきた訳ではないのですが、「お母さんの人生なんだったんだろう」「家族に尽くして、本当にそれだけやったわ」などと言われると、「じゃあ離婚してお金もらって、自立して自分の人生を生き直したら良い」という私のアドバイスは、スルーされています。きっともう社会にもう一度出る、自信も体力も残っていないのでしょう。
母の幸せはもちろん願っていますが、将来的に私が同居をするつもりはありません。
そんな自分に罪悪感を感じることもありますが、この主人公のように適度な距離感を持って、お付き合いしていけたらいいなと思いました。
スカッとするし、共感できるところも多く、自分の子供への接し方も改めて考えさせられました。
本当に読んで良かったです。
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