人類が陽人と陰人の2つに分けられた世界で、兄のヘヌルと妹のハランは先祖も親も姓もなく転々として暮らしていた。陰人として生まれたことにより、ヘヌルは戦場で功績を立てるも認めてもらえず、妹は嫁の貰い手がいなかった。ある日、ヘヌルがお金を稼ぐため”天の国の者”に会いに行くと、出された条件は「陽人の子供を産むこと」だった。この条件をのんだことを妹に話し、そのまま失踪してしまったヘヌル。兄を追う”天の国の者”から逃れながら兄を探し始めるハラン、その先で出会ったのは・・・?
青く長い夜に【タテヨミ】(50巻完結)