言語学者のいおりさんと、出戻り女中のきぬさんの戀のお話。
「戀」=恋と書くのもいい。
いおりさんは言語学者さんなんですがなかなかのコミュ障wです。が、彼が発する言葉にがとても誠実でそのままストレートに心に響きます。
それ、殺し文句っす
。
と、のちに出てくる女中のイトちゃんなら言ってるに違いない。
ちょい枯れ気味の純情で純粋なイケオジ言語学者は乙女を殺しにかかるなww
彼の2回目のプロポーズ(勝手にそう思ってます)が読んでいて涙が出てきてしまうほどあたたかくて情熱的で誠実でなかなかお目にかかれない愛の言葉です。
降ってわいた縁談で突然結婚することになってしまった二人ですが、お互いに誠実で好感以外の何ものもわかないです。
二人の心の距離が少しずつ縮まる様も丁寧に描かれていて、決してドラマチックなストーリーではなく穏やかに涸れることのない川のようにたっぷりとした愛情のお話になっています。
描きおろしが本当に素敵で!
あたたまります。
初読み作家様。
普段はTLメインなのかしら。
だとしたら一線を画した少女マンガなんでしょうか。
大満足でした。
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