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BLマンガ
ライオンハーツ【単行本版】
1巻完結

ライオンハーツ【単行本版】

920pt/1,012円(税込)

会員登録限定70%OFFクーポンで
276pt/303円(税込)

作品内容

これは2匹のライオンの物語。


「好き」って気持ちからは
どうしても逃げられなかった――。


小さい頃に結婚の約束をした
幼馴染みの礼央と獅子丸。
しかし、男の子同士は”いけないこと”と教わり、
その気持ちに蓋をしたまま時は流れて、
あれから10年――。
高校生になった2人は別々の学校に通っているけど、
帰り道はいつも待ち合わせ。
ともに過ごすその時間が1日の中で一番の幸せだった。
でもそんなある日、
女子と歩く礼央を偶然見かけてしまった獅子丸。
ずっと見ないように蓋をしてきた気持ちが騒めきだして……。

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

レビュー

ライオンハーツ【単行本版】のレビュー

平均評価:4.7 156件のレビューをみる

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高評価レビュー

弱くて傷ついた、勇敢な魂を讃えたい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 数年前に他サイトにて連載作品の更新を楽しみに読んでいました。ある時更新されなくなって(6話までは読んでいました)、続きはどうなってしまうのだろう…と、とても気になっていた作品でした。この度の単行本化、本当に嬉しく思います。
7話以降を知らないままでしたので、途切れていたところからの二人をどう立て直されるのか(あるいは立ち直れないエンディングがあるのか)、不安な思いも抱きつつじっくり読ませていただきました。

対照的なふた組の親の描写があります。
礼央の方は包み隠さず何でも話していて、親も柔軟な対応ができる人。
一方の獅子丸は…。
以前読んで、途中どうしても許せないセリフがあって…当時も憤っていたのですが、やはり今回もモヤモヤしました。
真宮家はお兄ちゃんフリーダムだけど、兄弟仲も良好でいいんです。それなのに、なのに、おかん!
手が掛からなくて助かるなんて言われて育てられた子は、手が掛からないように気遣いながら生きようとするんです。獅子丸がちっちゃな頃から、ずーっと自分の価値観を押し付けながら育ててきたでしょ。クラスの子を平気で問題児なんて言う教師も信用できない。
獅子丸の心が弱いのだとしたら、そんな風に押し付けられた価値観と自分の本当の気持ちとに板挟みになってしまったからに他ならない。
作者の三田先生も、なんで2人だけが頑張らないといけないのかと、途中から腹が立ってきたと書かれていましたね。もちろん、親も獅子丸を好きだったクラスのあの子も、物語の中で必要なキャラクターづけであったとは思いますが。

少なくとも、置いていかれる人の痛みが分かるような、相手に寄り添う気持ちを持てるような、そんな子育てをしていれば…と何度も思う。
私も反面教師にします。

この先の2人には、逆風も吹くけど応援してくれる人もいる。
そう、ひとりぼっちじゃないからね。

7話の扉絵、カワイイですね…。物語の流れを思うと、涙が出てしょうがないんだけどね。
いいね
6件
2023年5月5日
刃のようなトドメのひとこと
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと調べれば同性愛なんて古くから存在しているとわかるのに、なぜ犯罪を犯したわけでもなしに当事者をあざ笑い日陰に追いやろうとする風潮があるのか……言葉にできなくてずっと歯痒かったのですが、それはわたしが白い目で見る側ではなく見られる側に問題があるという前提で物事を考えていたからなんだ…と、この作品を読んで気付かされました。
日頃我慢している人がささいなきっかけで突然爆発し怒りを露わにするように、親から当たり前に期待され“普通“の道から外れることを恐れていたしーちゃんだからこそあんなひやかしのような他人のひとことがトドメのように刺さって抜けなくなってしまったのだろう。
わりかし柔軟に育てられたレオとは違い、白い目を向けられる自分がおかしいのだと自分を戒めた結果、“普通“の人たちと同じように残酷にレオを突き放してしまうあの場面は辛かった…
漫画の表現力ってすごいですね、ボロボロ泣けるし読んでいてほんとに胃の辺りがキュッて反応するのだから。
(手作りクッキーで釣ろうとしたくせにいらんことしたそばかすの女の子、多分しーちゃんに相手にされなかった腹いせもあるよね?そういうところだぞ)
ずっと好きだった人とのはじめてのお泊り。その直前にいらん囁きを耳にしちゃったしーちゃんもしんどかっただろうけれど、レオも相当キツかったと思うよ。ウキウキお泊りがダメになるだけでもありえないくらい残念なのに拒絶なんか追加された日にゃあレオみたいに感性豊かな子はなかなか立ち直れませんよ……受容れてもらえて良かったね。

こういった啓蒙的作品が存在するから「白い目で見る方がおかしい!」と思い直し指摘できる世の中になってきたんだと思います。
メッセージしっかりと受け取りましたよ、三田先生。
いいね
4件
2024年12月27日
可愛くて切ない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作家様買い。Web連載で最後まで読んでいましたが、新刊にも使えるクーポンで即買いしました。現在僕らの食卓がドラマ化されていますが、その優しい路線を受け継いだ男子高校生のお話しです。先生のお人柄なのかとても優しい世界健在です。だけど外からの防ぎようのない偏見や噂に逃げたり閉じこもったり主人公の獅子丸は翻弄されます。今までずっと考えないようにしてきたことに真っ正面から向き合わなくちゃいけなくなって逃げてもがいて苦しみます。切ないです。でもそれ以上に礼央の気持ちを考えると獅子丸頑張れ!礼央を一人にするなー!って泣きたくなります。そういう困難を一人なら逃げるしかないけど、閉じ込もって聞かないふりするしかないけど、二人なら頑張れる、頑張りたいって歩き出すまでのお話しです。終始優しい世界なんだけど切なくて泣けてくる場面が何度もあります。礼央のお友達のゆかりんはとても正しい。正しいことを貫くには勇気がいる。弱虫なライオンが勇者になるまでを切ないだけじゃなくてキュンキュンしたり、ドキドキワクワクハラハラしたりしながら応援できます。細かいエピソードは読んでみてのお楽しみなんですが、獅子丸と礼央、どちらも初恋なのが愛おしいです。自分はおかしいのかな、誰でもいいから女の子と付き合ってみようかな、なんてありがちな道の踏み外し方しません。ただただずぅっと好きだった二人が気持ちを確かめあってこれからも一緒にいるって決心するまでのあれやこれやが宝石箱のように詰め込まれた作品です。一人でも多くの方に(BL好きじゃない方にも)是非読んで頂きたいです。描き下ろしは少なめですが大満足の一冊です。
いいね
9件
2023年5月3日
二人なら強くなれる…
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染み物のテンプレBLのように一見思えるが、二人のあり方が周囲からの揺さぶりの試練にどう反応するかが描かれる。親、クラスメートの考え方はいわば社会の岩盤層の小さい一角に過ぎず、これからも何かしらあるだろう。芸術系はそこは寛容だが、普通科はそうではないところがあるだとか、親の職業でも子への接し方の違いを描き分けるだとか、設定に因ってのそんなストーリーの流れが、BLジャンルあるあるのファンタジー色を遠ざけており、そうした作劇の工夫もあって、物語暗転時の二人の衝撃弱からぬ様子や相手への想いかたにドラマを感じた。
家の中や水族館シーンの絵、すごい。生活空間の表し方に引き込まれ、魚やクラゲの素晴らしい生きている感じに圧倒され何度も眺め直した。正直初めて読んだ三田先生の別作品では先生の絵の持つ迫力に全然気づけなかった。

二人共を同じ試練の同じ揺さぶられ方させずに、あくまで個別の生き方考え方を取らせて交わらせているところも、読んでいてどれ程よく知っている間柄であろうと他人同士が関係を構築する感じが有った。いつどこで出会おうともという、タラレバを考えても揺るぎないところが最後爽やかにしているが、獅子丸をああした性格付けしたことは、読み手の中に少なからず令央贔屓を作り出してしまったことだろう。
現実を生きている者としての揺らぎを獅子丸に負わせて、主人公を完璧ヒーローにしなかったことは、本作クオリティへの功績とも感じるのだが。
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3件
2024年6月30日
こういうのを、純愛と言いたい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「男の子同士は結婚できないから、好きになってはダメ」幼い初恋に、母親の言った言葉が、ずっと重しのように乗っかっている獅子丸。礼央への気持ちは、宝箱の中に封印して、礼央とは特別仲良しの「良い友達」。高校が違っても、帰り道で待ち合わせる。それが至福の時間。でも、深いところにある礼央への気持ちは、見ないように過ごして来たのです。その、微妙な友達関係は、礼央の告白で、動きだします。子供の頃は素直に言えた気持ち、子供ではなくなる中で、いろいろ知る現実に、獅子丸はとっても臆病です。社会に突きつけられる現実から、一度逃げ出して、恋人になった礼央を深く傷つけます。確かに、礼央の友達ゆかりんが言うように、獅子丸は加害者になってしまったのかも。でも、責められないよね…。同性愛に向けられた嫌悪に、怯えても普通だよね。二人ともまだDKで、大人や周囲に翻弄されて、たとえそれが善意から来ていても、傷つけられたり。二人を見ていると、なんだか、頑張って強くならなくても、いろんな事に少しずつ折り合いをつけて、大人になっていけばいいんだよ、と思う。獅子丸が、礼央への気持ちを諦めなくて良かった。と言うより、諦められない自分を、認められて良かった。ずっと、仲良しでいてほしい。そう祈らずにはいられない、可愛い二人でした。

三田先生の描く優しい BL。なんか、どうしても陽だまりみたいな世界になるんですね。好きだなぁ。
いいね
9件
2023年5月8日

最新のレビュー

話は良いんだけれど…
幼馴染の2人が恋だと気がついて進んでいく話。優しくてその分弱くて迷いが足止めするけれど、一歩ずつ確かめて進んでいくことには好感が持てる。ただ…作画が弱いことが難点に思った。でも!!!
同作者の「山田と少年」の方が泣けて良かった…
いいね
0件
2025年7月13日

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