久しぶりにドキドキざわざわするものを読んだ気がします。執着攻めのお好きな方はもちろんですが、短いストーリーなのに人間の問題点がてんこ盛りな気がします。ちょっと暴力的なシーンもありますので苦手な方はトライしないほうが・・・。ただ、真相心理といいますか自分が信じる正義とかいずれかの宗教による洗脳とか、じゃぁあなたが大切にするものは何なのか。人間社会では度々自分が求める何かより、大きな力や流れに流される方が楽だってみんな思いますよね。最終的に自分が選択したものは何なのかちょっと考えさせられます。ノアの表情も描き方上手いですねーこの作家さん天才ですよ。自分が欲するものを手に入れた満足感に心が満たされたあとの空虚。人は常に成長することをテーマに設計された生き物かもしれませんね。