「市立高校の近く、8号線添いのコンビニを東へ…」 ゴミ捨て場である「日記」を拾った佳菜。そこには、ある男に監禁され凌辱を受けた「美佐」という少女の記録が詳細に書き込まれていた。最初は作り話と思っていた彼女も、日記を読むにつれ「美佐」と自分を重ねてしまい、どうしようもなく身体を火照らせてしまうように。ある日「日記」に書いてある通りに道をたどった佳菜は、誰も住んでいない廃アパートを発見。「本当に……あった?」彼女は真実を確かめるためか、はたまた何かを期待しているのか……恐る恐るとアパートの階段を上っていくのだった。 恐怖と凄惨さを増す、二冊の「日記」をめぐる物語は最終章。その最後のページに待ち受けているものとは、果たして!?