自分も親族がこのような施設のお世話になっていた時期がありました。
私がその親族に会えるのは年末年始の親戚の集まりの時とかで、一見何の問題もない穏やかの表情の人で、ただ寡黙ではありました。
社会には刺激がいろいろあって、それらに耐えられな
い人がいて、閉鎖病棟は患者さんを閉じ込めるための場所ではなく、患者さんを傷つけるものから守るための場所なのだと思っていたので、この作品でその一面を読むことができてうれしかったです。
もちろんいろんな病院があって全部がそううまくいくわけじゃないとも思いますが、時間はかかっても、患者さん一人ひとりが生きていくための方法を見出すための治療をするための場所としてしっかり周知されれば、と願うばかりです。
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