帝国の太陽である皇帝を守る騎士であり、帝国の守護者である「皇帝の剣」代々皇帝の剣として仕える家門に生まれたルディアがある日突然反逆者になった。「最後に言いたいことがあれば聞いてやろう」「それでしたら一つお願いがございます」「今後はむやみに剣の誓いをなさらないでください」光の裏に闇があり、寒い冬の裏に温かい春があるように主君を守るためだけに凍った心臓を握って生きてきた彼女の運命は、白い光に包まれた何者かの計略によって一瞬にして処刑台の露と消える。一方で帝国にはラインハルト公爵家の長女エルフェランダが事故で亡くなるという悲劇が起こる。奇跡というべきか、ルディアはエルフェランダの記憶を持ったまま彼女の体で命を吹き返すのだった。ルディアの人生が冬だというなら、エルフェランダの人生はまるで春のようだ。新たな肉体で新たな人生を歩む彼女に再び白い光に包まれた聖女、ジアの魔の手が忍び寄る…!
白銀の令嬢は悪女を許さない【タテヨミ】(71巻完結)