このレビューはネタバレを含みます▼
クロードが家族を失った経緯や、皇帝と皇女、大公の権力抗争など色々謎や陰謀があってドキドキします。でも「私を殺したあなたへ」という劇的なタイトルから予想されるよりも、あまり愛憎ドロドロな感じは今のところ(最新24巻)しません。恋愛要素は薄いです。
話は好きですけど、絵はあんまり好きじゃないかな。特に洋服。ドレスがイマイチ。クロードと妹の子ども時代の服がクロード回想の中だけだけど、平民の服みたいにしょぼい。孤児院から騎士の家にとりあえず引き取られた男の子の方がジャケット着て立派な服装してました。
他にもちょっぴり粗が気になる部分もありました。12巻でロエナがハワードに大公領のことを聞いているけど、ハワードは領地を皇帝にもらえてないはずなので、矛盾してます。クロードは辺境伯なので、クロード侯(侯爵だったかも。うろ覚え)はおかしい。クロードの名前の長音符「ー」が長いハイフンになってるのが気になります。でも多少粗があっても続きは読みたいです。