このレビューはネタバレを含みます▼
最新話までよんだ感想です。親の借金を返すために、幼少期から人を欺く詐欺師(スパイ)として教育され、依頼された役になりきって他人を演じる替え玉として生きてきた女。事情があり依頼主から殺されかけ、国を亡命することになります。逃げるために間違えて乗ってしまった船で偶然出会った男性は隣国の皇太子でした。亡命を手伝ってもらう代わりに、皇太子の婚約者を2年間演じる契約をします。が、この男は偶然ではなく、彼女を探していてこの国に来ていたことが分かります。偶然船に乗ったのは、誘導されたものだったのか?偶然を装って出会った皇太子が彼女を探していた理由はなんだったのか?
まず隣国ではすべての人が魔力を持って生まれる設定です。そして、この国には恐ろしい魔力を持った魔人が人を殺しています。この国には恐ろしい秘密があります。その秘密を解く鍵が彼女であり、皇太子が彼女を探していた理由です。そして、彼女も皇太子と並ぶとてつもない魔力を持っていることがわかります。皇太子と契約結婚をし順調に妻を演じる彼女ですが、皇太子は彼女を溺愛しており、船で偶然あって契約しただけなのに、なぜ?と彼女は不思議に思います。しかし、この2人幼少期に一度会っていることが分かります。彼女にはスパイとして教育される前の記憶がなく、昔、幼少期に出会っている事を忘れています。皇太子と結んでいた忘れられた約束とは?なぜ、彼女は魔力を持たない国で生まれたはずなのに、魔力を持っているのか?そして、契約であるはずなのに心から皇太子の事を愛してしまい、お互いに両思いである事が明らかになって、このまま契約を解消して結ばれるかと思いき、、、この皇太子、愛する元婚約者の女性がいたことがわかります。しかしその女性はすでに亡くなっており、皇太子がその事件に関わっています。自分は亡くなった元婚約者の代わりに妻を演じさせられているのか?皇太子が本当に愛している人は誰なのか?そして、彼女のとてつもない魔力の秘密が明らかになっていきます。彼女は何者なのか、誰が黒幕なのか?魔人によって滅ぼはれそうなこの国は誰が仕組んだものなのか?