誰も為し得なかったカリスマ・ホストの伝説を作る! そう宣言して新宿歌舞伎町にやって来たリョウ。ホストクラブ『青い騎士』で、ソープ嬢のマキを使って百万円遣わせ、ジゴロではなくカサノバになりたいという言葉を周囲に印象付けた。そうしてかかってきた客の中から、五十過ぎの女性を上客だと見抜き、手に入れる。また親の金で遊び呆けている女子校生を店から追い出し、その母親を客に掴んだ。店の№1ホスト・佐伯の妨害を受けるが、リョウが金目当てではなく本気で女性に夢と幸せを与える男だと女たちには判る。リョウの原点は川崎のソープ街にあった。女性の優しさを知り、女性を癒すことを生業とするホスト。それがカサノバ・リョウなのだ!