十歳になり、王立魔法学園の入学試験を受けるため、王都へと向かったアルラインは、試験までの期間で冒険者ギルドに登録する。登録時の測定では力をセーブするが、それでも異例のBランクスタートとなり、注目を浴びてしまう。そんな折、あらくれ者の冒険者に絡まれている同年代の少女を助ける。凛とした姿で立ち向かっていた彼女を尊敬し、友達になりたいと思うアルラインだったが、名前を聞きそびれてしまう。一方その頃、とある商隊が、盗賊の襲撃を受けていた。護衛の冒険者達が立ち向かうが、相手の実力は並の盗賊のレベルを遥かに超えていた。苦境に立たされる一行の前に、ギルドから討伐依頼を受けたアルラインが颯爽と現れた――!