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BLマンガ
夏を焼きつけて
1巻完結

夏を焼きつけて

500pt/550円(税込)

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150pt/165円(税込)

作品内容

運動神経抜群の高校生「三島清純(ミシマキヨスミ)」は、部活の勧誘を受けるたびにバッサリ断っている。
そんな三島を意味深に見つめる新聞部の「沼津嘉樹(ヌマヅヨシキ)」。
沼津だけは何かを知っているようで……。
昔交わした「約束」がキーになるひと夏の青春ストーリー。
38ページ

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 夏を焼きつけて

    500pt/550円(税込)

    運動神経抜群の高校生「三島清純(ミシマキヨスミ)」は、部活の勧誘を受けるたびにバッサリ断っている。
    そんな三島を意味深に見つめる新聞部の「沼津嘉樹(ヌマヅヨシキ)」。
    沼津だけは何かを知っているようで……。
    昔交わした「約束」がキーになるひと夏の青春ストーリー。
    38ページ

レビュー

夏を焼きつけてのレビュー

平均評価:5.0 3件のレビューをみる

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高評価レビュー

「陽炎がゆれている」と同じ世界線
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレしています。

「陽炎〜」で出てきた熱海くんと鴨宮くんの高校がまた舞台の今作。「陽炎〜」では事故で足に後遺症が残り、ヘルプマークを付けて転入してきた熱海くんが主人公でしたが、そのあとがきでは作者のお母様の事故とヘルプマークの事が記されていました。今までの生活から事故後の変わられたお母様の生活を思うと、あの作品に込められた作者の想いを想像しました。そしてこの物語の冒頭に、この本を亡き母へ感謝を込めて捧げます、の言葉にあぁ亡くなられて…と。言葉にしてしまうとそれだけですが、大事な人の死というのは自身の死でもあるのかなと。

陽炎〜の鴨宮くんも三島くんも、身内を早くに亡くしている家庭環境。鴨宮くんは熱海くんがいたから乗り越えたのかなと思いましたが、三島くんの場合は亡くなった母と、会う事が出来なかった弟、自分の為にもと言う父のそれぞれの家族の想いが重なった一瞬が三島くんに伝わって、乗り越える事が出来たのかなと。乗り越えた直後の三島くんを、興奮して良い写真が撮れたと、形に残してくれたのが幼馴染のよっちゃん…という(この萌えよ…)
前触れもなく突然人生が終わった母の、残してしまった家族、特に息子への想いは、わが子が家に籠る姿を見続けて何度抱きしめただろうかと。やっと神社のお祭りで、神様の力を借りて家族のそれぞれの想いを三島くんに伝える事が出来たのかなと思ったら、その案内役は会う事が出来なかった弟だったのかなと思って、ジーンとしました。

作中でも鴨宮くん熱海くんが出てきて、仲良くしている。さらに仲が進展している様な描写を感じて幸せでした。三島くんよっちゃんもそうですが、特別な友達+それ以上…なのだろうかの空気は、エロは全くないんだけど何かを感じて尊いなと思ってしまいます。その何かを言葉にできたら凄いなと思うのですが、三島くんよっちゃんなのか、よっちゃん三島くんと書いた方が良いのか、熱海鴨宮くんなのか、鴨宮熱海くんと書いた方…どちらだったら2人の未来の気持ちにリスペクト出来るのだろうと、悩む感じです。良かったです。
いいね
18件
2025年3月23日
今を生きる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家様買いです。『陽炎がゆれている』と同じ世界線の、また別の物語。

運動神経抜群の三島清純と、新聞部の沼津嘉樹。二人は幼馴染。お腹の中の弟と共に母を失った三島、「なにがあってもずっとキヨの味方だから」と誓った沼津。部活の勧誘を断り続ける三島は、亡き母と弟との約束に、いまだ囚われたままだった。三島が気がかりで仕方ない沼津。そして迎える、幽霊が出ると噂される盆踊りの夜。懐かしい香りに導かれるまま、三島が邂逅を果たした相手とは――。

夏が似合う、黄泉比良坂のような神社での不思議な体験。愛は時空を超えて届くということ。忘れることは裏切りじゃない、受容と同化なんだ、そう語りかけてくるような物語に、深く心を動かされました。

そして『陽炎〜』の二人のおまけも最高でした。たった2ページなのに。じんわり暑い夏の夜、花火の匂いや音、非日常的な空間。照れ臭くて、でも心は高鳴って、じっとり汗ばむような空気感。お互いがお互いにだけ向ける、特別な眼差し。その全てが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。凄いです。
いいね
1件
2025年6月23日

最新のレビュー

天岩戸が開いたら
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 最愛の母と生まれるはずだった弟を同時に失い、「約束」という檻の中で時を止めてしまった高校生の三島くん。母親と交わした何気ない約束を守るため、2人の眠る仏壇を離れず暮らすことが彼なりの供養となっていた。
そうして青春のほとんどを仏壇に捧げる彼を諭そうとする者は誰もおらず、父親ですら三島の好きにさせているところに円満だった家族の風景を感じつつ…それゆえ約束にこだわる三島の悲しみを思うと、ひどく胸がえぐられる。
そんな三島をつかず離れず見守っていた幼馴染の沼津は、受験を控えた最後の夏、一歩踏み込んで三島を盆祭りに誘うことに。普段ならにべもなく断る三島だが、父の差し出すお下がりの浴衣に、なぜか母親の面影が重なって___
お盆がもたらした幻のような時間。心の扉を開いた先に待っていたのは…?

こういった話を読むたびにいつも思う。たとえ自分が先立っても、家族の不自由を望まない自信があると…
部外者であるわたしでさえそうなのだから、愛情深くまっすぐに育った三島のそのお母さんが仏壇に縫い付けられている息子の生きざまを喜んでいるとはとても思えない。それでも多感な時期、現実を直視するには自分と向き合う時間が必要だったのだろうと、おそらく三島以外の誰もが気づいていたから誰も彼を岩戸から引っ張り出さなかったのだと思うと…
あなたはこんなに大事にされているよ、大丈夫だよ、と、つい野暮なことを言いたくなる。

たった38ページ、されど38ページ…
短いけれど心にずっしりと残る夏にふさわしい作品でした。
いいね
3件
2025年7月6日

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