孤独だった私が、軍神の溺愛に蕩けていく――。『傷モノ』として虐げられ、誰にも愛されることなく生きてきた華族令嬢の琴乃。ある日、厄介払いのように嫁がされた相手は“軍神”と恐れられる冷酷な男だった。軍人の妻として、女として、務めを果たせるのか。不安を抱く琴乃に、彼は傷すら「美しい」と優しく囁き、触れてくる。熱を帯びた指先が肌を撫でるたびに、彼の独占欲に囚われていく。敏感な場所を唇で焦らされて、知らなかった快感に溶かされていく。「我慢できそうにない。受け止めてくれ」甘い絶頂に何度も揺さぶられたら――このまま私、彼の独占愛に溺れてしまいそう。