ただの人間の私が、妖の番として花嫁に!?
「人間…じゃない!?」美月は誕生日の夜、犬のような化け物に襲われたところを翠の瞳をもつ美しい男性に助けられた。真神零司――狼の血をひく“妖(あやかし)”と呼ばれる存在だと言う。彼は美月が下級の妖につけられた傷にひとつひとつ口づけをして癒やすが、あまりの現実感のなさに美月はそのまま気を失う。目を覚ますと、見知らぬ部屋でお互い裸のまま零司に抱きしめられていた。彼は美月自身が妖にとって極上のエネルギーだと説明する。混乱する美月をよそに零司は隙あらばキスをしかけ、ついには身体を求めてきて…!?