「あぁもう 最悪っ…」
夜の薬屋でメルヴィナは疼く身体の熱に耐えていた。
仕事終わりに立ち寄った酒場で
しつこく絡まれていた女の子を見かけてしまったのが全ての始まり──
女の子を助けるため、代わりに飲んだ酒に媚薬が入っていたのだ。
薬師であるメルヴィナは職場に戻り、火照る身体を引きずりながら解毒薬を作っていると─…
「何お前 こんな時間まで残業?」
メルヴィナが密かに想いを寄せている幼馴染、フィンリーがやってきた。
媚薬を飲まされたことがバレてしまい
代わりに解毒薬を作ってもらうことになるが──…。
(…こんなに優しいフィンリー初めて見た…でも…)
(もう薬なんか効かない―…)
「限界なの とにかくヤりたくてたまんないの!」
「襲われたくなかったら今すぐ出てって!」
欲情と焦りで癇癪を起してしまうメルヴィナ。
(こんなことなら素直に気持ちを伝えればよかった…)
ドン引きされて終わり…と諦めた瞬間、
フィンリーは入り口に鍵をかけ、メルヴィナに甘いキスをして──…
「解毒剤の代わりに俺を使って」
「メルヴィナが気持ちよくなれるように何だってするから」
甘い言葉を囁きながらも 激しい愛撫で追い詰めてくるフィンリーに
我を忘れるほど感じてしまう─…
薬で敏感になった身体は何度も絶頂させられて──
「これ好き?すげぇ締まって気持ちい…」
2人は媚薬の熱に浮かされるように快楽に溺れていく──……。