伯爵令嬢エマは、ドルトン侯爵から社交界の場で一方的に婚約破棄をされた。献身的に支えてきたエマの行動は”小うるさい”のひと言で切り捨てられ、世間からは“傷物の令嬢”と噂されるように。
絶望の淵に立たされたエマのもとに舞い込んだのは、“冷酷非道”と恐れられるマグナス侯爵との婚約話だった。もう他に選択肢などない。そう覚悟を決めて嫁いだ先でエマを待っていたのは、無愛想な侯爵と彼に怯える領民たち。
しかしエマのまっすぐな心と行動は、やがてこの地に笑顔をもたらし、ついには侯爵の心も溶かしていくことに・・・。
※この作品の1・2巻は『溺れるほど愛されて、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック16巻』の収録作品です。重複購入にご注意ください。