【本作品は同人誌となります】
リュミエ・ハーナード(22)
孤児だったのだが同調性の高さから、
錬金術を得意とする子爵家のドレアルに引き取られる。
ドレアルは物に宿る人の念を抽出し、
憑依させるという子爵家が代々研究してきたものの実験にリュミエを使った。
感情が高ぶると憑依しやすいと手をあげられていたが、
初潮を迎えたリュミエがいつも以上に正確に憑依したため、
絶頂させればもっとよい成果が得られるのではと、
快感を与えられ念を放出させる機械に囚われることになる。
リュミエは笑うことで自分を保つ。人の念は鬱々とし、
ほの暗い感情が多いからだ。
沢山の人格を憑依させ、自分なのか分からなくなる時、
笑った自分は本来の自分なのだと安心できるのだ。
レイル・アズストレ(25)
密偵や暗殺を得意とする騎士副団長様。
とてつもなくキレもののため早々に出世をさせられ、
内勤で作戦や陣営の指揮をとらされる予定だったが、
実戦が向いていると何だかんだ理由をつけていつの間にか現場にいる男。
騎士団長の祖父が残したと言われる宝剣の在処を聞くため、
最近評判の憑依士のもとへ子爵家に付き添うことになった。
彼はどんな場所であろうと下調べすることを忘れない。
だからこそ気づいた子爵家の違和感。
そこで見つけた惨たらしいめにあった彼女が泣くかと思えば笑うから、
トスッとハートに矢がささってしまった。
ドレアル
錬金術一家にうまれ研究に没頭するあまり倫理観がなくなった。
実験のためだけに孤児を引き取り、その成果で金を稼ぎまた研究をする。
リュミエは彼の最高傑作であった。
@hiroguwaku
■総ページ数:51ページ