最近引っ越してきた佐藤タイシは、隣家への挨拶で衝撃的な再会を果たす。そこにいたのは、忘れもしない初恋の相手、藤井ユウと幼い子供だった。高校時代、初めてのラットを共に過ごした特別な存在。しかし、初夜の後ユウは突然、タイシの前から姿を消してしまったのだ。子供を連れたユウの姿に、タイシは過去の思い出と目の前の現実とのギャップに戸惑う。あの時、ユウが何も告げずに去ってしまった理由、そして彼の隣にいた男性との関係。相手がいることになんとか納得したタイシは、それでも普通の関係として再びユウとの距離を縮めようとする。