身売りした没落令嬢は激しい愛に乱れる――
「男装も背徳的でそそられる」
大正時代――没落令嬢の沙保子は、負債を抱えた家業を立て直すため男装をして資金調達のために必死に働いていた。
しかし上手くいかず最後の望みをかけて向かった東院銀行。そこで東院家の御曹司・明臣に融資として多額の結納金を条件に結婚しないかと提案され、受け入れることに。
成り上がりの東院家が欲しいのは沙保子の家柄、そして侯爵家の血を引く後継者。
利益のためだけの愛のない結婚のはずが、明臣から蕩けるほど可愛がられ、体が熱くなるほど激しく抱かれて…!?